アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告 作:W姉貴に負けたい人
あ、あと一話で終わります。
そしてもう明確な視点の主体がいないのでセリフばっかりになります
手抜きじゃないよ!!
これだけは真実を伝えたかった。
最終話は10章のネタバレあるからちょっとどうしようか迷ってるけど待たせることはないと思います、ハイ。
追記
10章ネタバレは無くなったZE!
……へぇ、この展開は初めてだな。
何が理由だ? まぁいい。でもこれで遂に、俺は先に進めるってことだよな?
そうだな、10章以降はまだ検証が甘いもんな? なら……やるしかねぇよなぁ?
かもしれない、じゃなくて確定したんだ。
ならやるだけ。だろう?
じゃあ、この選択は──
これしかない。
こうすれば後の面倒な事は全て無くなる。
俺は好き勝手できる。頭回さなくていいどころか成り行きに身を任せることさえできる。完璧だ。
……皆さま。
ここまでのご視聴、本当に、本当にありがとうございました。
色々と見苦しいところもありましたが、私はこれから再び、『最強の伝説』全員殺害チャートに挑戦致します。
これまでのプレイで見えてきた物があまりにも多すぎるので、学会に持ち帰って隅々まで検証し、そして『最強の伝説』RTA動画を上げる時には、完走した時であることを誓います。(他のRTA動画を上げないとは言っていない)
あっそうだ(唐突)
実は最近、学会で『アンセルきゅんで性癖を捻じ曲げられるRTA』が発表されまして(ry
────
事の顛末はそう難しい話ではない。
レユニオンは崩壊し、タルラはロドスで軟禁された。
炎国とウルサスの戦争は回避され、黒蛇は去り、龍門には平和が戻り、そして多くの血が流れた事変は幕を閉じた。
ただ一つ、ロドス・アイランド結局総合研究部門代表管理人兼エリートオペレーターであるGが、辞表を自室に残して失踪したこと以外は。
ケルシーでさえも、理由がわからない。古参のオペレーターたちも何もわからず、何故今のタイミングなのかさえも浮かばない。
ただわかるのは再び出会う時、一筋縄ではいかないということだけ。
Gという男は、実に愚かな男だった。
しかし優しくもあり無慈悲でもあり……複雑だが単純、歪な天秤だった。故に慎重に接する傍ら、表裏無く純粋に敬意を表したり慕ったりする子供っぽいところは、戦乱で荒んでいた戦士たちにとって妙な心地良さがあった。
稀代の狂人、理解不能な殺戮者……最初はそれ以上でも以下でもなかった、傭兵Gを演じる男。しかし彼と接した者たち全てが、その中で見えたのは──"ジェヴォーダンの獣"など何処にもいないということ。
ただ不幸の中で勝ち残ってしまった、捻じ曲がり過ぎた子供に過ぎないということを、知っていた。
そんな男が、誰にも何にも言わず、義理を重んじる自らの流儀を曲げるように姿を消した。
それはつまり、それだけの『何か』があったという事だ。
後始末に奔走する傍らで、かの戦乱に身を投じた戦士たちは全盛を取り戻すべく研ぎ澄ます。
そのとき眼前に現れるのはただのブラッドブルードではない。
伝説の殺戮者、ジェヴォーダンの獣なのだから。
「……起きろ」
「起きろ阿呆!」
「うっ、さい」
「動くな。処置をする」
「いらないわ。問題無い」
「医者の言うことは黙って聞け……応急処置だが」
「構わないわ。これだけ動けば──」
「ケルシーか。ドクターも久しぶりだな」
「G、無事だったのか」
「元気そうで何よりだ。肩の荷が降りたか?」
「世話焼きの爺サマにちょいとな」
「……実物を見ると吐き気がしてくるわね。弁解くらいあるでしょ、ケルシー」
「お前に何の弁解をする必要がある。どうせGから有る事無い事を聞いているのだろう」
「──そいつが殺したのよ、テレジアを……!!」
「状況証拠としてはな。だが、その場面を誰も見ていない。ならばそれを真実とするのは暴論だろう」
「ケルシー、人員は?」
「間に合わない者以外の総力戦だ。惜しんでいる暇は無い」
「妥当だな。ところでウェンディゴの爺サマはどうした」
「彼は我々の前で、命を落とした」
「理想主義の終焉ね。残念だわ」
「その様子だと、何やら満足して死んだのか爺サマは。となると娘の方も、満足して逝ったか。無駄死とはな──よく似た親子だ」
「黙れG」
「本人が承知でやったのだ。ならば言葉を飾ることに意味は無いだろう、ドクター」
「それは二人に対する侮辱だ! 無駄死という言葉はやめろ! 彼らの死は決して無駄なんかじゃない!」
「──無意味にこそ価値を見出し、その運命のままに生きて死んだ! ならその無意味を無意味としないこと、それこそが真なる侮辱だろうが!!」
「議論なら後ですることだ。言い争っている暇は無い。状況は」
「暗殺を仕掛けたが返り討ち。オレはまあ平気だが、コイツはモロに受けてな」
「は? 平気なんだけど」
「……ってことだケルシー。オレとしては拾ってやることをオススメするがね」
「W。お前がいなければ我々はここまで辿り着くことはなかった。そのことには感謝している。しかし、件の取引によりオペレーターを13人失った」
「つまりなによクソババァ」
「Gのおかげで棺桶代は残りそうか」
「見りゃわかんでしょ。あたしの団は取られて、このままだとケツの毛まで毟られるわ。だからさっさと取り返さないと──」
「利害の相殺もある。そしてなによりも、かつて彼女の元へ集った同志としての縁だ。ドクターを恨むのは構わんが、情報の出揃わない現在が全てだと思うな。腹に一物を抱えているのは何もお前だけではない……Mon3ter。ブリッジまで運べ」
「……こんのクソババァ!!! 今度あったら楽に殺してやらな──」
「期待しておこう」
「私たちは動力路を止める。君はこっちに来い」
「アンタ一人いりゃ申し分無いはずだが」
「──来い」
「……爺サマの入れ知恵か?」
「ボジョカスティは関係無い」
「どうだか」
「ドクター」
「……わかっている、ケルシー」
「嫌われたモノだな。オレだってその生涯に感服しているんだが」
「その言葉が真実だとどう証明する」
「無理だ。証明なんてできない。オレが何を言ってもオマエが嘘だと思えば嘘になる。嘘を嘘と見抜くのは簡単でも、真実を真実と定めるのは非常に難しい。ま、そこの先生とさっきのアイツはオレの比ではないぞ。せいぜい寝首を掻かれんようにな」
「……結局、奴は辞表だけ残して消えたか」
「一体どうして……」
──ケルシー、どう思う──
──勝手な奴だ。愉快犯なのか──
「彼とは長く、その心底の願望も理解しているが……だからこそわからない。ボジョカスティがGを、再び修羅へと変えるられる筈もない。ならば自発的ということになる。しかし己に課した規範には極めて厳格だ。厳格な規範を捨てるに相応しいだけの理由……心底の願望が関わっているなら、ますます浮かばない」
──Gの心底の願望? ──
──Wと親しかったようだが、Gは何者なんだ──
「それを語るには、長い話になる。そしてまだ語るべき時では無い話題に切り込まねばならない。だが今回語るとすれば……そうだな。焦点を絞る。彼についてだけならば話そう」
「ケルシー先生、それはどの道触れなければ……」
「問題無い、アーミヤ。あの男の過去を話すだけだ。君も聞いておけ」
「まず前提として、Gというサルカズ傭兵の男は、既に死んでいる」
──待て、どういうことだ? ──
──コードネームを受け継いだ誰か……? ──
「単純な表現をする場合、こうなる」
「──我々の知るGというブラッドブルードは、サルカズの傭兵Gを殺し合い、勝利し、その存在全てを喰らい尽くした存在だ」
「ではその前の存在は、彼はGとなる前にはどのような名前だったのか」
「過去、カズデルは内乱が起きていた。なら彼に名前があるとすれば、それは名も無き孤児ということになる筈です」
「……ああ、そうか。君は知らなかったな。かつて共に戦った者は皆知っていたし、それ故に心を痛めていた。だから知っているものだと思っていたよ」
「え?」
「古い話だ、私たちがある傭兵団と取引をしていた頃のこと。新しく『W』となった女のことを聞く前──信じられない報告を聞いた」
「ある、伝説的な殺戮者についてだ」
「当時のカズデルでは内乱が起きていたが……それと同時に、どちらの陣営も警戒するべき唯一人の恐るべき存在があった」
「理不尽を塗り固めし最悪の異端者。ブラッドブルードを狩るブラッドブルード。自覚なき怪物……己が同族を絶滅させんとばかりに活動し、サルカズ社会を震撼させた悪名高き同族殺し。たった3年で数百ものブラッドブルードを、ありとあらゆる方法で、効率的かつ計画的に殺戮したとされる、僅かな時間で伝説の域にまで達した本物の怪物」
「その恐るべき存在を、私はこう名付けた。ループスに伝わる決して交わらざる同族に因んで、"ジェヴォーダンの獣"。その傭兵から伝えられたのは、ジェヴォーダンの獣を、Gが仕留めたということだった」
──まさか、Gの過去の名前は……──
──つまり彼が、ジェヴォーダンの獣か──
「そうだドクター。サルカズの傭兵であり、テレジアに従った戦士であり、そして私の弟子でもある彼……その過去の名前こそが、"ジェヴォーダンの獣"という、最悪最凶と恐れられたブラッドブルードだ」
「……そんなこと!」
「残念だが事実だアーミヤ。我々はその事実を飲み、バベルに彼を受け入れた。そして彼はテレジアが死ぬまで尽くし、そして死んだ後も、彼女への義理を果たす為、今の今までこのロドスに利をもたらした」
「彼が……"先生"が伝説的な殺戮者なら、どうしてあの人に従えたんですか!? ロドスに尽くしてくれたんですか!? どうしてあんなに……医師として、オペレーターとして、他人を導くようなことを……!!」
「彼はそういう男だ。言ったろう、己の規範には極めて厳格だと。テレジアに首を垂れることを是としたならば、彼女への義理としてロドスに尽くすと定めたならば、"そう"なのだ」
「君のことも本来なら疎ましく思っていただろう。彼はブラッドブルードであることに誇りを抱くことはないが、しかしサルカズとしてカズデルに生まれ、サルカズとして自らが存在することに誇りを抱いている。サルカズではない君が、このロドスで指揮を取っていることを──テレジアの後を継いでいることを、彼は心底から気に食わなかった筈だ。だがそれを一切表すことなく、ロドスに必要な人材を完璧に演じ切った。……もっとも、友が死に、ドクターが目覚め、Wの存在を確認した後は、それに綻びが生じていたようだがな」
──逆を言えば、そうでもなければ綻びは生じなかったということか──
──本当に人間なのか? その在り方は──
「問題は、そんな強靭な精神を持つ男が、恐らくは真の願望に由来する何かが原因で、自らに課した厳格な規範を捨て去るような行動に出ているということだ」
「……一つ聞かせてください、ケルシー先生」
「彼は何故そんな道を、歩んだんですか」
「その先に生きる理由と、死ぬ理由があったからだ」
「そんな……」
「それにそもそも、彼は真っ当な生まれではない。曰く臍の緒に絡まって出てきた忌み子、だそうだ。ついでに言えば教育も満足に受けたわけではない。名前もなければ価値も意味も無い。言葉も、文字も、食事も、何も知らずにただ虐げられていた」
「が、彼は全て自力で得た。そしてある存在から、人生の答えを見出した。故に憎しみも無く、強いと傲っていた家族と呼べる他人を皆殺しにし、運命の旅路を歩み出した」
「彼の適性は、医師や学者といった方向だった。クロージャを差し置いてトップを張っていたのは伊達ではない。更に研ぎ澄ませばドクター、君や私にも匹敵する程の頭脳となったろう」
「だが運命を見出し、生きて死ぬ理由と形を既に作り上げていた彼にとって、そのような天職は自らの願望を阻害する癌でしかなかったのだ。自らを適性のままに成長させればさせるほど、それが夢を蝕み、現実へと引き戻す。そして痛みを他人に分け与えれば、それで感謝される……甘い現実では、苦しい夢から醒めることを許さなかった」
「そうまでして夢見る、苦痛の果ての運命とは何なのか? 君たちには想像が付くか? 私はそれが何なのかを知るまでそれなりの時間を要した」
「──最強の二文字だ」
「あらゆるものが首を垂れる、最強の字を求めたのだ」
──それは不可能だ。堂々巡りだ! ──
──終わらない研鑽だ、自らが朽ち果てるまで──
「ああその通り。しかしそうと定めた。ならばそうする。ボジョカスティのように、自らの道を決して曲げることを許さない。Gは先天的に、ボジョカスティは後天的にという違いこそあれど、二人は同質にして対極の存在だ」
「鋼の決意、強靭な精神……自らの意を曲げる瞬間があるとすれば、心の底から納得できたその時しかない。つまり彼は──決して辿り着けない夢を見ている……周りに沢山の人たちがいるのに、見ないフリをするなんて」
「そして、それを達成するまでは死ねない。死ぬ理由は明白であるのに、死ぬことを認めない。矛盾を抱えたまま突き進み、あらゆるものから解脱して全てを葬り去る。最強無敵の存在……それがジェヴォーダンの獣だった」
「しかし当然人間であるからこそ、変わる兆しや歪みの一つや二つが存在した。恐らくボジョカスティはその点を指摘できたのだろう。似た者同士だからな。私たちがそれを言えば、奴は自らの命を絶ったろう」
「そんなものが死ぬ理由になる筈がありません」
「なる。完璧主義者だからな。親しい者が自らの過ちを指摘したとなれば、Gはそんな指摘をされる己の不甲斐なさは最強より程遠いとして即座に自決する」
「歪ですよ、そんなの……」
「Wだけは例外だが」
「Wさんが?」
「詳しいことは本人に聞け。どうせ言わないだろうが。私の口から説明すると奴に面倒なことをされかねん」
「アーミヤ、覚えておけ。自らで自らを救済した者は、他者からの救済を拒む。奴は光を得て、運命を得た。それだけは決して否定してはならない。その瞬間、奴は君をテレジアの後継ではなく、たった一つの冴えた答えを頭ごなしに否定する邪魔者と認識し、あらゆる手段を以て排除する」
──しかし、何故失踪したのか。辻褄が合わない──
──失踪した原因は、Wから聞いたか──
「奴を知り尽くしているWさえもわからないと。それにそんな兆しは無かったとも言っていた。ボジョカスティとの会話がいい方向に作用していた筈なのにともな。考え得る可能性はあることにはあるが……」
「待ってください。監視カメラの映像はどうなっていたんですか? 少なくとも、何処かへ行ったなら記録の一つや二つ……それに、見た人だっている筈です」
「何一つ痕跡が残っていない。誰も見ていない。通常不可能だが、やると定めてやったのは明白だ。だからこうしてできている」
──……それは人間業じゃない……──
──できるとすれば、全て都合の良い要素が完璧に揃った時だけだな──
「……最悪の可能性、ということですね?」
「そうなる。だがボジョカスティに対しては色々と複雑なものが見えた。そして死者への敬意は忘れない男だ。最強の字を得る為だったとしても、ロドスが真にバベルの後継たるかを確かめにもくるだろう」
「──次に会う時は、確実に敵だろう。奴と言葉を交わすならば、全てを理解せずとも、共感できずとも、そういう道もあるとして、その上で自らの本音をぶつけろ」
「あら、あたしのことは言わなかったの?」
「どうせ言っても理解できん」
「それはそうね。……思えば、昔と同じね」
「活動を再開した時か」
「ええ。急にいなくなって置き手紙一つだけ」
「……ヴィクトリアにいると思うか」
「わからないわ。いるかもしれないし、いないかもしれない。でも普通に考えて、敵対組織の一員で、投降もしなかった奴をわざわざ拾う理由は無いわ」
「お前はどうする」
「もちろん、運命だから……と言いたいところだけど、あいつがあたしの他にターゲットを作ったってことがどうしても気に食わないのよね〜。だから、躾が必要だと思うの」
「どういう心境の変化だ? 有無を言わせず運命に殉じそうなものを」
「当然無理なら運命のままよ。これは真剣に向き合ってくれた爺さんへの手向け。相棒がまた一皮剥けそうなわけだし、そういう環境に身を置かせてもいいかなって」
「それにしても、どうしてかしら」
「理由は思い当たる。だがどうしてそうなったのかだけがわからない」
「あんたも? ……まあバカだし、なんかやったとか?」
「一体何をしたやら。連れ戻したらきっちり聞かねばな」
「どういう風にするつもり? 腐っても裏切り者よ」
「辞表がある、ということは奴は裏切ったということにはならん。転職したということだ。ならば再就職をさせてやろう。その方がお前も嬉しいだろう?」
「あら、あたしにちゃんと渡すのね。飼い主が誰かよくわかってるじゃないの」
「……やはりお前ではなくブレイズに渡すべきか」
「あは。ぶっ殺すわよ? あれは、あたしの。あたしだけの、花婿なの。あんたたち泥棒猫には絶対に渡さないわ」
「……望まれずして生まれた忌み子。名前も無ければ、価値も意味も無い。育てるべき人たちからすらも虐げられる……そして自分で自分を救ったなら……誰ももう、救うことなんてできない……」
「……私の知るGさんは、とても愉快な人でした。クロージャさんと勝手に物を作り、ワルファリンさんの小言から逃げ回り、酔ったブレイズさんに絡まれて蹴り飛ばし、Aceさんとグラスタワー作ったり、Scoutさんと肩を組みながらスツールに乗って艦内を爆走してLogosさんに自慢したり、ウィーディーさんと一緒に読書して考察し合ったり……暗い側面なんて欠片もなかった……」
──……なんて? ──
──結構楽しんでたんじゃないか──
「あんなに楽しそうに過ごしていた人が、かつての伝説的な殺戮者で、真っ当な生まれですらないなんて信じられないんです。私と接する時もそうでした。ただ先達として……だから例え同じ夢を見ていなくても、ロドスのことを居場所と認めているんじゃないかと、そう思ってたんです」
「でも違った。初めからそんなものではなかった。ずっと彼は……戦いの中にしか生きられない。背負った物や矜持故に、そうならざるを得なくなったということでもない──ただそういう人間だったから。……平穏の中で決して生きられない人を、どうするべきなんでしょうか」
──アーミヤが望むことを、押し付けるしかない──
──悩むことなんてない。正義と正義のぶつかり合いだ──
「ままなりませんね……どうして、世界とは悲劇ばかりなのでしょうか」
「こんなところで会うとはね。バベルにいたんじゃないの」
「いる理由が無くなり、去る理由が生まれた」
「ふぅん。まあいいわ。で、どうするわけ?」
「どうする、か」
「……待ちなさい。その目、まさか──」
「ヤツはヴィクトリアだな。ならオマエの首を土産にぶら下げていけば、あの男も本気でオレと殺し合うことになる」
「っ……あんた、遂に狂ったわけ? あの子も殺したの?」
「そんなものよりも、挑戦するべき原点が現れた。ならばそれを喰らい、原初の願望を叶えるだけだ」
「いるっていうの? 魔王が」
「ああ、いる。だから殺す」
「その為に、バベルから出てったって?」
「それだけではない、オレは自由になった」
「ふざけないで」
「オレはただ、挑戦するだけだ。最強という名の称号に」
「その果てに、この大地を灰燼に帰してみせよう。このオレを嘲笑う現実にも、いい加減飽きたのでな」
「そう──ならその根性、叩き直してやるわ。"ジェヴォーダンの獣"」
「損得抜きでオレに挑むというのか。後衛に過ぎず、ヤツも部下もいないオマエが、このオレとやり合って勝てるつもりか」
「ええ。戻りたてのあんたなら、私だけでも勝機はある」
「ふっ……何の損得もあるまいに、こんなところで命を賭けるとはな。そんなバカとは思わなかったが」
「あんたが私たちの邪魔になる可能性が高いからよ」
「それだけか?」
「本音を言うとね、あんたたちが納得していても、多少情に絆されてるところがあるにしても──同じ釜の飯を食った仲間を殺した奴を、一度でいいからぶん殴ってやりたかったのよ。あたしだけでなく、あの人もね」
「……仇討ちとはな。いいだろう、あの日の続きと行くか──傭兵ェッ!!」
「……逃げられた、か」
「確かに、最初から『勝機はある』『殴りたい』としか言ってなかった。その気になっていたオレの方が阿呆だったな」
「そうか……クッ、ククク……楽しみが増えたな……」
「……さてどうしたものか。考え無しに出てきて、考え無しにカズデル近郊を彷徨いてただけだからな……まずヴィクトリアへの侵入方法を探るか。ヤツが入れるなら、オレも入れる」
「そうだな。原点を越えたなら、次はサルカズそのものへと挑むとしよう。どうせアイツも、そこにいる」
「だがその前に、禍根を消し去らねば」
Gくん
失踪した。理由は不明
ケルシー先生
失踪した阿呆に頭を悩ますついでに正体を教えた
W姉貴
相棒の奇行の理由が浮かばないけどターゲットできたろうから自分に釘付けにする為に全力を尽くす乙女
アーミヤCEO
ドクターが目覚めるまではGくんと信頼関係が割とあった人
悪い人ではなかった為、正体が最悪の殺戮者と言われて割と困惑中
ドクター
パト爺とノヴァネキを無駄死と断じられて怒った人
しかしGくんはその無駄死こそ素晴らしいと思うからタチ悪い
多分ずっと仲良くやれない
太ももの人
諸々に配慮してこの表現。まあみんなわかってるよね?
あれこれ言ってたけど愚行に不満が爆発。殴りかかった