ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
ウソップ「お前 兄貴からいったい何受け取ったんだよ」
ルフィ「さーわかんねェ紙きれだ」
ウソップ「本当に紙きれだな メモでもあるわけでもなし」
ルフィ「何なんだろうな」
ララ(ビブルカード。別名「命の紙」と言われる代物・・・女だけの島・女ヶ島の長老的人物のニョン婆が言ってたね。)
ペケ(命の紙・・・。)
ルフィ「ああわかんねェけどエースが持ってろって言うんだから 持ってるんだおれは!! だからしっかり縫いつけてくれよ!!」
ナミ「リボンの裏にね・・・わかった」
ナミは紙を帽子のリボンの裏に縫う。
ナミ「はいどうぞ」
ナミは帽子を手渡す。
ルフィ「おお」
ルフィは帽子をかぶる。
ルフィ「ありがとうナミ!!ここなら安心だ 絶対なくさねェもんな」
ウソップ「なくさねェ意味あんのか?」
ララ「ルフィさんは帽子を常に被ってるんですから、なくさないかと・・・」
ウソップ「そうか?」
ビビ「ルフィさんこれを着て!」
ルフィ「え!?何でだよ 暑いじゃねェか」
ビビ「暑いから着るの砂漠では日中では50℃を超えるんだから 肌を出してると火傷しちゃうわ」
ルフィ「何で おめェら涼しそうじゃん」
ナミ「私達だって上から ちゃんと着るわよ」
ララ「私も着ます 日焼けどころか火傷なんて嫌ですからね。」
サンジ「えーーーーーーーっ!!!着ちゃうのォオオ!!?」
ルフィ「そうか しょうがねェな」
チョッパー「ああっ!!あれっ?島の端っこに出ちゃったぞ??」
ビビ「・・・・・・・!」
ビビ「違うわ ここは島の端じゃなくてサンドラ河の河岸 向こうにうっすら対岸が見えるでしょ?」
チョッパー「あ ホントだ」
ビビはアラバスタ内の地図を開く。
ビビ「見て これがざっと描いたこの辺の地形よ 目的地はここ!! 『ユバ』という町 サンドラ河を抜けてこの町を目指すわ!!」
ララ「へェ・・・最初の目的地は『ユバ』・・・か。」
ゾロ「そして”ユバ”には反乱軍のリーダーがいるってわけか」
ルフィ「そいつをぶっ飛ばしたらいいんだな!!?」
ビビ「やめて!!?」
ララ「そうじゃないでしょ・・・」
ビビ「反乱軍は説得するの もう二度と血を流してほしくないから・・・!」
ゾロ「”70万人”の反乱軍をだぜ?止まるか?」
ビビ「・・・・・・
ビビ「
ララ「暴動は確かに起こさせたくないよね・・・。」
ナミ「ビビ・・・・」
ウソップ「・・・・・・」
サンジ「ビビちゃん!!砂漠越えのための弁当は任せろ!!」
チョッパー「うわっ楽しみっ」
ゾロ「悪かった・・・・・・」
ルフィ「よし!わかったビビ!! 行こう!!」
ルフィ「ウパ!!!」
ナミ「ユバね」
ルフィ「ユバ!!!」
ナミ「そう」
そしてルフィ達は砂漠地帯に着くが、
ルフィ「『ユバ』!!!」
ルフィ「いやーーーー なんもねェなここはっ!!!」
ルフィ「リーダーを探すか!!どの辺にいるんだ!?」
ビビ「違うのルフィさん ここはまだユバじゃないわ ここから半日北西に砂漠を歩かなきゃ」
ウソップ「半日も!!?」
ララは降りるついでに学生服とタブレット入りの高校のカバンを若干でかめのリュックに入れる。イヤホン接続のスマホは事前に女神様から授かった腰の装飾に取り付けられる付属ホルダーに入れてある。
ビビは地図を開く。
ビビ「地図を見て 今大きなサンドラ河を抜けてここに上陸したのよ ここは『緑の町エルマル』
ルフィ「緑の町?緑なんかどこにもねェぞ!?」
ビビ「・・・・・・ええ 今はね・・・・・・!」
すると、河から謎の生物出現。
ウソップ「うおーーーっ何だこりゃあカメか!? アザラシか!?」
ララは咄嗟に電磁波球体に包まれ、ゼロのコマンドミッションのハイパーモード2であるアブソリュートゼロとなる。
ゾロ「ゼロの姿がアーロンの時に見せた姿に・・・。」
ウソップは生物に対して構える。
ビビ「クンフージュゴン!!」
ウソップ「クンフー!?」
ビビ「だめよウソップさん 近づいちゃ!!」
ビビ「強いから」
ウソップはボコられ、クンフージュゴンはガッツポーズ。
ゾロ「敗けんな」
ルフィは一発殴って勝ち、
ナミ「あっちで勝ってる奴いるけど」
ビビ「勝ってもダメっ!!」
ゼロの場合は、クンフージュゴンが完全に戦意喪失していた。
ナミ「じゃあゼロは?」
ビビ「多分 戦意喪失してる・・・。ゼロからのあの姿での鋭い目つきと威圧感でビビッてるのよ。」
ゾロ「クンフージュゴンの方がビビっちまってるかよ・・・ゼロの奴とんでもねェな。」
ビビ「それと勝負に負けたら弟子入りするのがクンフージュゴンの掟なの!!」
ゾロ「武闘派だな」
アブソリュートゼロとルフィに弟子入りし始めたジュゴン達。
ルフィ「違う 構えはこうだ!!」
アブソリュートゼロ「もっと脇をしめる!!」
ジュゴン「クオッ!!」
ビビ「言ってる間に弟子増えてるわよ!!」
そしてアブソリュートゼロはララに戻る。
ジュゴン達とは別れる、食糧一部を提供という犠牲もあって。
ララ「また会おうね!!ジュゴン達!!」
クンフージュゴン達はララの女神クラスの優しさのある笑顔に、心奪われ目がハートマークとなり、ララに好意を持ち始めた。
ルフィ「さァ行くかユバへ!!」
サンジ「お前のせいでずいぶん食料減ったぞ!!」
ナミ「チョッパーが説得してなかったらえらいことになってたのよ!?」
チョッパー「うん・・・『お共するっス』ってずっと言ってた食料で手を引いたけど」
ルフィ「連れて行きゃいいだろ」
ララ「あんなに大勢じゃ町に入りにくいですって。」
ナミ「ララの言う通りよ ばかねっ」
サンジ「しかしこの国のジュゴンはく変わってんなぁ ビビちゃん河に住んでた」
ビビ「ううん 海よ」
サンジ「?」
ビビ「・・・・・・太古の昔から この国をずっと潤してきた大いなる河”サンドラ”も 近年ではかつての勢いを失って下流に
サンジ「・・・じゃあ さっきジュゴン達のいた辺りの河の水は・・・」
ビビ「海水よ 飲み水にも畑にも使えない水」
ゾロ「それで枯れたのか?この町は・・・」
ビビ「・・・いいえ まれに降る雨水を確実に貯えることで町は何とか保っていたわ つい最近までこの辺りは緑いっぱいの活気ある町だった」
ゾロ「ここがねェ・・・」
ルフィが骸骨の頭部分を拾い上げる。
ララ「骸骨の頭部分・・・」
ビビ「だけど・・・ ここ3年この国のあらゆる土地では
ララ「3年も雨が降らないとかさすがに異常だよね・・・?」
ビビ「ええ 異常なの・・・」
チョッパー「さっきの港町は大丈夫だったのか?」
ビビ「『ナノハナ』は隣町の『カトレア』というオアシスから水を供給してるから無事なの」
ビビ「降雨ゼロなんてアラバスタでも過去 数千年あり得なかった大事件・・・だけどそんな中一か所だけいつもより多く雨の降る土地があったの」
ビビ「それが首都『アルバーナ』 王の住む宮殿のある町」
ビビ「人々は それを”王の奇跡”と呼んだ ーーー
2年前 ナノハナ
町人《積荷を下ろせーっ》
荷車を引っ張る4人組。
しかし歯車が外れてしまう。
町人《危なーい!!》
町人《倒れるぞーっ!!!》
町人《よけろーっ!!》
積荷が落下し、中身がこぼれてしまう。
町人《おい大丈夫か!?》
町人《ケガはないか!!》
男性《うわっ!! 大変だ!!えれェことしちまった!! こいつを確実に『アルバーナ』のコブラ王に届けなきゃならねェってのに・・・!!》
町人《・・・・・・一体何だ?》
町人《この緑の粉は・・・!!》
男性《いやな・・・な・・・何って その・・・知ら・・・知らねェよ!!! お・・・おれ達ァ ただこの国の王の命令で・・・コイツを運搬してるだけでよ・・・!!た・・・ただの運び屋で・・・》
男性《に・・・逃げろォっ!!!》
男たちは逃げた。
一人の男性が両手で粉を持ち上げる。
男性《・・・・・・・・・これは・・・ ”ダンスパウダー”・・・・・・・・・!!!》
町人《何だと・・・!!?》
ナミ「”ダンスパウダー”が・・・!?」
ビビ「ええ」
ララ「ナミさん?」(雨を呼ぶ粉・・・人工的に雨を降らすが、欠点が見つかり違法ともされてる粉だ。)
ペケ(なんて粉でしょうか・・・違法とされてしまったとは。)
ルフィ「なんだ 知ってんのか?」
ナミ「・・・別名は”雨を呼ぶ粉”」
ルフィ「雨を呼ぶ粉!?」
ナミ「昔 どこかの雨の降らない国の研究者が造り出した代物でね その粉から霧状の煙を発生させて空に立ち上がらせる事で 空にある氷点下の雲の氷粒の成長を促して降水させるの」
ルフィ「ふんふん」
ララ「大体わかりました。元の世界でも技術が進歩すれば、近未来の理科の授業の天気関連で出来そうかも!!」
ナミ「へェ・・・つまりは人工的に雨を降らすことができる粉 それが”ダンスパウダー”よ」
ルフィ「ははーん”不思議粉”か」
ゾロ「雨を降らすんだろ要は 元の世界で女子高校生をやってたララはその理科の天気関連の授業で天気の事分かってるようだがな。」
ウソップ「ならこの国にはうってつけの粉じゃねェか」
ナミ「最初はね ”ダンスパウダー”を開発した国もその名の通り 踊るように喜んだと云うわ・・・・・・だけど」
ナミ「それには大きな落とし穴があったの」
ビビ「・・・・・・」
ナミ「風下にある隣国の”干ばつ”!!! ・・・・・・わかる?」
ナミ「”人工降雨”は つまりまだ雨を降らすまでに至らない雲を成長させ 雨の落とすというものだから・・・」
ウソップ「そうか・・・!!放っときゃ隣国に自然に降るハズだった雨さえも奪っちまってたわけかっ!!」
ナミ「そう・・・それに気づいたその国はついに戦争を始めたくさんの命を奪う結果になった・・・ 以来世界政府では”ダンスパウダー”製造・所持を世界的に禁止してるの」
ウソップ「・・・・・・・・・使い方一つで幸せも悪魔も呼んじまう粉か・・・」
ララ「という事は使い方を間違えずにやればよかったんじゃ・・・?」
ナミ「ララ そう言うけどね・・・」
ビビ「その”ダンスパウダー”が大量に港町に運び込まれた時 国では王の住む町以外は全く雨が降らないという異常気象・・・・・・!!」
ゾロ「王を疑うのが普通だよな その粉で国中の雨を奪ってやがるんだと・・・」
ルフィ「何だビビ そりゃおめェの父ちゃんが悪ィぞ!!」
サンジはルフィにかかと落としを決める。
サンジ「バカ!!はめられたんだよ!!! ビビちゃんのお父様がそんな事ナサルか!!!」
ビビ「・・・今思えば その時すでにクロコダイルの壮大な作戦は始まっていたの」
ララ「全てクロコダイルの思惑通りに進んでいる・・・。」
ビビはしゃがみ込み、骸骨の頭部分を掴んだ。
ビビ「当然
ビビ「全てはクロコダイルの仕組んだ罠!!ララの言う通りよ。彼の思惑通りに・・・反乱は起きた!!! 町が枯れ 人が飢えてその怒りを背負った反乱軍が 無実の”国”と戦い殺し合う・・・!!?」
ビビ「国の平和も・・・王家の信頼も・・・雨も・・・!!町も・・・そして人の命までも奪って この国を狂わせた張本人がクロコダイルなの!! なぜあいつにそんなことをする権利があるの!?」
サンジ、ルフィ、ウソップ、ララはある建物へ行き、ララはデバイスの力でコマンドミションのハイパーモード1・Xファイアとなる。
ビビ「私は!!! あの男を許さないっ!!」
4人は建物を破壊した。
ゾロ「ったくガキだな てめェら そしてエックスもか・・・あのアーマーは初めて見るぜ。」
建物全壊と4人は戻ってくる。
ビビ「・・・・・?」
Xファイアは電磁波球体に包まれ、ララに戻る。
ナミ「・・・・・・あんた達 一体 何を・・・・・・ララも!!」
ルフィ「・・・さっさと先へ進もう ウズウズしてきた」
ララ「それとゾロさん」
ゾロ「何だ?」
ララ「クロコダイルに国そのものが狂わされる直前まできているんですよ。ビビもガマンしていましたけど、もうこれはさすがに「いい加減にして!」っと怒らない方がおかしいんじゃ?私も奴に対して怒りたいですね・・・ほんとは簡単に怒るのも良くないですけど。」
ゾロ「おめェの言い分は分からないでもねェよ。だがな おれは常に冷静に捉えようとしてるだけだ」
ララ「そうですか・・・。」
ルフィ達は先を進む。