ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第152話「ヤギの島のゼニーと山の中の海賊船!」

航海を続けるメリー号。しかし、海軍の砲撃を受けていた。

 

海兵「追え!!逃がすな!!」

 

砲撃は続く。

 

海兵「どんな大海賊かと思ったら、所詮逃げの一手 弱腰共じゃないか。しかし一人の別世界からの転生者のピンク髪少女だけはスカウトらしい。軍曹 例のピンク少女と共にいるカラクリ娘以外の麦わらの一味は我々が落としましょう。落とせますとも。」

 

ナミ「ちょっと!!何とかしないと本当に命中しちゃうわよ!?」

 

ルフィ「腹減ったァ」

 

チョッパー「お~れ~も~。」

 

ゾロ「ったく しつこいな 海軍ってのはァ」

 

ルフィ「まだ釣れねェのかァ?」

 

ウソップ「釣れねェどころじゃねェよォ 水だって一滴も残ってねェんだからな。」

 

チョッパー「このままじゃ干からびるか飢え死にするかのどっちかだぞ。」

 

ララはタブレットでの動画をアイリスと共に観ている。専用タッチペン付きである。ロビンの座るテ-ブルを貸して貰っていた。高校カバンは足元の傍に置いている。

 

サンジはティーセットを運んできた。

 

サンジ「ロビンちゃん ララちゃん ハーブティのお時間です。ミルフィーユや生クリームショートケーキも一緒に召し上がれ。」

 

ララ「ありとうございます。」

 

アイリス「ケーキ 上手な作り!さすがサンジです!」

 

ロビン「ありがとう コックさん。」

 

チョッパー「ああ!!」

 

ルフィ「俺もおやつ食いてェ!!」

 

ウソップ「てめェ!!どこに隠してやがった!!」

 

ルフィ達はサンジに押し寄せる。

 

サンジ「おら!おめェら!手ェ出すんじゃねェ!!」

 

ナミ「何よ この緊張感の無さは。」

 

ルフィとチョッパーは軽くくすぐられる。

 

ナミ「笑ってる場合か!!」

 

ゾロ「ナミ!どうやら海軍より厄介そうだぜ。この海はお前の航海術で何とかしろ。」

 

ナミ「分かってるわよ。また霧なの!?」

 

メリー号は霧の中を進んでいく。

 

ナミ(この霧を利用して海軍を撒く事は出来るかもしれない。でも、潮の流れが速い。しかもあちこちに暗礁が。)

 

海軍船数隻は潮の流れの影響で激突し合う。

 

海兵「この海域は第一級危険地帯に指定されています!これ以上の深追いは無理であります!」

 

海兵「このままでは全滅です!!」

 

海兵「黙れ!ここまで追い詰めたんだぞ!もう少しじゃないか。軍曹 ここは一気に。」

 

軍曹「退却だ。ただちに引き返せ。」

 

海兵「我々はムンワ大佐から麦わらの一味を見つけ次第、1人と一体を除き必ず壊滅せよ!と命令を受けているんですよ!」

 

軍曹「うるせェんだよお前は。今 指揮を執っているのは大佐じゃねェ この俺だ。分かってるな?」

 

海兵「はい。」

 

軍曹は船内に入り、海兵は様子を監視する。

 

ナミ「取り舵一杯!!帆を左45度に引いて!!」

 

ナミの的確な指示でメリー号を進めていく。

 

ナミ「霧を抜けた。」

 

ウソップ「おい!!島だ!島が見えるぞ。」

 

ルフィ「食いモンあるかなぁ!?」

 

メリーは島に到着。

 

そして、それを観察する人物が。

 

ララはタブレットを高校のカバンに入れて、肩に背負う。

 

アイリスも降り立つ。

 

???「8人と1匹・・・。クソ海賊共がナンボのもんじゃい。今に見とれ。」

 

ルフィ達は崖を登り、進んでいく。

 

ロビン「無人島かしら。」

 

すると、鳴き声が。

 

ヤギが1匹草を食べてる。

 

チョッパー「ヤギ?」

 

ララ「ヤギだね。」

 

アイリス「ヤギだ・・・」

 

ルフィ達「「「に、肉だぁぁ!!」」」

 

ルフィ達3人はヤギを追っかける。

 

ナミが止めに入った。

 

ナミ「待ちなさいよ。いくらお腹が減ってるからって、あんなカワイイヤギさんを!」

 

ゾロは刀を抜こうとする。

 

ゾロ「どうやら可愛いヤギさん達に好かれちまったようだぜ。」

 

ナミ「えっ?」

 

ヤギが集団で出て来た。

 

チョッパー「罠だ!!俺達罠にハメられたんだ!」

 

ヤギ達は突進してくる。

 

ゾロは刀を抜いた。

 

チョッパー「斬るなゾロ!!こいつら悪い奴らじゃない。おれには分かるんだ!!」

 

ゾロはヤギの突進を刀でガードし、サンジは蹴るがヤギは避ける。

 

ウソップ「タバスコ星!!」

 

ウソップはタバスコを放つが、ヤギに蹴り返され、ルフィの目に命中。

 

ルフィは目から炎が噴き出る。

 

ウソップ「ヤギが蹴り返した・・・」

 

ララ「ヤギくんなのにやるじゃない・・・」

 

チョッパー「待て!!お前達を食べたりなんかしないよ。俺が約束する。でも、どうして俺たちを罠にハメたんだ?」

 

ヤギ「メェ。メメェ。メェ。メメェ。メェ。メメェ。」」

 

チョッパー「ええ!?こいつら誰かに命令されてやったんだ!」

 

ナミ「誰かって?」

 

ゾロとサンジはヤギにてこずる。

 

チョッパー「やめるんだ!!」

 

ゾロ「バカ!!おめェはどいてろ!!」

 

ナミ「危ないってば!!」

 

ヤギ達が接近してくるが、

 

チョッパー「やめろォォォ!!」

 

チョッパーに人型に巨大化し、ヤギを止めた。

 

すると、誰か落ちて来た。

 

おっさん「バ、バケモンやぁぁ!!」

 

ルフィ「変なおっさんが落ちたぞ?」

 

ナミ「チョッパー ヤギさん達に命令したのはこの人?」

 

人型チョッパー「どうなんだ?」

 

ヤギ「メェ。」

 

チョッパーは戻る。

 

チョッパー「そうだって。」

 

???「あがあがが。」

 

ゾロ「俺達に襲われるとでも思ったんだろ?」

 

サンジ「心配すんな。水と食料が欲しいだけだ。」

 

???「海賊の言う事なんか信用できるかい!言うとくがわいにはお宝なんかないさかいな。わいは無一文や!」

 

ウソップ「どう見たって大金持ちには見えねェよ。」

 

???「クソ海賊共め。こうなったらわいも男や!煮るなり焼くなり好きにせんかい!」

 

サンジ「おおそうか。俺はコックだ。煮るのも焼くのも得意だぜ。」

 

サンジは両手をコキコキさせる。

 

???「待てや!冗談やっちゅうねん。」

 

おっさんは逃げようとしたが、途中でコケる。

 

ゾロが近づき、刀で木の枝を伐った。

 

おっさんは気絶する。

 

ルフィ「伸びちまったぞ。」

 

ウソップ「負けん気は強ェけど、気の小せェ爺さんだな。」

 

ララ「大丈夫ですか?」

 

チョッパーが近づき、爺さんの胸に耳を押し当てる。

 

チョッパー「大変だ!心臓が止まってる!!」

 

ルフィ達「「「「「「ええ!?」」」」」」

 

ルフィ「ゾロ!!」

 

ウソップ「鬼。」

 

ナミ「酷いわ。」

 

サンジ「マリモ」

 

ララ「ゾロさん。」

 

アイリス「あなたって人は・・・」

 

ゾロ「いや、ちょっと、違う!!」

 

チョッパーはマッサ-ジをする。

 

チョッパー「俺は医者だ!早く爺さんの家へ連れて行くんだ!」

 

ヤギ「メェ。」

 

爺さんは家へと運ばれる。

 

爺さん「もうちょっとで殺されるトコやった。やっぱり海賊には油断も隙もならんわ。」

 

ウソップ「よく言うぜ。勝手に気絶しちまったくせに。」

 

ルフィ「ヤギのおっさん ビビッて心臓止まったのか?」

 

サンジ「この偉大なる航路(グランドライン)じゃ驚きの毎日だろうが。よく小せェ心臓で今まで生きて来られたもんだぜ。」

 

ルフィ「ホントだな。」

 

ナミ「でも良かった。命に別状が無くて。」

 

爺さんが起き上がる。

 

爺さん「いい事なんかあるかい!」

 

そして、そろばんを構えて計算し出した。

 

爺さん「願いましては、お前らのせいで腰は抜けるは死ぬ目に遭うはおまけに薪割りは出来んエライ損害や。」

 

アイリス「急に計算を始めました・・・」

 

ララ「しかもそろばん・・・。海賊時代じゃ電卓なんて無いし仕方ないか。」

 

ララは腕組み出した。

 

爺さん「しめて5000万ベリーの損害やな。」

 

ナミ「掛けすぎじゃない?どう見積もってもこれくらいよ。」

 

爺さん「そりゃえげつないで。姉ちゃん 勉強してもこれや。」

 

ナミ「チョッパーの診察代を差し引けばこれよ。」

 

爺さんはいじけた。

 

爺さん「こんな年寄りによってたかっていじめるだなんて。殺生ちゅうもんや・・・」

 

ナミ「いじめてるだなんて」

 

爺さん「ああ!!長生きはしとうないィィィ」

 

アイリス「泣き出しちゃった・・・」

 

ナミ「泣かないでよォォ」

 

ルフィ「分かったよ。ヤギのおっさん 俺達が薪割りや水汲みやってやるよ。」

 

爺さん「麦わらの兄ちゃん 話分かるやないか。商談成立や。イヒヒヒヒ。」

 

ルフィ達はそれぞれ始める。

 

ララは高校のカバンを置き、カバンからスマホを取り出して胸ポケットに入れ、アイリスと共に草をヤギ達に食べさせる。

 

爺さんは思わず、ララのスカートがヒラヒラしてる事に気づく。

 

爺さん(あのピンク髪の嬢ちゃん なんて美しい外見にヒラヒラした短い履き物や。靴も見た事ない。もう一人の髪の長い濃い茶髪の嬢ちゃん どう見ても人間やない。)

 

サンジ「あの爺さん。よっぽど海賊が嫌いみたいだったな?なんか恨みでもあるんじゃねェのか?」

 

チョッパー「この島の住人は爺さん一人だって。どっかから流れ着いて20年もこの島にいるんだって。」

 

ルフィ「20年!?そりゃすげェェ。」

 

ララ「20年もここにいて、こんな環境であんな元気でいるのが不思議ですけどねェ ヤギくん ちょっとだけくすぐったいよ。」

 

ヤギはララの手の平にある草を食べつつ、舐める。

 

アイリスも同じく、ヤギに草を食べて貰ってる。

 

アイリス「ヤギさん かわいいね。」

 

ゾロがどっか行こうとしていた。

 

ルフィ「あっ どこ行くんだ?ゾロ」

 

ゾロ「ああ?食いモン探して来る。あの爺さんが分けてくれるとは思えねェからな」

 

ルフィ「そっかァ!!だったら肉頼むな!肉!!」

 

ゾロ「贅沢言ってんじゃねェよ。」

 

爺さんが起きて、外へ。

 

爺さん「もっと腰上げてやらんかい!!最近の若い奴らは薪割りも満足に出来んのかい・・・」

 

爺さんは家の埃を確認し、

 

爺さん「かと思ったら掃除もあかん。ここやり直しや。それから島ヤギに草やって、小屋の修理も頼んだぞ。」

 

ルフィとウソップは動く。

 

爺さんは座る。

 

爺さん「はぁぁ~~疲れたぁ。ボーッとしとらんで肩揉まんかい。」

 

チョッパーが揉みに来た。

 

爺さん「いちいち言わんでも気ィつけたらどないやねんな。ホンマ世話のかかる連中やでェ それから」

 

ウソップ「まだあんのかよォォ」

 

ゾロはまた道に迷う。

 

ゾロ「何だ?」

 

目の先は海賊旗が括りつけられた一隻の船が。

 

ゾロ「こいつは・・・」

 

 

夜になり、

 

ゾロは爺さんの家に戻れた。

 

ゾロ「お前ら まだやってんのか?」

 

ルフィ「ん?」

 

ウソップ「あの爺さん 次から次へと仕事押し付けやがって。」

 

ナミ「もうヘトヘトよ。」

 

ララ「結構やりましたけど。」

 

アイリス「私も頑張りましたよ。重労働という程ではありませんが。」

 

ルフィ「腹減ったぁぁぁ」

 

ルフィの目の前に果物が入ったデカイ袋を置くと、果物が出て来る。

 

ルフィ「おお!!」

 

ララ「果物!!」

 

ルフィは食べる。

 

ルフィ「海賊船?」

 

ゾロ「ボロ船だったが、確かに海賊旗があったからな。」

 

ルフィ「誰が作ったんだ?」

 

サンジ「爺さんしかいねェだろ・・・」

 

ララ「ですよね?」

 

ウソップ「何で爺さんが海賊船なんか作るんだ?」

 

サンジ「俺が知るか。」

 

ナミ「フフン。もしかしたらあたし達ついてるかもよ。」

 

ウソップ達「「「「ああ?」」」」

 

アイリス「ついてる?」

 

ナミ「とにかく行ってみましょ。山の頂上だっけ?フフン。」

 

ナミに続き、ルフィ達も行ってしまう。

 

ゾロ「おい待てよ!今から行ったんじゃ時間が!」

 

あっという間に船に着いた。

 

ルフィ「ホントだ。」

 

ゾロ(クソッ 直線距離だとこんなに近かったのか。)

 

サンジ「何だか気味悪くねェか?」

 

ララ「見事にボロ船状態です。」

 

アイリス「あの状態でよく保ってましたね。」

 

ロビン「山の中の幽霊船って感じね。」

 

ウソップ「ロビン 変な事言うな。」

 

すると、人魂らしき光が漂って来た。

 

ララ「あっ」

 

ルフィ「何だありゃ?」

 

ウソップはルフィの後ろに隠れる。

 

ウソップ「うわぁぁ!!人魂だ!言わんこっちゃねェ!!」

 

ナミ「ホタルよ!」

 

ルフィ達は船を調べる。

 

ロビン「付近の木を材料にしたのね。」

 

ウソップ「でも 途中で止めたみてェだぞ。」

 

サンジ「これホントにあの爺さんが?」

 

ナミ「ここには無いみたいね。」

 

ルフィ「何が無いんだ?ナミ。」

 

ナミ「お宝よ。」

 

ウソップ、サンジ、ララ、アイリス「「「「お宝《ですか?》?」」」」

 

ナミ「アタシの推理によると、あのお爺ちゃんの正体は、何を隠そう元海賊!」

 

ウソップ、サンジ「「海賊~!?」」

 

ナミ「多分 遭難でもしてこの島に1人だけ辿り着いたに違いないわ。そして島から脱出するため海賊船を作ってたのよ。」

 

ウソップ「しかし、元海賊が海賊嫌いってのは理屈に合わなくないか?」

 

ナミ「それは単なるカムフラージュよ。隠したお宝に気づかれない為のね。最初からどうも怪しいと思ってたのよねェ。ほら、おじいちゃんの小屋にあった調度品。あれなんか値打ちモン揃いだったわ。」

 

サンジ「さすが、ナミさん 鋭い!」

 

ウソップ「そんな訳ねェだろ。あの気の小っちぇ爺さんが元海賊の訳がぁぁ・・・」

 

ララ「さすがにウソップさんの言う通りですよね。」

 

アイリス「ええ。」

 

ウソップ「だろ?」

 

サンジ「ララちゃんにアイリスちゃんも!?」

 

ナミ「いや、だって昔は有名な海賊だったかもしれないし。何と言ってもこの船が。」

 

ロビン「前には道も無い密林。後ろは険しく切り立った崖。脱出する船を作るのに、どうしてこんな山の中に?」

 

ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジ、ララ、アイリス「「「「「「どうしてだナミ《なのナミさん》《なんですかナミさん》?」」」」」」

 

 

ナミ「ん~~~そ それは・・・」

 

海軍支部では、

 

???「何故引き返して来た?危険海域だと?そんな物を恐れて海軍の正義が守れると思っているのか!?」

 

軍曹「申し訳ありません。ただ 奴らもそう簡単にあの海域を抜ける事は不可能な筈です。」

 

???「まだ遠くへは逃げていまい。あのスモーカーと黒檻部隊ですら率いるヒナですら撃ち漏らしたという麦わらの一味。必ずこの手で仕留めてやる。だが本部から報告は受けている別世界からの転生者にしてジョシコウセイというガクセイの例のピンク髪の娘は除外だというがな。」

 

軍曹「大佐殿の手にかかれば例の少女以外は奴らなど物の数ではありません。イレギュラーハンターとかいう組織の結成が人間と我々人間の心を持つロボットの違いなだけで、我々海軍と役割自体が非常に似ている少女のスカウトには支部の者達は成功の為に諦めずにいる事でしょう。」

 

大佐「ただちに捜索を開始しろ。麦わらに一味の居場所を突き止めて来るんだ!!」

 

軍曹「はっ!!」

 

軍曹「あの大佐・・・」

 

軍曹「行くぞ。伍長」

 

軍曹と伍長は出て行った。

 

伍長「何故あの島の事を大佐に報告しなかったんです?」

 

軍曹「お前も見たのか?」

 

伍長「ええ。あの海域では記録されていない島をこの目で確かに。」

 

軍曹「その事はしばらく大佐には伏せておけ。いいな。」

 

伍長「何故です!?麦わらの一味は恐らくあの島に!」

 

軍曹は笑う。

 

軍曹「良い事を教えといてやる。あのアラバスタでクロコダイルを討伐したのは。」

 

伍長「はっ!!スモーカー大佐殿であります。海軍の英雄であります。」

 

軍曹「おめでたい野郎だ。それはあくまで表向きの発表に過ぎねェ。」

 

伍長「では、一体誰が。」

 

軍曹「あの、麦わらの一味らしい。そんな奴らを相手にしたって命があったって足りゃしねェよ。」

 

伍長「しかし。」

 

軍曹「おい、いちいち上の言う事を真に受けんな。俺達が正面からケンカしてもあっさりやられるだけだ。」

 

伍長「え?」

 

軍曹「それより手ェ貸して貰いてェ事があるんだ。伍長」

 

伍長「手を貸す?」

 

チョッパーは聴診器で爺さんの心臓辺りを計る。

 

チョッパー「はっ!?」

 

ウソップ「なぁ とっととこの島から出ようぜ。このままだと変な爺さんにこき使われるだけしィ」

 

ルフィ「おれは残る。」

 

ウソップ「ルフィ。」

 

ルフィ「メシ食いてェェ!こんなモンじゃ腹一杯になんねェよ。」

 

ゾロとナミ「「ああ!!無い!!」

 

ゾロはルフィに掴みかかる。

 

ララ「ルフィさん もう食べちゃったんですか・・・」

 

サンジ「とりあえず船に戻るとしようぜ。」

 

チョッパーは出て来た。

 

ナミ「あっ チョッパー船に戻るわよ。」

 

チョッパー「俺 爺さんについてるよ。患者見捨ててはいけないからな。」

 

ウソップ「もう元気になったんだ。同情なんてしてたらキリねェぞ。」

 

チョッパー「キリは、あるさ。」

 

アイリス「あるの?」

 

ゾロ「何だ?」

 

ルフィ「キリィ?」

 

チョッパー「あの爺さん 気は小さいだけで心臓が止まったワケじゃない 病気だったんだよ。」

 

ナミ「キリはあるって、まさか!!」

 

チョッパー「間違いないよ。あの爺さん あと3日しか持たねェ。」

 

ルフィ達「「「「「何だって!?」」」」」

 

ゾロ「3日だと!?」

 

アイリス「チョッパー その診察は確かなの?」

 

チョッパー「うん。」

 

夜が明けて、爺さんは起き上がり、家から出て来た。

 

爺さん「よォ寝た。ん?ええ匂いや。」

 

ナミ「おはよォ おじいちゃん。」

 

サンジ「朝飯の準備は出来てるぜ。」

 

目の前には豪勢なメシが並んでいた。

 

爺さん「な、何やこれは!?」

 

ルフィ「サンジは名コックだからうんめェぞ!」

 

ララ「はい!とても!!」

 

チョッパー「島ヤギ達に果物のある所や魚が釣れるポイントを教えてもらったんだ!」

 

ナミは爺さんの腕をしがみつくように引っ張ろうとする。

 

ナミ「さっ 早く早く!」

 

爺さん「ナミちゃん 言うとくが、わいには払う金は一銭も無いで。」

 

ナミ「そんな事心配しなくていいから。」

 

爺さんは料理を乗った皿を取るが、疑う。

 

爺さん「怪しい。めっちゃ怪しすぎるで。ことわざにもあるさかいな。急に親切になった海賊に気ィつけェて。毒でも入ってるのとちゃうか?」

 

ナミ「失礼ね。」

 

ウソップ「お年寄りに親切にするのは当然の事じゃねェか。」

 

ルフィ「まっいらねェんなら俺が食ってやる。」と同時に腕伸ばす。

 

じいさんはルフィの腕を掴む。

 

じいさん「わ、分かった。食うがなって。うわぁぁ!?何やお前!?」

 

じいさんは発作を起こしそうになる。

 

アイリス「お爺さん!!」

 

チョッパー「爺さん 大丈夫か!?」

 

ナミはルフィの頭を1発殴る。

 

ナミ「脅かすな!!」

 

ルフィ「ゴメン。」

 

爺さん「ハハハハ!!何や。あんさんも悪魔の実を食うたんかいな。」

 

爺さんは元気に食べる。

 

爺さん「ん~~美味い。こんな美味いメシほんま久しぶりやて。」

 

ナミ「おじいちゃん あたし達に出来る事があったら何でも言って頂戴ね。」

 

ララ「きっと力になりますからね。」

 

ウソップ「そうだ。思い残す事ねェようにな。」

 

ウソップは涙目で訴えるが、ナミに一発殴られる。

 

サンジ「こんなメシで良かったらいつでも作ってやるぜ。」

 

爺さん「そうか。ありがとさん。ほんまに美味いで。」

 

爺さんは掻っ込み過ぎて、箸を離してしまう。

 

ルフィ「どうした!?ヤギのおっさん!?」

 

ララとアイリス「「お爺さん!?」」

 

チョッパー「まさか!?」

 

ウソップ「もう来たのか!?」

 

ナミ「そんな!?」

 

サンジ「しっかりしろ!!」

 

爺さんは飲み込む。

 

爺さん「ふはぁ あんまり美味いさかい。慌てて食うて喉に詰まりよった。」

 

ルフィ達はズッコケる。

 

ウソップ「何だよメシが喉に詰まったのかよ。」

 

ナミ「びっくりさせないでよ!!」

 

チョッパー「いくらなんでも早すぎると思った。」

 

爺さん「早すぎるって何が?」

 

ナミは履き靴をチョッパーに投げつけて黙らせる。

 

ウソップ「なな、何でもねェって。爺さん食うのが早すぎるって事だよ。そんな事よりこれも食えよ。」

 

ナミ「あたしのも!!」

 

ロビン「これもどうぞ。」

 

ララ「でも、お爺さん 慌てなくてもちゃんとありますからね?」

 

アイリス「そうですよ。」

 

爺さん「そうやな そうやな。慌てんでいいわな。」

 

ルフィが腕を伸ばして邪魔してくるが、足で踏んでお仕置きをした。

 

爺さんは美味そうに食べる。

 

ララとアイリス含むルフィ達は笑う。

 

ゾロ(この食欲 ルフィと同じじゃねェか。ほんとかよ?3日の命ってのは。)

 

海軍支部。

 

軍曹と伍長が島の事を調査中である。

 

伍長「ありました。軍曹。記録によれば20年前あの海域で1人の男が海賊と交戦中に姿を消しています。」

 

軍曹「思い出したぜ ゼニーとかいう野郎だ。」

 

伍長「ゼニー?」

 

軍曹「消えたのは野郎だけじゃねェ。莫大なお宝も一緒だ。もしあの島に辿り着いていたなら、野郎は既にくたばっているとしてもだ。お宝には寿命なんてねェもんなぁ へっへっへっへ。」

 

チョッパー「もう食べすぎだよ!!」

 

爺さん「まだまだこれかやらや!」

 

ルフィ「すっげェェな!おっさぁぁん!!」

 

爺さん「アッハハハハ!」

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