アークナイツRTA参考資料「W姉貴のしっとり確率」ついでに「最強の伝説」トロフィーRTAの中途報告 作:W姉貴に負けたい人
>「ファウスト」
「G」
「番犬は楽しいか? 物言わぬ道具は楽しいか? おお、見上げた奴隷根性だ。タルラの奴隷をやっているメフィストの奴隷をやっているファウストなど、笑える話も他にはあるまい」
チェルノボーグ殲滅戦が終わり、Wと確かめ合った翌日。オレは敢えてファウストを呼び出した。メフィストには適当なことを言って誤魔化した。その為に言いたくもないレユニオンの為だのなんだのと言ったんだ。吐き気がする
「俺たちを否定するなら、殺すぞ」
「目が揺らいでいる。殺したくない、殺させたくない、放っておいてくれ、何もしたくない、傷付きたくない、ただ静かに生きていたい……そうした感情が見える」
苛立ちを見せながら冷たく告げたこの小僧の内面を当ててやる。オレが殺してきたヤツらにもありふれていた──至って普通の人間だ
「──」
「悪いことは言わん。今すぐにでもメフィストにタルラ関係無しにしたいことやりたいことを考えさせろ。オマエの罪を清算する時だ。やるべきことが見つかっているならばさあ、真っ直ぐに行けよ。暗闇を歩け小僧。未来を目指して歩む暗闇の荒野こそが、人間の行く末なのだからな」
去ろうとして、ああ言い忘れていたと一言
「メフィストは狭い世界を見ているようだが……その世界に冷や水をかけてやれ。オマエがアイツの、
どうも一般投稿者です。
今はファウストくんに少しお節介をしています。今回はメフィストフェレス化を防ぐコースで行くので。ぶっちゃけその必要無いんですけどね……スカルシュレッダーくんは生存させるのにこの二人を無視するのはなーんか気になって。フロストノヴァ姉貴の死亡を防ぐのはそんなに難しくは無いんですけどね。戦闘をさせないようにすればいいだけで。え? パトリオット兄貴? 正直めんど……げふんげふん。手順が多いので簡単には離反してくれません。
ま、有り体に言えば──不死の黒蛇を指摘でもしない限り、無理です。めんどくさい。
……結局、W姉貴と袂を分かってロドスコース? でもそれなら全殺害コースだよなぁ……? そうだよなぁ、ファウストの首見せつければメフィスト壊れるし、そのまま石棺入れれば終わりだし。スカルシュレッダーは殺せば絶対にミーシャがそうなるし。
……ああ、やっぱり皆殺しの方が早いや。
──人間性要らねえな。
邪魔だわ、最速記録の称号には。
W姉貴と接触させないようにしよう。もういいや、自力でなんとかするか。
ま、今はエンジョイプレイ。この冷徹な思考は捨てておきましょう。
>……あの日の事を思い出す。パトリオットに聞かせたテレジアの話……気付かなかったのか、と言われれば嘘になる。既にオレもWも気付いていたのだ。──ドクターだけが、テレジアの居場所を知っていたと
ドクターがテレジアを殺す。何故? とも思う。が、テレジアがその気になればドクターを殺すことも容易かった筈。何か意味があった筈だ。何か……
結局それはわからない。わかるのはタルラがあまりにも不快な存在であるというだけだ
不死の黒蛇さん嫌われすぎワロタ。
>Wとはピロートークがてら、今後の方針を話し合った。結論から言えば、タルラの言葉を信じないということだ。厳密には、タルラの情報を鵜呑みにしない。今状況を動かしているのはタルラだ。アドバンテージは尋常なものではない……
それにこれは、政治の話も混じってきている。国というものは面子を重んじるものだ。ウルサスが都市を奪取されて──何故、追撃も何もしてこない? 死にものぐるいで来る筈だろう、普通は
まあそらウルサスの為でもありますからな。
>やたらと政治の話を意識するのは、昔から敵対構造等を利用して組織を潰したりしていたからだったりする。そうした上層部の情報を手に入れておけば、最低限の労力で最大限の成果が出ることがあり得る。なればこそ、Wへの推測として色々と組み立てておかなければならないのだ。今はもう、へドリーもイネスもいない。Wはアイツらとは異なり政治的駆け引きは苦手だ。オレがやってやらねば
戦士と政治家の双方ができるのはノースリーブグラサンくらいですけどね。あのグラサンほんまハイスペックすぎてね
>ファウストと共に戻って──そして
「ねえ、G。君さ、Wのところを離れて僕のところへ来ない? もちろん死んだら兵隊として扱ってあげるから、大切にね!」
「……メフィスト。それ以上の戯言はオレに殺されたいと判断するが?」
「あははは、それは困るなぁ。きっと僕と君は仲良くできると思ってるんだけどね。あ、そうだ。僕のところに来れば本当に死にそうになるまでで兵隊にせず、アーツでちゃんとちりょ──「やかましいぞクソガキ」
うざい。うざすぎて剣を抜いた
「何故オレだ」
「チェルノボーグで見たんだよ、君の戦いぶり。いやあ、カッコよかったなぁ……」
──は?
>メフィストは少年のように……いや少年なのだが……目を輝かせながら顔を近づけてきた
「青い稲妻を体内から発しながら、限界以上に戦うその凄まじさ! こうって決めたことにまっすぐ進んでいく姿! タルラ姉さんは凛々しいけれど、君はカッコよかったんだよ! G!」
「ファウスト。メフィストは源石でも食ったのか」
「いや多分ただ単に、お前が強く見えたからだと思うが」
「違うよファウスト! 見たかい!? 自分を壊しながら治しつつ、更にそれよりも速く壊れるほどの力を発揮している姿を! あんなの、僕の兵隊にやらせたら僕が支援してやらないとできないんだよ!? それを一人でやったんだ! そんなの、そんなの──カッコいいに決まってるじゃないかぁ!!」
メフィストは自分の作り上げた家畜に自信がある。往々にして
「僕の兵隊でしかできないようなことを、僕の兵隊でもできないやり方で、僕の兵隊以上にやってのける──いとも簡単に! これに
「メフィスト。それが、それがお前のやりたいこと……なのか? タルラ関係無しに、お前がお前の意志で、お前の決めたこととして」
「うん。そうさ、僕は強くなる。ファウスト……そうすればきっと、あの日に奇跡は起こったって──」
ああ、オマエ。始まりが喪失からだったのか
「G、少し話がある。メフィスト、すぐ戻る」
「またかい? いいよ。僕は待ってる」
──は?
>「おいG! お前、メフィストに何を吹き込んだ!」
「知るかバカ。あの小僧が勝手に遅めの目標でも見つけたんだろうよ」
「お前の所為だろうが!」
「そんなことを言われてもな。オレはオレの好きなように在るだけだ。それよりもオマエがメフィストの苦痛ならば、言うべきことを言わねばならぬと言ったはずだが」
「……」
「結論から言えばオマエを殺すのがメフィストで、メフィストを殺すのがオマエだ。それだけの関係に、互いに友情と殺意を向け合う関係となれ」
ファウストは顔を伏せて、わからぬと叫んだ
「──そんなもの、どうやってなればいい」
「なると定めろ。さすればなる。まずはファウストという苦痛に目を向けさせろ。話はそれからだ」
──は!?
>「きっとメフィストは……かつて耐えてしまった時に、全身全霊を賭けて喰い殺せば手に入れられたって、わかったんだ。奇跡は起こり得たと、お前を見て──」
悲痛に語るファウストに共感ができない。なんだ、そうか、そういう……なんだ、その程度か
「身内にでも潰されて拾われた先の恩師でも死んだか?」
「──ッ!?」
「有り触れた悲劇だな」
知らない、理解できない。大切な人が死んだ? その命を背負って生きればいい。手前勝手に復讐だのなんだの、すればいいだろう。メフィストはそういう道を選んだと。なぁんだ、案外楽しいヤツじゃないか
「……で? オレはその悲劇を防げなかったオマエらに対して欠片も無い哀悼の意でも表すれば気がすむか? 心底どうでもいい。それが仮にこのレユニオンの奇妙さに繋がっているなら多少興味があるが……」
オレとWに関係しないこと。どうでもいい。それに、今更古傷となったものにあれこれと論じることそのものがナンセンスだ。その傷跡を見て自嘲するくらい当然だが
「歪まぬと決めて、歪んだとしても、立ち直ればいい。歪んだままで是とするならば、掲げた理想は子供の戯言にすぎんさ」
メフィストもファウストも、その実を見た時に色々と面白い。ああ、メフィスト自身……嘘は言っていないのだろう。タルラの理想に共感し、自分にとって大切なものを焼き払ったものへの憎悪で復讐と為す……オレが奪ってきて、オレが返り討ちにしてきたヤツらと同じ
しかし、しかしだ。似ているとは、少し思った。なればこそ
「もしもオマエたちが崩れ落ちる時に、妖魔に魂を売ってでも"生きる"ならば……その時は、格安で請け負ってやる。ではなファウスト。メフィストに伝えてくれ」
仮に、茨の道を進むと決めて進むならば
「幻想の先には『何もない』。その『何もない』箱に現実の何を詰めるのか。その答えを見つけた時、オレは
先駆者として、迎え入れよう……
……あ、はい。
そう、ですか。
──メフィストくん、覚醒ルートですか。
怒りと狂気に飲み込まれて好き勝手してたメフィストくんですが、その実、内に秘めたる疑問があります。
虐待を受けていた自分が勇気を出せば、何か奇跡が起こり得たのか──
アリーナの死の時も、自分が勇気を出して行動すれば何か変わったのか──
自分が悪い? 他人が悪い? 一番悪いのは他人だ。でも何もしなかった自分は、つまり──
Gくん「奇跡なんて起こせばええねん(当たり前のように限界を超えたアーツ使用+自壊+超回復+超自壊+限界を超えた戦闘)」
メフィストくん「カッコいい!(僕たちが勇気を出せば変わり得たんだ!)
ファウストくん「えぇ……(でも勇気を出すことって大切なんやなぁ)」
あの、すいません。
その人奇跡は起こるものとかじゃなくて奇跡という幻想を気合いと根性で現実に変えちゃう人なんですけど。その人指先からライトニングブレード出せる人なんですけど。ライゼクスなんですけど。
……まあ、ざっくり言うと。
メフィストくんとファウストくんが"勇気"を得ます。あの日の悲劇を防ぎたかったのは事実だし、感染者というだけで苦しめられるならば誰かが怒りを示さねばならないと思っているのも事実だし、それはそれとしてこの世界や自分たちの苦しみを無視して生きる人たちは憎いから、ぐちゃぐちゃになった狂気のままではなく、狂気を飼い慣らして自分のやりたいことを、やりたいように、やりたい時にやるようになります。
具体的に言うと、一応治療"は"するようになったり、ゾンビになってでもレユニオンに尽くそうとする人間をご自慢の兵隊に加えることで兵隊の質が上がったりとか……要するに割りかし合理的になります。それだけで十分に辛いのに、ファウストくんも腹決めてメフィストくんと一連托生する気になるのですれ違いません。喧嘩だのなんだのもするようになりますが、二人は常に本当の意味で二人一組で行動するようになります。
で、これって本来ならメフィストくんとファウストくんと深い交流が必要なのですが──奇跡を当然として現実に落とし込んだ怪物であるGくんと、W姉貴との殺意と愛情の入り混じる異常な関係性を感じ取った上で、死んで当然の事をやってるのに当然のように死なないGくんの戦闘を目撃したことでバグ的に過程をすっ飛ばして答えに辿り着きました。
つまるところ、メフィストくんに殺される可能性は0になりました。
やったね!
……バッキャロォォォォォォォォォッッッッッッッ!!!!!
これ絶対龍門撤退戦参加じゃねぇかァァァァァァァァァ!!!!!!
あれキッツいんだぞ!? 原作通りやるのが一番楽なんだぞ!? ふざけんなよ!? スラムと政治屋どもと近衛局のすれ違いを察して内部分裂をするように差し向けろとでも言うのかァァァァァァァ!? やれるぞ!? 確かにGくんやれるぞ!? フリーの頃も傭兵時代もバベル時代もそういうことやってたしなぁ!? けどなぁ、やるためには情報を回収していく必要があって、結局はバーコードハゲみたく暗殺以外何でもすることになるんだぞオラァァァァァァァァッッッッッ!!!!!
ふっざけんなァァァ!!! メフィストテメエェェェェェ!!!! また目の前でファウストぶち殺して死体見せつけてから泣き叫ぶお前を石棺にぶち込んで出てきたところを即ぶち殺すぞテ゛メ゛エ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ッ゛!!!!!!
……失礼、Furiosoしてしまいました(黒い沈黙)
ま、まぁ……
となると龍門近衛局の攻防戦では、綿密な事前準備とリカバリー
クラウンスレイヤー姉貴は放ったらかしでいいけれど、フロストノヴァ姉貴には頭下げてスラムの情報を入手しつつ、スラムの脱出ポイント調査をして、メフィストくんとファウストくんを助けるために一旦見捨て、戦場になる建物に爆弾仕掛けて逃げるための道を用意しつつ、二人を救出したら黒蓑を引っ張り出す大騒動を起こすのと同時に、スノーデビル隊をロドスに保護させるように動きながら、W姉貴をサルカズ傭兵団と共にチェルノボーグから離脱させロドスに向かわせた上で、自分たちも龍門を離脱してW姉貴に合流する……
うっ(野太い声)
これは、かなりキツいですよ……(ひんし)
なんでこんな七面倒なことを……ラーカス事件もびっくりなスパゲティコードですよ
でもやるっきゃねぇんだよなぁ……メフィストが暴走しなくなった(ファウストの言葉に全信頼を置くようになった)ので、これくらいやらないとキッツいんですよなぁ……やるしかねえんだよなぁ……
やってやろうじゃねえかこの野郎! 国崩しやっちゃるぜェ!
まそういうわけで今回やらなきゃならんことはミーシャ奪還作戦でチェン姉貴の相手をして、スカルシュレッダーを『どんな形でもいいから』生還させてミーシャ姉貴をスカルシュレッダーになるように誘導するくらいですかね。
あ、なんでチェン姉貴と戦う必要があるかと言うとラーニングの為です。
ラーニングの為です。
チェン姉貴の抜刀術を見ることで、技が浮かぶんですよ。鞘に鉄を仕込み、生体電気で加速させて剣を抜刀する──
怪物チャートでは主力技で、こいつを抜き身で放てるぐらいイカれた性能してましたが、今回は鞘に仕込みを入れてやらないと撃てないし、一々納刀しなきゃいけないのが面倒です。剣術を極めると『抜刀術:極』みたいな抜刀系最強スキルとかもらえるんですけど、生憎とそれが無いので(そもそも抜刀術を使うこと自体が考えてない)納刀から抜刀までの隙が潰せません。ジェットストリームなサムライみたいにバンバン撃てるわけではありません。剣と鞘の耐久値が爆速で溶けますからね。
これが例えば、赤霄みたいな超スーパーすごいソードであれば話は変わるんですけどね。そんなん探す暇あったら安くて良いやつ買い込んで使い潰した方がいいです。……探しても良かったけどな! バベル時代の暇な時……に……
あ。
これ、特大のガバじゃん。
バベル時代の暇な時に、レア武器探ししておけば終わったじゃん。会話イベントでケルシー先生やらの好感度上げるよりも良かったじゃん。電磁抜刀使い放題だったじゃん。
……バカじゃね!?
……セルマァ、俺涙が出そうだよ……
……とりあえずスカルシュレッダーくんに声かけときますか……
>あれからしばらく。タルラから指令を受けたWはオレと部下を連れて龍門へと潜入した。同伴はスカルシュレッダー隊。任務の内容は──
「ミーシャという人物の保護、か。チェルノボーグを焼き払った女の指示とは思えんな」
「なんでも最優先で保護しろってさ。あたしは正直疑ってるけど」
「実際どうだ?」
「無理でしょうね」
「価値は少ないか」
あ、ちなみにGくんはこの段階で最終フェーズの目的をW姉貴からそれとなく聞かされてます。そしてW姉貴もタルラの言うこと全てに疑いをかけてるのでミーシャ姉貴の価値が極めて低い可能性を睨んでくれています。実際パトリオットおじいちゃんがもう一つを回収する上に、緊急ブレーキを作動させられませんしね。要は動かせればなんだっていいのです。その為の体の良い厄払いが、この任務の真相ですな。
そして何かしらのデカい陰謀に巻き込まれていると自覚的です。
>何処か冷めた様子でスラムを移動しているオレたちとは対照的に、スカルシュレッダー率いる部隊はやたらと気合が入って見える。何故だろうか……潜むものを感じているのは事実。少し、声をかけてみるか
「随分と浮ついているな、スカルシュレッダー」
「Gか。ミーシャは、俺の姉だ。家族なんだ。必ず助けなければならない。浮ついて見えるなら、それはきっと力が入り過ぎているからかもな」
「そうか。その後はどうする? レユニオンで保護したとて、彼女が外を望んだら?」
ただの疑問だった。誰が好き好んで虐殺する組織に組するものか。スラムに住んでいようが、まともならばそんなこと誰が望む
だがスカルシュレッダーは
「それはそれだ。ミーシャの意志を尊重する。俺は俺の戦いをするだけだ」
その言葉を聞いて、ああ……と浮かんだものはメフィストとファウストへの期待とは正反対のそれ。即ち──失望
「なら目的を達成した後、龍女に渡して要らなくなったら龍門近衛局に引き渡しても同じだろう」
感情が消えた。熱が冷めた。オレの目は節穴だったわけだ。なんてことだ。つまらんと思ったメフィストとファウストの方が思いの外面白くて、潜むものを感じたスカルシュレッダーがこんなにも愚かだとは
「……お前は今、俺に姉を……家族を人間として扱わない場所へ送り出せと言ったのか?」
「ああ。別にいらんのだろう? 捨てる手間も省けるじゃないか」
「貴様ァッ!!」
怒りに支配されたスカルシュレッダーが殴りかかってくる。それを受け止めると、スカルシュレッダーの部下たちがオレに銃口を向けてきた。Wはそんなオレたちがおかしいのか、ケラケラと笑っている
「レユニオンでなければならない理由が無いならロドスでも近衛局でもいいじゃないか。オレは何か間違えたことを言っているか?」
正論パンチが常に人の為になるとは限らないゾ。感情が先走っている子供にそういうのいくないゾ
>「ふざけるな! レユニオン以外で安全な所など何処にある! ロドスとでも言うのか!? あいつらは俺たちの同胞を殺した奴らだ!」
「それを言い出したらチェルノボーグの話はどうなる。ロドスにもいたぞ、感染者……オマエたちの言う同胞とかいうヤツが」
「死んで当然だ! 滅んで当然だ! 進んで感染者を殺す人間も都市も消えて当たり前だろう!」
「……もういい。オマエは
手を離して背を向けると、何やら雑音が聞こえてきた。目もくれずいつも通りの返答をくれてやる
「石を見て宝と笑い、宝を見て石と嘆く。魔女の窯なる現実たれば、亡霊を装うが道理。しかして亡霊を装うあまり亡霊に成り果て、己を塗り潰す。星々の光を受けて映る影は、夜空に千切れて溶け落ちた」
「ウチの駄犬がごめんなさいね、スカルシュレッダー。こう見えて傭兵としてのプロ意識だけはすごいから、ちゃーんと働いてくれるわよ」
「……W。この男は本当にレユニオンに……いや、お前の傭兵団に必要なのか?」
「ええ。なくてはならない存在よ。あたしがいるなら、絶対にね」
残念だよ小僧
相変わらずGくんってばポエマー……勝手にキレて話したくない相手にポエムぶつけて帰るとか悪質タックルすぎるゾ……
>その後、オレと小僧の間に会話は無かった。部隊の割り振りとしては、ロドスを強襲するのが小僧どもに、近衛局を強襲するのがオレたちになった。装備も人員も充実している近衛局から人員を奪還するのは至難の業。こうした場面においては傭兵の方が慣れている……Wの合理的判断によるものだった。加えてタルラからの指令もあるだろう。まあ、必要に駆られてというヤツか。それにそもそも、どちらが本命かはわからない。奪取後の事も考えてクラウンスレイヤーの派遣も決まっている
「奪取後の撤退戦ってなワケだから、あんたの好きな殺し合いは無い感じね。どう? 退屈?」
「仕事は仕事だ。小僧には失望させられた」
「スカルシュレッダーがそんなに気に入らない? まあ、ただの思考停止を堂々と宣言するのはどうかと思ったけど。正直ロドスをああまで敵視しているのは中々いないわ。メフィストでもそんなことないもの」
Wはオレに対して呆れたような視線を向けてくる。感情とか経験とか色々考えてあげなさい──まあ、あたしはどうでもいいけど……みたいな感じか。正味、オレもどうでもいい
「それで、あんたはどう動く?」
「そうだな……」
────
Wに一任する
>すまないが、少し部下を借りてくぞ
────
後者です。ここで集められる情報は集めておかないと厳しいので
>「すまないが、少し部下を借りてくぞ」
そう告げるとWは珍しそうな顔をした
「あら、Gが気掛かりになることでもあった?」
「地形の把握をしておきたい。セカンドプランや緊急時に対応するためにな」
「いいわ。あんたの部下貸したげるから、さっさと行って帰ってきなさい」
「助かる、W」
懐かしい顔ぶれと軽く挨拶をしつつ、オレたちはスラムの調査を始めた……
さぁーて、こっからは時間の許す限り調査です。ガチガチの撤退戦に備えて、島津の退き口とかもできるように色々と把握しなければなりません。フロストノヴァ姉貴の救出の為にも、区画の把握は必要です。その上、フロストノヴァ姉貴がスラムの住民とかいうロス……じゃなかった、スラムの住民という悲しき人々を助けてしまうため、無理をさせないようにスラムへの被害は最小限にとどめなければなりません
つまり……積極的に黒蓑を撤退させ切るまで殺し続ける必要があります。そのためのカウンターアサシンポイント探りも兼ねています。
ウェイ兄貴は政治家ですからねぇ。いつまでもスラムを放ったらかしにはできなくって、けどまともな手段はあるかと言われても無理で、こういう手段を取るしかなかったという色々と複雑な事情が見えて割と好きですよ、チェン姉貴との問答。
逆にチェン姉貴はよくここまで心を殺し続けられたなぁ、と。
清濁を合わせ飲まなきゃいけないのに、飲んだら飲んだで文句垂れられる。そしてその文句も一理ある所為であれこれと言うこともできない……政治屋って大変ですな。
>……発見したようだ。Wから携帯電話で連絡が入った。十分調査も完了したし、強襲に移る
「G、タイムオーバーか?」
「ディナーの店が見つかった。ビュッフェに行くぞ。向こうはドレスを着ているそうだ」
「了解」
短いやり取りを通して最短ルートで合流地点へ急ぐ。さあ、商売を始めようか
そんなわけで若干短めですが今回はここまで。次回はチェン姉貴戦です。
ご視聴、ありがとうございました。
メフィストくん
奇跡は起こり得たのか? という疑問の答えが「奇跡は起きるのではなく起こすと決めて起こすもの」という形でぶつかって来たので八つ当たりではなくなり、自分の憎しみと怒りを飼いならした
でもGくんに憧れるのはダメだって
ファウストくん
自分が何かしていれば変わったのは確かだと知りながら何もしなかったし、何もできないと思ってたらイカれたバカに「素直になあれ!」と言われるは相方は吹っ切れるわで腹をくくった。かわいそうな被害者
スカルシュレッダーくん
「姉貴いらねえじゃん捨てろよ」とバカがのたまったのでキレた
苦難を乗り越えて生き別れの姉貴に再会できる弟に向けたセリフではないだろGくん
Gくん
他人の痛みにはあまりにも興味がないし、ひどいことを言いまくる
そのくせそういうのには敏感。数百の同族を殺した狂人は心を折るために心を感じ取る
走者
ド外道
ガバとガバをやらかしてしまう
W姉貴以外のレユニオン幹部に一回謝れ