ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第202話「永遠の親友! 大海原に響く誓いの鐘!!」

カルガラ《ここに住め!ノーランド そうだムースを嫁に貰ってくれないか!?》

 

ノーランド《はははバカな・・・・・・ おれにも国に家族があるし同じ頃の子もいる 帰らねば》

 

セト《カルガラはもう・・・・・・あんたに会いたくないって いつになったら帰るの?・・・あんた達》

 

ノーランドは超巨大な黄金の鐘の場所へ来ていた。

 

ノーランド《いるんだろうカルガラ!!!出て来い!!あまりに一方的過ぎやしないか!?理由を言ってくれ!! 話して貰わねばわからん!!!》

 

ノーランド《直 おれ達は船を出す!! こんな別れ方はしたくない!!!》

 

しかし、1本の矢が飛んできて、ノーランドの左頬をかすった。

 

ノーランド《うっ!!》

 

カルガラ《おれの前に顔を出すな ここで死別したいのか?》

 

ノーランド《カルガラ》

 

 

民《船はーーーまだ出ないのか・・・ノーランドの船は》

 

民《直出るさ・・・ーーーもう関わるな・・・・・・》

 

カルガラは鐘の斜め上へ降り立つ。

 

蛇《チュララララ?》

 

カルガラ《鐘はもういいんだ・・・・・・意味を失った・・・》

 

船員《ーーーーーー提督・・・・・・淋しそうだ・・・・・・》

 

船員《ーーーあァこんな辺境であんなにも気の合った大親友ができたところへーーー・・・》

 

船員《何が何だかわからん》

 

船員《明日朝一にゃもう出航だぞ・・・》

 

船員《村の連中は殺気立ってて近寄れねェし・・・》

 

船員《ーーーそれに》

 

船員《・・・・・・また今日も鐘は鳴らなかったな》

 

ムースが船員達が寝静まっている所へやって来る。

 

船員《うわ ムースちゃん・・・・・・!?》

 

ムース《ドクターさん・・・少し・・・・・・いいですか?》

 

カルガラ《何が・・・植物学者・・・・・・!!!》

 

カルガラ《ノーランドーーーーこれがお前の言う”進歩”の為の犠牲ならば俺達はお前らを受け入れるべきじゃなかった!!!!》

 

船員《”身より木”?》

 

ムース《・・・・・・はい》

 

ムース《・・・・・・この島で亡くなった過去数百年の先祖達の魂が鐘の音に導かれその身を宿すという神聖な白色の木々です》

 

ムース《シャンドラの時代からこの島に生きた全ての先祖がその木から私達を見守ってくれているのです 私達シャンディアにとって・・・”身より木”の林は命と同様に守られてきた大切な・・・本当に大切な林なんです》

 

船員《・・・・・・それをおれ達が切り倒しちまったと・・・》

 

ムース《戦士達は怒ってすぐに武器を手にしたのですがーーー私達はあなた方にたくさんの村人の命を救われているから》

 

船員《成程・・・・・・ぶつけ様のない怒りああの態度》

 

ムース《いくら樹木の研究の為とはえ・・・知らなかったとはいえ・・・もう村の人達の怒りは収まりません だからせめて 出航の前に理由だけでもと・・・・・・》

 

船は出航しようとしていた。

 

船員《よーーし上げるぞーーー》

 

船員《わっ落ちる》

 

船員《ちゃんと結んだのかよー!!》

 

船員《こっち手伝ってくれ》

 

船員《重い重い》

 

ノーランド《・・・・・・そうだったのか 先祖の魂が宿る木・・・取り返しのつかない事をしたな・・・》

 

ノーランド《村人の怒りももっともだ》

 

カルガラ《俺達は先祖を神の様に尊敬している》

 

船員《ーーーですが提督!!》

 

ノーランド《言い訳などするな・・・ーーー私は私で気の済むだけの事をした・・・あの鐘の音(・・・・・)は都市の存在を誇る事の他に先祖の魂を 島へ導く役目も果たしていたそうだ その宿り木を私達は切り倒したんだ 許される道理もない・・・》

 

船員《提督・・・》

 

ノーランド《全員聞けーーっ!!》

 

船員達《え~~~~~~~~~っ!!!黄金を全部おいてく~~~~~~~~!!?》

 

ムースは走る。

 

民《ノーランド達が・・・出航の準備を始めたぞ》

 

民《ムース》

 

民《お前・・・どうしたそんなに必死になって》

 

ムース《ハァ・・・ハァ・・・パパは・・・・・・!?》

 

カルガラ《ムース どこへ行ってた》

 

ムース《ハァ・・・ハァ・・・・・・・例えば・・・・・・!!!例えば大切な”1本の木”が・・・猛毒に侵されていたとして・・・その”1本の木”の猛毒は やがて森へ広がり人を蝕み 島を殺す毒だと 事前にわかっていたとしたら・・・!!私達なら その大切な”1本の木”をどうしたでしょうか!!?》

 

民《何を言ってるムース 何の話だ!!》

 

ムースがカルガラに掴みかかる。

 

ムース《パパ!!!早く行って彼らを呼び止めて!!》

 

カルガラ《バカな・・・!!あいつらがどれだけの事を・・・》

 

ムース《このまま別れたらきっと一生後悔する!!》

 

ムース《せっかく出会った掛け替えのない親友を 私達シャンディアの大恩人を一生傷つけたままにしてしまう!!》

 

カルガラ《何だと言うんだ》

 

船員《言い訳になるなだろうな・・・・・・》

 

ムース《?》

 

船員《ーーーだが提督の名誉の為に言わせて貰う》

 

船員《君の言うその林はもう死んでた》

 

ムース《え!??》

 

船員《”樹熱”という病気の本当の恐さは植物にも感染してしまうという厄介さにある 人から森へ森から人へそうやってやがて小さな島そのものを滅ぼしてしまった例もいくつかある》

 

船員《その恐さを知っているからこそ 提督は あれ程声を上げて君達を説得した 人が100人死ぬ事態さえ”樹熱”にとってはまだ序の口 あの時点で彼が命をはったから 人の被害はあれで止められた》

 

船員《あの林以外にも・・・所々で木を切り倒したが・・・・・・それらの木々はすでに”樹熱”に侵されていて手遅れだった 早急に手を打たないとそれは他の木々にも感染してこの島自体を飲み込んだハズだ》

 

ムース《・・・・・・本当に・・・・・・》

 

船員《だがもう心配はなくていい昨日ーーー全ての森を調べ終わった》

 

船員《ーーーそんな大切な林だとは知らず・・・説明もしなくて悪かったね 説明あって許せるものじゃないかも知れないが・・・・・・植物学者は理由もなく森を傷つけたりしない 提督は神や仏が嫌いな訳じゃないよ・・・》

 

船員《ただいつでも一番大切なものを 彼は知っている》

 

ムース《彼らはいつでも私達の事を思い守ってくれていたのに・・・・・・!!!私達はただ失う事を騒ぐばかりで・・・・・・!!!ーーーーこのままだと本当に失ってはいけないものを私達は・・・・・・!!!》

 

カルガラは走り出す。

 

民《カルガラ!!!》

 

セト《・・・・・・じゃおれ達の為にやってくれた事なの?身より木林を切ったのは・・・・・・なのにおれ達・・・》

 

民《カルガラ!!!おい今さら海へ行っても・・・》

 

民《もう船は出てる頃だぞ!!!》

 

カルガラ《(すまん!!!ノーランド!!!まだ行くな!!!)》

 

船員《おーーーし準備いいな!?》

 

船員《錨上げるぞーっ!!》

 

船員《全員いるなー!?》

 

船員《忘れもんねェかー?》

 

ノーランド《見納めておけ もう二度と・・・来る事のない島だ》

 

船員《忘れもんねェかー?》

 

船員《忘れ物 あるけど》

 

船員《ウジウジすんな!諦めろ》

 

ノーランド《よし出航だ マリージョアへ進路を取り”北の海(ノースブルー)”へ連絡!!ルブニール王国へ帰郷する!!》

 

船員《・・・・・・》

 

カルガラ《(待ってくれノーランド おれは何という罪を!!!)》

 

船員《帆を張れー!!》

 

船は帆を張る。

 

その時、鐘の音が鳴る。

 

船員《提督!! 黄金の鐘の音が!!!》

 

ノーランド《・・・・・・・・・!!・・・なぜ》

 

民《鳴らせーーー!!鳴らせーーー!!》

 

〈カラァ・・・ン!!カラァ・・・ン!!〉

 

民《もっと強くだ!!ノーランド達に聞こえる様に!!》

 

セト《うおおおお~~~~~!!(ごめん!!ノーランドさん!!)》

 

ムース《・・・・・・・・・》

 

船員《提督!!あれ!!!》

 

カルガラ《ノーランドォ~~~!!!》

 

ノーランド《カルガラ・・・・・・》

 

カルガラ《また来いっ!!!!》

 

ノーランド《・・・・・・》

 

カルガラ《この地でおれはお前を待っている!! ここでずっと鐘を鳴らし続ける!!!》

 

カルガラ《(おれ達はいつでも・・・!!ここにいるからーーー》

 

カルガラ《また来る日のお前の船が海で迷わない様に!!!嵐の中でもこの島を見失わないように!!!》

 

ノーランド《・・・・・・・・・!!!》

 

カルガラ《鐘を鳴らして君を待つ!!!!》

 

ノーランドは泣きだす。

 

ノーランド《・・・・・・!!》

 

カルガラ《またいつの日か必ず会おう!!! 親友よ!!!》

 

船員《提督》

 

船員《提督!!》

 

ノーランド《・・・・・・また来てもいいのか・・・?》

 

ノーランド《・・・戻るとも・・・・・・必ず戻る!!!》

 

ノーランド《またいつか 必ず会おう!!!》

 

 

北の海のある国にモンブラン・ノーランドという男がいました

 

少女《ノーランドさん おはよう!!》

 

ノーランド《やあおはよう》

 

たんけんかのノーランドの話はいつもウソのような大ぼうけんの話

 

少年《小人の国の話をしてよ!!》

 

ノーランド《ああいいともーーーあれは私がまだ・・・》

 

だけど村の人達にはそれがホントかウソかもわかりませんでした

 

あるときノーランドは旅から帰って 王様にほうこくをしました

 

王国の民《ノーランドさんの船だーーー!!》

 

王国の民《お帰りノーランドさーーーん!!》

 

王国の民《話をきかせてーーー!!》

 

ノーランド《滅びてなお美しく誇り高く建つその都市の名は”シャンドラ” ”黄金郷”とはまさにあの都市の事です!!》

 

国王とその家臣が喜ぶ。

 

5年後ーーールブニール王国

 

国王《マリージョアより”偉大なる航路(グランドライン)”入りの許可がやっと下りた よってお前をまた探検船の提督に任命したい》

 

ノーランド《はっ・・・喜んで》

 

国王《だが お前の部下達は置いてゆけ 今度の航海には我が兵を乗船させ 私も船に乗る事にした よいな》

 

ノーランド《では・・・大きな危険をご覚悟なさいませ》

 

船は海獣に遭遇したり、嵐に遭遇するが、何とか乗り切った。

 

海円暦1127年11月16日

 

国王《ここなのか!!?ノーランド!!!》

 

ノーランド《ええ 間違いなく!!》

 

ノーランド達は上陸した。

 

しかし、途中からある建物から半分が無かったのだ。

 

ノーランド《(・・・・・・なぜ・・・なぜ島がここで途絶えているんだ・・・?)》

 

国王はノーランドを蹴り飛ばした。

 

国王《ノーランド!!!貴様!!!》

 

国王《この私を騙したのか!!!? 黄金が一体・・・どこにあるというのだ!!!》

 

ノーランド《(なぜ・・・・・・?村はどこへ・・・・・・?)》

 

ノーランド《(この島に何が起きたんだ・・・?カルガラ)》

 

ノーランド《(生きているなら・・・聞かせてくれ 黄金の鐘の音を・・・・・・!!)》

 

半年後ーーー”北の海(ノースブルー)”ルブニール王国

 

ノーランド《(応えてくれ”シャンドルの灯”よ!!!》

 

王国の民《ノーランドの航海処刑が始まるぞ~~~~~~!!!》

 

ノーランド《私は6年前”偉大なる航路(グランドライン)”のジャヤという島で 巨大な黄金都市を見た 黄金郷は存在する》

 

《では6年前ノーランドと共に航海した者の証言を・・・》

 

王国の民《ノーランドの言ってる事は 事実か?》

 

《いいえ 真っ赤なウソです》

 

王国の民《ええっ!?何て事・・・!!ノーランドさんは・・・うそつきだったのか!!?》

 

王国の民《じゃ・・・今までの冒険話も全部・・・!!?》

 

王国の民《ひどい奴だ!!!国中を騙して英雄を気取ってたんだ!!!》

 

船員《おい こっちだ みんな》

 

船員《ああっ!!提督っ!!!何で死刑台なんかに!!》

 

船員《おい待て何だあの証言者 あんな奴ァ知らねェぞ!!!》

 

船員《誰だそいつァ 俺達の仲間じゃねェぞ!!!》

 

船員《おいちょっと道をあけてくれ!!》

 

船員《提督~~~~!!!》

 

船員《何があったんですか!!? カルガラ達には会えたんですか!!?》

 

ノーランド《お前達・・・》

 

国王《取り抑えろ》

 

《はっ》

 

船員《提督ー!!!》

 

船員達は取り抑えられる。

 

審判《探検家・モンブラン・ノーランドを虚言の大罪で”打ち首”に処すっ!!!》

 

民達はノーランドをうそつきと連呼する。

 

ノーランド《(カルガラ・・・君は今どこにいる? 生きているのか・・・・・・?)》

 

船員《提督がウソなんかつくかァ~~~!!!》

 

船員《提督~~!!!》

 

船員《提督~~~!!!》

 

ノーランド《(ーーーただ君達の身を案ずる)》

 

ジャヤ

 

ノーランドの到着の1年前ーーー

 

セト《カルガラ!!》

 

カルガラ《ん?セト》

 

セト《鐘を鳴らしに行くんだね!手伝うよ》

 

2人は鐘の元へ向かう。

 

セト《ははは・・・やあ”ノラ”!!・・・すっかり遺跡に住みついちゃって!!》

 

セト《ねえカルガラ!ノーランドさん達いつ来るのかな》

 

カルガラ《わははは・・・お前はここへ来ると それそればかりだな》

 

サウスバードは鳴く。

 

カルガラ《そうやすやすと来れるものか 遠い北の海で生まれた男だ 国に家族もあるという だが約束をした 我々はただこの大地で鐘を鳴らし続けていれば その内ひょっこり・・・》

 

その時、地面が強く揺れた。

 

サウスバードは鳴き、飛び立った。

 

セト《何だ地震!!? 空も真っ黒!!!》

 

カルガラ《ただ事じゃない!!来いセト!!!村を守るんだ!!》

 

建物の半分が裂かれ、半分が海流よって突き上げられた。

 

ジャヤの半島は”巨大豆蔓《ジャイアントジャック》”に突き刺さる。

 

その際に黄金の鐘が鳴った。空の住人は鐘の音にウットリとしていた。

 

空の民《神様!!! 巨大な大地(ヴァース)です!!!》

 

空の民《何という美しさ・・・大地(ヴァース)があんなに!!》

 

???《ウム 聞いたか 今の大地(ヴァース)の歌声を 天が我らに与えたもうたのだ!!聖地誕生だ!!!あれは私が住むべき場所・・・》

 

???《何者かがおるだと!!?引きずり出せ!!!我こそは神なるぞ!!!》

 

ジャヤ半島

 

民《何が起きた・・・》

 

民《みんな無事か!!?》

 

民《ケガ人の手当てを早く!!!》

 

神《弾き出せェ!!!》

 

民《カルガラ!!!何者かが・・・・・・!!!》

 

民《女 子供を守れ!!!迎え撃つぞ戦士達!!》

 

カルガラ《(・・・何だ?うまく呼吸ができん・・・)》《ハァ・・・ハァ・・・》

 

神《この大地(ヴァース)は我が物とする!!!我は神なり!!!》

 

カルガラ《何が”神”・・・!!!この地を奪われるわけにはいかん!!!》

 

羽ペンが落ちた。

 

カルガラ達は空の軍と交戦開始。

 

カルガラ《(約束したよなノーランド またいつの日か必ず会おう)》

 

カルガラ《(お前が再びジャヤに着いたら・・・消えた我らをどう思うかな もう少し待て 今伝えるから 俺達はここにいる!!)》

 

カルガラ《(あれから村も変わったんだ お前に貰った作物もよく育ったよ うちの娘とセトが夫婦になったぞ 話したい事が山程あるんだノーランド 同じ大地でいつの日か必ずノーランド!!)》

 

カルガラ《シャンドラの 灯をともせェ!!!!》

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