ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
提督《ウグ・・・!!!》
提督《ハァッ!! ハァ・・・・・・!!!ハァッ!!ゲホ!!》
提督《・・・・・・!! くそ・・・!!!》
カルガラ《ワハハハ・・・・・・!!》
カルガラ《器用に地割れに飲まれたものだ》
カルガラ《まさに”神業”それで生きている方がどうかしている・・・》
提督《・・・・・・・・・!!ハァ ハァ・・・・・・!!!》
提督《(村の襲った”樹熱”はもはや治る病気だ・・・!!!村に戻れば それを証明できるというのに・・・・・・!!)》
カルガラ《もう夜は明けた・・・・・・この日が西の空へ沈む夕暮れには・・・・・・》
カルガラ《お前の100人の部下の命が神々に捧げられる・・・・・・》
カルガラ《お前が儀式をめちゃくちゃにしてくれたお蔭でおれ達は神の怒りを買ったんだ!!!》
カルガラ《今のお前の醜態がそれをよく物語っている・・・・・・その地盤が神の力だ どうする事もできまい・・・・・・!!!》
提督《・・・・・・・・》
《カルガラが森へ向かった
少女《パパ!!パパーーーー!!》
《また戦士が1人死んだ せめて戦いに死なせてやりたかった》
《骨壺はできたか!?》
《何人も埋葬を待ってるんだ・・・・・・!!こんなにバタバタと人が死ぬんじゃ追いつかんよ》
枯れ葉が一枚落ちる。
《お前達がこの村に来なきゃこんな事には・・・》
《さっきの地震の被害だけでも笑い事じゃ済まないんだぞ!!!》
船員《い!?》
《儀式を邪魔されなきゃ今頃みんな・・・・・・!!!》
船員《待ておい早まるな!!!》
民達は槍を構えた。
《お前らこそが悪霊だ!!!今ここで殺してやる!!!》
船員《お!!!》
船員《おい待て約束が違う!!!》
船員《やめ・・・やめてくれ》
《まてまてよせ 危ねー!!!》
民《この・・・》
それを制する者が1人。
セトという青年だった。
《セト!!!そこをどけ!!おれの妻は昨晩こいつらのせいで・・・!!!》
セト《・・・・・・おれの憧れるシャンドラの戦士達は もっと誇り高いはずだ!!!》
船員《小僧・・・》
提督は苦しんでいた。
提督《ウウ・・・!!!ウゥ!!!》
地盤が挟まるのが強くなる。
提督《ウグ・・・・・・!!!アぁアア~~~~ッ!!!》
カルガラ《! (地盤ごと・・・・・・!!?)》
提督は呻く。
《儀式の準備を・・・・・・!!!生け贄達を残らず祭壇へ!!!》
船員《おい!! なァも・・・もうちょっと待ってくれよ!!!》
船員《提督は帰って来るんだからよ!!》
船員《あと・・・2時間!!いや1時間!!頼むよ!!》
船員《おい小僧!!何とかしてくれよ!!止めてくれ!!》
セト《・・・・・・・・・》
船員《生け贄なんてイヤだおれァ~~~~!!!》
船員《何で火あぶりなんかに~~~~~!!!》
ムース《・・・・・・》
酋長《もうすぐ儀式が始まるからな》
《ゲフッ》
《お兄ちゃん!!》
酋長《もう少しの辛抱だ・・・・・・!!》
《ハァ・・・ハァ・・・》
カルガラ《日が暮れる 直・・・儀式が始まるだろう》
カルガラ《何とも・・・・・・見苦しい姿だ・・・神に楯突き敗れた男の見苦しい姿だ・・・・・・》
カルガラ《1日中・・・よく もがいたものだ》
提督《ゲホ・・・・・・・・・!! ハァ・・・ハァ・・・》
提督《貴様ら・・・何をそんなに・・・恐れている ハァ・・・》
カルガラ《! 何・・・》
提督《実態のない恐怖に怯えては・・・人の命を差し出し気休めに・・・している!!!》
カルガラ《
提督《・・・そうさ 生け贄など・・・とんだ・・・気休めだ・・・意味のない犠牲にすぎない・・・》
カルガラは提督の顔を蹴る。
カルガラ《知った口を効くな!!!》
カルガラ《過去数百年 この土地ではそうして人が生きてきたんだ!!!》
提督《それが・・・!!正しいとは限らない!!!》
カルガラ《黙れ余所者が!!!》
提督《ゲホ・・・ ・・・・・・ッハァ・・・・・・・・・!!・・・お前達の神が・・・どれ程偉かろうと・・・・・・!!人の命はもっと尊い!!!・・・・・・!!!》
提督《ハァ・・・・・・・・ハァ・・・・・・・・!!》
提督《・・・・・・ハァ・・・あんな
提督《普通の神経じゃない・・・・・・》
提督《貴様らのやっている事は 人間以下だ!!!》
カルガラ《・・・・・・!! 生け贄を差し出して平気でいるだと・・・・・・?そう・・・・・・思うのか 昨日お前が助けた女が・・・》
カルガラ《おれの娘でもか!!!》
提督《!!! ・・・・・・!!キサマ・・・・・・!!実の娘にむかって・・・命を断てと・・・!!》
カルガラ《神の声を聞ける
カルガラ《従う事が村の”戒律”だ!!!娘の命だけ乞う訳にはいかん!!! 背けば必ず裁きが下る!!!》
提督《・・・・・・》
その時、森の木々をバキバキと折っていくような音が。
《生け贄達を祭壇へーーーーっ!!》
《火あぶりにして 天へ送るのだ!!!》
《提督ーーーー!!提督~~~~~!!》
ムース《・・・・・・》
船員《提督~~!!燃やされる~~~~っ!!!》
提督《・・・まさか》
カルガラ《何もせずこうも困難が続くと思うか 紛れもなく神の所業・・・・・・!!》
あの大蛇が現れた。
カルガラ《カシ神・・・》
提督《・・・・・・く・・・!!》
カルガラ《一回り小さい・・・カシ神の子か・・・!!?カシ神の血が・・・お前を裁きにきたんだ!!》
提督《(何が裁き!!》
提督《・・・・・・おれは果たして”裁き”を受けるのか!!”事故”で死ぬのか!!! 村は果たして”呪い”で死ぬのか!!”病”で死ぬのか!!!》
提督《ーーー私の国には60年前・・・今 お前達の村を襲っている”樹熱”という疫病によって10万人の命が奪われた・・・!!これにかかって死ぬ確率は90%を越える鬼病だった・・・!!!だが近年では同じ病気でも死に至る者は3%にも満たない!!”
提督《「コナ」という木の樹皮から取れる「コニーネ」という成分がそれだ!!今 私がそれを右手に持っている 持ち帰れば薬が作れ 村を救えるんだ!!!》
カルガラ《・・・・・・・・》
提督《この成分を世界中のどれだけの人々がどれだけの時間を費やし探し回ったか どれだけの犠牲を伴ったかお前にわかるか!!?》
提督《この偉大な”進歩”をお前達は踏みつけにしているんだ!!だからお前達の儀式は彼らへの侮辱だと言っているんだ!!!》
カルガラ《・・・・・・!!》
提督《お前達の古い戒律こそ悪霊じゃないのか!!! そんなに神が恐いのか!!!》
酋長《私には神の声を聞く力もない・・・・・・!!ただな 懸命な人の言葉くらい・・・ 私にも聞こえる》
カルガラ《・・・答えを言え・・・・・・おれは今・・・・・・何を殺した・・・》
提督《ヘビだ》
カルガラ《違う!! おれは今戒律を破り”神”を殺したんだ・・・しかしお前は・・・それを”ヘビ”だという 戦士や村人を殺す”呪い”を”治る病”だという・・・!!》
カルガラ《本当にお前は・・・おれの大切な村を救ってくれるのか!!?村は・・・・・・!!!救えるのか!!?》
カルガラは涙を流す。
提督《救える!!!!》
提督は無事救出され、民達も特効薬で助かったようだ。
ヘビの出現で、船員達はビビる。
船員《ヘビだ~~~~~っ!!!》
船員《マムシだぞ!!!》
船員《噛まれるな!!! しっ!!しっ!!あっち行け!!》
提督《こいつは・・・・・・おいカルガラ・・・》
カルガラ《驚いた・・・ーーーとなると孫もいたのか》
カルガラ《・・・あの
提督《・・・はっはっはっはっは!!ヘビか・・・!!》
カルガラ《くくっ ワッハッハッハッハッハ!!》
船員《? ・・・・・・》
船員《・・・何だかわかんねェあの2人は・・・》
船員《10日前は祭壇で殺し合いをしてたってのに・・・!!》
船員《今じゃあんなに仲良しだ》
船員《カルガラはずっと提督の看病してたしな》
船員《イヤ そりゃ感謝もするよ 一族の恩人だぜ 提督は》
船員《おめェがイバるな》
《・・・カルガラは村の連中ともなかなか馴れ合わん男なのだが 余程 馬が合ったと見える・・・》
船員《育ちは違えど確かに通じるものがありそうだ》
《あんなに笑顔を見せるカルガラをおれは初めて見たよ》
カルガラは提督達を引き連れる。
提督《我々に見せたいものとは一体何だ カルガラ》
カルガラ《ついてくればわかる・・・おいお前達》
船員《そっちは崖だぞ ここから下りるんだ・・・》
提督《下りる!?》
一行は進むと、音が鳴る。
提督《この鐘の音》
サウスバードは鳴く。
提督《・・・おいカルガラ!!この美しい鐘の音は一体どこから聞こえるんだ・・・!?》
一行は鐘の音の場所へ。
目の先には超巨大な黄金の鐘が。
カルガラ《言葉も出ないか・・・・・・?”黄金都市シャンドラ”俺達はこの都市の生き残りだ》
提督《黄金郷・・・・・・夢を見てる様だ・・・》
船員《うっひゃー!!黄金だらけ!!財宝都市だ~~~~~!!!》
船員《ヤッホーーー!!》
提督《こら!!お前達っ!!》
カルガラ《いいんだ 鐘楼以外の黄金や財宝なら船に積めるだけ積んでゆけ!!》
提督《え!?》
カルガラ《村の者達も承諾済みだ お前達には礼をしてもし足りない恩がある 一族を鬼病から救ってくれたのだ これくらい・・・》
船員《ひゃーーー!!太っ腹だぜ大戦士~~~!!》
提督《・・・しかしお前達は今までずっとこの都市を守ってきたのでは・・・!!》
カルガラ《そうだ・・・”都市”を守ってきた財宝を守ってきたわけではない・・・・・・!!》
カルガラ《正確に言えばこの石・・・!!》
提督《・・・・・・?何だこれは・・・文字か?》
カルガラ《”
カルガラ《確かな事はこのシャンドラという都市がこの石を守る為に戦い滅びたという事」
提督《・・・・・・?》
カルガラ《それ程の”想い”を俺達は守り続けなければならない 先祖が戦い生きた証を守り抜く事は子孫の務めだ 俺達は先祖を神の様に尊敬している》
提督《ーーーしかしこんなにも巨大な黄金の鐘だったのか・・・・・・》
カルガラ《この鐘の音には・・・言葉がある》
提督《言葉?》
カルガラ《死んで天に迎えられた先祖達の魂が》
カルガラ《迷う事なくいつでもこの地に帰って来られる様に・・・言葉を託してこの鐘を鳴らし続ける・・・・・・”おれ達はここにいる”と》
カルガラ《鐘の音は過去のシャンドラの確かな栄華を誇示し その存在を生みの果てまで知らしめる!!俺達は逃げも隠れもしないんだ!!》
提督《ーーーだから都市を誇るこの鐘を”シャンドラの灯”と呼んでいる・・・・・・道理で・・・堂々とした音が鳴る・・・》
カルガラ《そう思うか!!》
提督《ああ 我々は嵐の中でその灯に手を差しのべられた・・・聞こえるハズもない嵐の中で・・・》
提督《私はこの・・・鐘の音を聞いたんだ・・・・・・!!!》
提督は座り込み、蛇と向き合う。
提督《ーーーお前も好きなのか・・・・・・?この鐘の音が・・・・・・》
提督《・・・・・・お前もいつか・・・あんな大蛇になるのかな》
蛇「チュララララ♪」
カルガラ《ワハハハ100年は先の話だろうな!!》
カルガラ《ーーーおい!!気の済むまでここにいろよノーランド もっと旅の話を聞かせてくれ シャンドラ滅亡から400年・・・お前達はこの島で初めての客なんだ!!精一杯もてなしたい》
ノーランド「それはありがたい 森に入って植物採集もしたいし ”樹熱”の処理も最後まで面倒みたいんだ」
船員《提督っ!!提督~~~~~!!》
ノーランド《・・・おいおい何だその恰好は・・・》
船員《え・・・・・・!!”
カルガラ《おれ達が侵入者から取り上げたものだろう》
船員《地図も!!提督 地図!!》
ノーランドは地図を拝見する。
ノーランド《ーーーあァこのドクロ形は確かに この島の地図だな・・・”シャンドラ”という名は・・・この都市の位置をさしているんだ”ドクロの右目”という意味の言葉だ》
民《おい みんな来てみろ!!》
民《ノーランドが変わった作物をくれるそうだ》
船員《船に温室があってね いろんな植物のサンプルがあるんだ》
船員《この土地の土壌に合った種や苗をおいていこう》
船員《じゃあお大事に まだ安静にしとくんだぞ》
女の子《どうもありがとう》
船員達は作業をしていた。
船員《ホラおめェそっち持て》
船員《よしきた》
船員《助かるよ》
ノーランド達は森に行ったり、キャンプファイアーで宴をする。
漂着より1か月後ーーー
民《ノーランド達が来た!》
民《いいな 昨夜の事は・・・》
民《絶対に口にするな・・・・・・!!》
酋長《あと数日で船を出すと言っていた くれぐれも・・・早まったマネだけはするな!!!わかったな》
民《・・・やはりあいつらとおれ達はわかり合えないんだ・・・・・・!!》
民《どんなにいい薬を作れようとも・・・・・・!!所詮 平気で神を殺す男に違いはないんだ!!!》
民《おれ達の歴史を踏みつける程偉いのか!!?あいつらは!!!》
民《やめろ 来たぞ・・・・・・!!》
ノーランド達が民の元へ戻った。
ノーランド《やあみんな カルガラはいるか?》
しかし民達は離れて、それぞれ民家に入る。
船員《??》
ノーランド《? ・・・・・・おいどうした みんな急によそよそしくなって・・・》
セト《ーーー元々・・・余所者だろ あんた達・・・・・・カルガラはもう・・・・・・あんたに会いたくないって》
民《セト!!!》
セト《・・・・・・いつになったら帰るの?・・・あんた達》
ノーランド《!!? え・・・》
船員《・・・・・・!!何だか・・・急に嫌われちまったみたいですね》
船員《・・・・・・な・・・・・・長居しすぎたかな》
船員《おいおい待てよ おめェら 昨日まであんなに気ィよくしといて急にそんな》
ノーランド《やめろ ・・・・・・》
ノーランド《作業を続けよう ・・・まだ回ってない森がある》
民《・・・・・・だめだ おれにはあいつらにかける 情なんて持てない!!!》
民《感情を持つな・・・彼らの出航をじっと待つんだ》
民《カルガラ・・・・・・ここにいたのか・・・・・・》
カルガラ《あァ・・・もうあいつの顔は見たくない 顔を合わせたらおれはあいつを殺してしまいそうだ・・・・・・!!》
停泊中の船付近
船員《今日は鐘が・・・鳴らなかったらな・・・》
船員《ああ・・・初めてじゃないか?提督は?》
船員《岩場の方に》
船員が1人、ノーランドの所に。
船員《提督・・・》
ノーランド《ーーーあと2日もあれば森を回りきれるな・・・》
船員《・・・は・・・はァ・・・》
ノーランド《船員達に伝えておけ・・・3日後に出航ーーーまた海の家だ 大地が恋しくなる前に しっかり踏みしめておけと!》
船員《提督・・・おれァ正直もうこんな気まずい島には・・・・・・》
ノーランド《やるべき事はやってからだ・・・!!寝ろ!》