ハリー・ポッターと日ノ本の死神   作:シオンカシン

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ようこそ

我が留学先へ

君たちを歓迎しよう。







死神、代表選手たちを迎える。

 

 

 

十月三十一日。

大広間は来賓を迎えるために豪奢な飾り付けが施されていた。

 

壁には4つの寮を示す巨大な絹の垂れ幕。

 

グリフィンドールの赤地と金色のライオン。

レイブンクローの青地にブロンズの鷲。

ハッフルパフの黄色地に黒いアナグマ。

スリザリンの緑地に銀色の蛇。

 

教職員テーブルの後ろには巨大なホグワーツの紋章が描かれ、大きなHの文字の周囲を四寮のシンボルとなる動物たちが囲んでいる。

 

そして生徒達はボーバトンとダームストラング、そして未だ明かされる四校目の生徒達を迎えるべく、玄関ホールに集結していた。

 

外国の生徒たちを迎えるのに、失礼があってはいけないため、監督する先生たちも少し神経質になっているようだった。

 

 

明かされぬ四校目については、生徒達の議論の種になり、意見が纏まりつつあった。

 

世界には十一もの名門魔法学校があり、そのすべてが国際魔法使い連盟に登録されている。

 

その中で候補に上がったのは僅か二つ。

 

一つはアメリカの魔法学校、イルヴァーモーニー。

そして最有力候補のマホウトコロだった。

 

 

「でもどうやって来るのかしらね? 箒か、汽車か、移動キーって手もあるけど……」

 

ハーマイオニーが首をかしげながらそう言う。

 

「まさか、どっかの誰かさん達みたいに空飛ぶ車で来るはずねぇしな?」

 

刀原がニヤニヤしながらどっかの誰かさんを見る。

どっかの誰かさん達は苦い顔しながらプイッと横を向いた。

 

そう言う刀原は、他校がどんな移動手段を持っているのか気になっていた。

 

 

「ほっほー!わしの目に狂いがなければ、ボーバトンの代表団が近づいてくるぞ!」

 

そんなやり取りをしている間に、ダンブルドアが指を指す。

 

その指の先の上空に、ぐんぐん大きくなりながら城に向かって疾走してくる何かがあった。

 

「なんだろう?」

 

「馬車だな。如何にもフランスらしい」

 

接近してきたのでそれをよく見れば、それは巨大な馬車だった。

 

大きな館ほどの馬車が数頭の天馬に引かれており、天馬も白銀に輝いて一頭一頭がかなりの大きさがあった。

 

そんな天馬に引かれた馬車は高度を下げ、かなりのスピードで着陸態勢に入り、衝撃音と共に着陸した。

 

車体には金色の杖が交差して先端から3つの星が飛んでいるボーバトンの紋章が描かれている。

 

「カボチャ製か?」

 

「絶対違います」

 

馬車を見て刀原が軽口を言う。

即座に雀部がツッコミをいれるが。

 

 

ダームストラングがやって来るまでに、時間はかからなかった。

最初の発見者となるべく生徒の多くが期待を込めて空を見上げる中、唐突に湖の中から音がした。

 

「湖だ!」  

 

リー・ジョーダンの声に皆が一斉に振り返った。普段は静かな湖面が急に渦巻きはじめ、やがて帆桁が現れた。

 

「船だ!」  

 

誰かがそう叫び、間もなくそれは浮上した。

難破船のようで海賊船のような船が、湖の上に静かに浮かんでいる。

 

「簡単に沈められそうですね」

 

「言ってやるな」

 

やがて船は着岸し、タラップが岸に降りて乗員が下船した。

 

あと一校のみ。

 

するとポォーっという汽笛が響く。

 

【来たか】

 

【みたいですね】

 

「汽車か?」  

 

誰かがそう言った。

 

その直後、シュンという音と共に空中に現れたのは、黒鉄の蒸気機関車と五両編成の青い客車だった。

 

列車は校庭に用意されていた特設プラットホームに静かに降り立ち、停車する。

 

やがて下車してきた生徒達は、全員和服を着ていた。

 

 

 

 

大広間は喧騒に包まれていた。

まもなくやって来る他校の生徒達が気になっているからだろう。

 

「さて、いよいよ魔法学校対抗試合(ウィザード・トーナメント)が開催される。では早速来ていただこうかの……。まずはレディから……ボーバトン魔法アカデミーの生徒達と、校長のマダム・マクシームじゃ」

 

ダンブルドアの紹介を合図に大広間の扉が開かれ、薄青のシルクの膝丈スカートにおそらく同生地のブレザーを着た女子生徒達が隊列をなして入ってきた。

 

容姿端麗な生徒ばかりであり、魔法を交えた美しい舞を披露している。

 

【女子ばっかだな】

 

【女子校なのでしょうか?】

 

それを見てホグワーツの男子は大興奮となり、そんな男子達を見て女子達の多くは面白くなさそうだった。

 

そして特に綺麗な女子生徒がおり、多くの男子生徒が彼女に夢中になっているようだった。

 

「あの人、ヴィーラだ!」

 

夢中になっていた一人であるロンがそう言う。

 

「いいえ、違います!」

 

ハーマイオニーがハッキリ言うが、それは当たっているとは思えなかった。

 

大広間を横切る間、視線を集めたのだ。

ロンの推理は信憑性があった*1

 

そしてボーバトンの生徒達を追いかける形で、極めて大柄で身長が高い女性が入ってくる。

 

【ハグリッド(クラス)はあるな】

 

【もしかして、半巨人ですかね?】

 

堂々と、ゆっくりと進むマキシームはその大きさも相まってかなりの威圧感があった。

 

 

マキシームがダンブルドアと二、三言ほど言葉を交わしているあいだ、ボーバトンの生徒達はレイブンクローのテーブルに座る。

 

「続いて、ダームストラング専門学校の生徒達と校長のイゴール・カルカロフじゃ」

 

ボーバトンの生徒達が着席したのを確認したあと、今度はダームストラングを紹介する。

 

紹介を受けて大広間に入ってきたダームストラングの生徒達は、程よく鍛え上げられており、かつ丸刈りで、まるで軍服のような制服を着ていた。

そして見事なダイナミックな演武を披露した。

 

【士官学校か何かか?】

 

【男子校っぽいですね】

 

先程は男子たちのみが興奮に包まれていたが、今度は性別関係無く歓声が上がる。

 

「クラムだ!」

 

ブルガリアのクィディッチチームの選手で、シーカーを務めている*2彼が、まだ現役の学生だったなんて。

そんな感じだろうか。

 

刀原の隣にいるロンやハリー等は大興奮だ。

憧れのヒーロー(クラム)がいるののだから、無理もないことだろうが。

 

そんなクラムのあとに続いてやって来たのは、山羊髭を生やした男。

 

カルカロフも一見すると威厳たっぷりといった感じだ。

 

【何処と無く、小物臭いな】

 

【自分を大きく見せようとしてますね】

 

しかし誤魔化されない者達もいる。

 

 

 

 

 

「ようこそホグワーツへ!我らは皆さんのことを歓迎しますぞ。本来ならばこれから歓迎の宴といきたいところじゃが、実はもう一校、此度から参加することとなっておる……」

 

ダンブルドアがそう言えば、ボーバトンとダームストラングの生徒達もざわめく。

おそらく彼らには知らされていなかったらしい。

 

「では、来ていただこうかの。極東よりやって来たマホウトコロの生徒達と校長先生じゃ」

 

その合図で大広間にやって来たのは和服に身を包んだ生徒達だった。

 

全員、腰には当然のように斬魄刀を差している。

 

先頭は日番谷、最近になって漸く身体が大きくなってきているが、まだ斬魄刀の方が大きい為に刀を背負っている。

 

その左右にはそれぞれ雛森と朽木。

二人とも緊張が拭えないらしい。

 

その後ろには、余裕綽々といった感じの阿散井もいた。

 

そして最後尾に黒崎と井上。

 

黒崎は日本魔法省の魔法執行部部長で、前十番隊隊長の黒崎 一心の息子。

 

井上はいわゆるマグル生まれ。

しかし西洋魔法に関してはかなりの技量を持っている。

 

しかし……目立つな…コイツら。

 

日番谷は白髪。

阿散井は赤髪。

黒崎はオレンジの髪。

井上は茶髪。

 

日本人らしい髪色は雛森と朽木しかいない。

 

生徒は以上六名*3

 

他と比べると明らかに数が少ない*4が、英国のホグワーツ(揉め事が毎年起きてる場所)に行けるに足る実力を有していると判断された少数精鋭のメンバーだった。

 

その後ろには柔和な風貌でメガネをかけた男性。

三人の校長よりも明らかに年下である。

 

しかしその実力は非常に高く、零番隊を除き日本で五指に入るであろう実力を有している。

 

前五番隊隊長という格は伊達ではない。

 

刀原と雀部が少し会釈をすればニコッと笑い返す。

イケメンだ。

あの笑顔にまんまと騙され、実力を見誤る者は多い。

 

「先程ご紹介を受けましたマホウトコロの校長、藍染惣右介と申します。見ての通り少数ですが、粒揃いですのでご安心を」

 

ダンブルドアから挨拶を求められた藍染がニッコリと笑いながらそう言う。

 

「ありがとう藍染校長。マホウトコロの生徒諸君らは、グリフィンドールのテーブルで良いじゃろう……」

 

ダンブルドアの言葉に従う形で日番谷達はグリフィンドールのテーブル……もっと言えば刀原がいる付近に座る。

 

「では改めて……紳士淑女にゴーストの皆さん、それから客人の皆さん、こんばんは。そしてようこそ。ホグワーツへのご来訪、心から歓迎いたしますぞ!」

 

 

 

 

ダンブルドアが親しげながらも威厳のある声で歓迎の意を伝える。

 

「対抗試合はこの宴の終了と同時に、正式に開催される。それまでは大いに飲み、食し、くつろいでくだされ!」

 

そして魔法学校対抗試合の開始を宣言し、着席すれば、すぐに目の前の皿がいつものように満たされた。

 

 

 

「日本食だ……!」

 

刀原の目の前には、おそらくホグワーツ史上初であろう日本食が出てきた。

 

味噌汁(ミソスープ)に天ぷら、寿司などだ。

 

刀原は早速食べ、そして後悔した。

理由は……なんか違う。

 

ハリー達は美味しそうに食べているが、ここにいる日本人達は全員首をかしげた。

 

そして結論付けた。

 

出汁がねぇんだ、これ……。

 

おそらくではあるが……さしもの屋敷しもべ妖精といえど、出汁の概念を知らなかったのだろう。

 

厨房に行って伝授させなくては……!

 

刀原は固く決意した。

 

 

 

 

 

 

「時は来た。魔法学校対抗試合はまさに始まろうとしておる。その前に、二言、三言説明しておこうかの……」

 

ダンブルドアはそう言ったあと、英国魔法省のバーテミウス・クラウチ氏とルード・バグマン氏を紹介する。

そしてフィルチを呼び寄せて大きな木箱を持ってこさせ、ダンブルドアの前のテーブルに置かせた。

 

「対抗試合で競うのは各参加校から一人づつ、計四人の代表選手じゃ。代表選手は三つの課題に取り組むこととなる……危険な課題じゃ。魔法の卓越性と応用力、果敢な勇気と正しい知識、論理・推理力、そして危険に対処する能力……即ち今までの研鑽が試されるのじゃ。柔な者ではとてもクリアすることが出来ん。代表選手を選ぶのは公正なる選者『炎のゴブレット』じゃ」

 

そう言ってダンブルドアが杖で木箱の蓋を叩くと、箱はゆっくりと開いた。

 

出てきたのは、青白い炎を零すゴブレット。

見た目は素朴だが、凄まじい魔力(霊圧)を感じる。

 

ダンブルドアは木箱の上にゴブレットを置く。

 

「代表選手に名乗りを上げたい者は、羊皮紙に名前と所属校名を書き、このゴブレットの中に入れなければならぬ。明日、ハロウィーンの夜に、ゴブレットは、各校を代表するに最もふさわしいと判断した者の名前を返してよこすであろう」

 

 

明日には返答が来る。

即ち、今から約二十四時間以内に立候補しなくてはならないということだ。

 

 

「このゴブレットは、今夜玄関ホールに置かれる。我はと思う者は、自由に近付くが良い。なお、年齢に満たない生徒が誘惑に駆られることのないよう『炎のゴブレット』の周囲にわしが『年齢線』を引くことにする。十七歳に満たない者は、何人もその線を越えることはできぬ」

 

年齢線に関して、双子を筆頭とする違法に立候補したいと思うもの達が出した結論は『老け薬』だった。

 

それでなんとか出来るなら苦労は無い。

刀原は高みの見物と洒落込むことにした。

 

「最後に、はっきりと言うておこう。軽々しく名乗りを上げぬことじゃ。『炎のゴブレット』がいったん代表選手と選んだ者は、最後まで戦い抜く義務が生じる。ゴブレットに名前を入れるということは、魔法契約によって拘束されることじゃ。代表選手になったからには途中で気が変わるということや、逃げ出すことが許されぬ。じゃから、己が課題に対して本当に用意があるのかどうか、確信を持った上で、ゴブレットに名前を入れるのじゃぞ……」

 

誰もが静まり返って、その言葉を聞いていた。

 

 

 

 

 

その夜、刀原はマホウトコロの列車内にいた。

マホウトコロの校長、藍染に呼ばれたのだ。

 

「将平君と雷華君は立候補しない。それで本当にいいのかい?」

 

「ええ、それで問題無いです」

 

藍染の用件は、魔法学校対抗試合(ウィザード・トーナメント)に刀原と雀部が立候補しないということを再確認することだった。

 

「マホウトコロからは、誰だと思うかい?」

 

藍染は刀原に探るように言う。

 

「さあ、それはなんとも言えませんが……優勝杯はマホウトコロの物で間違いはないと思いますがね」

 

刀原は緑茶を啜りながらそう言った。

その発言をこの場でとがめる者は誰もおらず、藍染も少し笑いながら「そうだろうね、私もそう確信しているよ」と肯定した。

 

「では、ホグワーツからは誰になると思う?」

 

「そうですね……グリフィンドールだとアンジェリーナ・ジョンソン。レイブンクローだとロジャー・デイビース。スリザリンからはカシウス・ワリントン。ハッフルパフからは……セドリック・ディゴリー。その辺りかと」

 

「その中で一番、有り得そうなのは?」

 

「グリフィンドールに席を置いてる者としてはアレな意見ですが……格としてはセドリックが一番かと……」

 

刀原は「間違ってるかもですが」と付け加えながらそう言った。

 

「君の観察眼は京楽隊長も太鼓判を押すほどだからね。信頼に値する情報だよ、ありがとう」

 

藍染がそう言えば照れ臭そうに刀原は笑う。

 

「さて、そろそろ俺は向こう(ホグワーツ城)に戻ります。留学生という身分なので、マホウトコロ側に加担するのは出来かねるので……」

 

刀原は緑茶を飲み干し、右側に置いてあった斬魄刀を持って立ち上がりながらそう言った。

 

「確かにそうだね。ではおやすみ」

 

「はい、おやすみなさい」

 

そうして、刀原は戻って行った。

 

 

 

 

 

翌日は土曜日であり、普段ならば大半の生徒が遅い朝食(寝坊)をしている筈だった。

しかし何人かの生徒達は刀原と同様に早く起きており『炎のゴブレット』を眺め回していた。

 

ゴブレットの周りの床には、細い金色の線で半径三メートルほどの円が描かれていた。

 

そんな中、刀原は特に予定も無かった為、立候補する者を眺める事にした。

 

 

ダームストラング、ボーバトンは当然ながら全員が既に立候補し、マホウトコロの面々も朝食が終わったタイミングで全員が立候補した。

 

【どうもイマイチ覇気がねぇな】

 

そう言うのは日番谷。

既に立候補を終え、近くで高みの見物をしていた刀原達の元に座っていた。

 

【誰がだ?】

 

刀原は既に答えを予想しており、苦笑いにながらそう言うと【コイツら(ホグワーツの面々)がだ】と日番谷が言う。

 

【そういってやるな……】

 

【お前は本当にホグワーツ側で立候補しねぇのか?そうしたら少しは歯応えが出来そうだが……】

 

日番谷はそう言う。

既に自分達の勝利を確信してやまないらしい。

 

【何度も言うが、俺も雀部も立候補しねぇよ。俺達はホグワーツに留学してきてるんだ。そんな俺達が()()()()()()()()()()()()立候補するなんて、出来るわけねぇだろう?】

 

刀原はそう日番谷に言う。

日番谷はそれを受けて【それもそうか……】と言う。

 

【それと……コイツら(ホグワーツの面々)をあんまり舐めないほうが良いぞ?】

 

【へぇ?それは楽しみだ】

 

刀原の言葉で日番谷はニヤリと笑った*5

 

 

刀原と日番谷がそんなやり取りをしながら過ごしていると、ハリー達も多くの生徒と同様、従来よりも早く起きてやって来た。

 

「ハリー、ロン、ハーマイオニー。コイツは日番谷。日本での友人で……まあ、ライバルみたいな奴だ。よろしくな?」

 

刀原はハリー達に日番谷をそう紹介する。

 

ハリー達は「日番谷だ、よろしく」と言って手を差し出した日番谷に戸惑いながらも握手する。

 

そんな事をしていると、フレッドとジョージの双子とリー・ジョーダンが階段を下りてきた。

 

「やったぜ。今飲んできた」

 

フレッドが勝ち誇ったように刀原達に言う。

 

「老け薬だ。一人一滴、俺達はほんの数ヶ月分だけ歳をとれば良いだけなんだからな」

 

フレッド達はひどく興奮していた。

 

「そんなにうまくいくかねぇ?」

 

「無理だと思いますが……」

 

そんな彼らを見て、刀原と雀部はかなり難色を示した。

 

「ダンブルドアはきっとお見通しよ」

 

ハーマイオニーも警告するように言う。

 

しかし双子達はそんな言葉を無視してポケットから薬を取り出して飲み、フレッドが先に「フレッド・ウィーズリー……ホグワーツ」と書かれている羊皮紙もポケットから取り出した。

 

そしてダイバーのように大きく息を吸い、年齢線の中に足を踏み入れた。

 

そして流れる沈黙。

 

ジョージは上手くいったと思ったのか、「やった!」という叫び声と共にフレッドの後を追って飛び込んだ。

 

が、次の瞬間にはジュッという音と共に双子はまとめて年齢線の円の外に放り出された。

 

二人は三メートルほど吹っ飛び、冷たい石の床に叩き付けられ、ついでにポンと大きな音と共に白く長い顎髭が生えた。

 

それを見て玄関ホール中が大爆笑に沸き、当の本人である二人もお互いの髭を眺めて笑い出した。

 

「忠告した筈じゃ」

 

深みがありつつ面白がっている声が聞こえてきた。

 

全員が振り向くとダンブルドアが出てきた。

 

「二人ともマダム・ポンフリーのところに行くがよい……既に何人かがお世話になっておる。最も、君たちの髭は彼らよりも見事じゃがの」

 

目をキラキラさせながらダンブルドアが言う。

 

そうしてゲラゲラ笑っているリーに付き添われ、二人は医務室に向かった。

 

マホウトコロでは絶対に考えられない光景に、クックックと笑う日番谷。

 

「なるほど、中々侮れないな」

 

そう言う日番谷に刀原はニヤリと笑う。

 

「まだまだ序の口だよ」

 

そしてそう返した。

 

 

 

*1
ヴィーラとは魔法生物の一種であり、美しい外見を利用して男性を誘惑するのが特徴である。

*2
しかも世界最高峰の誉れも高い

*3
なお、吉良はお留守番らしい

*4
とはいえ、他校も十名ずつだが

*5
ちなみに【あと……多分、代表者での決闘はしねぇと思うぞ?】と刀原が付け加えると日番谷は【やっぱそうか……】とちょっと残念そうに言った。






本当は選定まで行きたかったのですが、それは次回にさせていただきます。

どうかご了承を。

また、試験が近づいているので次回の投稿が遅れることもお伝えしておきます。

そちらもご了承を。


では次回こそ
想定外の選手
次回もお楽しみに


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