アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告 作:W姉貴に負けたい人
「──Wは、何処だ」
またこれだ。
壊れた蓄音機にように繰り返される同じ台詞。万感の思いが込められたそれを聞き飽きるほど繰り返す。
その一方で感情の揺れ動きや命の勘定から解き放たれた冷たい刀剣のように、縦横無尽の殺戮劇を描き出す。
振るわれるエルガレイオンは、赤い血化粧を纏い悍ましく濡れている。それは狂気の結晶たる爪牙であるはずなのに、何故だろうか、血塗れ鴉の翼にも見える。
戦闘指揮から外れたのは、今の自分が指揮に従えるほど理性的ではないからだろうというのが、ドクターの見立てであった。
積み重なる不満、求め焦がれる相手と逢えない寂しさ、そして自分の好きなことから長期間離れていたこと。それらが原因でこの
(……しかし)
Gという男を見れば見るほど、その内側は単純なように見えてくる。
目覚めて間もないドクターだが、アーミヤの判断の青さも見抜いているし、同時にまだ若すぎるとも思っている。しかしそれ故の真っ直ぐで折れない心、そして優しさがある。
──それとは真逆だ、あの男は。
戦闘という行為そのものに悦を見出す生物として異質な性格に加えて、冷酷に思考し、政治的な事柄すら含めて考えを纏める。
まるで恐ろしい怪物か何かのようだが、その裏に純粋さがあるのだ。それも、憧れた職業を目指す少年のような──あるいは、命を費やしてこそ得られる喜びのある冒険を、心の底から楽しんでいるようにも。
夢中になれる刹那にこそ、己の生きる価値がある、理由がある。そんな気がしてならない。
今も愉悦に歪んだ口元と共に、レユニオンを蹴散らしその命を喰らい尽くしている彼を見ても、常にブレて映る。
エルガレイオンが長槍に変形し、重装兵の盾に突き刺さる。そのまま盾を力任せに引き剥がし、流れる様に大剣に変形させてその硬い防具の上から文字通りに叩き斬る。人体がひしゃげ千切れた。片割れを掴んで盾に使い、諸共に敵を長剣で斬り裂く。
それはどう考えても常人では思い付いても実行不可能な戦法。荒々しく、悍ましく、恐怖を叩き付けて心ごと殺し尽くす戦技。術士や狙撃手の攻撃を受けても、ダメージが最小限になるような動きで対応する。
今自分が指揮しているロドスのオペレーター、今相対しているレユニオン、その全てに該当しない異なる何か。
まるで血を啜り、猛り狂うように道具は斬れ味を増していく。手に馴染んでいっただけだろうに、それがまるで生きているかのように思えるのは担い手の所為なのか。
不利であっても自らを奮い立たせているレユニオン構成員を相手取っているアーミヤたちとは正反対に、血塗れになりながらもたった一人で絶望の渦へ叩き込むG。
それは殺し方だけではない、彼自身から溢れ出る渇望が理由だ。
「Wは何処だ」
対は何処と呟く姿には寂しさを覚えるが、口元が邪悪な三日月を描き出す姿が嫌悪感を呼び覚ます。愛しい半身を探さんとする一途な想いと同時に奈落の底よりも深遠に位置する殺意が氾濫する。純度が高すぎるあまり、臭気さえ漂わせる少年の如き願望と、心一つで鬼となるのは当然とする現実が悍ましさを掻き立てる。
「……何処だ……!」
単独で暴れ回るからこそ、スカルシュレッダーも優先して狙う。それを倒せれば士気を挫けると見たのもあるだろうが、もう一つ理由があった。
「貴様、その目で俺を……
塵屑を見る目。
ウルサスの採掘場で散々見た、あの忌むべき記憶。この男はそれよりも酷い目をしていた。
すべからくを生贄とする、その瞳。
今のGにとって、レユニオンと名のつくものは全てがWと再会するための生贄だ。一人残らず殲滅すれば、あの日見惚れた美しい瞳をまた自分に向けてくれる。全身全霊を懸けて運命が立ち塞がってくれる。
それはかつて、Gとなる前の──がジェヴォーダンの獣として同族殺しをしていた時と全く同じ思考回路。どんな事情があろうが善人だろうが悪人だろうが命乞いをしようが何であろうが一人残らず殲滅する。
確かにそこには
──Wに会うための生贄を捧げる。ただそれだけ。
殺戮とは即ち儀式。自らを最強とするために、自らの半身を呼び覚ますために、数多の血を捧げる。
『ああそうそう。スカルシュレッダー、もしも黒スーツのブラッドブルードと会ったなら気を付けなさい。呑まれたが最後、喰い殺されるわよ』
作戦の前にWはスカルシュレッダーにそう忠告していた。
Wにはわかっていた。このあまりにも若すぎる少年では、半身たる運命には勝てないと。激情のままに動くだけのスカルシュレッダーが、伝説の同族殺しであり最強の幻想を己という現実に変えようとする魔物と戦って無事で済むものかと。
通常であれば物の数秒で解体されて終わりだ。
ただ、運が味方したのはスカルシュレッダーの方であった。
彼は今"死ねない"のだ。
決意というものは限界以上の力を引き出す。
ミーシャを、姉を取り戻すまでは死ねない。その決意が彼らレユニオンを突き動かすが故に、普段よりも慎重に、そして時間稼ぎに徹している。
またロドスも撃退に注力している。大切なのは近衛局がミーシャを運ぶことと、そしてこの場から離脱することなのだ。
だから何も言わずにGを囮と殿にする形で移動しているが、意を汲んだのか汲んでないのか、ただひたすらに暴れ回る。
泥沼の消耗戦が如き形相を見せるスラムの中で、ただ一人殲滅の意を持つのはGだけだ。故に、いくらその精神が逸脱していようとも。
自らの身を顧みぬ者に、臆病者は倒せない。
自分を愛せぬ者に、自分を愛せる者は殺せない。
それだけの現実であった。
結果、無駄に疲れて終わる。
有刺鉄線の森に飛び込んだ男は、自らの欲望に振り回されていた。
──
>殺意が塗り潰していく中で、離れていく本隊を認識した。
ああ、そういやそうだったな。これは撤退戦だったな。つい、忘れていた。
いや、つい忘れるんじゃねえよ。
ほぼ制御不能になって暴れ出したから困るわボケェ。
……ドーモ、一般投稿者=です。
>グレネードランチャー。中身は源石爆弾か。放たれた弾頭を蹴り返すが当たらない。なるほど、効果範囲はしっかりと把握しているようだな。
それになんだ? 時間を稼ぐ様な……ああ、やはり本命はあっちか。全戦力を投入すれば奪取も難しくないということか。負け戦ここに極まれりだな。
変形させて鉈としてくるが、甘い。簡単にいなして後退できるほど、まだまだ武器に振り回されている。才能はそれなりと見たが、あの鉈女ほどではないな。
鍔迫り合ったのは一瞬、蹴り飛ばして即離脱。そのまま本隊に合流する。
「……すまん、興が乗った。だが追撃部隊の大半は潰した」
「色々と言いたいことありますけど、今は黙っておきますからね」
「助かる」
アーミヤの射抜く様な視線。まったく何処の誰に似たのやら。
……オマエなのか? テレジア。
「指揮官はどうした」
「離れた。どうもオレらよりもミーシャらしい。近衛局ならば問題無いはずだ」
ドクターに答えつつ、リスカムたちと肩を並べる。
うん?
エルガレイオンの耐久値がおかしい……試算では半分切ってるくらいの筈なのに、もう75%近く耐久値使い切ってる。
……あー。あれか。スカルシュレッダーと打ち合ったせいか。
本来この撤退戦ではスカルシュレッダーとの戦闘は発生しないんですが、あんまりに目立ち過ぎると狙ってくるんですよね。特に自分が何かやらかしている場合は優先的に狙ってきます。向こうから。
──チッ、完全なロスだな。どうリカバリーする?
ま、キャラ変えろって話なんですけど。
>退路を塞ぎ、奇襲をかけてくるレユニオンを叩き潰す。手元に爆弾の一つや二つでもあれば、人体に仕込んで炸裂させたものを。
参ったな、オーバーホールが必要なほど銃を酷使した挙句、ほとんどの武装を失ったツケが回ってきたな。
……結局、エルガレイオンを持ち出したのはテストという以外にも、武装の大半を喪失していたから緊急で手に馴染むものを用意しなければならなかったということでもある。
銃が無いので戦法の半分は封じられ、源石術兵器は予備が無いので作り直す以外にありません。ロスモンティスの念動力を宿したものはまだまだ時間かかります、
つまり、ここでエルガレイオンぶっ壊すと素手です。Gくんのアホみたいな使い方に耐え得る剣はロドスにはありません。え? 普段使いしてた長剣はどうしたって?
買い込んでないんですよ。傭兵時代に手元に入れた分しかありません。その大半を元手に改造した一本を作ったので、余裕というものが存在しません。
丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧丁寧に行きましょうね。
>周りを気にする必要は無い。あの男の戦闘指揮に敗北は存在しない。
指示に身を任せて殺戮に舞う。追撃部隊を全て殺し尽くし、安全を確保した。
「──何処に隠れるつもりだ」
先程とは比べ物にならないほどの殺意を束ねて、あの小僧がやってきた。アーミヤとフランカが主力の方角──どうやらターゲットはアーミヤに移行したようだ。
わざわざこんな狭いところでグレネードランチャーを連射してくるなど、随分と荒っぽいヤツだ。ひょいと顔を出せばコッチにも憎悪の視線を向けてくる。
「逃げられないぞ、ロドス。お前たちを粉々に……木っ端微塵にしてやる。感染者の裏切り者どもが!」
は?
コイツ、何を言っている?
「お寒い台詞だこと。って、行き止まりじゃない!」
「アーミヤさん、どうやら強行突破以外に無いようです」
ゾロゾロと集まって戦闘体勢に入る面々を尻目に、オレは固まる。
裏切り者? オレたちが何を裏切ったというのだ。
「感染者の身でありながら、龍門に手を貸し感染者を迫害するとは。同胞の命、その血で償え!」
「元はと言えば、チェルノボーグを焼き払ったあなたたちから始めたことでしょう! 裏切り者? じゃあ感染者の正義の名の下に何の関係も無い人たちを殺したあなたたちは許されるとでも言うつもりですか!」
「正当な復讐だ! 見て見ぬフリをする連中も皆同罪だろうが! お前たちもそうだろう! 感染者のためと宣うならば何故ウルサスで苦しめられる彼らの為に行動を起こさなかった!」
「──そうですか。あなたたちは……ですが、それが理由だとしても今のあなたたちは、ただ殺したいだけの殺戮者です」
「ならばそこの男もそうだろう! 俺たちをゴミの様に、いや炉に焚べる薪のようにしか見ていない!」
……話を振られた。
仕方ない。話してやるか。
「じゃあ聞くが、何のために殺す? いや、誰の為に?」
「感染者のためにだ!」
「なるほど? ではこのスラムで細々と暮らす感染者の方々の生活を滅茶苦茶にしていることはどうなる」
「……何を言っているんだ?」
かかった。なんだ、所詮そんなものか、オマエ。てっきり何が断固たる芯があるとでも思っていたんだが。
「なあおい、オマエたちのお仲間もいるんだろ? ココ。そこでオレたちを追いかけるためにドンパチ賑やかに騒ぎ立てたら家も何も消し飛ぶだろうが。これが感染者のためか?」
「ふざけるな! こんなところの何処が家だ! 家というのはこんな、こんな埃と瓦礫の中にあるものじゃない!」
「家を捨てて、嬉々として虐殺してるような阿呆に家の定義を説かれるとはな……家など所詮、帰る場所に過ぎん。物体としてしか認識していないオマエには理解できんよ。ところでレユニオンは感染者のために行動しているんだったな?」
「そうだ。お前たちとは違う」
「龍門に流れ込んできた感染者の内一人に、ウルサス採掘場で働かされていた感染者がいたそうだ。チェルノボーグの虐殺で帰るべき場所も、温かな家族との絆も失い、縋る思いで龍門を訪ねて、そして牢獄にぶち込まれたんだとさ」
ドクターが静止するようにと手で合図を送ってくるが、もう少しこの小僧を煽ってやりたくなった。
「いやレユニオンの起こす暴力沙汰をバカにしていたさ。がねぇ、いやぁ……その時ばかりはレユニオンの情の深さに感動したァ」
「貴様ァ!」
「ハッハハハ! 普通こういう話は面白がるもんだぜ? オレたちと違うってんならそこは『ロドス流の強がりだ』って切って捨てろよ! そういう反応するってことはなんか引っ掛かってるってコトだよなァ!?」
わあオーガニック的な煽り技ですねえ。
>「貴様だけは殺してやる! もはや感染者ですらない、お前は奴らと同じだ!」
「すまない、言い過ぎたな」
至って普通に謝る。煽るわけでもなく、普通に。ただただ謝る。
「だが一つ現状報告をしておくと、そうやってこのオレに指摘されないと気付かなかったような男がオマエだってことだ。ということはオマエの家族もそうやって目の前の憎たらしいヤツに何かを指摘されなきゃ気付けもしないバカなんだよ」
無言で殺意を向けてくる小僧。
ふうむ、これくらいで十分か。動きも単調になるな。容易いな、ありふれている。
「ドクター、オレを上手に使えよ」
「……やりすぎだ。重装オペレーターは術士オペレーターの前に! 狙撃オペレーターはGが敵指揮官を引きつけている隙を狙え! 前衛隊は部下の方を! ここで仕留める!」
さて、では始めましょうか。
スカルシュレッダーとガチる場合、何よりも気を付けなければならないのはグレネードランチャーです。
範囲攻撃であるというのもそうですが、6連装のそいつを両手に、つまり12発あるというのが大問題です。別に鉈モードとか狂乱モードとかはどうにでもなるしできるからどうでもいいですが、一度後ろに引かれてそのままグレポン連射されると何もできずに沈みます(12敗)
>……部下と共にオレの首狙いか。
本当に容易いな。コイツら、本当に理想を信じてレユニオンにいるのか?
おかしい……というよりも、レユニオンの歪さがある。暴力による感染者の解放を謳っているが、さて末端の者まで浸透しているか。答えは否、だ。
まばらだ。聞いた話もそうだが、こうして見てみるとよくわかる。コイツらは理想の旗の下へ集ってはいない。
まあ結局、適当に共感できる立場で、適当に頑張っているヤツをヨイショして神輿にしているというわけか。誰でもいいし、何でもいい。復讐の大義名分さえあれば、と。
──落第だよ、オマエら。
妄執は揺らいでいる、我執がねじれている、復讐者にすらなっていない。内に生じる源石の刻印は破滅の称号じゃないんだ。これは切符だ。新しい自分を始めるための、たった一つの冴えた片道切符。
それを闇への誘いだと決め付けて……それで終わりか。復讐とは新たなる己を始めるための儀式。赫怒の炎に身を焦がして万物を怒り喰らうなどとは。
憤怒に依存した逃亡者、オマエたちに黒き王の祝福は不似合いだ。
あーあーあー、こんなにイカれてまあ。
こいつってばこんなんだしなんですねあれですね。
頭おかしい。鉱石病を黒き王の祝福て……一般的なサルカズですらそんなこと言わないぞ。
>小僧が先鋒、前衛が遊撃手……後衛は術士で重装が後詰め? 変わった布陣だな。
荒らし回ったところを遊撃手が掻き回して、術士がトドメか? まあオレは優先して小僧を相手すればいい。そもそも連携をするという時点で、ある程度はパターン化される。
ならば──小僧目掛けて一気に接近する。そうだ、乱戦において爆発物ほど恐ろしいものはない。それが仮に銃撃機能のみならばオレから下がりながら撃ちまくるという選択を強いられただろう。
グレネードランチャーを封じればスカルシュレッダーに対してアドバンテージを取ることができる。
つまり……最適解は密着することです。密着してしまえば向こうの援護はほとんど意味をなさないし、重装が間に入っても何ら問題ありません。何故なら彼らの仲間意識は強く、それは一種の崇拝です。
そんな人たちが作戦遂行の合理性だけで仲間を巻き込んだ攻撃ができますか? 感情に任せて仲間ごと敵を撃つことができますか?
──できるわけありませんよね。だってレユニオンは家族なんですから。
じゃあ、遠慮なく肉盾にしましょう。
>「……ふっ」
ほら、乗ってきた。小僧が感情に任せて剣を手にして誰よりも早く向かってくる。バカめ、戦略を考えればオレごと絨毯爆撃してしまえば一網打尽なものを。
「小僧、わざわざ乗ってきたのか? お優しいことだな。ご自慢の銃火器で味方諸共爆撃すれば安い犠牲でオレたちを殺し尽くせたものを」
「黙れ!」
「黙らんよ。黙らせない限りはな。まあオマエのようなヤツにできればの話だが」
ヤツの怒りに任せた連撃を長剣で捌く。ふむ……技量自体はやはりそこそこか。だが、ヤツを動かす決意そのものは硬いと見える。惜しいな。怒りを飲み干して、新たなる自分になれば話は変わったものを。
──最大接近距離での格闘戦ほど厄介なものは無い。誤射覚悟の横槍が入らなければ逃げ出すことはできないからだ。ここでオレが接近戦を選んだ以上、オレもリスクを背負うことになるが……だからどうした? Wという最愛の運命が待っているんだ。この程度のリスク、踏み躙って当然だろう。
剣と剣がぶつかり合う。二刀流とは攻めではなく、守りだ。小僧はそれをしっかりと理解している。片方を攻め、片方を守りに。そして僅かな隙も見逃さずに二刀を攻撃に持ってくる。
エルガレイオンは脆い。性能としては優秀だが、変形を繰り返せば当然に機構に異常が発生する。よって長剣から切り替えるのは得策ではない。
「どうした、それだけか!」
どうもオレは小僧の地雷を踏み抜いたらしく、さっきまであった理性的に連携してくるということもない。綺麗に司令塔がオレに張り付いている。
確かにさっきの比ではない、この猛攻は。しかしそれだけだ。複数対複数において重要なのは、如何にして効率的に敵の数を減らしていくか。活動可能な行動予備隊や、イェラグのお偉いさんのご家族サマが出ている以上、強いヤツを強いヤツにぶつけて足止めし、その隙に落とせるヤツから落としていかざるを得ないワケだが……なんだ、結構正面から来るな。
自信があるのか? いや違うな。
どうも他のヤツらも煽りが効いたらしい。オレを包囲網の中心に持っていこうとしているか。
ふーん包囲網か。ちょっと目立ち過ぎた感じですかね。
んじゃまあ、そろそろやりますかね。試走でスカルシュレッダーを仕留めた攻撃を。
>包囲網が完成した。オレも小僧も少なくない傷を負っているが、味方の援護が受けられない以上オレの方がやや深いか。
そしてズラリと囲む重装兵。ふん、そういうことか。術士の奥にオレを誘導すれば勝てるとでも。
剣戟を続ける。どの道小僧がオレから離れられなければ意味が無いのだ。ヤツらもただの木偶になる。
「っ、この……!」
防戦に徹しているオレに不気味さを感じたのが、小僧は更に踏み込んでくる。早めに仕留めないとロドスに全滅させられると踏んだのかは知らん。だが──
その剣を素手で掴む。複合兵器の弱点は、敵に奪われた時に二つの武器が奪われるということ。
「借りるぞ」
力づくでヤツのランチャーを破壊しながら、蹴り飛ばしつつ感電させ、無理矢理に奪い取る。アーツで回復性能を底上げしながら適当なところを握る。
……機能そのものには異常は無いな。奪い取ったそれを発射する。ポンと小気味良い音と共に術士の隊列が爆炎に包まれる。当然それを阻止せんと重装兵が盾になり、襲い掛かってくる。
仲間意識の強さが、オマエたちの死因だ。
向きを変える。立て直すべく小僧を中心に集団になっている連中目掛けて発射。爆炎が生まれる。
はい。これが私の編み出したスカルシュレッダー絶殺ムーブこと「煽って怒らせて武器取ってグレポンで仲良死」です。
まあ今回は仕留め損ねたんですがね。
>ウォーハンマーによる一撃を回避、そのまま首元の装甲と装甲の隙間にエルガレイオンの先端を突き入れて殺す。死体を足場に跳躍し、真下に一発。炎に群がる蛾にはいい薬だ。悲鳴一つ無く死んでくれるのは助かる。うるさくなくて済むからな。
残り3発……しかしWのようにはうまくいかないな。やはりオレもランチャーを作るべきか。
「よくも同胞を!」
「すぐに会わせてやろう、あの世でな」
寒い台詞を言いながら襲い掛かるゴミを適当にいなす。怒りに支配されたヤツの攻撃など単調。弾いてそのまま仕留めることすら容易い。剣を弾き、脇の装甲の甘いところを切り裂けば簡単だ。
いやあ、仲良しってのは仲間殺すだけですぐ怒りに飲まれてくれるから楽ですよねえ。それが格上であっても付け入る隙は必ず生じるわけですから。
そんなわけで、正面からだとキツイ相手は倒しやすくて大切そうなヤツを仕留めていきましょう。これすごく楽になりますよ。
特にレユニオンチャートでロドスに勝てねえってなったらキャラクター同士の関係性と自キャラとの相性を把握するのが一番です。まあ強くなる人の方が多いけどネ……
>残った3発を重装兵を減らすべく発射。爆炎を抜けて寄ってくる近接兵に対して、弾切れになったそれを逆手に持ってメイス代わりに撲殺する。大半の遊撃と術士はどうやらロドスが潰しているようで、邪魔は少ない。
グシャグシャになったランチャーを捨てた頃には、立て直したであろう小僧が遂にランチャーを撃ってくる。
「……はっ」
しかし6発しかないランチャーなんぞ、直撃よりも爆撃に使うもの。そしてその用途は逃げ道を潰す詰めだ。だから──
悩むことなく全速力で前進。確認したのは4発。1発は蹴り返す。2発目は跳躍して避ける。3発目は斬り捨てる。4発目は──掴んで投げ返す。
反射神経の加速と身体強化の同時使用により激痛が走り血管は破裂する。だがどうしたそんなものか。致命傷でないなら問題無い。続行する。
残り2発、どう切って見せる? 小僧──!
重装1、術士1、小僧の布陣……スリーマンセル。
エルガレイオンの変形を切る。大剣に切り替え……一瞬だけ動作が止まって、異音と共に変形した。
クソッ!
ぶっつけ本番で動かすもんじゃねえな! エルガレイオンが壊れやがった! 変形できねえ!
けども問題ありません! 何故ならしっかりドクターの指揮に従えば勝てるからです! そして今ここで進行度上昇条件を満たせば……残るはモブケントゥリオと穢土転生シュレッダーだけ!
>……まずいな、異常が発生したか。
しかしぶっ壊れるまで使えばいい。
重装を無視して大剣を術士に叩きつけんとすれば、小僧が邪魔をしてくる。取り回しの悪い大剣ではヤツの攻撃を完璧に捌ききれない。取れる手段は捨て身の防御、それか感電。
だが、ここまで層が薄くなれば──
「よく耐えてくれた」
「それでこそ」
刹那、オレと小僧の間に割って入るリスカム。更にグラベルが高速で奇襲をかける。
視線をドクターの方へと向ける。あの鉄仮面越しにはわからないが、オレを使ってみせたのだ、それはもう──感激に値する。
あ、向こうの掃除の方が早かったですね。
なあんだ、こんな終わりかぁ。
あとはロドスの面々が残党をボコるだけなので加速です。今回はロドスの面々と戦うわけでもないので特にこれといった説明もいらないでしょう。
>……結局、残りは取り逃した。元々そこまで派手にやりあうつもりもなかったのか、余力は残しているようだった。単にオレだけは殺したかったと見える。
しかしそれだけではない。レユニオンが強力な単騎を投入してミーシャを奪取したというのが、チェン隊長から伝えられた。
面倒なことになってきたな。
「……W」
だが、それ以上に嬉しい。
レユニオンの発言、聞き逃すはずもない。Wから連絡がと聞こえた。ならばもう、いるのだアイツが。
「あはは」
会える、会えるぞ。
運命よ、オレはここにいる。
待っていてくれ。今行くとも。
レユニオンどもの首をこさえてな。
……はあ。
ロドスチャート、もうダメかもわからんね。
ということで今回はここまで。
次回は近衛局との合流からです。
ご視聴、ありがとうございました。
Gくん
イカれ野郎。煽って言うに事欠いてそれかよ感がひどい。
しかもロドスの面々の前でこんな言動してるんだからもうダメ。
台詞の大半が悪役。†黒き王の祝福†
スカルシュレッダーくん
煽られた人。グレネードランチャー引き撃ちが最強戦術
嫌いじゃないけど、相手が辛辣なので辛辣なことしか言ってあげられない。
きっと、殴ってくれる人がいれば変わっただろう
ドクター
もう流石にわかった人。使い方は完璧
アーミヤ
色々言いたいことたっぷり
エルガレイオン
早速壊れた
走者
Gくんがロドス向きではないので困ってる人