ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第150話・ドリームス!4「咲かせてみせます!男ウソップ八尺玉」

天候は雨でもメリー号は進む。

 

ララはアイリスと共に、体育座りで座りながらイヤホン接続のタブレットを操作しつつ、動画を観ていた。

 

ルフィ「ああ~~飽きたァァ。ああ!!いつになったら雨止むんだよォォ!!なァウソップ 何か面白いモンねェか?」

 

ウソップ「ん~~?一発だけなら打ち上げ花火あるぞ。やるか?」

 

ルフィ「やるぅ!!」

 

ナミ「止めときなさい。近くに敵船でもいたらどうすんの?」

 

ウソップ「それもそうだな。」

 

ルフィ「ガァァン。」

 

ルフィは凹むが、ララとアイリスが観ているタブレットに注目し、二人に近づく。

 

ルフィ「お前ら さっきから一体何観てんだ?」

 

ナミ「えっ!?」

 

ウソップ達も驚愕。

 

ナミ達「「「「ルフィ、ララ《ちゃん》の世界・チキュウの物にずっと関心を持っていた・・・」」」」

 

ルフィ「ん?どうかしたのか?」

 

ナミ達「「「「いや、別に!」」」」

 

ララ「ちょっとした面白動画ですよ。映画予告にプロモーションビデオです。ルフィさんって、冒険物とか好きですよね?」

 

ルフィ「おう。」

 

アイリス「「ハムナプトラ」という映画シリーズでのミイラが敵で、一作目で、紀元前3000年前のエジプトという国で、神に仕えるイムホテップという男性がいました。」

 

ルフィ「うんうん。」

 

アイリス「ところがイムホテップは王の愛人であるアナクスナムンと禁断の恋に落ちてしまうんです。そして愛人は王の兵によって殺されます。」

 

ルフィ「いっ!?殺されたのか!?」

 

ララ「イムホテップはアナクスナムンを復活させようと儀式を始めるんですが、王の兵に邪魔されて世にも恐ろしい死刑を食らうんです。」

 

ルフィ「世にも恐ろしい死刑!?」

 

アイリス「あまりにも残酷さに一度も行われた事がないらしいんです。それが「ホムダイの呪い」なんですって。」

 

ナミ達は近くで聞いている為、青ざめていた。チョッパーなんかは泣き顔である。

 

ウソップ「1度も行われた事が無い世にも残酷なホムダイの呪いってどれくれェ怖ェんだ?」

 

ナミ「刑罰の内容によっては私 食らいたくないわ。」

 

ララ「生きたままミイラにされるんです。身動きも出来ないくらいに厳重に体を縛られて、棺桶に入れられます」

 

ウソップ「あれ?そこまで怖くねェけど。」

 

アイリス「いえいえ、重要なのはここからなんです。ある人物が超大型の花瓶のような物を持ち込んで、大量の昆虫を投入して来たんです。そいつらにイムホテップを食わせるんです。体内に入り込んでね。蓋は閉じられ、そこからイムホテップは呪いを操る魔神のような存在になるんです。」

 

ナミ「ひィィィい!?」

 

チョッパー「ぎゃあああ!!」

 

ウソップ「マジで怖すぎだろ!!」

 

サンジ「気持ち悪い系はダメなんだ!!」

 

ロビンも戦慄表情であった。

 

アイリス「ちなみにその大量の昆虫の名は「スカラベ」と言われます。」

 

サンジ「す、スカラベ?」

 

ララ「でも、作品内でのスカラベは凶暴な虫の集団で人に襲い掛かって数秒でミイラにしてしまう設定になってます。実際は人は襲わない無害な昆虫だそうで、私もそれを知って安心しましたが。」

 

サンジ「なんだよ・・・」

 

ナミ「そ、そうなんだ・・・。」

 

ウソップ「びっくりさせんなよ。」

 

ルフィ「俺もびっくりしちまっただろ!!刑罰そのものが怖ェよ!!劇中でもよォ!!」

 

ララ「でも、一応劇中の設定にされた凶暴な集団でのスカラベの動画見てみます?主人公のリック・オコーネルが遺跡内で仲間と逃げる時に銃で撃つところを含めてです。」

 

ナミ「正直言うと、気になるから見せて。」

 

ウソップ「おれもな。」

 

サンジ「おれにも見せてくれ。」

 

ララはタブレットでの集団での主人公のリック・オコーネルが仲間と逃げる時にスカラベの大群を撃つ所を含めた映像をルフィ含むナミ達に見せた。

 

ウソップ「いいい!?」

 

ナミ「気持ち悪!!リックも焦ったでしょうね。」

 

ルフィ「あまり良い物じゃねェ・・・」

 

サンジ「劇中とはいえ、数秒でミイラにされたぜ。」

 

チョッパー「でも、実際には無害なんだろ・・・?」

 

アイリス「うん。劇中でそういう設定にされてるだけなの。」」

 

と、ゾロが入って来て、

 

ゾロ「おい。島が見えて来たぞ。」

 

ルフィ「おっ!!島か!?ヤッホー!!」

 

ルフィは船室から出て行く。

 

ナミとウソップはガタっとなる。

 

ララ「ナミさん、ウソップさん。」

 

ゾロ「どうしたんだ お前ら?」

 

ナミとウソップ「「別に・・・」」

 

とある島の墓参りに来ていた一人の少女。

 

少女「やんだ・・・。」

 

少女「いいんだね?父様母様。」

 

少女は墓を後にして、町へ。

 

メリー号は島に到着し、

 

ルフィ達は上陸、ララはサイフの入った高校カバンも背負って上陸、

 

ナミも上陸。

 

ナミ「じゃあ 船番よろしくねェェ!!」

 

ゾロ「ああ 分かった。」

 

ララ「アイリスもお願い!!」

 

アイリス「お任せを!!」

 

ルフィ「おい町だァ!!」

 

ウソップ「おい!待てよルフィ!!」

 

チョッパー「町だァァ」

 

ララ「おお!!」

 

ウソップ「おお!!」

 

ルフィ達は街を歩く。

 

ウソップ「こりゃあ賑やかな町だなァァ」

 

ララ「いいお店ありそうですね。」

 

チョッパー「ここから色々補給できそうだね。ウソップとララは何か買い物するの?」

 

ララ「う~~ん」

 

ウソップ「そうだなァ」

 

ルフィ「おい!!皆!!大変だ!!」

 

ウソップ達がルフィの元へ行くと、

 

ウソップ「何だよ?」

 

ナミ「まさか手配書?っじゃあないわね。」

 

ウソップ「ん?おお!?花火大会か!!しかも今日だぜ!!」

 

ルフィ「なあ!!」

 

ララ「花火。」

 

ナミ「素敵!!花火なんて久しぶりだわ。」

 

サンジ「では俺はナミさんにララちゃん お二人をエスコート。」

 

ナミ「うんうん いらない 余計なお世話。」

 

サンジは座って落ち込む。ルフィ、ウソップ、チョッパーの3人はその事にびっくり。

 

ララが座り込んで、困り表情気味で耳打ちする。

 

ララ「サンジさん なら私のエスコートお願いできます?でもそんなに興奮しないで下さいよ。」

 

サンジ「ララちゃん 任せてくれ。でも興奮はしないさ。」

 

ララ「サンジさん 女性である私の言う事は素直に聞いてしまうんですね。」

 

サンジ「それがオレだからな・・・。」

 

2人は静かに話したので、ルフィ、チョッパーやウソップには聞こえちゃいないだろう。

 

村人「君達、見かけない顔だね。花火の噂を聞いて来たの?」

 

ナミ「あ いや そういうワケじゃ。」

 

ルフィ「何だ そんなに有名な花火なのか?コレ。」

 

村人「ああ。この島の名物祭りさ。」

 

村人「400年前から続いてるからねェ。」

 

ルフィ「へえ!!」

 

ウソップ「400年。そんなに。」

 

村人「ほれ。後ろの山に塔が見えるだろう?」

 

ルフィ達はその方角を見る。

 

村人「あそこの家は400年前から代々花火を作り続けているんだ。今では爺さんと小さい女の子が住んでるんだけだけどなァ」

 

ウソップ「ん?じゃあ爺さん一人で花火作ってんのか?」

 

村人「違う違う。その女の子も一緒に2人で作ってんのさ。」

 

村人「この日の為に一年かけてコツコツ作るんだ。大したもんだ。」

 

ウソップ「はあァァ・・・」

 

ルフィ「何で花火作んのに1年もかかるんだ?」

 

ナミ「バカね。そりゃあ・・・色々あんのよ!あんたに言ったって分かんないの。」

 

ルフィ「そっか。」

 

ララが立ち上がり、スマホで検索。

 

ララ「花火って、種類によって作業による工程があるんでしょう。それくらい大変って事です。」

 

ナミ「まっそうなんでしょうね。」

 

ルフィ「ふ~~ん。」

 

ウソップ「あ、そうだ。火薬がもう少しで切れそうなんだ。あそこに行けば分けてくれっかなァ」

 

ナミ「さあ・・・」

 

ウソップ「おれちょっと行って来るぅぅ」

 

ウソップはその山にある家へと走る。

 

村人「しかし、去年みたいな事にならなければいいんだけど。」

 

村人「ああ。ホントになァ」

 

ナミ「去年みたいな事って?」

 

村人「ああ、去年花火大会で」

 

村人「カドヤ。せっかく楽しみで来てるんだ。わざわざそんな事教える事ないよ。」

 

村人「それもそうか。悪い 何でもない。忘れてくれ。」

 

ルフィ「あっ そうだ。ゾロ達にもこの事教えてやるか。」

 

サンジ「おう!!ロビンちゃんとアイリスちゃんにも教えに行こうっと。ね。ララちゃん。」

 

ララ「はい!ロビンさんとアイリスにも知らせないと。」

 

ルフィ「いやァ メシ食うのが先か?」

 

サンジとララ「「何でだよ《何でですか》!?」」

 

ウソップは山の家へ向かっていた。

 

ウソップ「おれ様の手にかかれば花火だってこの通りさァァ。これを見せたら感心して、このような素晴らしい腕をお持ちの方ならタダで、いくらでも火薬を持ってってくださ~いって事になんねェかなァ ハハハハ!!」

 

爺さん「ダメだ!!」

 

ウソップ「えええ、って何ちゅう顔だよしかし。アンタほんとに花火師の親分か?」

 

爺さん「あたぼーよ。花火師大玉親分とは俺の事だ。」

 

ウソップ「ともかく頼むぜ。少しくらいいいじゃねェかァ いっぱい持ってんだろ?火薬。」

 

大玉「とうしろうに差し上げるような火薬はございやせん。お引き取り下さい。はいさようなら。」

 

大玉爺さんは家の中へ。

 

ウソップ「おおおい ちょっと待ってくれよ!!素人かどうかはこれを見てから言ってくれ。これでもれっきとした ガボーーン。」

 

ウソップは超巨大な花火の玉を見てびっくり。

 

ウソップ「カバァァデカァァ白ォォォ!!」

 

大玉「誰に断って人ん家の敷またいでんだ!」

 

ウソップ「おい爺さん。これ本物か!?ハリボテだろう?」

 

大玉「花火師んちハリボテ置いてどうすんだよ!?」

 

ウソップ「あ~~・・・」

 

大玉「本物だ。っで、これでもれっきとした、何だ?」

 

ウソップ「え?あ、あ~~」

 

ウソップは右手に持った花火玉をつい後ろに隠す。

 

ウソップ「あァいやいや、別に何でも」

 

しかし、花火を取った人間が。

 

少女「3号玉かァ 玉ぶりがちょっと甘いけど、しっかり組めてるじゃない。何で隠すの?勿体ないよちゃんと完成させなきゃ。」

 

ウソップ「あん?何だお前ェ。」

 

小玉「あたしは小玉。そこの大玉爺さんの孫。」

 

小玉は花火玉を返す。

 

ウソップ「ん?じゃあ爺さんと2人で花火を作ってる女の子ってのは、」

 

小玉「そ。あたしの事。ちっこいからってバカにしてもらっちゃ困るよ。これでもこの爺さんよりよっぽど腕は良いんだから。」

 

しかし、キセルで一発頭をどつかれる。

 

小玉「いってェェ。」

 

大玉「調子にのってんじゃねェ。打ち上げ隊への連絡はどうした?」

 

小玉「してきたよォォ もうすぐ運びに来るから、玉出しとこうと思ったんじゃない。」

 

大玉「その前に、包む準備とか荷車の用意とかあるだろうが。」

 

小玉「ヘイヘイそうでしたねェェ 分かりましたよォォ!!!」

 

小玉は出て行った。

 

ウソップ「あ?」

 

大玉「何だテメェ ボケっとしてねェでおめェも手伝え!!」

 

ウソップ「いや何で?」

 

大玉「いいから手伝え!!」とキセルをぶん投げて来た。

 

ウソップは咄嗟に避けて逃げる。

 

ウソップ「何だありゃ?帰れって言ったり、手伝えって言ったり。もう止めだ止めだ!!帰っちまえ。」

 

小玉「コラァ」

 

ウソオプ「ん?」

 

小玉「サボる気?ちゃんと手伝ってよ。」

 

小玉は準備していた。

 

小玉「ええェェ!?弟子志願者じゃないの~~?」

 

ウソップ「あたりめェだよ。おれは火薬を分けてもらいに来ただけだからな。」

 

小玉「花火持ってるから、てっきり弟子になりたのかと思ってた。」

 

ウソップ「ありゃ趣味で作った奴さ。とてもじゃねェがプロの仕事にはかなわねェよ。」

 

小玉「まァね。でも良く出来てたのは本当だよ。早いトコちゃんと完成させちゃいなよ。」

 

ウソップ「え?そういやさっきもそんな事言ってたな。どう言う事だ?俺はあれで完成してるつもりだぜ。」

 

小玉「花火はね、夜空に美しく花開いてこそ、初めて完成するの。だから倉庫の中の花火はみんな完成品なんだ。こういう打ち上げ筒とかね、道具があって初めて完成するんだ。」

 

ウソップ「お前 何だかすげェなァ」

 

小玉「だから言ったでしょ。バカにしてもらっちゃ困るって。」

 

ウソップ「って事はァあれもそうか。さっきのバカでかい花火。あれもまだ未完成なんだな。確かにあれ打ち上げたトコ見てみたいよな。」

 

小玉「去年あれと同じ物打ち上げようとしたの。」

 

ウソップ「ん?他にも同じのを打ち上げたのか?」

 

小玉「うん、でもダメだった。道具が不完全だったから。」

 

ウソップ「ええ!?それってまさか。」

 

小玉「私の父様と母様ね、去年の今日、死んじゃったんだ。200号玉の打ち上げに失敗して」

 

天候は雨状態。

 

ウソップ「なーんかやな天気だなァ 雨でも花火大会やんのか?」

 

小玉「ううん。やっぱりダメなのかな。父様母様。」

 

ウソップ「ん?」

 

大玉爺さんがやって来た。

 

大玉「準備だけはしておけ。」

 

小玉「うん。」

 

ウソップ「ダメって、何がだ?」

 

小玉は耳打ちしようとし、ウソップは小玉に合わせる。

 

小玉「あたしね、今晩晴れたら、あの200号玉打ち上げるつもりなの。」

 

ウソップ「でェ・・・」

 

ウソップは驚きそうになったが、口に花火玉を放り込まれた。

 

大玉「ん?」

 

小玉はウソップにしがみつく。

 

小玉「ダメだよ!!花火は食べ物じゃないんだから!!」

 

大玉爺さんは行った。

 

小玉「バカ。大声出さないでよ。」と玉を口から離す。

 

ウソップ「おう。悪ィ・・・。でもよ、お前一人でこんなデカイの打ち上げられっこねェだろ。」

 

小玉「大丈夫。打ち上げ隊の人に内緒で応援頼んでるもん。」

 

小玉は降りる。

 

ウソップ「にしたって、一回失敗してるんだろ。危ねェよ。」

 

小玉「いいでしょ。あたしがやりたいんだから」

 

ウソップ「よかねェよ。その打ち上げ隊って奴らも巻き添えにする気か?」

 

小玉「んなワケないでしょ。セッティングだけやったら避難してもらうの。打ち上げはあたし一人でやるんだもん。」

 

ウソップ「やるんだもんって・・・ダメだダメだ。爺さんに言って止めさせる。」

 

ウソップは大玉の所へ行こうとしたが、小玉に足を引っかけられ、転倒。

 

ウソップ「テメェ何すんだよ!?」

 

小玉「それはこっちのセリフ。父様母様の夢を壊さないで。」

 

ウソップ「父様と母様の夢?」

 

小玉「そうよ。」

 

小玉はウソップへと近づく。

 

小玉「うちは400年以上前から代々花火を作って来た家系なの」

 

小玉はウソップの鼻血を拭く。

 

ウソップ「いいよォ」

 

小玉「いいから。昔は200号玉を作って打ち上げる技術があったらしいんだけど、いつの間にかその伝統が途絶えちゃってさ。その技を復活させるってのが、父様と母様の夢だった。だから今日、私がその夢を完成させてあげるんだ。」

 

ウソップ「気持ちは分かるけどよォ ん?ちょっと待て、何でそんな事ベラベラ俺に話すんだ?」

 

小玉は怖い表情になる。

 

小玉「知りたい?」

 

ウソップ「ぎひィ!?」

 

ウソップ《爺さんを足止めする!?》

 

小玉《そう。もうすぐ打ち上げ隊の人達がこの玉を運びにくるの。その間、じいちゃんがこっちに来ない様に奥で足止めしてて。お願い。》

 

ウソップ《ば、バカヤロォ。そんな危ねェ事できるか!》

 

小玉はバカでかい花火玉に触れる。

 

小玉《父様と母様の夢は、まだ途中だから。あたしが完成させるんだ。》

 

ウソップ「ああ?ちょっと待てよ。」

 

小玉の所に爺さんが来て、

 

大玉「打ち上げ前のお祈りか?結構な事だな。」

 

小玉「はっ!!」

 

大玉「だが打ち上げるのはそれじゃねェ もっと小せェ奴だ。」

 

小玉「打ち上げ隊の皆。どうして?バラしたの?」

 

大玉「滅多な事言うんじゃねェ。皆はおめェの事を想ってくれてんだ。」

 

小玉「なんでェ。」

 

小玉は打ち上げ隊の一人にしがみつく。

 

小玉「何でよ!!あんなにお願いしといたのにィ!!」

 

打ち上げ隊員「ごめんよ小玉ちゃん。でもやっぱり無茶だよ。暴発するに決まってるよ。」

 

小玉「そんなの分からないじゃない!!そんなのあたし、怖くない!!」

 

大玉「いい加減にしねェか!!残されぬモンの気持ちが分からねェワケじゃあるまい。意志を受け継ぐってのはそうこっちゃねェんだ。」

 

小玉は家を出て行く。

 

ウソップ「ん~~これだなァ。ん?」

 

打ち上げ隊「じゃあ 私達は準備を。」

 

大玉「ああ よろしく頼む。」

 

打ち上げ隊は家を出て行く。

 

ウソップは再びに家に入る。

 

ウソップ「よう。雨なのに準備するのか?」

 

大玉「こんな雨はすぐ止む。東から風吹いてるからな。分かってねェのは小玉ぐれェのモンだ。」

 

ウソップ「爺さんよォ この建物も400年前からずっとあるのか?」

 

大玉「おうよ。それがどうした。」

 

ウソップ「へっ 良い事思いついたんだ。ちょっと俺の話に乗らねェか?」

 

大玉「ん~?」

 

ウソップは墓に来た。

 

ウソップ「こォれ墓かァァ ファンキーだなおい。よっ」

 

小玉「父様と母様 あたし言ったよね。この雨が止んだら二人の許しが出たって意味で。あの200号玉はあたしが打ち上げるって、でも これはやっぱりダメって事なの?」

 

ウソップ「ダメって事ァないさァ。小玉が小玉の花火を上げるんだったら喜んで雨を上げてみせよう。」

 

小玉「でもォ それじゃ父様と母様の夢が。」

 

ウソップ「私達の夢がそのだけだと思うかい?私達の夢はお前さ。お前が立派な花火師を継ぐ事だって私達の夢なのだよ。小玉は小玉の200号をゆっくり作ればいい。お前には無限の時間があるんだからね。小玉が200号玉を復活させれば、それが私達の夢を叶える事にもなるんだよ。私達の200号玉はじいちゃんに任せて、お前は天国の私達に美しい花火を見せ続けておくれ。」

 

小玉「分かった!!あたしやる!!そしていつかあたしの200号玉を作ってみせる!」

 

ウソップ「ありがとう。分かってくれて では約束だァァ」

 

雨が上がった。

 

小玉はびっくりである。

 

小玉「何で?凄い。あなた一体何者?」

 

ウソップ「俺か?俺は天の国からの使者。ウソップ・エンジェルだ。」

 

小玉「ウソップ・エンジェル。へへっ ダッサァァァィ!!」

 

小玉は行ってしまう。

 

小玉「ウソップ・エンジェル!!ありがとう!!あたし頑張るねェェ!!」

 

そして、夜になり、花火大会が開催された。

 

空には豪快に美しく花が次々に開く。

 

客達はその花火に魅了されていた。

 

ナミ「綺麗。」

 

ルフィ達も同様である。

 

ララ「アイリス。花火が綺麗だね。」

 

アイリス「うん。」

 

小玉は花火玉を筒へ投入していく。

 

ルフィは肉を食っていた。

 

サンジはナミとララの肩に手を置く、が、ナミははたいて離させる。

 

しかし、ララはむしろ静かに喜びつつ、左手でサンジの手を優しく掴む。

 

サンジ(ララちゃん なんて優しいんだ。もしかしていつかはララちゃんと共に歩んでいく時が来るんだろうか。」

 

ララ(サンジくんと花火観覧してる!!状況的にはデートね。)

 

大玉「上手い事上げやがって。」(それにしても、庭の馬車の車を滑車にして倉庫の中に引きずり込むカラクリを解きやがった。まさか400年前からあった塔が、実は200号玉の発射台だったとはなァ 一体何者なんだあの小僧は・・・)

 

ウソップ「へへへ。」

 

小玉「連発行くよ!!」

 

隊員達は花火玉を次々に投入。

 

夜空に美しく次々と豪快咲く花火。

 

ウソップ「すげェなァこりゃァ」

 

大玉「ああ。上出来だ。準備は?」

 

ウソップ「バッチリさ。」

 

隊員「ラスト!!」

 

遂にラストスパートへ。

 

ルフィ達は見惚れた。

 

隊員達は拍手。

 

ウソップ「あ~ら~よっと。」

 

ウソップは自作を一発打ち上げる。

 

すると、しょぼい結果に開く。

 

ナミ「何?今のしょぼい花火・・・」

 

ウソップ「ありィィ・・・?初めての花火じゃこんなモンかァ いいぜェ!!大玉爺さん!!」

 

大玉「おう。」

 

爺さんはキセルを叩いて、火種を発射台に引火させた。そして飛び降りる。

 

すると、バカでかいひゅるるる~~~音と共に打ち上げられる。

 

そして、島全体に届く程の超バカでかい1発の花火となった。

 

観客は大歓声である。

 

ルフィ達は興奮。

 

サンジ「凄いなァ ララちゃん!アイリスちゃん!!」

 

ララ「はい!凄い一発でしたよ!!」

 

ララは感動から涙が流れる。

 

アイリス「最後の島全体まで届くバカでかい一発、凄すぎでしたァァ!!」

 

ララ「あれ・・・。涙が・・・。」

 

ララは涙を拭う。

 

アイリス「ララ様・・・」

 

サンジ「ララちゃん 感動して泣いているんだ おれだって凄すぎて感動してるさ。」

 

ルフィ「だな・・・今の島全体までは感動しねェほうがおかしいだろ。」

 

ナミ「まァ そうね。」

 

小玉(父様と母様の花火、あんな花火が作れるなんてやっぱり父様母様すごい・・・。あたしにもいつかあんな花火作れるかな。)「父様と母様ァァ!!ありがとうぅぅ!!」

 

ウソップ「爺さん 火薬貰ってもいいかなァ?」

 

大玉「バカヤロォ 何処の馬の骨ともつかねェ奴が、好きなだけ持っていけい!!」

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