ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第20話「キャプテン・クロ」

クラハドール「暗殺(・・)なんて聞こえの悪い言い方はよせジャンゴ」

 

ジャンゴ「ああそうだった事故(・・)・・・!事故だったよな ”キャプテン・クロ”」

 

クラハドール「キャプテン・クロか・・・3年前に捨てた名だ その呼び方もやめろ 今はお前が船長のはずだ」

 

ルフィ「おい あいつら何言ってんだ・・・?」

 

雨野ララ「3年前に捨てた名とか、今はサングラスのあの人が船長だとか。」(ジャンゴの催眠術の輪っかって生身で見ない方がいいよね。)

 

ウソップ「そう言ってたけど、待てよ・・・・・・!!キャプテン・クロは知ってる・・・!!」

 

ウソップ「計算された略奪を繰り返す事で有名だった海賊だ・・・!!でも あいつは・・・!!3年前に海軍に捕まって処刑されたと聞いたぞ・・・!!」

 

ジャンゴ「しかし あんときゃびびったぜ」

 

クラハドール「ん?」

 

ジャンゴ「あんたが急に海賊をやめると言い出した時だ あっという間に部下を自分の身代わりに仕立て上げ」

 

ジャンゴ「世間的(・・・)にキャプテン・クロは処刑された!! そして この村で突然船を下りて 3年後にこの村へまた静かに上陸しろときたもんだ」

 

ジャンゴ「まァ 今まであんたの言う事を間違ったためしはねェから 協力はさせて貰うが 分け前は高くつくぜ?」

 

クラハドール「ああ 計画が成功すればちゃんと くれてやる」

 

ジャンゴ「殺しならまかせとけ!」

 

クラハドール「だが 殺せばいいって問題じゃない カヤお嬢様は 不運な事故(・・・・・)で命を落とすんだ そこを間違えるな」

 

クラハドール「どうも お前はまだ この計画をはっきり飲み込んでないらしい」

 

ジャンゴ「バカを言え 計画なら完全にのみこんでるぜ」

 

ジャンゴ「要するに おれはあんたの合図で野郎どもと村へ攻め込み お嬢様を仕留めりゃいいんだろ? そして あんたがお嬢様の遺産を相続する」

 

クラハドール「バカが・・・!!頭の回らねェ野郎だ・・・!!他人のおれがどうやってカヤの遺産を相続するんだ」

 

ジャンゴ「がんばって相続する」

 

クラハドール「がんばってどうにかなるか!!ここが一番大切なんだ!!」

 

クラハドール「殺す前に!!お前の得意の催眠術で カヤに遺書(・・)を書かせるんだ!! ”執事クラハドールに私の財産を全て譲る”とな!!」

 

クラハドール「それで おれへの莫大な財産の相続は成立する・・・・・・!! ごく自然にだ おれは3年という月日をかけて周りの人間から信頼を得て そんな遺書(・・・・・)が残っていてもおかしくない状況を作り上げた!!」

 

ジャンゴ「・・・・・・・・・そのために3年も執事をね おれなら一気に襲って奪って終わりだがな」

 

クラハドール「・・・それじゃ野蛮な海賊に逆戻りだ 金は手に入るが政府に追われ続ける」

 

クラハドール「おれは ただ政府に追われる事なく(・・・・・・・)大金を手にしたい つまり平和主義者なのさ」

 

ジャンゴ「ハハハハ とんだ平和主義者がいたもんだぜ てめェの平和のために金持ちの一家が皆殺しにされるんだからな」

 

クラハドール「おいおい 皆殺しとは何だ カヤの両親が死んだのはありゃマジだぜ おれも計算外だった」

 

ジャンゴ「まァいい・・・そんな事はいい・・・ とにかくさっさと合図を出してくれ おれ達の船が近くの沖に停泊してから もう一週間になる」

 

ジャンゴ「いい加減野郎どものシビレが切れる頃だ」

 

ルフィ・ウソップ「「・・・・・・」」

 

雨野ララ「今の話はやばいんじゃ、村に攻め込んで屋敷の財産を手に入れようとしてます・・・」

 

ウソップ「ああ。や・・・やべえ・・・やべえよ。」

 

ルフィ「おい 何なんだ なんかやばそうだな」

 

ウソップ「お前ずっと聞いてたんじゃねのか!! やばすぎるぜ本物(・・)だ!!あいつら!! ララの方が感覚としてまともだろうが。」

 

ウソップ「ずっと狙ってやがったんだ・・・・・・!! カヤの屋敷の財産を ずっと3年前から!! そして あの執事は・・・キャプテン・クロ!!生きてたんだ・・・!!!」

 

ウソップ「おれは大変な奴を殴っちまった・・・・・・!!殺される!!」

 

ウソップ「カヤも殺される!!!村も襲われる やべェ・・・!!マジでやべェ・・・!!!」

 

ルフィが立ち上がり、

 

雨野ララ「ルフィさん?」

 

ウソップ「・・・・・・おい!立つな 見つかるぞ」

 

ルフィ「おい お前ら!!!お嬢様を殺すな!!!!」

 

ジャンゴ「誰だ・・・!!!」

 

クラハドールも崖の上を見上げ、ルフィ達の存在に気付いた。

 

ウソップ「ばかやろう!!見つかっちまったじゃねェか!! 早く隠れろ 殺されるぞ!!!」

 

クラハドール「やあ・・・これは ウソップくんじゃありませんか・・・それとあの時の二人も一緒とはね。」

 

ウソップ「うわあああっ!! 全員見つかった!?」

 

クラハドール「なにか・・・ 聞こえたかね?」

 

ウソップ「い・・・いや!! え!?何の事だろう!!おれは今ここへ来たばかりだから当然 何も・・・」

 

ルフィ「ぜんぶ聞いた」

 

ウソップ「おいっ!!」

 

腕で突っ込んだ。

 

雨野ララ「ルフィさん 正直すぎでしょ・・・」

 

クラハドール「・・・・・・・・・」

 

ジャンゴ「・・・・・・! 聞かれたか・・・」

 

ジャンゴはルフィ達に輪っかを向ける。

 

ジャンゴ「仕方ねェな・・・おい 貴様ら この輪をよく見るんだ」

 

ルフィ「なんだ」

 

ウソップ「や・・・やばいぜ飛び道具だ!!殺されるっ!!」

 

雨野ララ(来た! でもツーの時点で目を閉じて寝たふりをしよう。)

 

ジャンゴ「ワン・ツー・ジャンゴでお前らは眠くなる ワーン・・・ ツー・・・」

 

雨野ララは直前で目を閉じて寝たふりを開始。

 

ジャンゴ「ジャンゴ」

 

ルフィは眠ってしまい体が少し揺れていたが。

 

ジャンゴは体が傾き、クラハドールに抑えられる。

 

クラハドール「おい起きろ まだ そのクセなおってねェのか」

 

ウソップ「おい 麦わらのお前 どうしたんだ落ちるぞ!!!」

 

ルフィは頭から落下し、雨野ララは崖とは違い後ろに演技で倒れて寝る。

 

ウソップ「おい麦わらのお前っ!! 大丈夫か!!? ララは!? 後ろで寝ているだけかよ・・・」

 

ジャンゴ「あーあー・・・殺すつもりはなかったんだがな・・・ 頭からイッたか・・・この高さじゃ助からねェ もう一人の娘は落ちてこない事からその場で倒れて寝たか・・・」

 

ウソップ「・・・・・・くそォ!!! 殺しやがった!!!あのやろう!!!」

 

ジャンゴ「娘を含めあと1人はどうする 殺しとくか」

 

クラハドール「必要ない 今の娘の方が寝ている時に、あいつがどう騒ごうと無駄(・・)な事だ」

 

クラハドール「明日の朝だジャンゴ・・・夜明けとともに村を襲え」

 

ジャンゴ「!」

 

クラハドール「村の民家も適度に荒らしてあくまで事故を装い カヤお嬢様(・・・)を殺すんだ」

 

ウソップ「明日・・・」

 

クラハドール「聞いた通りだウソップくん・・・・・・ 君が何を聞こうとも私の計画に何ら影響はない」

 

ウソップ「・・・・・・!! くそっ・・・くそっ!!! おいララ 起きろ!!起きろよ!!」

 

ウソップは雨野ララを起こそうと体を揺するが、雨野ララは寝ている演技をしているのでウソップが去るまで起きれないのである。

 

ウソップ「ちっくしょーーー!!」

 

ウソップは走ってその場を立ち去った。

 

ジャンゴ「大丈夫なのか?」

 

クラハドール「当然だ おれの計画は狂わない」

 

ウソップが去っていった後に、雨野ララは目を開けた。

 

雨野ララ「どうやらウソップくんは行ったみたいね。」

 

雨野ララは下に二人がいるか、確認をし一応いたので、この場で二人に見つからない位置まで移動し、

 

雨野ララ「アクセル戦力アップでの新生アクセルの新武器開発で性能などもしとこうかな。カバンはここなら人も来ないし奴らとの戦いが終わるまで、見えやすい所に置いとく。エックスの空中専用と水中専用のアーマーはそのうちで。」

 

雨野ララはカバンを付近の木の草に置き、日常用スマホでアクセルの初登場のX7と続投のX8での武器情報を元に、左腕に装着中のデバイスを操作する。

 

 

ウソップは村人たちに警告を発しようと走っていた。

 

ウソップ「大変だっ!!大変だっ!! 大変だ!!」

 

ウソップ「殺される・・・!!!俺が育ったこの村のみんなが 殺されるっ!!カヤが殺されるっ!! おれはみんなが大好きなのにっ!!」

 

ウソップ「この村が好きなのにっ!!!」

 

カヤ『誰!?あなた・・・』 

 

ウソップ『おれはウソップ!勇敢なる海の戦士だ』

 

ウソップ『最近お前不幸らしいな! おれが元気の出る話をしてやるよ!!』

 

カヤ『大きなお世話です 帰ってください 人を呼びますよっ!』

 

ウソップ「・・・・・・・・・!」

 

ウソップ『まァ気にすんな! おれはおせっかいなんだ!』

 

 

ゾロ「ん?あれは・・・・・・」

 

ウソップはゾロ達の前を走り去る。

 

ピーマン達「「「あ!キャプテン!」」」

 

ゾロ「あれ・・・ルフィとララは一緒じゃねェのか?」

 

ナミ「まだ怒ってんのかしらお父さん バカにされた事」

 

ゾロ「さァな」

 

にんじん「違う!今の顔は違う!!」

 

ピーマン「うん!!何かあったんだ 今 海岸で!!」

 

タマネギ「あんなに血相かえてどうしたんだろう!!」

 

ゾロ「・・・・・・! おい・・・その海岸へはどう行けばいい」

 

にんじん「なんかさー 事件のにおいがしないか!?」

 

ピーマン「うん さっきの催眠術師もあっちへ行ってたしな!!」

 

たまねぎ「うんうん!!ウソップ海賊団出動かなァ!!」

 

ゾロ「わかったからどう行きゃいいんだ」

 

 

ウソップはいつもの村を訪れた。

 

ウソップ「大変だーっ!!」

 

ウソップ「みんな大変だーーーーーっ!!!海賊が攻めてくるぞォーーーっ!!!」

 

ウソップ「明日の朝 この村に海賊が攻めてくるんだ!! みんな逃げろォーーーーっ!!!」

 

主人「またか あのホラ吹き坊主っ!!」

 

夫人「今日は二度目ですね」

 

主人「ほっとけほっとけ本当に来るわけでもなし」

 

主人「またか!昼飯時にまで・・・ 最近 少し度が過ぎるぞあいつ・・・」

 

村人たちが家から出て来た。

 

主人「おいウソップ!!いい加減にしろ!!」

 

主人「今日という今日は もう許さんぞ!!」

 

ウソップ「ち・・・違うよ!!違うんだ!! 今回は本当(・・)なんだ!!」

 

主人「いつもそう言ってるだろうが!!」

 

主人「この辺で本当におしおきしといた方がよさそうだ!!」

 

ウソップ「いつも言ってるのは冗談だけど これは本当なんだ 信じてくれよ」

 

夫人「あんたが お屋敷のクラハドール(・・・・・・)さんくらい誠実なら信じるけどねェ」

 

クラハドール『君が何を聞こうとも私の計画に何ら影響はない』

 

ウソップ「・・・・・・! ちくしょう・・・・・・・・!!」

 

ウソップ「信じてくれよ!!!早く逃げなきゃ 本当に みんな殺されちまうんだ!!!」

 

 

ある海岸付近の海賊船

 

クラハドール「野郎共・・・よく来てくれた実に3年ぶりだな この計画が成功した暁にはてめェらに十分なわけ前を用意するつもりだ」

 

クラハドール「明日の夜明けは存分に村をブチ壊せ!!」

 

部下達「「「うおおーーーーーーっ!!! キャプテン・クロ万歳ーーーっ!!!」」」

 

屋敷内

 

カヤ「ねえクラハドールは?」

 

羊顔の使用人「隣町へ出かけると言ってました」

 

カヤ「そう」

 

ルフィは落下地点で熟睡していた。

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