色々とおかしいアインクラッドに召喚されたので、全力で生き残る事にします 作:カトポン
最近、メインで書いている奴が進まない時があるので気分転換で書きました。以前、これと似たような奴を書いてお気に入りが全然居なかったので、削除しましたがなんか書きたくなったので復活です。
お気に入りとかは気にせず、のんびりと投稿しますのでご容赦を。
それでは、第1話をどうぞ。
第1話 注)これはRTA小説ではございません
さ、さて、状況を整理しよう。
今、俺が立っているのはヨーロッパにありそうな大きな広場。前方には大きな宮殿があり、上を見上げれば空のように見える石蓋が広がっている。
さらに言えば、俺の視界の左上には『Takuto』と俺の名前とHPバーがある。しかも、HPバーの下には/ LV.1と表示されていた。
因みに、さっきまで学校の昼休みで本読んでいたんだぞ。こんだけ、冷静なのを褒めて欲しい。
「まさか、此処はアインクラッドなのか?」
いや、馬鹿な事を言ってるのは分かっているが本当にそう思ってしまうくらいそっくりなのだ。
もし此処がアインクラッドだとしたら俺が立っているこの場所は《はじまりの街》の広場。それなら目の前にある宮殿も黒鉄宮だと説明がつくし、HPバーがあるのも納得出来る。
試しに右手の人差し指と中指を揃えて下に振ると・・・
「マジか・・・」
効果音と共にSAOと同じメインメニューウインドウが開いた。この時点で此処がアインクラッドだというのがほぼ確定した。
ならば、RTAじゃないがさっさとスキルを選択し初期所持金から武器やら回復アイテムを買ってレベリングをした方が良い。
そう結論づけた俺はメインメニューからスキルタブを開く。初期スキルスロットの数は2つ。特に迷ったりせず《片手直剣》と《索敵》をスキルスロットにセットした。
《片手直剣》はメインアームを片手剣にするからであり、《索敵》はソロで活動するには必須スキルだからだ。もう1つ、ソロでの活動には必須スキルである《隠蔽》があるが、それはとある理由で3つ目のスキルスロットが解放されてからセットする予定だ。尚、ソロの必須スキルを迷う事なく選択した理由は「あぁ、そういう事か」と察してくれ。
もう、メインメニューには用が無いので、メニューを閉じて武器とアイテムを買いに行こうとした時だった。
突然、通知音のようなものが鳴りメッセージが送られてきた。誰が送ってきたのかは分からないがメッセージの内容は次のようなものだった。
『午後6時よりオープニングセレモニーを行います。それまでご自由にお過ごしください』
・・・は?こんなメッセージ原作には無かったんだが?
まぁ、オープニングセレモニーが何なのかは想像出来るのでレベリングに励む事にしよう。現在の時刻は午後1時5分なので後、4時間55分ある。
早速、初期所持金を使い武器屋でスモールソード(片手直剣)を2本、余った金は回復ポーションを買えるだけ買って、俺は《はじまりの街》を出た。
《はじまりの街》を出たら、そこはもう圏外。HPが0になった瞬間ゲームオーバー。ゲームのように復活する事もなく俺は死ぬ。
「スゥー・・・ハァー・・・・」
深呼吸し、意識を切り替える。
目の前に某RPGのスライム相当のモンスターである青いイノシシ、フレンジー・ボアが出現した。
俺に気づいたフレンジー・ボアが突進してくるが、それを躱て片手直剣のソードスキル〈スラント〉を繰り出した。
俺の放った《スラント〉は、フレンジー・ボアーのHPをギリギリではあったが削り切り、HPが0になったフレンジー・ボアーは、結晶片となって散っていった。
「次」
今はまだ、多くの人が始まりの街に居る。つまり、フィールドに出現するモンスターを狩り放題。レベリングにはうってつけである。
「次」
フィールドに出現したフレンジー・ボアーを一撃でぶっ倒し、次のモンスターを探そうとした時だった。
再びメッセージが届いたので、周りにモンスターが居ない事を確認し、メッセージを確認する
『チュートリアルを受けますか?
はい/いいえ 』
またも原作にはないメッセージ。差出人は不明だが、たぶんさっきのメッセージと送った奴は同じ奴だろう。
さて、メッセージの方だが勿論『いいえ』を押す。チュートリアルなんか受けてる暇あったらレベリングだよレベリング。
そんな訳で、ひたすらモンスターを倒し続けた。午後5時50分でレベル4に到達。もう、レベルは上がらないので近くの岩に腰掛けて、メインメニューを出すと、ステータスタブを開く。
SAOはレベルアップ時にステータスで上がり、更にレベルアップ時に得られたステータスアップポイントを筋力か敏捷力に割り振る事で自身のステータスを強化していく。これがSAOの仕様だった。
一方、この世界ではレベルアップ時にステータスが上がり、ステータスアップポイントで割り振るのは変わらない。だが、割り振る事が出来る項目がSTR、AGL、VIT、DEXの計4つになっているのだ。
STRは筋力を表している。これをあげると攻撃力が高くなる他、重い武器を持てたりストレージの容量を増やす事が出来る。
AGLは敏捷性。これをあげると身体能力に影響し、素早く動いたり剣速が速くなる。これにガン振りすれば水の上を走る、なんて芸当が出来るかもしれないが、俺はやらない。
VITは丈夫さや持久力を表している。これをあげる事で防御力が上がる他、最大HP量を増やす事が出来る。
DEXは器用さを表しているが、影響するのは命中率だ。これをあげる事でクリティカル補正にも影響するので割と重要なスキルだ。
俺のステ振りは、STRとAGLを中心にあげ、VITを少し上げている。DEXに関しては、俺の戦闘スタイルがクリティカルを狙わずとも高い攻撃力で短期決着を目指すダメージディーラーにするつもりので完全に切り捨てている。また、防御よりも回避を主体としているのでVITも切り捨てて良いのだが、最大HP量が増えるのとモンスターの攻撃を全て回避するのは不可能なので少しだけ割り振っている。
「SAOと全く一緒って訳ではないんだよな〜・・・」
基本的にこの世界はSAOとほぼ同じだ。だが、さっきの仕様だったり、原作にはないメッセージが届いていたりと細かい所で違っていたりする。
原作がこうだったから、と原作の情報は鵜呑みにせず、あくまで情報の1つと思って行動した方が良いのかもしれないな。まぁ、その知識も大したことないのですぐに使い物にならなくなる可能性が高いが。
「後5分ちょいか」
今日中にはあのクエストをクリアし、報酬のあの武器を手に入れておきたいが、あのクエストはクリアするのにかなりの時間を要するだろう。
ならば、休息出来る時にしておいた方が良い。
ボーっと前方の景色を眺めながら、時が来るのを待つ。
そして、午後6時になった瞬間俺は青い光に包まれ、フィールドから転移するのだった。
如何でしたか?
なんか、SAOと仕様が違ったり原作にはないメッセージが届いたりと細かい所が違っていますが、果たしてこれが何を意味するのか。
主人公もなんか、RTAでもやってんのかと言いたくなるくらいレベリングしてますし。たぶん、現時点でレベル4に到達しているのは彼だけでしょう。
では、最後に主人公の簡単なステータスを書いて締めさせて頂きます。コレ、100層までノーカットで書いたら何話で終わるんだろ・・・。
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Takuto LV.4
装備 スモールソード
スキルスロット 2
装備スキル 《片手直剣》17
《索敵》14