ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
メリー号は船達の残骸の中で停まっていた。
ルフィは船の残骸に乗る。
ルフィ「ウホホォォ!!おい見ろよ!!どこまで行っても沈没船ばっかだ!!」
ウソップはホラー系の場所にいる為、体が震える。
ウソップ「止めとこうぜ。今にも幽霊船長でも出てきそうだ。」
ルフィ「ホント?幽霊船長ォォ!!」
ウソップ「呼ぶなァァァ!!」
アイリス「船の残骸がありすぎ。」
ララ「うん。これまで興味本位でこの虹色の霧を訪れて、出て来れなくなった船達の成れの果てね。」
ララはスマホのカメラモードの動画モードで録画していた。
アイリスはララの腕に両腕を絡めて、ボディをくっつけた。ロボットとはいえ豊満に近いくらいに胸もあるボディの為、ララも少しドキドキした。
ララ「アイリス。」
アイリス「ちょっとね。」
ロビンはエイプス・コンサートの日誌を朗読していた。
ロビン「虹路の霧の向こうは常世の国。地上に残された最後の楽園。金銀財宝が溢れ、人々は老いも飢えも無く永遠に暮らす。この本にはこう書かれているわ。」
ヘンゾ「だから言っただろ。そんな物は言い伝えに過ぎないと。」
ロビン「博士はご存じだったのですか?ここが船の墓場だと。」
ヘンゾ「50年前 わしはこの場所をかいが見た事がある。」
ロビン「知っていながら何故?」
ヘンゾ「それも行ったはずだ。わしはこの霧の中に飲み込まれた友を助ける為に研究を続けていたと その為なら、例えウェットンの犬と後ろ指刺されようとも。」
船の天井裏で、何かが監視していた。
ルフィ「おーい!!」
ルフィ「見ろよ!これ!!」
ルフィ達はお宝箱と共に、メリー号に落ちた。
ヘンゾ「これは・・・」
アイリスは絡めていた腕を離す。
ララ「お宝箱。」
ルフィ「すげェだろォ!船の中にまだまだあるんだ!!もっと探検してみようぜ!」
ロビン「楽園かどうかともかく、財宝が溢れてるというのはあながち嘘ではなさそうね。博士。」
ヘンゾ「う~~~む。」
すると、風鈴のような音が。
ララ「これは・・・」
アイリス「風鈴・・・?」
???「死者の眠りを妨げる者よ。」
ウソップ「ひィィ!?な、何だ!?」
???「積荷を置いて早々に立ち去れ。さもなくば死者達の呪いがお前達に降りかかるであろう。」
ウソップ「うう。怖い~~」
ルフィ「誰だ?」
白い布切れのオバケみたいな奴らが現れた。
ウソップ「出たァァァァ!!」
ララ「思いっきり布切れじゃない・・・。」
???「さア 大人しく積荷を渡せ。さもなくば・・・」
と、ゾロの頭の上辺りに1本の矢が刺さった。
ロビン「あっ!?」
アイリス「ゾロ!!」
ルフィ「危ねェ!!ヤロォォ!!」
ルフィは腕伸ばして、柱に掴まり跳び上がる。
そして、両腕を伸びつつ広げ、布切れへ飛び込んだ。
しかし、布切れは空だった。
ウソップ「へェェ!?」
ララ「誰もいない!!」
ウソップ「中身は空っぽ!?ル~~~フィ~~~~。」
アイリス「ウソップ 落ち着いて下さい!!」
ロビン「でも、矢が飛び込んできたのは向こうよ?」
ララ「えっ!?」
ウソップ「何ィィ!?」
ウソップは拡声器使って、ルフィに呼びかける。
アイリス「ルフィ!!狙われてますよォ!!」
ウソップ「おいルフィ!!ルフィってばァァ!!」
ロビン「あっ弓。」
ウソップ「え?」
ララ「弓?」
船の残骸の物陰から、弓で狙う影が。
ウソップ「ルフィ!!危ねェ!!」
矢は放たれ、ルフィは糸を引っ張りそうであった。
ロビンの能力で間一髪でルフィは助かった。
ウソップ「ルフィ・・・」
ララ「誰かがいるんですよ!この地域!!幽霊じゃないです!!」
ルフィが糸を引っ張ると、ロープと共に一人の男の子が落ちて来た。
ウソップはパチンコを構える。
ウソップ「必殺”火炎星”!!」
火炎星はロープに命中して燃やされ、男の子が落下。
ウソップ達が見に行くと、水面から男の子が顔を出す。
ウソップ「ん?何だ?」
ララ「男の子?」
また一人の少年少女が出て来た。
???「アキビが!!」
???「落ち着いてロンゴ。」
アイリス「まだ二人共子供ですよ。」
ウソップは近寄る。
ウソップ「ああ。確かに子供じゃねェか。」
しかし、ウソップはロンゴという男の子に股間を蹴られる。
ララ「ウソップさん・・・」
ロンゴ「アキビィ!!」
アキビ「皆来るな!!逃げろ!」
少女が剣を取って構える。
ララ「ちょっと待って。」
ルフィが飛んで帰って来た、しかも少女に激突して停止付き。
ルフィ「よォ!さっきはサンキューな!!」
ロビン「どういたしまして。」
少女「ロンゴ!!」
ロンゴはルフィに怯えてる。
アイリス「ねェ 君。」
???「そこまでだ!!」
また一人の少年が登場してきた。
???「俺達はエイプス・コンサートをナワバリにしているパンプキン海賊団だ!死にたくなかったら仲間を解放し、積荷を渡せ!!」
少年が上げてた右手に持つ黒玉。
ルフィ「爆弾?」
少女「ラパヌイ!!」
ヘンゾ「まさか・・・」
アイリス「ラパヌイ・・・くん?」
ラパヌイと呼ばれた少年はメリー号へ飛び降りて来た。
ラパヌイ「行くぞ。」
少女「ごめんラパヌイ。ロンゴ!!」
ロンゴ「うん!!」
ロンゴはラパ・ヌイの元へ戻る。
ヘンゾ「ラパヌイ・・・ラパヌイか?」
ラパヌイはヘンゾを見た。
ヘンゾ「それに・・・イソカにロンゴ。やっぱりそうだ。分からんか?ワシだ。ルルカ岬でお前らと遊んでたヘンゾだ。」
ラパヌイ「えっ!?ヘンゾ!?」
ララ「博士?」
ルフィ「知り合いか?」
イソカ「ヘンゾってまさか。あの?」
ラパヌイ「バカヤロ。そんなハズが・・・。近づくな!爆発させるぞ!近づくなってば!や、やめろ!!」
ヘンゾはラパヌイの持つ黒い玉の装置を押すと、光り出す。
ウソップ「おっ?」
ヘンゾ「ドッカン3号。ワシの発明だからな。ただのコケ脅しの道具だ。」
ラパヌイは煙幕張って、逃げる。
ララ「ゲホッゲホッ・・・」
アイリス「煙幕張って逃げた。」
ウソップ「クソッ」
ゾロ「何だよ 騒々しいなァ」
ウソップ「いや今起きたのかよ!?」
ララ「っていうか、よく寝てましたよね!?」
ゾロ「ってか、このおっさん誰だ?」
ウソップ「いや、おめェに説明しようとすると1時間はかかるんだが」
ルフィ「おい!!こっちもいなくなってんぞ!何だったんだ?今の奴ら?なァ おっさん。」
アイリス「あの子達、元々ルルカ島の住人だったりして・・・」
時は遡り、ルルカ島の岬で遊ぶラパヌイ達。
ラパヌイ《ヘンゾ!!お前も早く来いよ!!》
少年ヘンゾ《こ、怖いよォ》
ラパヌイ《このくらいでビビるなァ 俺達はパンプキン海賊団だぞ!!》
少年ヘンゾは覚悟を決めて、飛び込んだ。
そして夜。
ラパヌイ《おれ、大人になったら本物の海賊になるんだ。》
少年ヘンゾ《でも、ラパヌイのお父さんは海軍でしょ?そんな事許されるの?》
ラパヌイ《親父は親父だ。おれは誰も見た事ない所を冒険したいんだ。》
ロンゴ《誰も見た事ない所?》
???《そうさ。この世にはまだまだ人の知らない事があるんだ。》
ロンゴ《ウワッハッハ。》
アキビ《俺も見たいな。》
イソカ《あたしも。私も海賊になる!》
少年ヘンゾ《でも、他の海賊と戦ったりするんでしょ?俺みたいに弱くちゃ無理だよ。》
ラパヌイ《ヘンゾは色んな発明ができるじゃないか。お前は冒険に必要な道具を発明するんだ。》
少年ヘンゾ《そうか!!じゃあ俺も海賊になる!!》
アキビ《調子がいいな。ヘンゾは。》
皆は笑い合う。
ヘンゾ「ワシらは幸せじゃった。仲間と遊び、語らい、最高の日々を過ごしておった。お宝なんぞとは比べ物にならんほど毎日が輝いておった。あの忌まわしい事件が起きるまでは。」
とある海賊船が島に近づく。
洞窟が爆発を起こした。
ラパヌイ《ヘンゾ!!》
ラパヌイは洞窟へと降りて行った。そして洞窟内に入ると、ヘンゾが開発をしていた。
ヘンゾ《へへ。ドッカン3号完成したぞ!》
ラパヌイ《バカヤロ!!驚かすな!!人騒がせな奴だな!!》
アキビ《ああ!?》
黒煙が上がっていた。
アキビ《大変だ!!町が燃えてる!!ルルカの町が燃えてる!!》
町は火事状態だった。
ラパヌイ《これは》
アキビ《僕たちの町が・・・》
ロンゴ《父さん 母さん!!》
???《ああ!!ロンゴ!!》
ラパヌイ達は町へと向かう。
???《ハッハッハッハ!!燃えろ燃えろォォ!!金目の物は残らず奪え!!我らウェットン海賊団に逆らう者は皆殺しだ!!》
部下達は住人に襲い掛かる。
???《女子供とて容赦はするな!》
ロンゴは船長を見た。
ラパヌイ達も来て、
イソカ《海賊!?》
???《何だ。まだ逃げ遅れが残っていたのか。》
ラパヌイ《いいか。皆。港まで行けば船がある。何でもいい。一つ奪ってそいつで逃げ切るんだ。》
ロンゴ《でも!父さん達が!!》
ラパヌイ《バカ!!死にたいのか!?》
ラパヌイ《行くんだ!》
ラパヌイ達は石階段を降りて行って、船長は追って来た。
船長はデッケェ斧を振り下ろす。
ラパヌイ達は港に向かう。
船長《フッ。ガキ共。》
ラパヌイ達は港辺りで停まるが、船が破壊されていた。
アキビ《船が・・・》
???《さっきの奴らが沈めたんだ。》
ラパヌイ《あっ!?あれに乗るんだ!》
少年ヘンゾ《え!?あれにィ!?》
ラパヌイは走り出す。
ラパヌイ《他に無いだろ!?急げ!!》
ヘンゾ達も続く。
船長は追いつくと、ラパヌイ達は海賊船に乗り込もうとしていた。
船長《ああ!?おれの船に何をする!?》
船長が斧を投げて来て、ロープを切断。
船が行こうとした。
船長は大ジャンプでロープを掴む。しかし、掴まれたロープを切断され、船長は海へ落下。
ロンゴ《バンザーイ!!》
しかし、船長は斧で這い上がった。
船長《覚悟は出てるんだろうな。お前ら!》
ロンゴ達は叫ぶ。
船の帆は張られ、アキビがロ-プでダイブした。
ラパヌイも帆を走って、飛び降り、船長の背に足から飛び乗る。
ラパヌイは斧を持ち上げようとしたが、足で踏み抑えられる。
船長《おまえ如きにこの斧が使えるものか。いい気になるなよ。小僧。》
ラパヌイ《小僧じゃない。俺はパンプキン海賊団 団長 ラパヌイだ!》
イソカ《ラパヌイが!!》
アキビ《大丈夫!!相手は一人 皆で力を合わすんだ!!》
すると、一つのドアが開き、また一人出て来た。
???《あれ~?船長?もう出航すか?》
ロンゴ達《もう一人いたァァ!!》
ラパヌイ《ええ!?》
船長《フフ。》
船長は斧を構えて、振り、ラパヌイは避けて、一度撤退する。
???《ん?何だお前ら?》
振り投げられた斧は、舵のある操舵室の壁を破壊。
アキビ《えっ?》
アキビが見たのは船の先に見えた渦巻くような謎の霧であった。
アキビ《何だあれ!?》
???《虹色の霧!?おい!!早く舵を切れ!!あん中に飲み込まれたら帰って来れねェぞ!舵が壊れてるぅ!!》
アキビは船長に捕まっていた。
船長《お前ら。許さん。》
ラパヌイ《アキビ!!》
船長《もはや、生きて帰れると思うなよ。》
しかし船長は腕を噛まれていたが、振り払う。
ラパヌイは走って、船長の額にデコピンを食らわせ、吹っ飛ばすが、端に摑まる。
ラパヌイ《アキビ!!》
ラパヌイはアキビに近寄り、アキビの左肩に触るが、
アキビは悲鳴を上げた。
ラパヌイ《肩が外れてる。》
イソカ《ラパヌイ!!》
船長が立っていたが、突き飛ばされた。
黒玉がばら撒かれる。
ラパヌイ《ヘンゾ!!》
ヘンゾは船長と共に海へ。
ラパヌイ《戻せ!!船を戻すんだ。》
イソカ《無理よ!!舵が壊れてるもん!!》
???《ああ!?虹色の霧が!!虹色の霧がァァァ!!》
ヘンゾ《行け!!行くんだオレに構わず!!》
ラパヌイ《ヘンゾ!!》
ヘンゾ《絶対後から追いかける!!俺だって、パンキン海賊団の一員だからなァァ!!》
ラパヌイ《ヘンゾ・・・》
ラパヌイ達や船長の部下の乗る海賊船は霧の中へと消えた。
ヘンゾ「それっきりラパヌイ達は戻ってこなかった。まさかこんな場所で本当に海賊になっているとは。」
ウソップ「でもよォ それは50年前の話だろ?あいつらはガキの姿のまんまだったぜ?」
ヘンゾ「虹色の霧の中では、時間の流れが違うらしい。ここでの1日が外の世界では1週間、1年に相当するのかもしれん。」
ウソップ「何ィィ!?」
ララ「なら現状は、このままじゃマズイですね。」
アイリス「うん。」
ロビン「ええ。早くここから出る方法を探さないと取り返しのつかない事になるわ。」
ルフィ「何で?」
ウソップ「ニブイ奴だなァ」
アイリス「あのですね。この領域に入ったあの子達と同じ現象が私達にも起きてしまうんですよ。私は電子頭脳の記憶チップが搭載のロボットですから どうかはわかりませんけど。例えばここでの1分や2分とかが、霧の外では1時間や2時間経ってるって事です。ここでもたもたしてるとナミやサンジ達は老けていくんですって。お爺ちゃんやお婆ちゃんになってしまうんです。」
ララ「アイリス。説明どうもありがとね。」
アイリス「うん。」
ルフィ「何ィィ!?オイ!!おっさん早く戻ろう!!」
ウソップ「だぁかァらァ!!帰り方が分かんねェんだよ!」
ルフィ「何ィィ!?」
ゾロ「で?退路無しか?」
ロビン「いいえ。必ずあるハズよ。エイプス・コンサートから抜ける方法。」
霧の外のサンジ達は電撃スーツ野郎と対峙中。
ナミ「もう。しつっこいなァ」
サンジ「厄介な武器だぜ。」
レイク「ゴチャゴチャうるさい。トドメだ!!」
しかし、コインが飛んできてレイクをぶっ飛ばした。
サンジ「あっ?」
レイクは起き上がり、コインを指す。
レイク「これを投げたのはお前達かァ!?」
サンジ「違ェよ。」
ナミ「っていうか見てなかったのかしら?」
チョッパー「あんなの被ってるからな。」
レイク「お前達かって聞いてんだァ!!」
サンジ「そうだって言ったら?」
レイクはコインを拾う。
サンジ達「「「拾うのかよ!!」」」
レイク「入港税。確かに徴収した お前達を正式にルルカ市民として迎え入れよう。」
サンジ「ああ?」
サンジ「エイプス・コンサートだと?」
レイク「ああ。お前達の船が虹色の霧の中に入っていくのを兵士が見たってんだ。間違いねェ。市長の話だとなァ あの中にはお宝が山ほど埋まってるそうだ。」
ナミ「お宝!?」
レイク「エイプス・コンサートっつうのは、船の墓場と言われてる。そこにある難破船には鉄数の積荷がゴロゴロしてるって事だ。市長もそのお宝を狙って、ヘンゾって科学者にエイプス・コンサートへの入り方を研究させているのさ。まァ この電撃スーツもそのおっさんが作ったんだぜ。どうよ メチャメチャイカスだろ?ヘッヘ」
チョッパー「結構おしゃべりな奴だったんだな。」
サンジ「税金さえ貰えればそれで満足なんじゃねェか?」
ナミ「こうしちゃいられないわァ あたし達も行くのよ!あの霧の中に!!」
サンジ「イエッサナミさん!」
チョッパー「でも一度入ったら出られないんだろ!?」
ナミ「ビビってどうすんの!?お宝があたし達を待ってるわ!!」
チョッパー「ええ!?」
???「俺の許可なくエイプス・コンサートに入る事は許さん。」
ナミ「ええ?」
レイク「ん?じいちゃん!!」
???「この、ボケ。」
レイクは棒で殴られた。
ナミ「爺ちゃん?」
???「もの覚えの悪い奴だ。いつも言ってるだろ。この俺の事は、市長と呼べとな。ウェットン市長と・・・」