ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:ウルトラマングレート

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第109話「VSワポル軍団! バクバクの実の能力!」

ルフィの技の直後に、追い打ち的にアルティメットアーマー・エックスのプラズマチャージショットで吹っ飛んだワポル。

 

チェスとクロマーリモ「「ワポル様ァーーーーーっ!!!」」

 

くれは「何事だい・・・・・・・・・!! 今のでかい光の塊は!?」

 

チョッパー「・・・・・・・・・」

 

チョッパーは口を開いて固まる。

 

サンジ「お!?あいつらは・・・・・・!! それにエックスのショットが見事に命中したよな・・・。」

 

アルティメットアーマー・エックスはチョッパー達の所へ。

 

ワポルは頂上から落ちそうになるが、チェスとクロマーリモに両足を掴まれ抑えられる。

 

チェス「あ」 

 

クロマーリモ「危ねェ・・・!!」

 

ワポル「カ・・・・・・ カカ・・・」

 

クロマーリモ「!! 今の光の巨大な塊は!?」

 

ルフィ「エックスの巨大ショット 効いただろ? それにさっきはよくもやってくれたな」

 

ルフィ「しっしっしっしっしっしっしっしっ も~~~~~~~我慢しなくていいんだっ!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「あいつ 今のショットが効いてるから、気絶しそうだな・・・。」

 

クロマーリモ「ぬうっ!!! 貴様ら いきなりドラム王国の国王であらせられるワポル様に向かって何たる狼藉を!!!」

 

チェス「そうだぞ国王様だ!!この島中の国民達を 支配されておいで遊ばれていらっしゃる一国の王に向かって貴様らは・・・!!!」

 

ルフィ「王? 知るか お前らムカつくんだ」

 

アルティメットアーマー・エックス「何が王だ!? 王を名乗りたければ遊んでないで国の、国民の為の仕事をしな!!」

 

くれは「お前はあの小娘かい? 鎧があの時と違う・・・」

 

アルティメットアーマー・エックス「変身中は小娘と呼ばないでくれ。おれはエックスだ 先生!」

 

くれは「ああ 分かったよエックス。それに声と話し方が完全に男になっているね・・・」

 

チョッパー「た、確かに変わっているよ・・・」

 

チョッパーはルフィとエックスの事が不思議で仕方ないようだ。

 

くれは「まあいいさ 二人はあいつらを知ってんのかい?」

 

アルティメットアーマー・エックス「知ってるも何も。」

 

ルフィ「”邪魔口”だ 海賊”邪魔口” 邪魔ばっかすんだよ 船食うしな もう許さんねェぞおれは!!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「俺「達」な・・・」

 

サンジ「それよりルフィ おめェは寒くねェのか」

 

ルフィ「え?」

 

アルティメットアーマー・エックス「絶対寒いって」

 

サンジ「ホラみろ」

 

ルフィ「”王様”って言わなかったかあいつ!?海賊じゃねェのか」

 

サンジ「そっちかよ!!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「気づくの遅・・・」

 

サンジとエックスに突っ込まれたルフィ。

 

クロマーリモ「フン・・・・・・!!バカめ やっとてめェらの無礼に気づいたらしいな そうともこのお方こそこのドラム城の主・・・」

 

ルフィ「おい!!!寒いぞ ここ」

 

サンジ「だから言ってんだろうが!!」

 

チョッパー「マイナス50℃だよ」

 

アルティメットアーマー・エックス「それは寒いどころじゃない 凍ってしまうね・・・マイナス50℃って南極かここは。」

 

チョッパー「ナンキョク?お前 寒くないのか!?」

 

アルティメットアーマー・エックス「いや 全然。」

 

チョッパー「ええ!?」

 

チェス「あいつら おれらを舐めてるぞ!!!」

 

ワポル「ウガーーーーーッ!!!」

 

チェス「ワポル様っ!!!」

 

ワポル「まっはっはっはっ・・・まっはっはっはっ ・・・・・・麦わらァ・・・それに鎧の奴め・・・!!おれ様 もう怒ったぜ・・・!!食い殺してやる・・・」

 

アルティメットアーマー・エックス「ちょっとタイムだな。ルフィ服 取りに行ってるから」

 

ワポル「いねェのかいっ!!!」

 

チョッパー「鎧のお前にも聞くけど・・・!」

 

サンジ「ん?」

 

アルティメットアーマー・エックス「何?」

 

チョッパー「あいつ(・・・)・・・伸びたぞ!?」

 

サンジ「ああ 伸びるな・・・ゴム人間だ」

 

チョッパー「な・・・何だ それ・・・!!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「きみと同じだからさ・・・先生からきみの過去の事聞いたからね。」

 

チョッパー「ええ!?」

 

アルティメットアーマー・エックス「悪魔の実の能力者だそうだな・・・ルフィもそうなんだよ。」

 

チョッパー「そうなのか!? お前は一体何なんだよ!?」

 

アルティメットアーマー・エックス「奴らとの戦いが終わったら、話す「かも」しれないよ。」内部の下着ララ(最終的にメンバーになってからたっぷり話すからね、遂にアーマーパーツプログラム開発と共に。)

 

ペケ(チョッパー殿の驚愕顔が目に浮かぶようですな・・・)

 

チョッパー「「かも」かよ!!」

 

ワポル「ドルトンも死に・・・ここには反国ババアと 麦わらの一味がいる まっはっはっ こいつらを全て消せば もうおれ達に歯向かおうって 生意気な輩はいなくなるわけだ・・・」

 

チェス「そうですな・・・晴々としたドラム復活の日になるでしょう お任せをワポル様 すぐに掃除いたしますので」

 

クロマーリモ「どういうつもりか知らねェが!!おれ達の留守中に 城に住み着くとはいい度胸だ Dr.くれは!!!」

 

くれは「ヒーッヒッヒッ あたしゃ別に こんなボロイ城に興味はないさ・・・だがコイツ(・・・)がね・・・」

 

くれは「ここにヒルルクの墓標を立てるんだって聞かなくてね」

 

チョッパーは人型に変形を始める。

 

チェス「ワポル様 あいつは・・・!!!」

 

ワポル「!!!」

 

クロマーリモ「バケモノ・・・!!そうだ あの(・・)時ヒルルクを追って来たバケモノだ!!!」

 

人型チョッパー「ドクターはこの国を救いたかったんだ!!!」

 

人型チョッパー「だから おれは・・・お前達を城へは入れない!!!」

 

人型「あのドクターの”信念”は 絶対下ろさせないぞ!!!」

 

城の屋上にある旗がなびいている。

 

ワポル「まっはっはっ・・・いよいよもって殺してェ奴大集合ってわけだな!!! 容赦するな!!! 一人残さず殺っちまえ!!!」

 

サンジ「何だよ 別におれァ あいつらに興味ねェのにな バァさんも戦うのか?」

 

くれは「バァさん?」

 

くれはは怒ってサンジの頭を一発殴った。

 

くれは「お前らで手に負えなくなったら助けてやるよ」

 

サンジ「そりゃどうも」

 

アルティメットアーマー・エックス「俺はあいつらに用はあるさ。サンジ きみを担いでナミをおぶったルフィと一緒に運ぼうとしてたけど、ドラムロッキーまでの途中まで奴らの攻撃で邪魔されてるからね・・・」

 

サンジ「そうなのか?」

 

クロマーリモ「フン!!神聖な城をカス医者の墓にだと!!? まずお前から死ね Dr.くれは!!!」

 

クロマーリモ「”静電気(エレキ)マーリモ”!!!」

 

クロマーリモはくれはめがけてアフロを投げて来た。

 

人型チョッパー「ドクトリーヌ!!!」

 

サンジは右足でアフロを受け止めた。

 

アルティメットアーマー・エックス「ナイスな受け止めだね・・・」

 

サンジ「ヘイヘイヘイアフロマン!! てめェ レディに向かってアフロ飛ばすとはどんなブラザー(ソウル)だよ」

 

くれは「ヒッヒッヒッヒッヒ・・・ わかってきたじゃないか」

 

人型チョッパーはホッとした。

 

クロマーリモ「かかったな!!!」

 

サンジの右足に命中したアフロが離れないのだ。

 

サンジ「ん!?何だ!!! 取れねェっ!!何だ このアフロは!! ”静電気”か!!」

 

サンジは右足を何度も振るが、やっぱり離れない。

 

クロマーリモ「ムハハハハ この通り」

 

クロマーリモはアフロ頭からむしり取り、巨大化させる。

 

クロマーリモ「まだまだ出るぞ」

 

クロマーリモ「”静電気(エレキ)”・・・」

 

クロマーリモ「”マ~~~~~リモ”!!!」

 

アフロをサンジの防寒具の手足にくっつけた。

 

サンジ「うわっ!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「サンジ!?」

 

クロマーリモ「次は鎧の貴様もだ!!」

 

クロマーリモは数個のアフロをエックスにめがけて投げたが、ボディがそれを弾いた。

 

クロマーリモ「何!?」

 

人型チョッパー「ええ!?」

 

サンジ「そうか エックスのボディは素材が鉄に近い。毛であるアフロとは絶縁なんだな!!」

 

くれは「ほお・・・」

 

サンジはアフロを取り外したいが、別個所に互いにくっついてしまう。

 

サンジ「おい トナカイ エックス見てねェで何とかしてくれっ!!」

 

人型チョッパー「よし・・・うん!!」

 

アルティメットアーマー・エックス「じゃあ アーマーチェンジだな。」

 

人型チョッパー「ん? あーまーちぇんじ?」

 

エックス内部の下着ララ(シリーズごとの特殊武器リスト確認では、X7のグライドアーマーにチェンジね。)

 

ララは左腕のデバイス操作し、電磁波球体に包まれ、X7のグライドアーマーにアーマーチェンジした。

 

サンジも若干驚くが、目の前で光の球体に包まれて、鎧が変化した事にチョッパーを始め、くれはやワポル達も当然驚く。

 

人型チョッパー「また変わった!?」

 

くれは「一体何なんだい こいつは!?」

 

クロマーリモ「あいつ 光に包まれたと思ったら鎧が変わりやがった!?」

 

チェス「何だ あいつは!?」

 

ワポル「鎧が変わるとかそんなのありかよ!?」

 

サンジ「じゃなくて トナカイにエックス 取ってくれ!!気持ち悪ィ!!しかも地味だ!!!」

 

人型チョッパー「よし・・・!!!」

 

チョッパーはアフロを取り外しにかかるが、チョッパーにもくっつき、互いにくっつけ合いになる。

 

グライドアーマー・エックス「俺がアフロ燃やすか・・・」

 

くれは「お前ら 何やってんだい・・・!!!」

 

 

ルフィはナミのいるまで部屋まで一度戻り、

 

ルフィ「おーーーーさみーーーーさみーーーー」

 

ルフィ「服 服 服っ」

 

ナミ「どうしたの?外・・・」

 

ルフィ「外 寒いんだ おれの服どこいった?」

 

ナミ「違うっつーの 外で何やってるか聞いたの」

 

ルフィは物色する。

 

ルフィ「ああケンカだよ」

 

ナミ「ふーん・・・平気なんでしょ?ララもいる事だし」

 

ルフィ「ああ寝てろよ っていうかお前 変身中はララって呼ぶのか?」

 

ナミ「変身中だけエックス、ゼロ、アクセルのどれかは分からないから、姿が見えない時だけそう呼ぶの。」

 

ルフィ「じゃあ おれもそうしてみっか・・・今度ララにもそう言ってみようぜ?」

 

ナミ「そうね。私の服使っていいわよ」

 

ルフィ「え~~~っお前のカッコ悪ィじゃんか」

 

ナミ「あんたのよりかっこいいわよ」

 

ルフィ「そうか?」

 

ルフィはナミの防寒具に着替えて再び、部屋を出て行く。

 

ルフィ「まーいいや あったかけりゃ よーし あんにゃろぶっ飛ばしてやる邪魔口め!」

 

ナミはまた寝る。

 

ナミ「なんだ 何事かと思っちゃった」

 

 

サンジと人型チョッパーはアフロくっつけ合いを続けていた。

 

チェスは矢先が燃えるアーチェリーを構える。

 

チェス「フン・・・チームワークってもんがなってねェな 言っておくがその”静電気(エレキ)マーリモ”・・・ 地味な割にはよく燃えるんだぜ」

 

サンジ「やべェ!アフロを燃やす気だ!!!」

 

グライドアーマーはボディを光らせ、チャージを始める。

 

チェス「あの鎧の奴体が光ってやがる!?」

 

グライドアーマー・エックスはチェスにバスター口を向け、

 

グライドアーマー・エックス「チャージショット!!」

 

チェス「何!?」

 

グライドアーマー・エックスは巨大なチャージショットを放つが、

 

チェス「この遠めの距離では避けてくれと言ってるようなもんだぞ!!」

 

人型チョッパー「おとり作戦だっ!!」

 

人型チョッパーはどっか行こうとする。

 

サンジ「「俺らが囮かァ!!」」

 

チェス「チェックメイト!!!」

 

チェスは矢先が燃える矢を放ち、サンジの足に命中しアフロが燃えだす。

 

サンジ「熱ィッ!!!」

 

グライドアーマー・エックス「俺が水の特殊武器で消してやる!!」

 

サンジ「おうエックス!!頼むぜ!!」

 

グライドアーマー・エックスはX7の水の特殊武器・スプラッシュレーザーで、燃える足を鎮火に成功。

 

人型チョッパー「この国から出て行けェ!!!」

 

人型チョッパーはチェスに突っ込んでいく。

 

チェス「何!!!?」

 

ワポルがチェス前に出て大口を開けた。

 

ワポル「どけチェス!!!」

 

人型チョッパー「!!!」

 

チェス「ワポル様」

 

サンジ「しまった!!」

 

グライドアーマー・エックス「きみ!!」

 

くれは「チョッパー!!!」

 

ルフィ「いやーあったけーあったけー」

 

グライドアーマー・エックス「ルフィ!!」

 

サンジ「そっからおれの足つかめるか!!!」

 

ルフィ「足? おう」

 

エックス内部の下着ララ(チャージショットの射程距離はゲームと違って、結構伸びてる・・・。遠目のワポルに届くはず!!)

 

グライドアーマー・エックスはエックスバスターに戻し、チャージを開始。

 

ルフィはサンジの上げた右足に伸ばした両腕で掴み、

 

ルフィ「こうか!!? エックス!!ショットの準備いいのか!?」

 

グライドアーマー・エックス「ああ。」

 

サンジ「よォし この手離すなよっ!!!エックス 撃つタイミングが大事だぜ!!」

 

グライドアーマー・エックス「よし!!」

 

グライドアーマー・エックスはバスター口をワポルに向ける。

 

サンジ「”空軍(アルメ・ド・レール)”!!!」

 

ルフィ「おー? おーーー!!!」

 

チョッパーはワポルに食われそうなる。

 

サンジは右足を思いっきり前に振る。

 

サンジ「”ゴムシュート”!!!」

 

ルフィ「うっっほ~~~~~っ!!!!」

 

ワポル「んぬァあぬいィ!!!」

 

ルフィ「回転も加えてやる!!!」

 

ルフィはワポルの腹に回転体当たりを直撃させ、その衝撃でチョッパーが元の状態で吐き出され、グライドアーマー・エックスの撃ったチャージショットがワポルの顔面に直撃し吹っ飛ばした。

 

ワポルはロブソンに命中し、さらにその衝撃でロブソンは空の彼方へ消えて行った。

 

サンジ「フゥ・・・ まずまず」

 

チェスとクロマーリモ「「・・・・・・・・・・!!」」

 

チョッパー「あ・・・ありあとう すげェんだなお前達・・・」

 

グライドアーマー・エックス「きみの姿が変わったとこも凄いけどね・・・」

 

サンジ「おいルフィ!!てめェ それ ナミさんのジャケットじゃねェのか!!」

 

ルフィ「うん・・・見ろ!!あいつ まだ生きてるぞ・・・・・・!! カバは飛んでったけどなー」

 

サンジ「脱げお前それ!!」

 

ルフィ「エックス ショットの援護良かったぜ!!」

 

グライドアーマー・エックス「どうも。」

 

クロマーリモ「ワポル様 ご無事ですか!!?」

 

チェス「奴ら予想以上にできますぜ!!あなどった!! 特にあの鎧の奴!!油断できません!」

 

ワポル「殺すぞ あいつら」

 

チェス「え」

 

ワポル「見せてやる・・・”バクバクファクトリー”!!!」

 

そしてウソップ達の所にワポル専属の医者たちが。

 

医者「ドルトンは生きている 体が冷凍状態にあるだけだ・・・・・・!!」

 

医者「我々に任せてくれないか・・・!!!」

 

島の民「”イッシー20(トウエンティ)”!!・・・・・・!!!」

 

ゾロ「オイ医者いるじゃねェか」

 

ビビ「・・・・・・!?どうして・・・・・・!?」

 

ウソップ「もしかしてワポルの船に乗ってたんじゃねェか!?・・・・・・じゃ悪医者か!?」

 

島の民「まて 信用ならねェぞ!! ワポルに・・・!!王の権力(・・・・)に屈したお前らにドルトンさんに任せろだと!?」

 

島の民「一体ドルトンさんをどうする気だ・・・」

 

医者「彼を救いたくば言う通りにしろ!!!」

 

島の民「!?」

 

医者「おれ達だって医者なんだ・・・・・・!!! やつらの”強さ”にねじ伏せられようとも 医療の研究は常に この国の患者達のために進めて来た!!」

 

医者「・・・とあるヤブ医者(・・・・)に・・・・・・『諦めるな』と教えられたからだ・・・!!! もう失ってはならないんだ!!そういう・・・”バカな男”を・・・!!!」

 

 

ワポル「見せてやるぞ・・・ バクバクの・・・真の力・・・!!!」

 

サンジ「あれ(・・)とショットをくらって立つかフツー」

 

ルフィ「ジョーブだな~~~~あいつ」

 

グライドアーマー・エックス「ジョーブというか、装備の物が丈夫なんだろ・・・」

 

チェスとクロマーリモ「「ワ・・・ワポル様!!」」

 

ワポル「チェス・・・!!今朝からのおれ様の献立を言ってみろ・・・」

 

チェスはメモ帳を出して、確認し読み上げる。

 

チェス「はっ!!・・・え~~~~~ 船内にて”大砲のバターソテー”1門と”生大砲”1門”砲弾と火薬のサラダ”に 村で”焼きハウス”一軒分となっておりますが」

 

ルフィ「何食ってんだお前」

 

サンジ「雑食この上ねェな」

 

グライドアーマー・エックス「大砲や火薬、家を食べるっていうのも、奴の食った悪魔の実の能力だからこそ可能な事なんだろうな・・・」

 

サンジ「ほう・・・」

 

ルフィ「悪魔の実の能力だから出来る事か・・・」

 

ワポル「見るがいい・・・食後バクバクの真の能力・・・!!」

 

チョッパー「何かする気だ」

 

ワポル「食物はやがて血となり肉となる・・・!!!」

 

ワポル「”バクバク(ショック)”!!!」

 

サンジ「!!」

 

ルフィ「何だありゃ・・・!!!」

 

グライドアーマー・エックス「変形か・・・?」

 

ワポル「『ワポルハウス』!!!」

 

サンジ「家!!?」

 

ルフィ「スゲーーーーっ!!!」

 

ワポル「驚くのはまだ早い・・・・・・!!!」

 

サンジ「!」

 

ルフィ「!!?」

 

グライドアーマー・エックス「!?」

 

ワポル「これが王技!!”バクバク工場(ファクトリー)”!!!」

 

チェスとクロマーリモ「「い!!!」

 

ワポルはなんとチェスとクロマーリモを同時に噛みつく。

 

ルフィとサンジとエックス「「「は《何》!!?」」」

 

これにはチョッパーも共に驚愕であった。

 

サンジ「仲間を食ってんぞ!!!」

 

ルフィ「共食いだァー!!!」

 

グライドアーマー・エックス「小さい子にこんなのは見せられないぞ!!」

 

ワポルは二人を体内に取り込んだ。

 

ワポル「さァ見るがいい”奇跡の合体”!! いでよ!!!」

 

ルフィ「?」

 

サンジ「何・・・!? まさか二人の人間が・・・ 合体!?」

 

グライドアーマー・エックス「フュージョンだと!?」

 

ワポルの腹の扉が開き、

 

???「我こそは・・・ ドラム王国最強の戦士・・・」

 

チェスマーリモ「チェスマーリモ!!」

 

サンジ「いや 肩車しただけじゃねーのかよ」

 

ルフィ「すっっっっげーーーーー!!!」

 

サンジ「すごくねェだろ!!!」

 

グライドアーマー・エックス「なら 俺のアーマーチェンジはどうなんだ?」

 

ルフィ「それもすっげーーーーぜ!!!」

 

サンジ「それは正直すげェと思うぜ。」

 

くれは「油断しないこったね・・・」

 

サンジ「あ!?」

 

くれは「あいつらが もし本当に弱かったら・・・”医者の追放”なんてバカなマネ・・・国民全員で止めてたはずさ・・・」

 

ワポル「ドラム王国憲法第一条『王様の思い通りにならん奴は死ね』!! なぜならこの国はおれの国で・・・この城はおれの城だからだ・・・!!」

 

ワポル「よりによって あんなヘボ医者の旗なんぞかかげるんじゃねェよ!!! 城が腐っちまうぜ!!!」

 

ワポルの撃った砲弾が旗に直撃した。

 

チョッパー「え!?」

 

 

ビビ「山を登りましょうウソップさん!!Mr.ブシドー!!!じっとなんかしてられないわ!!さっきの雪崩のことだってあるし・・・」

 

ウソップ「・・・」

 

ビビ「ワポルが後を追ったことも・・・Dr.くれはが城へ戻ったかどうかもわからない・・・!!!なによりナミさんはすごい高熱が・・・」

 

ウソップ「その上ドルトンも心配でアラバスタも心配か・・・・・・?」

 

ビビ「!」

 

ウソップ「ビビ 落ち着けよ お前は何もかも背負いすぎだ!!!」

 

ビビ「!」

 

ウソップ「ナミにはルフィとサンジとララがついてる!! 何とかやってるさ!! あいつらなら大丈夫!! おれはあいつらを信じてる!!」

 

ビビ「・・・・・・」

 

ビビ(そうか・・・ ・・・・・・!!そうよね・・・信じる事も大切・・・)「・・・ありがとう ウソップさん・・・」

 

ビビ「私・・・」

 

ゾロはウソップを額を突きながら、

 

ゾロ「おめェは山登るのが恐ェだけだろ」

 

ウソップは両足が震えてる。

 

ウソップ「だ・・・だってな おめェ雪男だの熊うさぎだのいるらしいぜ!!? 大丈夫!!!あいつらなら何とかするさ!! 恐ェモンは恐ェんだ 文句あんのかっ!!」

 

ゾロ「初めからそう言えよ」

 

その時、ドルトンが起き上がった。

 

島の民「ドルトンさん!!無茶だ!!!」

 

ドルトン「・・・そこをどけ!! 今戦わずにいつ戦う!!!」

 

ビビ「ドルトンさんっ!!」

 

ウソップ「おっさん!!」

 

ゾロ「だから誰なんだありゃ一体・・・」

 

ドルトン「国の崩壊という悲劇の中にやっと得た好機じゃないか・・・!!! 今這い上がらなければ 永遠にこの国は腐ってしまうぞ!!!」

 

島の民「・・・だがあんたもそんな状態だし」

 

島の民「おれ達にゃどうすることも・・・・・・!!」

 

ドルトン「私が決着(ケリ)をつけてみせる!! 刺し違えようとも・・・どんな卑劣な手をつかおうとも・・・!!!」

 

ウソップ「・・・」

 

島の民「・・・・・・・・・!!」

 

ウソップがドルトンの前で座り込み、おぶっていこうとした。

 

ウソップ「乗れ!! 俺が連れて行ってやる!! 城へ!!!」

 

ビビ「ウソップさん・・・」

 

 

ワポル「まっはっはっはっはっ」

 

砲弾が旗に括りつけられたポールに命中。

 

ルフィ「・・・・・・ 海賊旗・・・」

 

グライドアーマー・エックス「・・・・・・」

 

ルフィ「おいトナカイ あの旗・・・」

 

ルフィ「?」

 

サンジ「・・・・・・」

 

グライドアーマー・エックス「トナカイくん・・・」

 

チョッパー「何してんだ お前・・・ドクターのドクロマークに!!!」

 

ワポル「・・・ケッ くだらん殺っちまえ・・・・・・!!」

 

チェスマーリモ「ハッ」

 

チョッパーは突撃し、途中で人型に変形するとワポルの体に飛び掛かる。

 

人型チョッパー「ドクターは!! お前だって救おうとしたんだぞ!!!」

 

ワポル「!!?」

 

ヒルルク《恨むなよ人間を・・・この国は今病気なんだ》

 

人型チョッパー(何で!? ドクター こんな奴・・・!!救う価値ないじゃないか!!!)

 

ワポル「・・・・・・!?」

 

人型チョッパー「おれは・・・お前を殴らないから この国から出て行けよ!!!」

 

ワポル「・・・・・・あ?」

 

くれは「何言いだすんだいチョッパー!! そいつが説得に通じる奴だとでも思ってんのかい!!?」

 

人型チョッパー「・・・・・・だって・・・やっぱり・・・・・・」

 

ワポル「フン・・・」

 

ワポルは砲撃を行い、チョッパーをぶっ飛ばした。

 

くれは「チョッパー!!!」

 

ルフィは城の頂上へ登り、旗が括りつけられたポールをロープで結ぶ。

 

グライドアーマー・エックス「ルフィ・・・」

 

サンジ「何やってんだあいつ」

 

ルフィ「おい邪魔口!!」

 

チェスマーリモ「ワポル様あれを・・・!!!」

 

ワポル「ん!?」

 

ワポル「麦わら!!」

 

ルフィはポールを掴みながら頂上に立つ。

 

ルフィ「ウソッパチで(・・・・・・) 命も賭けずに海賊やってたお前らは!!!・・・ この海賊旗(はた)の意味を知らねェんだ!!!」

 

ワポル「・・・何をォ!!?」

 

人型チョッパー「あいつ・・・・・・」


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