ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第102話「医者のいない島? 名も無き国の冒険!」

ナミの容体を見たルフィが、

 

ルフィ「水とか・・・ぶっかけたら 熱・・・・・・ひかねェかな・・・」

 

サンジ「アホかァア!!」

 

ララとサンジの蹴りとビビのパンチでルフィは後ろに吹っ飛んだ。

 

サンジ「・・・まいったな 今日は もう日が暮れるぜ ビビちゃんララちゃん」

 

ビビ「そうね・・・」

 

ララ「どっかに錨を降ろすのがいいですね。」

 

ビビ「ええ ナミさんの指示なしでは夜の航海はできないわ・・・・・・」

 

深夜3時過ぎた頃、ナミは起き上がる。

 

ルフィ達は近くで寝ていた。ララも同じである。

 

ナミ(・・・・・・)

 

ナミは再び寝た。

 

サンジは船の屋上で見張りをやっていた。

 

サンジ「ふーっさみーさみー もうじき満月だなァ」

 

翌朝。

 

ララは起き上がり、制服の上に防寒着着用でウソップと共に船の修繕作業を手伝う。カルーもである。

 

ウソップ「しかし何だったのかねー・・・」

 

サンジ「ん?」

 

ウソップ「昨日のあいつらだよ・・・ワポルなんて聞いた事もねェのに あんなにすげェ船持ってたろ!!」

 

サンジ「何だっていいさ・・・気にすんな・・・・・・」

 

男『ワポル様ーーーーーーーーーっ!!』

 

男『おいマズいぞ!!ワポル様が ごぶっ飛びあそばれた!!!』

 

男『なーーーーーーんということだ ワポル様は おカナヅチであらせられるというのに!!』

 

男『こうなってはワポル様がお沈みあそばれる前に ご救出してさしあげなければお死にたてまつっちまうぜ!!』

 

男『貴様ら憶えていろ!!必ず復讐してやる!!!』

 

男『リメンバー・アス!!!』

 

男《憶えていろーーーーーーーーーっ!!!》

 

男《プリーズ・リメンバー・アス!!!》

 

男《プリーズ!!!》

 

サンジ「アホだよ ありゃただの・・・ほかに考えようがねェ」

 

ウソップ「ララ お前としてはどうだ?」

 

ララ「確かに・・・船の素材を食べるなんて通常は出来ませんし、悪魔の実の能力ですね。それにあんなバカでかい船は一度は乗ってみたいな・・・」

 

ウソップ「そっちかよ!!」

 

ウソップは突っ込んだ。

 

サンジ「それよかよ・・・ここんとこ どうも安定して寒くねェか?」

 

ウソップ「そうだな こういうこともまた気まぐれなんだろうな この海は・・・・・・」

 

ララも釘打ちは上手くやっていた。

 

ビビ「島が近い証拠よ サンジさん注意して水平線を見てて」

 

サンジ「ビビちゃん・・・・・・」

 

ビビ「近くに”冬島”があるのよきっと」

 

サンジ「冬島?」

 

ウソップはトンカチで指をうっかり打った。

 

ウソップ「いで」

 

ララ(チョッパーのいる元・王国でもあった島・・・。)

 

ビビ「気象学的にはね ”偉大なる航路(グランドライン)”の島々は4種類に分類されるの 『夏島』『春島』『秋島』『冬島』 そしてそれぞれの島にはだいたい(・・・・)『四季』がある」

 

ビビ「つまりこういうこと ”偉大なる航路(グランドライン)”を航海するには最低でも 『夏島』の”夏”から『冬島』の”冬”まで 16段階の季節を克服していかなきゃならない」

 

ララ「うわァ 大変な航海になるわけなんだ・・・」

 

ビビ「なるわ。もちろん例外や未知の気候だってたくさんあるわ」

 

ウソップ「・・・なるほど・・・そういう島が織り重なってりゃ それに挟まれた”海”は尋常な気候じゃいられねェってわけか・・・」

 

ビビ「・・・・・・そうなの だから気候の安定は島が近いことを意味するのよ・・・!」

 

サンジ「・・・確かに 見えた・・・!!」

 

サンジ「島があったぞーっ!!」

 

ルフィ「島かァ!!?」

 

ルフィ「おいナミ!!よかったな!!島だってよ!!病気治るぞ!!! ・・・・・・・・・!!」

 

ルフィは島を見たい様子だった。

 

ゾロ「・・・みて来いよ いいから」

 

ルフィは外に出て、島を見た瞬間に大喜び。

 

ルフィ「う~~~~~~おおお!!! しーーーーまだァああああああァ!!!」

 

ルフィ「白いな!! 雪だろ!雪島か!!」

 

サンジ「おいルフィ!!言っとくがな今度は冒険してるヒマはねェんだぞ 医者を探しに寄るんだ ナミさんを診てもらったらすぐにでるんだぞ」

 

ララ「サンジさん・・・本人全然聞いちゃいないんで・・・」

 

サンジ「ああ だな・・・」

 

ルフィ「雪はいいよなー・・・・・・」

 

ウソップ「・・・ちょっと待てよ 大丈夫か!?雪の化け物とかいるんじゃねェのかァ!?そもそも人がいるのかどうかが大問題だ!!」

 

ウソップ「まずいっ!!”島に入ってはいけない病”が!!」

 

ララ「ウソップさん それウソでしょ?」

 

ルフィ「雪は白くて好きだー」

 

ビビ「みんな 上陸の準備を」

 

メリー号は島に到着。

 

サンジ「ふーーーーーっ こりゃすげェ!!何だ あの山は・・・!!! ララちゃん 防寒具は大丈夫かい?」

 

ララ「ええ まあ・・・」

 

ルフィ「こんなに雪が しやわせだ・・・おれ」

 

ウソップ「それよりルフィ お前寒くねェのかそのカッコで」

 

ララ「絶対寒いですって!! ちょっと冷たい風吹いてるんですし!」

 

ビビが温度計を確認すると、

 

ビビ「マイナス10℃熊が冬眠の準備を始める温度よ」

 

ララ「えっ!?熊の冬眠準備温度が分かるんだ!?」

 

ビビ「うん まあね。」

 

ルフィ「え? ああ・・・」

 

ルフィは今さら両腕で体を抱き寒がった。

 

ルフィ「寒ブッ!!!」

 

サンジとウソップとララ「「「いや遅ェよ《遅いですって》!!!」」」

 

ビビ「雪解け水の滝だわ・・・この辺に船を泊められそう」

 

ゾロ「それで・・・?誰が行く 医者探し いや・・・まず人探しか・・・」

 

ルフィが挙手した。

 

ルフィ「おれが行く!!」

 

サンジも挙手。

 

サンジ「おれもだ!!」

 

ララも挙手。

 

ララ「私もです!!」

 

ウソップ「よーし 行って来い」

 

島民「そこまでだ 海賊ども」

 

島の民達が銃を持って、船を囲っていた。

 

ルフィ「おい 人がいたぞ」

 

ビビ「・・・・・・!」

 

ウソップ「・・・でもヤバそうな雰囲気だ・・・」

 

島民「速やかにここから 立ち去りたまえ」

 

ルフィ「おれ達医者を探しに来たんだ!!」

 

ビビ「病人がいるんです!!」

 

ララ「お願いしまっ・・・」

 

島民「そんな手にはのらねェぞ!!!ウス汚ェ海賊め!!!」

 

島民「ここは我々の国だ!!海賊など上陸させてたまるか!!!」

 

島民「さァ すぐに錨を上げて出てゆけ!!! さもなくばその船ごと吹き飛ばすぞ!!!」

 

サンジ「おーおー・・・ひどく嫌われてんなァ・・・初対面だってのに」

 

島民「口ごたえするな!!」

 

島民は撃ってきた。

 

サンジ「うわっ!!!」

 

ウソップ「撃った・・・・・・!!!」

 

サンジ「やりやがったな・・・・・・」

 

島民「・・・・・・!! ひ・・・」

 

島民は銃を向ける。

 

サンジ「てめェ!!!」

 

それをビビが前へ出て止めに入った。

 

ビビ「まってサンジさんっ!!」

 

しかしビビは撃たれて倒れた。

 

ララ「ビビ・・・」

 

ルフィ「ビビ!!」

 

島民「あ・・・」

 

ルフィ「お前らあ!!」

 

島民「構えろォ!!!」

 

ウソップはパチンコを構え、ゾロは刀を抜こうとし、ララもデバイスを起動しようとしていた。

 

ルフィは特攻しようとしたが、ビビが抱きつき止めた。

 

ビビ「ちょっと待って!!!戦えばいいってもんじゃないわ!! 傷なら平気 腕をかすっただけよ!!」

 

ビビは土下座した。

 

ビビ「だったら・・・上陸はしませんから・・・・・・!! 医師を呼んで頂けませんか!! 仲間が重病で苦しんでます助けて下さい!!」

 

ルフィ「ビビ・・・・・・!!!」

 

ビビ「あなたは・・・船長失格よルフィ 無茶をすればすべてが片付くとは限らない・・・!!!」

 

ルフィ「・・・・・・」

 

ビビ「このケンカを買ったら・・・・・・ナミさんはどうするの?」

 

ビビの腕から血が垂れていた。

 

ルフィ「・・・うん ごめん!!! おれ間違ってた!!!」

 

ルフィも土下座する、額を強く打ちつつ。

 

ルフィ「医者を呼んでください 仲間を助けてください」

 

島民は呆気にとられていた。

 

ララ「ルフィさん・・・」

 

サンジ「・・・・・・」

 

島民「村へ・・・案内しよう ついてきたまえ」

 

ルフィ「!」

 

ビビ「ね わかってくれた」

 

ルフィ「うん お前すげェな」

 

ララ「カバンは必要無いか・・・スマホとイヤホンだけで。」

 

ルフィ達は島へ。

 

島民「一つ・・・忠告をしておくが・・・我が国の医者は・・・魔女(・・)が一人いるだけだ」

 

ウソップ「は?」

 

 

島民「この国に 名前はまだ無い」

 

ビビ「名前のない国? そんなことってあるんですか?」

 

ウソップ「っぎゃあああ!!!熊だあああっ!!!みんな死んだフリをしろォおお!!!」

 

巨大熊は通りかかり、

 

島民「ハイキングベアだ 危険はない 登山マナーの”一礼”を忘れるな」

 

ルフィ達は一礼した、気絶したフリのウソップを除外して。熊も一礼した。

 

 

船で留守番のゾロは、

 

ゾロ「おし 治った!」

 

ゾロ「な」

 

カルー「グエ」

 

ゾロ「これで やっとまともな特訓ができそうだ 加減した筋トレはもう あきあきしてたトコだ ただ船番ってのも退屈だし・・・」

 

ゾロは上半身裸状態になり、両手を合わせ。

 

ゾロ「心頭滅却寒中水泳でもやろうかね」

 

 

雪の降る村”ビッグホーン”

 

島民「ここが・・・我々の村だ」

 

ルフィ「なんか変な動物歩いてんぞ」

 

ウソップ「さすが雪国だぜ」

 

ララ「貴重だから撮っておこうかな」

 

ララは取り出したスマホのカメラ機能で撮影する。

 

サンジ「ナミさん!!人のいる村へついたぜ!!村だ!!」

 

ララ「ルフィさん ウソップさん あの動物達の写真撮ったんで後で見せますね。」

 

ルフィ「あ そっか。」

 

ウソップ「じゃあ 後で見せてくれな!」

 

ララ「はい!」

 

島民「じゃあ みんなごくろうさん 見張り以外は仕事に戻ってくれ」

 

島民「一人で平気かい ドルトンさん 海賊だぞ」

 

ドルトン「彼らに おそらく害はないよ 長年の勘だ 信じてくれていい・・・」

 

ビビ「・・・国の守備隊ではなかったんですね」

 

ドルトン「民間人だ ひとまずウチに来たまえ」

 

ウソップ(はっ!!おいみろルフィ!!ララ!!ハイキングベアだ)

 

ルフィ(またかっ!!)

 

ララ(なら・・・)

 

町民のおばさんは来て、ルフィとウソップ、ララは一礼した。

 

町民のおばさん「あらドルトンさん 海賊が来たと聞いたわ 大丈夫なの?」

 

ドルトン「ええ 異常ありません ご心配なく」

 

島民「やあドルトン君 二日後の選挙は楽しみだな みんな君に投票すると言っとるよ」

 

ドルトン「と・・・とんでもないっ!!私などっ!! 私は罪深い男です・・・!!」

 

 

ルフィ達は一つの民家に入る。

 

ドルトン「そこのベッドを使ってくれ 今 部屋を暖める・・・」

 

ドルトン「申し遅れたが・・・私の名はドルトン この島の護衛をしている 我々の手荒な歓迎を許してくれ」

 

ドルトン「一つ聞いていいかね・・・」

 

ビビ「え?」

 

ドルトン「どうも私は君をどこかで 見た様な気がする・・・」

 

ビビ「!! き・・・気のせいですきっと・・・それより”魔女”について教えて下さい・・・」

 

 

ドルトン「体温が・・・42度!!?」

 

ビビ「3日前から熱は上がる一方で・・・」

 

ドルトン「これ以上上がると死んでしまうぞ・・・」

 

ビビ「・・・ええ だけど病気の原因も対処方法も私達にはわからなくて」

 

サンジ「何でもいいから医者が要るんだ」

 

ララ「その魔女さんはどこにいらっしゃるんで?」

 

ソルトン「”魔女”か・・・ 窓の外に・・・山が見えるだろう・・・!?」

 

サンジ「ああ・・・あのやけに高い・・・」

 

ララ「って、雪だるま?」

 

ビビ「!」

 

外でルフィとウソップが雪で遊んでいた。

 

ルフィ「”ハイパー雪だるさん”だ!!!」

 

ウソップ「雪の怪物”シロラー”だ!!!」

 

ララはずっこける。

 

サンジ「てめェらぶっ飛ばすぞ!!!」

 

ララ「遊んでる場合じゃないでしょ!?」

 

ドルトン「あの山々の名はドラムロッキー」

 

ドルトン「真ん中の一番高い山の頂上に城が見えるか?」

 

ドルトン「今や・・・・・・王のいない城だ・・・」

 

ルフィとウソップは中で温かいお茶を飲む。

 

ウソップ「城!?」

 

ルフィ「あったまるなー」

 

サンジ「ああ・・・確かに見える」

 

ララ「どんだけの高さだろう・・・」

 

ビビ「あの お城が何か・・・?」

 

ドルトン「人々が”魔女”と呼ぶ この国の唯一の医者 ”Dr。くれは”があの城に住んでいる・・・」

 

サンジ「何!?」

 

サンジ「よりによって何で あんな遠いとこに・・・じゃあ・・・すぐに呼んでくれ!!急患なんだ」

 

ドルトン「そうしたくとも通信手段がない」

 

サンジ「あァ!? それでも医者かよ!!?一体どんな奴だ!!」

 

ドルトン「医者としての腕は確かなんだが少々 変わり者のバアさんでね・・・もう140近い高齢だ」

 

ララ(Dr.くれは 別名:ドクトリーヌ。)

 

サンジ「ひゃ・・・140!!?そっちが大丈夫か!?」

 

ララ「140歳って普通生きてる方が不思議ですよ!? ホントなら100歳前には寿命尽きてる筈です!!」

 

ドルトン「うん。きみの言う事も一理あるさ・・・あと・・・そうだな・・・うめぼしが好きだ」

 

ビビ「この国の人たちは病気やケガをどうしてるの!?」

 

ドルトン「彼女は 気まぐれに山を降りてくる そして患者を探し処置を施しては 報酬に その家の欲しい物をありったけ奪って帰っていく」

 

ウソップ「そりゃタチの悪いババアだな」

 

ルフィ「おいおい まるで海賊だな!!」

 

ビビ「でも そんなおばあさんがどうやってあの山から・・・?」

 

ドルトン「妙な噂なんだが・・・月夜の晩に彼女がそりに乗って 空をかけ降りてくる所を数名が目撃したという話だ・・・ ”魔女”と呼ばれるゆえんだ・・・」

 

ドルトン「・・・それに・・・見た事もない奇妙な生き物と一緒にいたという者もいる・・・」

 

ララ(チョッパー・・・直に会えるね。)

 

ウソップ「ぐあっ!!やっぱりか!!出た!!ほらみろ!!雪男だ!!雪山だもんなー!!! いると思ったんだ魔女に雪男だと!!? ああ どうか出くわしませんように!!!」

 

ララ「ユーマです!!ユーマ!!」

 

ウソップ「え?ユーマって?」

 

ララ「今言った雪男とか、最も古いとネッシーで、2体だけでなく陸上、海、森、空、雪山、様々な場所で合わせて140体以上目撃されてる未確認生物の事です!」

 

ルフィ「へェ・・・未確認生物か・・・」

 

ウソップ「140体以上も目撃されてんのかよ!?」

 

ビビ「目撃される数が多すぎるわ・・・」

 

サンジ「だな・・・」

 

ドルトン「まあとにかく 唯一の医者ではあるが あまり関わりになりたくないバアさんだ・・・次に山を降りて来る日をここで待つしかないな・・・」

 

ビビ「そんな・・・」

 

サンジ「だいたいよ 国中で医者が一人なんておかしすぎるぜ!!!」

 

しかしルフィはナミを頬をペチペチする。

 

ルフィ「おいナミ!! ナミ!! 聞こえるか?」

 

3人とララ「「「「ーーーでお前は何をやってんだ《あなたは何やってんですか》ーーーっ!!!」」」」

 

ナミは目をうっすらと開く。

 

ルフィ「お!起きた」

 

ルフィ「あのな山登んねェと医者いねェんだ 山登るぞ」

 

ナミ「!!!」

 

サンジ「無茶言うな お前 ナミさんに何さす気だァ!!」

 

ルフィ「いいよ おぶってくから」

 

ビビ「それでも悪化するに決まってるわ」

 

ララ「確かに多少の衝撃は本人には響きますよ。」

 

ルフィ「何だよ 早く診せた方がいいだろ」

 

ビビ「それはそうだけど無理よっ!!あの絶壁と高度を見て!!」

 

ルフィ「いけるよ」

 

サンジ「てめェが行けてもナミさんへの負担はハンパじゃねェぞ!」

 

ルフィ「でもほら・・・もし落っこちても下は雪だしよ」

 

ビビ「あの山から転落したら健康な人でも即死よ!!!」

 

ララ「ルフィさんはゴムだから落下して平気でも、ナミさんは即死ですから!」

 

ウソップ「常人より6度も熱が上がった病人だぞ!? わかってんのかお前っ!?」

 

ナミ「・・・ふふっ」

 

サンジ「!・・・・・・ナミさん」

 

ウソップ「ナミ!!」

 

ララ「ナミさん・・・」

 

ナミ(早く治さなきゃ・・・)

 

ナミは右手を出すと、

 

ナミ「・・・よろしくっ」

 

ルフィ「そうこなきゃな! 任せとけ!!」

 

ルフィはナミの手をはたく。

 

ウソップ「・・・あっきれたぜ 船長も船長なら航海士も航海士だ!!」

 

サンジ「自分の体調わかってんのか!?ナミさんっ!!」

 

ララ「でも行くしかない。」

 

ルフィ「おっさん 肉をくれ!」

 

ドルトン「・・・・・・肉?」

 

ビビ「ナミさん本当に大丈夫!?何時間もかかる道よ」

 

サンジ「よし おれも行く!!」

 

ララ「私も行きます!!」

 

ララは左手首のに装着中のデバイスをチラッと見せつつ言う。

 

ルフィ「ララもか? まァいいぞ」

 

ウソップ「お前が一度でも転んだらナミは死ぬと思え!!!」

 

ルフィ「えっ!!一度でもかっ!?」

 

ドルトン「それとピンク髪の君!」

 

ララ「はい?」

 

ドルトン「その靴のままでは雪の上を走りにくいだろ。その上に長靴を履いていくといい」

 

ララ「長靴あるんですか!?」

 

ドルトン「あるさ」

 

ドルトンは長靴を用意してきた。

 

ララは外で長靴を革靴を履いたまま履く。

 

ルフィはナミを背負い、腰には刀と鞘でナミのお尻を支える。

 

ビビはルフィの腰にロープを縛り付ける。

 

ビビ「待って・・・じっとしてて・・・・・・!!ちゃんと縛っておかなきゃ・・・」

 

ビビ「これでいいわ 私はここで待たせてもらうから!かえって足を引っぱっちゃうし」

 

ウソップ「おれもだっ!!!」

 

ルフィ「わかった!ナミじゃあ しっかりつかまってろよ!!」

 

ナミ「うん・・・・・・」

 

ドルトン「・・・本気なら・・・止めるつもりはないがせめて反対側の山から登るといい・・・ここからのコースには”ラパーン”がいる・・・!!肉食の凶暴なうさぎだ・・・集団に出くわしたら命はないぞ!!」

 

ルフィ「うさぎ?でも急いでるんだ・・・平気じゃね なァ」

 

サンジ「ああっ 蹴る!!!」

 

ララ「私は撃つか、斬るか、サンジさんと同じ蹴りでも対処です!」

 

ドルトン「撃つ、斬るって、お嬢さんは銃や刀なんて持っていないのに意味が分からん!」

 

そしてルフィ達は走る。

 

ルフィ「じゃあ 行くか!!サンジ ララ!!ナミが死ぬ前にっ!!」

 

サンジ「縁起でもねェのに言うんじゃねェ!!このクソ野郎!!」

 

ララ「ルフィさんにナミさんが死んでしまった時の責任が取れるんですか!?」

 

ドルトン「本当に大丈夫かね・・・」

 

ウソップ「あの3人(・・・・)は心配ねェだろうな。デバイスを左手首に装着中は唯一チートな存在になるララもいる事だし・・・」

 

ビビ「うん それにナミさんの体力がついていけるかね・・・!! 何とか着ければいいけど・・・」

 

ドルトン「チート・・・」

 

町がちょっと吹雪いてきた。

 

ドルトン「・・・どうした君達 中へ入りたまえ・・・外は寒い・・・」

 

ドルトンはドアを開けた。

 

ビビ「・・・いいです・・・私は・・・外にいたいですから・・・!!」

 

ウソップ「おれも」

 

ウソップはガチガチだった。

 

ドルトン「そうか・・・」

 

ドルトンは二人の傍で座る。

 

ドルトン「では・・・私もつき合おう・・・」

 

ドルトン「・・・昔はね・・ちゃんといたんだよ」

 

ビビ「え?」

 

ドルトン「医者さ・・・理由(ワケ)あって全員いなくなってしまったんだ・・・」

 

ドルトン「一年にも満たない数か月前に・・・この国は・・・一度 滅びているんだ・・・海賊の手によって・・・!!」

 

ビビ「え・・・」

 

ウソップ「()が・・・・・・!!?」

 

ビビ「・・・それで私たちにあんなに過敏に・・・」

 

ドルトン「そうだ・・・みんな海賊という言葉にはまだどうもね」

 

ドルトン「・・・たった5人の海賊団だった・・・船長は”黒ひげ”と名乗り・・・我らにとって絶望的な力でこの国をまたたく間に滅ぼした」

 

ビビ「・・・たった5人の海賊に・・・!?うそでしょう・・・・・・!?」

 

ウソップ「”黒ひげ”・・・・・・!?」

 

ドルトン「だが・・・この国にとってはそれでよかったと言う者もいる・・・!!」

 

ビビ「国が潰れて・・・・・・いいわけないじゃない!!」

 

ウソップ「そうだ そんなバカな話があるか・・・・・・・・・!!!」

 

ドルトン「・・・・・・」

 

ドルトン「それまでのこの国の”王政”が 国民にとて悲惨なものだったからだ ・・・元あったこの国の名は『ドラム王国』・・・王の名は『ワポル』!! 最低の国王(・・・・・)だった・・・・・・!!!」

 

ビビ「!!!・・・そうだあの男・・・!!!思い出したっ!!!」

 

ウソップ「ワポルゥ!!?」

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