ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
とある田舎町。
あるく人影。
一軒のメシ屋でやや騒がしい客数人がいた。
客「ここにある酒全部飲み尽くしてやる。ハハハハ!!」
客「おいおいビリー 何べん店潰しゃ気が済むんだよ!」
客「知った事か。ダハハハ!!」
カウンター席に2人の男性客が。
数年前のヨサクとジョニーであった。
ヨサク「あそこにいる男、500万ベリーの賞金首だ。」
ジョニー「500万・・・ここは1つ・・・止めとくかヨサク。」
ヨサク「おい・・・ジョニー。いい加減小物ばっかり狙ってたってしょうがねェぜ。賞金稼ぎたる者、ここらで一発大物食っとかねェと」
ジョニー「んな事言ってもよォ 俺らでも紙一重じゃねェか。500万と言やおめェ。」
すると、店の門が開く。
やって来たのは、刀を持つ緑髪の男であった。
男はカウンター席に座る。
男「メシを食わせてくれ。」
店長「金は・・・」
男「今は無い。しかし、とりあえずそこらの賞金首をぶった斬ってすぐに作る。」
それに反応した男客3人。
客「聞き捨てならねェな!斬られる前にぶった斬ってやるぅ!」
客が一人やって来て、大刀を振り下ろして来た。
しかし、緑髪の男が刀でそれを防ぐ。
男「あんまり体力使わせんなよ。腹が減ってんだ。一つ聞く。てめェの首に賞金は懸ってるか?」
客「聞いて驚くな。500万ベリーの賞金首よ!!」
男「そうか。充分だ。」
客「何ィ!?」
男は弾き返し、斬り倒し飛ばす。
500万ベリーの賞金首は倒れる。
男は刀を収めた。
男「金は出来た。メシを食わせてくれ。」
店長「は、はい!!ただいま!!」
賞金首の他のメンバーは逃げ去った。
ジョニー「あいつ 凄い腕だ。」
ヨサク「とりあえず手配書にはねェ。賞金稼ぎならたいないの奴は知ってるはずだが。」
ジョニー「ひょっとして最近噂の海賊狩りか?凄まじく凶暴な奴だと聞いてるが。」
ヨサク「いや、海賊狩りは刀を3本使っている話だぜ。んでその内の1本は白鞘の名刀だって言う しかもそいつは人の姿を借りた魔獣だなんて言われてる奴らしいが。」
ジョニー「とてもそうは見えねェな。だとしたら」
ジョニーは立ち上がる。
ジョニー「俺達の獲物を取られて、黙ってるワケにはいかねェ!」
ジョニーは男の方へ向かう。
ヨサク「おいおいジョニー。」
ジョニー「おいおい兄さん。アンタも賞金稼ぎだったらオレ達のルールを守ってもらわねェとな。」
ゾロ「あん?」
ヨサク「あっしらは店に迷惑かけたくねェから、奴が店を出るのを待ってたんだ。」
ジョニー「あいつらは俺達が先にツバをつけた獲物だぜ。」
男はまた食い始める。
ジョニー「おいおい!!聞こえなかったのかよアンタ。賞金稼ぎ同士のルールはな。」
男「鷹の目・・・。鷹の目のミホークって知ってるか?」
ヨサク「ミホークっていやァ あの七武海の?」
男「俺はそいつを倒して世界一の剣豪になる事を目指して旅をしている。食う為に賞金首を狩る事もあるが。別に賞金稼ぎって訳じゃねェ。」
ヨサク「世界一の剣豪!?おい聞いたか?ありえねェ。ありえねェよ。そんな夢みてェな」
ゾロ「ガキの頃にそう決めたんでな。人になんと言われようと関係ねェ」
ヨサク「いくらガキの頃の夢ったって、アンタそりゃあ」
男は立ち上がる。
男「お前達の事は知らなかった。すまねェな。その首 海軍に届けろ。賞金はお前達のモンだ。」
ジョニーとヨサク「「マジ!?」」
男「ただし、ここは奢ってもらうぜ。」
男は店を出て行った。
ジョニーとヨサクも店外へ。
ヨサク「やったぜジョニー。500万ベリーだ!!これでしばらくは賞金首を追わなくても食っていけるぜ!!おい。どうした?嬉しくねェのか?」
ジョニー「お前、何で賞金稼ぎになった?」
ヨサク「あん?何でって決まってんじゃねェか。食う為だろうが。」
ジョニー「俺の生まれた村は貧しいトコだったのよ。そんな村でさえ、よく山賊に襲撃されたもんさ。そんな時、山賊の首を狙う賞金稼ぎの連中もまたやって来たのさ。」
ジョニー「おれは山賊達に颯爽と戦いを挑む賞金稼ぎの兄貴に心の底から憧れたもんだった。いつか俺もああやって悪い奴らをぶっ倒す事が出来たら、なんて思ってな。それが賞金を稼ぐ為の生業だと知ったのは、ずっと後の事さ。」
ヨサク「そういや、あっしも憧れたっけ。」
ジョニー「あの世界一野郎の言葉を聞いた時、あの頃の自分を思い出しちまってよォ」
ヨサク「おいおい 何しんみりしてやがる!お前らしくもねェ。」
ジョニー「うるせェな。」
しかし、町の住人が逃げていく。
ヨサク「何だ!?」
ジョニー「どうした?何かあったのか!?」
町人「山賊だ。ディック一味が町はずれの牧場を襲ってやがる!」
ヨサク「山賊のディック!?」
ヨサクは手配書を確認する。
ヨサク「あった。すっげェェ!!1000万ベリーの大物だぜ!!」
そのディックはバズーカで建設の壁を破壊する。
ディック「野郎共!!ぶんどれェェ!!」
部下達は突入する。
次々と持ち去られる荷物。
ディック「フハハハ。隠してやがったな。今日は大漁だぜ。ダハハハ。」
ジョニー「あれか。」
町人「おいどうする?どんどん持ってかれちまうぜ。」
町人「相手はあの山賊ディックだ。かなうワケねェ。命まで取られたら元も子もねェよ。」
町人「チクショ~~」
ディックはバズーカで壁を破壊。
ディック「ん?何だこの町の連中は。臆病なモンだな・・・。抵抗する根性もねェってか。まっある意味利口かもな。奪う物か奪われる物、そのどちらかしかいねェこの時代だ。よえェってのはそれだけで罪。逆らう事なんざバカのやる事だ。ガハハハ!」
しかし、トンカチがディックの足に当たる。とある男の子の仕業であった。
ディック「バカが、痛く」
男の子「食料を返せ!!みんなが苦労して貯えた大切な物なんだ!」
しかし男の子は吹っ飛ばされた。
ディック「フハハハ。根性だけは一人前だな。」
男の子は起き上がると、ディックに向かっていく。
町人「ハリー 止めなさい!かなうワケがない!!ハリー!!」
ジョニー「行くぜ。」
ヨサク「おい止めとけ相棒。いくらあっしらでも紙一重だぜ。」
ハリーは蹴り飛ばされる。
ジョニー「そうじゃねェ あいつはあの日の俺だ。まだ妥協も打算も知らねェ。純粋だった頃の俺だ。」
ジョニーも向かっていく。
ヨサク「おい!!ジョニー!!」
ジョニーはディックにタックルした。
ディック「何のマネだ。てめェら 誰だ。」
ジョニー「名のねェ賞金稼ぎさ!」
ディック「何だと?」
互いに対峙。
ディック「てめェら賞金稼ぎか。俺の首が狙いか?面倒くせェな」
ヨサク「何だと!?」
ディック「金が欲しいんだったら恵んでやってもいいぜ。端金でよけりゃな。」
ジョニー「そんなもんいらねェ」
ディック「ああ?」
ジョニー「今日はちょっとばかし正義の味方になってみてェ気分なだけだ。」
ヨサク「おいジョニー。」
ディック「正義の味方?ドワハハハハ」
部下達も共に笑いだす。
ヨサク「おう・・・」
ジョニー「相棒 おれを男にしちゃくれねェか?」
ヨサク「ジョニ・・・お前。分かった」
ディック「この時代に正義も悪もねェ 強ェ奴が勝つ!それだけじなんじゃねェのかい?」
ジョニー「俺達はマジだぜ!!」
ヨサク「そうよォ!!あっしらは今朝だって500満ベリーの賞金首を海軍に渡したばっかなんだ!」
ディック「今朝海軍に・・・。俺の弟文を潰したのはてめェらか!?」
ジョニーとヨサク「「何ィィィ!?」」
バズーカによる爆発が起こる。
ある刀鍛冶の場所を訪れる緑髪男。
刀鍛冶「ん?」
男「頼んであった刀、出来たか?」
刀鍛冶「ああ。」
男はその刀を鞘から抜く。
男「ん~~。見事な腕だな。」
刀鍛冶「苦労したぜ。アンタせっかくの刀に無茶させ過ぎだ。並の刀だったら、あの折れちまった2本の刀と同じ運命だったぜ。」
男「分かった。気ィつける。」
男はある記憶の事を振り返った。
男「世話んなったな。追加の金を払いたい所だが、あいにく今は一文無しだ。」
刀鍛冶「いいって事よ。中々お目にかかれる代物じゃねェ。いい目の保養になったぜ。こんなナマクラ大刀なんかとはワケが違う。」
引き抜いた瞬間に刀身が砕けた。
刀鍛冶「ああ!?おいおいアンタ言わんこっちゃねェ。勘弁してくれよ。これじゃ刀が何本会っても足りゃしねェぞ。」
男「くそっ。またやっちまった すまねェ この借りは必ず返す。」
しかし、バズーカ音が。
刀鍛冶「山鯨のディックの野郎だ。大筒を使う1000万の山賊さ。」
男「山賊・・・賞金首か。へっ」
ジョニーとヨサクはコテンパンに叩きのめされた。
しかし、二人はまた起き上がって向かっていくが、ぶっ飛ばされる。
町人「ダメだ。あいつらやっぱり歯が立たねェ」
ディック「何なんだてめェら。ホントに俺の弟分を潰した奴らなのか?」
ヨサク「へっ!!引き渡したのはあっしらだが、倒したのは別人だコノヤロォ!!」
ディック「なァに威張ってやがる!!どおりでおめェら弱いと思ったぜ。」
2人はまた向かっていくが、ディックに殴り飛ばされる。
ディック「まったくしつけェ奴らだ。」
ディックは大筒を二人に向ける。
しかし、男の子が止めに入る。
ディック「てめェ そんなに死にてェのか!?」
男の子は怯んで、腰が抜ける。
部下「お頭ァ!!獲物は全部馬車に積み終わりましたぜ。」
ディック「終わったか。さて、じゃあ引き上げるとするか。こんな腰抜け共に構っていてもしょうがねェ」
ジョニー「待ちやがれ!」
ディック「ああ!?」
ジョニー「待てっつってんだよ!賞金首!こちとら何十何百って賞金首と紙一重で渡り合って来たんだ。おめェを取り逃がしたとあっちゃ末代までの恥ってもんだぜ。」
ディック「無駄な事を。んな物採算が合わねェだろうがよォ」
ジョニー「稼ぎにはならねェかもしれねェ だがなァ」
ジョニーは立ち上がる。
ジョニー「使命を通す為に戦いたくなる時だってあるんだよ!!」
ディック「長生きできねェ奴らだな。」
ヨサク「ハナからそんな事分かってら!!」
ディック「そうかァ おいてめェらとっとと片づけちまえ!!」
ジョニーとヨサクは部下達にぶちのめされる。
男の子も助けようとしたが止められる。
男の子「何だ離せ!!あの人達は俺の為に!!」
男「戦う気があるんなら、考えろ。自分の力なら何ができるかを」
ジョニーとヨサクはぶっ飛ばされた。
ディック「やれやれ。かわいそうに、もう無事なツラな皮はどこにも残っちゃいねェよ。そろそろ終わりにしてやるとするか。」
部下は剣を取る。
ディック「おめェらをブチ殺した所で一文の得にもなりゃしねェがな。まっ これも巡り合せって奴だ。このおれ様の首を狙ったのが運のツキ。2人仲良くあの世へ送ってやるから安心しな。フッフッフ ハハハハ!」
部下が剣を振り上げ、下ろすと男が刀で止めた。
男「もういいんじゃねェのか?とっくに勝負は決まってる。」
ジョニー「う、う、う おめェ・・・」
ヨサク「さっきの・・・」
男「悪ィな。おめェらの獲物 横取りさせてもらうぜ。急に金が必要になっちまってな。」
ヨサク「あ、ああ・・・」
男「OK。」
男が刀を弾き飛ばし、黒いバンダナを頭に巻く。
ヨサク「白い鞘の刀・・・」
男「お前らの刀 ちょっと借りるぜ。」
ジョニー「構わねェが、アンタ一体。」
ジョニーとヨサク「「あっ!?」」
ヨサク「3本の刀!?まさか!?」
ジョニーとヨサク「「海賊狩りのロロノア・ゾロ!?」」
部下達は警戒態勢に。
ディック「ほう。こいつが噂の海賊狩りか。」
ゾロ(さァて、どうしたもんか・・・。ここんとこめっきり筋力ついて来たのはいいが、ちょっと力入れすぎっとすぐに刀が折れちまう。闇雲に力づくでやりゃあいいってもんじゃねェ どんな刀だろうとその実力を100%引き出せるようにならねェと。)
ディック「ロロノア・ゾロさんよォ 3本の刀を使ってもこれだけの人数を一辺に倒すなんてちと無理だと思うがな。ナハハハハ!」
ゾロ「3本の刀を使うのと、3刀流じゃ意味が違うぜ。」
ディック「3刀流かァ 見せて貰おうじゃねェか。野郎共!!やっちまえ!!」
部下達は剣を構えて、ゾロに向かっていく。
しかし、ゾロは華麗な舞で部下達を一掃した。
ジョニー「やった!!すげェ!!見事っす!!」
しかし、ディックがやって来て、
町人「危ない!!」
ゾロ「!?」
ディックは大筒をゾロに向けて発射。
そしてメリー号の大砲が発射された。
ルフィ「ウホホォォォ!!!スッゲェェェ!!」
ララはサンジの隣で、スマホで大砲の砲弾発射を録画する。
アイリスも大砲の発射で喜ぶ。
ゾロは寝ていて、くしゃみで起きるが、近くの気配で刀を掴み警戒する。
ロビン「!?」
ゾロ「言ったはずだ。おれの横に立つんじゃない。」
ロビン「そんな恰好じゃ風邪引くわ。」
ゾロ「風邪なんか引く奴は心に隙のある奴だ。」
ロビン「じゃあ どこかで誰かが海賊狩りのゾロの噂でもしていたのかしら。」
ゾロ「海賊狩りだなんて名乗った事は一度もない。」
ロビン「じゃあ 誰がそんな素敵な名前を付けてくれたの?」
ゾロ「さあな。俺には関係ない。」
大砲の砲弾は発射される。
ロビンは自分の席に戻る。
男の子が桶の水を後ろ上から、かけて来た。
ゾロ「鬼斬り!!」
ゾロは鬼斬りでディックを斬り倒した。
ゾロ「よし。折れてねェ 世話をかけたな。」
男の子「えへへ。」
ジョニー「ロロノア・ゾロ アンタの腕に惚れやした。お供させてくんな。」
ヨサク「あっしらは泣く子も紙一重で黙りそうになる賞金稼ぎユニット。ヨサクとジョニー。」
ゾロ「勝手にしろ。」
ジョニーとヨサク「「兄貴ィィィィィ!!」」