ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
反乱軍メンバー「・・・だが!!!」
反乱軍メンバー「「悪夢」なんて言葉では済むハズがない!!!」
反乱軍メンバー「おれ達は”国王”のナノハナ襲撃をこの目で見たんだ!!!」
反乱軍メンバー「そうさ!!コーザさんも撃たれた!!!」
反乱軍メンバー「今までにあった国王軍の乱行もそうだ!!!」
反乱軍メンバー「この反乱で倒れた者達が納得するものか!!!」
チャカ「武器を捨てよ!!! 国王軍!!!」
国王軍兵士「!!」
国王軍兵士「チャカ様!!」
ビビ「チャカ・・・・・・」
と、両軍の元へ一人の男が。
「おま・・・ゴホンマ・・・マ~~~・・・ お前達もだ!!!反乱軍!!!」
国王軍兵士「イ・・・イガラムさん!!!」
国王軍兵士「隊長殿!!!」
一人の男の子・カッパを抱きかかえていた。
ビビ「イガラム・・・!!?」
チャカ「・・・イガラムさん!!!生きておられたのかっ!!!」
イガラム《無事に・・・祖国で会いましょう》
ゾロ「あれはウイスキーピークの変態オヤジ!!」
ナミ「生きてたのね・・・!!?」
チョッパーはイガラムとは初対面である。
イガラム「おい・・・話せるか?」
カッパ「うん」
反乱軍メンバー「あれは「ナノハナ」の」
反乱軍メンバー「そうだ 国王軍にやられた子だ」
カッパ「・・・違うんだ!!おれがやられたのは別の奴で・・・みんな聞いて!!おれ 見たんだよ・・・!! ナノハナを襲った「国王軍」は・・・みんなニセ者だったんだ!!!」
反乱軍メンバー「!?」
カッパ「国王だって・・・ニセ者さ!!・・・誰かのワナだったんだよ!!」
Mr.2《がーっはっはっは”あやふや”ね!!》
コーザ「・・・・・・そうだ この戦いは・・・始めから仕組まれていたんだ」
反乱軍メンバー「コーザさん!!!」
反乱軍メンバー「リーダー!!!」
反乱軍はどよめく。
イガラム「この国に起きた事の全てを・・・私から説明しよう・・・・・・全員武器を捨てなさい!!」
両軍は全員武器を捨てた。
ビビは時計台に通じる扉から出てきた。
国王軍兵士「ビビ様」
ビビ「・・・・・・みんな!? どこ・・・・・・?」
ゾロ「オイ」
ゾロはウソップの足を引っ張る。
ゾロ「お前しっかり歩けよ!!」
ウソップ「ああ・・・それが聞いてくれ・・・「これ以上歩いたら死んでいく病」に」
ゾロ「じゃそこにいろ」
ウソップ「待てったら!!!」
サンジ「お いたか」
ウソップ「何で足を」
ルフィを背負ったコブラ王と踊り子のララがやって来た。
サンジ「ララちゃんも!!」
ララ「どうもです!!」
コブラ王「・・・・・・ 君達は?」
サンジ「・・・・・・アァあんたのその背中のやつ 運んでくれてありがとう ウチのなんだ 引き取るよ」
コブラ王「・・・・・・では君達かね ビビをこの国まで連れてきた海賊達とは」
サンジ「ア? おっさん誰だ?」
ビビ「みんな!! パパ!!?」
チョッパー「ビビだ」
サンジ「パ・・・パパ!?ビビちゃんのお父様!!?」
ゾロ「あんた国王か」
ルフィは壁に倒れかける。
コブラ王「一度は死ぬと覚悟したが 彼とそこにいるピンク髪の彼女に救われたのだ。」
ビビ「・・・・・・」
コブラ王「彼女と共にクロコダイルと戦ったが、ある女は彼が、私は彼女が変身した姿で抱えてもらい地上へ飛び出した」
ウソップ「・・・・・・じゃあその”毒”ってのはもういいわけだ」
コブラ王「・・・ああ 中和されたハズだ・・・それとケガの手当てをせねば・・・君達もな」
ウソップ「ララはすげェもんだな・・・クロコダイルと共に地上に飛び出してくるからよ!!」
ララ「ええ!!」
ゾロは壁にもたれかかる。
ゾロ「それよりビビ 早く行けよ」
ビビ「え?」
ゾロ「広場へ戻れ」
ウソップ「そりゃそうだ ・・・せっかく止まった国の反乱に・・・王や王女の言葉もナシじゃ・・・シマらねェもんな」
ララ「そうですよね・・・ビビ 広場へ行ってよ!」
ビビ「・・・・ええ だったらみんなの事も・・・」
サンジ「ビビちゃんわかってんだろ? オレ達ぁフダツキだよ・・・国なんてもんに関わる気はねェ・・・」
チョッパー「おれはハラがへった」
ナミ「勝手に宮殿へ行ってるわ ヘトヘトなの」
ビビは頷く。
ビビとその父・コブラ王は広場へ向かう。
サンジ達はぶっ倒れて、眠る。
ララだけはそこまで疲れていないので、倒れなかったが。
ララ「みんな 寝ちゃったよ・・・能力者との激戦や反乱軍達を止める為に必死だったし 仕方ないか。」
ペケ「ララ様は?」
ララ「私はそこまで疲れていないよ。でも座って休むわ・・・」
ララもその辺に座って寝る。
たしぎ《はい わかりましたスモーカーさん》
反乱軍メンバー「・・・・・・だったらクロコダイルさんが・・・この男が・・・・・・全ての元凶だと・・・」
反乱軍メンバー「何て事だ・・・信じられない・・・」
そこへ海軍が現れる。
反乱軍メンバー「海軍っ!!!」
たしぎがクロコダイルの元へ。
たしぎ「
ルフィ《どこいった ワニ》
ララ《教えて下さい!》
たしぎ「世界政府直下”海軍本部”の名のもとにあなたから「敵船拿捕許可状」及びあなたの持つ政府における全ての称号と権利を剥奪します」
残党達は海軍により連行されていく。
無様に倒されたオフィサーエージェント達。
しかし一人息を吹き返していた。
Mr.2「みィてらっシャイ・・・・・・!!」
コーザ「おれ達は取り返しのつかない事をしたんだ・・・・・・」
ビビ「リーダー・・・」
ビビ(・・・みんなにかける言葉が見つからない・・・)
コブラ王がビビの肩に手をかける。
コブラ王「悔やむ事も当然・・・・・・やりきれぬ思いも当然」
反乱軍メンバー「! 国王・・・!!!」
コブラ王「失ったものは大きく 得たものはない」
国王軍兵士「国王様!!!」
コーザ「国王・・・」
コブラ王「ーーーだがこれは前進である!! 戦った相手が誰であろうとも 戦いは起こり今終わったのだ!!」
コブラ王「過去を無きもになど誰にもできはしない!!! ・・・・・・この戦争の上に立ち!!! 生きてみせよ!!!!」
反乱軍メンバー「!!!!」
チャカは泣きだす。
チャカ(敵わぬ・・・)
コブラ王「アラバスタ王国よ!!!!」
ーーーー後に歴史に刻まれる戦いとーーー決して語られる事のない戦いがーーー終結したーーー
アラバスタ王国サンディ
女性海軍「スモーカー君!!この雨は一体何なの!? あなたまさか”ダンスパウダー”を使ったんじゃないでしょうね!!?」
スモーカー「・・・・・・バカヤロウ 罪の分別くらいわきまえてる」
スモーカー「アラバスタの王が
ヒナ「・・・それは失礼ヒナ反省 カワイイ事言うのね”白猟”ともあろう男が 昔より少しは丸くなったのかしら?」
スモーカー「余計なお世話だ」
ヒナ「ーーーそれにしてもずいぶんじゃない? このわたくしの精鋭部隊を」
ヒナ「たかが船探しに使うなんて・・・・・・ひどく心外よ? ヒナ心外」
スモーカー「同期のよしみだ そう言うな」
ヒナ「いつもそれ・・・たしぎの苦労をお察しするわ」
スモーカー「フン・・・」
スモーカー「それよりお前この「人工降雨船」を本部へ運べ」
ヒナ「なぜ?」
スモーカー「それとこれからたしぎが連行してくるクロコダイルも一緒にだ」
ヒナ「いい加減になさい あなた何を勝手な事言ってるの」
スモーカーはコイントスで決めた。
ヒナ「表」
スモーカー「お前の敗けだ」
ヒナ「あなたって本っ当に勝手 入隊当時から何も変わらないのね ヒナ失望」
スモーカー「ああ 結構だ 自覚してる」
海兵「え・・・」
たしぎ「・・・・・・これは命令です・・・・・・!!!」
軍曹「・・・・・・曹長!!限られたチャンスです 奴らが意識を取り戻しては我々の力では・・・」
たしぎ「今・・・あの一味に手を出す事は私が許しません」
軍曹「な・・・なぜですか!!? 全員揃って今・・・!! 格好の餌食なんですよ!!? それに本部はその中の一人であるピンク髪の少女だけをスカウトして欲しいと言って来ています。」
たしぎ「す・・・スカウトですって!?」
軍曹「その少女曰く「イレギュラーハンター」は結成しているのが人間とロボットの違いなだけで、我々海軍とは役割そのものが非常に似ている」そうです!!」
たしぎ「役割が似ている・・・。そうですか・・・しかしあの女の子が素直に応じるとは思えませんがね・・・」
コーザはタンカーで運ばれる。
ビビ「リーダー」
ビビ「傷は平気なの・・・? 死なないわよね・・・? あのね・・・トトおじさんが・・・・・・ユバがね・・・・・・」
コーザ「ビビ」
ビビ「!」
コーザ「・・・・・・心配性はなおってねェらしいな・・・・・・ユバは・・・どうか知らねェが何が起きても・・・あのガンコ親父はくたばりゃしねェさ」
ビビ「リーダー・・・」
コーザ「・・・・・・そしておれもその血を引いてる・・・」
コーザ「手当てを受けたらすぐに”ユバ”へ向かう 報告は入れる 心配するな」
国民「うん・・・雨が降ったぞ~~~~~!!」
国民「雨だ!!!3年ぶりの雨が降ったァ!!!」
国民「反乱も終わるさ」
国民「バカ息子共も帰って来るぞ!!」
エルマルのクンフージュゴン達も雨が降った事で歓喜していた。
少年コーザ《いつまで意地はってる気だよ 親父!!》
少年コーザ《もうユバは終わりだ!!たった一人でここに残ってどうするつもりだ!! 町と一緒に死ぬ気かよ親父!!》
トト「見ろコーザ 雨は降った・・・」
トト「・・・・・・たった3年・・・・・・たったこれだけの事・・・・・・」
トト「なァ 雨よ・・・」
ーーーもはや強制される事のない雨はーーー
留まる事なく王国に降り注ぐーーーー
王宮内の寝室へ運ばれたララを含むルフィ達は眠る。
ララのベッドには踊り子衣装から取り出されたからか、スマホが置かれている。
ビビは一人椅子に座り、窓の外の雨を見ている。
イガラムが入ってきた。
イガラム「・・・ビビ様 まだ起きていたのですか・・・」
ビビ「イガラム・・・」
イガラム「眠れませんか・・・・・・?」
ビビ「ううん・・・眠りたくないだけ・・・」
ビビ「・・・・・・この雨をもっと 見ていたいから・・・」
イガラム「あのピンク髪の彼女ですが・・・」
ビビ「ララの事?」
イガラム「はい・・・左手首のあれがどうしても外せないのです。どうしてなのでしょうね?」
ビビ「そこまでは私もわからないわよ・・・ もしかしてララにしか外せない様になってるんじゃ。」
イガラム「なるほど それなら私にも外せないのも分かる気がします・・・」
イガラムはウソップ達のフトンを直す。
イガラム「ペルの事ですが・・・」
ビビ「・・・・・・」
イガラム「あの男は私の知る中で最も気高く強い戦士です」
ビビ「うん・・・・・・ ・・・「ありがとう」って・・・・・・言いたかった」
イガラム「・・・それはこの上ない誉れですよ」
次の日ーー アラバスタ東の港タマリスク
海兵「スモーカー大佐 ヒナ嬢 たしぎ曹長がお着きに!!」
海兵「ご苦労様です」
ヒナ「ひさしぶりね たしぎ」
たしぎ「ヒナさん」
たしぎ「・・・こんにちは・・・ ・・・私っ・・・少し疲れたので休ませて貰います」
ヒナ「?」
たしぎ「・・・・・・!!スモーカーさん只今戻りました」
スモーカー「ああご苦労さん・・・”麦わら”達の件は聞いたぜ」
たしぎ「ごめんなさい・・・海賊に手を貸し 捕らえられる海賊を見逃して来ました 海兵として恥ずべき事だと思っています」
スモーカー「何で謝る ・・・それがお前の正義だったんじゃねェのか?」
たしぎ「違います」
スモーカー「!」
海兵「曹長・・・・・・!!?」
たしぎ「
クロコダイル《負け犬は正義を語れねェ・・・・・・!! ここはそういう海だぜ・・・・・・!!》
ルフィ《どこいったワニ 教えてくれ!!!》
ララ《お願いします!!》
たしぎ「敵の居場所を知っていても・・・・・・それを教える事しかできない」
たしぎ「砲撃時刻を知っていても
たしぎ「私には選べる正義がありませんでした」
ヒナ「・・・・・・」
スモーカー「・・・・・・つい最近まで同等だと思ってた奴らが 悪名上げてどんどん駆け上がっていく
たしぎは乗船の為の階段を登る。
スモーカー「進むか死ぬか この海へ来る事を誰が決めたんだ?」
たしぎ「すいません 私・・・少し休んできます」
スモーカー「・・・・・・・・・」
スモーカー「バカが・・・」
スモーカー「泣く程悔しかったら・・・もっと強くなってみせろ!!!」
たしぎはぽろぽろと泣いた。
たしぎ「ウ・・・」
海兵「曹長・・・」
たしぎ「なりばすよっ!!!!」
ヒナ「・・・・・・」
スモーカー「・・・・・・」
スモーカーは立ち上がり、乗船階段を降りる。
スモーカー「・・・・・・てめェらにもあれくらいの根性がほしいもんだな・・・ホラさっさと身柄を船へ運び込め」
海兵「はっ」
海兵「スモーカー大佐!!本部より通信です!!」
スモーカー「ん?」
本部《ーーーこちら海軍本部 スモーカー大佐でありますか》
スモーカー「おれだが」
本部《今回のクロコダイル討伐に関しまして あなたとたしぎ曹長に政府上層部より”勲章”が贈与される事になりました》
スモーカー「討伐?・・・・・・オイちょっと待て・・・クロコダイルをぶっ倒したのはおれ達じゃねェちゃんと報告を聞いてたのか!?」
本部《さらにお二人共一階級ずつの昇格が決定しましたので》
本部《つきましては・・・》
スモーカー「・・・オイ いいか クロコダイルの率いた
ヒナ「・・・・・・ムダよ スモーカー君 政府は今回の事実をもみ消すつもりなのよ」
スモーカー「・・・・・・」
ヒナ「政府側の誰もが出し抜かれていたアラバスタ崩壊の危機を ”海賊”に救われたなんて世間に言えると思う?」
本部《つきましては・・・お二人に勲章の授与式に出向いて・・・・・・》
スモーカー「フザけるな!!!」
ヒナ「スモーカー君!!受けなさい海賊の手柄を貰うだけでいいのよ!!? 上層部に逆らうとあなたどうなるか・・・・・・!!!」
スモーカー「おれ達がクロコダイルを仕留めた・・・!?・・・
本部《は?》
ヒナ「スモーカー君っ!!!」
スモーカー「クソ食らえってな」
スモーカーは受話器を切った。
ヒナ「あなた 何やってるの!?」
スモーカー「なあお前 ”麦わらのルフィ”ともう一人の指名手配の小娘がいただろ?」
ヒナ「・・・・・・ええ。」
スモーカー「本部はその娘だけは逮捕ではなく、諦めずにスカウトしたいって言ってきてやがる。」
ヒナ「スカウト!?」
スモーカー「別世界からの転生者のあの娘が変身中に名乗る組織名の「イレギュラーハンター」は、結成してるのが人間である我々海軍とロボットの違いなだけで、役割そのもの自体は我々海軍と非常に類似性があるって事らしい。」
ヒナ「そうなの? それはヒナ驚愕」
スモーカー「おれとしてはまだ分からんがな・・・ピンク娘だけはスカウトでも、どの道奴らは逮捕しなきゃならんのだ」
ヒナ「それはそうだけどね・・・」