ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第231話「いざ記憶を奪還せよ!海賊団 島に上陸」

ナミは海図を開いていた。

 

ナミ(あたしが書いた物に間違いないわ。海軍G8基地、そしてこの黄金。これが本当だとしたら全て辻褄が合う。ココヤシ村に帰れさえすれば全て分かるはず。でもまともな船も無くてどうやって行けば?よりによってここは偉大なる航路(グランドライン)ですって!?この海図によれば途中からは東の海(イーストブルー)へ抜ける事は出来ない・・・。)

 

ウソップ「な、何ィィ!?てめェが船長だと!?」

 

ルフィ「ヒッヒッヒ!それにしても危なかったなァ!おれが思い出さなきゃずっとウソップの子分になったままだったぞ!」

 

アイリス「記憶戻ってよかったじゃないですか。」

 

ララ「ホントに!」

 

ルフィ「おう!!」

 

ウソップ「うるせェ!!絶対信じねェぞ!誰が何と言おうとこの俺様こそ8000人の部下を率いる大海賊 ウソップ海賊団のキャプテーン・ウソップだ!!」

 

ルフィ「ハッハッハ!!そうこなっくちゃウソップじゃねェ!!でもお前は麦わら海賊団の狙撃手だ!ウソップ!!」

 

ウソップ(やべェ。立場が逆転しちまった・・・)

 

チョッパー(こいつ 俺と同じ化け物なのに船長なのか・・・)

 

ルフィ「チョッパー!!」

 

チョッパーはビビる。

 

チョッパー「こっちに来るな!!」

 

ルフィ「お前 まだそんな事言ってんのか?いつものように遊ぼうぜ。」

 

チョッパーは口と鼻の間に2本の棒を刺す。

 

チョッパー「俺 船医なのにホントにこんな事やってたのか?」

 

ルフィ「ああ お前の持ちネタだ!宴会の時は必ずやってたぞ!!あ ほォれ!!ほォれ!!」

 

ルフィはいつものノリでチョッパーと踊る。

 

サンジ「あのゴムサル。記憶を取り戻したって言ってもそれ以前とちっとも変わりゃしねェじゃねェか。」

 

ロビン「船長は何があっても変わらないって事ね。」

 

ララ「はい!ルフィさんらしいです。」

 

アイリス「ええ。」

 

ウソップ(海賊っつったって平じゃこき使われるだけかも・・・しかもこんなバケモノ共と一緒にいたんじゃ命がいくつあっても足りねェぞ。でもあのララって俺より1個下の女子とあいつの召喚する女ロボット・アイリスは化け物呼ばわりはマズイか。)

 

ロビン「これではっきりしたわね。機械であるアイリスは除外でピンクちゃん以外の皆は記憶を失くしたんじゃなくて、奪われたって事。」

 

ララ「はい 犯人はあの男の子ですね。」

 

サンジ「誰なんだ?あのクソガキ。」

 

ウソップ「なぁ ララ以外の俺達の記憶どうしようってんだ!?」

 

ロビン「さぁ・・・」

 

ルフィ「いっけねェェ!!」

 

ウソップ「ええ!?」

 

ルフィ「ナミとゾロを連れ戻さねェと行くぞ!!皆!!」

 

ロビン「朝が来るまで待ちましょ。」

 

アイリス「その方がいいですよ。」

 

ルフィ「え?何でだ ロビン アイリス」

 

ロビン「初めての土地で、しかも夜中に2人を探すのは至難の業よ。」

 

アイリス「島にあの子が潜んでいる筈ですからね。いつ出くわすか分かりません。」

 

ルフィ「う~~ん。それもそうだな」

 

ロビン「夜明けまで少し眠っておいた方がいいんじゃない?あの子も痛い目に遭ったみたいだし、もう今夜は二度と現れる心配はないと思うわ。」

 

アイリス「ですね。」

 

ルフィ「う~~ん。分かった!じゃあ出発は明日の朝に決定だ!」

 

サンジ「待てよ!あのレディ ナミさんを連れ戻すのはいいとして、ゾロの事は納得いかねェ。」

 

ウソップ「俺もだ!!行きたきゃ勝手に4人で行けばいいだろうが!!」

 

チョッパー「お、俺は・・・。」

 

ララ「私とアイリスは行きますよ。」

 

アイリス「はい。ララ様に従うまでです。」

 

ルフィ「ララとアイリスは当然行くんだな。あと何言ってんだ?お前ら?」

 

サンジ「どうしてゾロまでって事さ。」

 

ウソップ「海賊狩りだぜ アイツは!!それを何でわざわざ追いかけなきゃいけねェんだ!?」

 

ルフィ「決まってんだろ。仲間だからだ!!」

 

ウソップ「ゾロが仲間だって言われても、なあ?」

 

サンジ「本人にはそんな意識は欠片もねェ。お前もララちゃん 君も分かってる筈だよ。とっとと出て行ったのがその証拠だ。」

 

ルフィ「ウソップは狙撃手、サンジはコック、チョッパーは船医、ロビンは考古学者、ナミは航海士、ゾロは剣士、そしてララは・・・何だろうな?」

 

ララ「私はこの海賊世界に存在しない女子高生っていう職業が高校生である学んで生きるって意味の学生で、決まった役割は無いので、メイドというかお手伝いのような存在とでも考えて下さい。」

 

ウソップ「そうなのか!?ララってこの船で決まった役割が無いのか!?女子高生っていう学生、学んで生きる・・・。メイドのようなお手伝い的存在と思ってくれか。」

 

サンジ「ララちゃんってそうだったんだ・・・。この船で決まった役割って無いんだ。」

 

ルフィ「そっか。アイリスは特別扱いでララにデバイスの力で普段は召喚されてる。いつでもデバイスに戻す事が出来る、メンバー扱いなだけだっけな。そうだったな。まぁいいや とにかく俺達麦わら海賊団は一人でも欠けちゃダメなんだ。」

 

ロビン「剣士さんの記憶を取り戻すしかないわね。」

 

ララ「ですよね。」

 

ルフィ「だったらあのマントのガキをぶっ飛ばしたらいいんだろ?さっきにみてェにな。な?チョッパー」

 

ララ(正確にはあの男の子を操っていたオトシゴの方なのに・・・)

 

ペケ(ララ様 仕方ないですよ。だってルフィ殿の頭じゃ分かってませんし。)

 

ララ(だよねェ・・・。)

 

ペケ(女神様に感謝ですね。事前に結界張っておいたんですから!!)

 

ララ(ええ そうね・・・。)

 

ルフィ「さぁ 明日は忙しくなりそうだぞ 今の内に寝ておこうぜ!!」

 

ララ「はーい。」

 

ロビンは立ち上がり、島の方を見る。

 

ロビン(全ての謎を解くカギは、やはりあの島に・・・)

 

少年(ちょっと甘く見すぎちゃったな。モンキー・D・ルフィ。敵に回すと厄介な相手だ。でも必ず思いを遂げて見せるからね。でも不思議なのはあのピンク髪のお姉ちゃんに茶髪のお姉ちゃんだ。記憶を奪えないどころか頭痛を引き起こさずに平気ってどういう事だろ?何とかして仲間を作らないとね。)

 

少年の目の先には、焚火をするゾロの姿がある。

 

少年「凄腕の剣士なら文句無しだ。フフ」

 

ゾロは気配を感じ、刀を掴み警戒する。

 

少年(そうだよ。昨日とはワケが違う 相手は海賊狩りのゾロ 安易に近づけばまたドジを踏む事になりかねない 分かった 今は止めておこう。またチャンスはあるし)

 

オトシゴが若干光る。

 

少年「うん。その時は君にきっちり働いてもらうよ。)

 

メリー号では、

 

サンジ(世界中の食材が揃ってるというオール・ブルー。おれはその伝説の海に行く事を夢見ていた。)

 

少年サンジ《余計な事すんなよ!!おれはお前なんかに優しくされる覚えはねェぞ!!何でだよ!?何で!?》

 

ゼフ《おめェが俺と同じ夢を持っていたからだ・・・。》

 

少年サンジ《レストラン?》

 

ゼフ《そうだ。俺の最後の生きがいにそいつをぶっ建てようと思ってた。》

 

少年サンジ《よし!!おれもそれ手伝うよ!だから死ぬなよ!!》

 

ゼフ《フン。てめェみてェな貧弱なチビにはムリだ。》

 

少年サンジ《強くなってやるさ。》

 

サンジ(しかし、ララちゃんは言っていた。レストランのオーナーは連れてってやれと店員の皆と見送ってくれたって。その時麦わらのあいつと一緒に自分もその場にいたと。美しいララちゃんの言う事を疑う訳じゃない・・・。一部だが聞いた。俺に何があったのか・・・)

 

ウソップ(ピーマン、ニンジン、タマネギ、今頃ウソップ海賊団はどうしてるんだろ?」

 

ウソップ《よォーし出動だウソップ海賊団村の平和を守る為!!》

 

カヤ《それで?今日はどんな冒険のお話?》

 

ウソップ《今日はそうだな。俺が5歳の時、南海に住む巨大な金魚と戦った時の話だ。》

 

カヤ《金魚?》

 

ウソップ《まず驚いたのはあのフンのでかさと長さだ!!俺はてっきり大陸だと思って上陸しちまったのさ!》

 

2人は笑い合う。

 

ウソップ(俺は親父のような海賊になりたいって夢を持ってた。でもあいつらを置いてまで海賊になったんて・・)

 

チョッパー(何でおれが人間と一緒にいるんだ?俺が信じたのはドクターヒルルクとドクトリーヌだけ。同じトナカイにだって仲間はいなくてずっと一人ぼっちだったんだ。)

 

ヒルルク《おれは決してお前を撃たねェ!!俺の名はドクターヒルルク!医者だ!!つまりこの世に治せない病気なんてねェのさ。俺の事を誰がどう言おうとこの国を医者として救ってみせる!!だから全ての病気におれはこのドクロを掲げたのだ!!》

 

チョッパー《ドクロ?》

 

ヒルルク《そうさ。こいつはな、不可能をものともしねェ信念の象徴だ!これを掲げ海賊のように俺は戦う!》

 

チョッパー(なのに、俺の仲間?それも7人も!?あのララに召喚されてメンバー扱いの人間の心を持ったロボット・レプリロイドのアイリスを除外すれば。俺が海賊船の船医だなんて、でもララは言ってた。ドクトリーヌは見送ってくれたはずだって。それが本当なら・・・)

 

ルフィ《なくなんねェよ。俺の夢は無くならねェ!お前達だって同じはずだ!!》

 

ロビンは読書中。

 

ララは一度アイリスと共に甲板に出て、スマホで女神様に連絡する。

 

ララ「女神様。ペケに様々なアニメ作品に登場の学校の制服をインプットさせて、ゲーム世界で行うステータス画面のように自由に目の前に細かくデータ表示し、タッチパネルみたく手でなぞるようにできる事です。」

 

女神〈いいですよ。〉

 

ララ「それと、コマンドミッションのメンバーとしてスパイダー、シナモン、マリノ、マッシモ、オペレーターのナナ、ゴッドリディプスに変わる前のリディプス大佐に、大佐が能力で変身していたスパイダーをアップデートで更新と、シナモンとマリノ、ナナの水着形態をシナモンたちがアイリスと同じ様に念じて光る形で変化するように。」

 

アイリス「ララ様・・・。」

 

ペケ「やってみますか・・・。」

 

ララ「実験として成功する為、通話のままで。」

 

女神〈はい!〉

 

女神は錫杖を振ると、左腕のデバイスにアップデートで更新されていく。

 

ララ「デバイスの画面が光ってる。コマンドミッションの残りのメンバーに、オペレーターのナナやリディプス大佐のデータはアップデートされているわね。」

 

ペケ「ララ様 衣装のデータ表示やってみましょう。」

 

ララ「うん。じゃあまず目の前に画面表示と。」

 

ララの目の前に様々なアニメでの登場学校の女子制服のデータ画面を表示させて、登場作品名などでの1着ずつを手でなぞって切り替えていく。

 

アイリス「私にも制服データ画面は見えるみたいです。」

 

ララ「私とアイリス、シナモン、ナナ、マリノ、ペケには認識可能って事で。以上です。」

 

女神〈はい。また何か要望があれば・・・〉

 

ララは通話を切った。

 

ララ「それじゃ制服データ画面オフっと。制服チェンジはそのうち行えばいい。」

 

ララの音声で制服データ画面は消えた。

 

そして、夜が明ける。

 

ルフィ「ナミ!!ゾロ!!待ってろよ!!」

 

ルフィは船内の皆に声を掛ける。

 

ルフィ「みんな!!起きろ!!」

 

ロビン「とっくに起きてるわ!コックさんに船医さんも同行するそうよ。」

 

ルフィ「ん?」

 

同じく共に浜に上がっていたララとアイリス。

 

ララ「私とアイリスは行きますよ!仲間には戻って来てもらわないといけませんので。」

 

アイリス「はい!!」

 

サンジ「あのレディを見捨てる訳にもいかねェ ロビンさんとララちゃん、アイリスちゃんのボディガードも必要だしな。」

 

チョッパー「誰かが怪我したら医者の俺がいないと困るだろ?」

 

ウソップ「って事で俺は船番を引き受けた!」

 

ルフィ「ウソップも来い!!」

 

ウソップ「だから~俺 島に入ると心臓が止まる病で、うう」

 

ルフィ「いいから来いよ!!おれは知ってるぞ!!誇り高き海の戦士ウソップはやる時はやる男だってな!!」

 

ウソップ「まぁな!!うう!?」

 

ルフィ「よォし!!全員で行くぞ!!」

 

ルフィは船を出て、浜へ。

 

ウソップ「しまった!?つい調子こいちまった。」

 

サンジ「っで、どうやって島まで行く?」

 

ロビン「イカダを使ったらどうかしら?」

 

ルフィ「おお!!それがいい!!任せたぞウソップ!!」

 

ウソップ「って俺かよ!?このおれはキャプテン・ウソップだぞ!!」

 

サンジ「はいはい。」

 

アイリス「分かりました・・・」

 

ウソップ「最悪でも狙撃手だ!!どっちみち船大工みてェな事出来る訳ねェだろ!!」

 

チョッパー「イカダなら丸太を組み合わせるだけだろ?簡単だ!!」

 

チョッパー披露のイカダは見た目的にはイケそうだった。

 

サンジ「ロープの結び目これでいいのか?」

 

ルフィ「ああ こんなもんだろ。」

 

ララ「いえ、何て言うか」

 

ウソップ(おいおい そんなんじゃすぐにほどけてバラバラになっちまうだろうが!)

 

ルフィ「どうせならカッコいいのがいい!!」

 

ルフィのもいまいちだった。

 

チョッパーも再挑戦したが、ダメで、サンジのもダメであった。

 

ララとアイリスも共同でイカダを作った。

 

ララ「なら、こんなんでどうですか?」

 

アイリス「いいセン行ってるかと。」

 

ボートというより一般的なイカダであった。

 

ウソップ「お前ら満足なイカダ一つ作れねェで何が海賊だ!!ララとアイリスの共同イカダの方がまだマシだぜ!!」

 

アイリス「ララ様と共同での一般的なイカダでマシですか・・・」

 

ウソップ「だが、完璧な奴くらい作れよ!!」

 

ウソップのは立派なボートであった。

 

サンジとチョッパー「「おお。」」

 

ララ「ウソップさん やりますね!!」

 

アイリス「すごいです!!」

 

ロビン「見事な出来栄えね。」

 

ルフィ「ウソップはやる時はやる男なんだよ。」

 

ウソップ(我ながら何で作っちまったんだ?ワケわかんねェ)

 

ルフィ「よっしゃぁ!!出発だぁぁ!!」

 

ルフィ達一行は島へ向かう。

 

ナミは宿を出ようと、受付へ。

 

ナミ「お世話様 料金は?」

 

???「ん?誰だアンタ」

 

ナミ「え?あたし 昨日この宿に泊まった者だけど・・・」

 

???「アンタ知ってる?」

 

???「知りませんよ こんな人!」

 

???「ひょっとして泥棒とか?」

 

???「何だって!?」

 

ナミ「ちょっと待ってよ!?あたしは客よ!?3人共昨日会ったじゃない!?ホントにあたしの事忘れちゃったの?支配人さん!」

 

???「支配人 私が?」

 

ナミ「この人支配人よね?」

 

???「「そうだっけ?」」

 

ナミは唖然であったが、黄金の入ったデカ袋を背負って宿を出る。

 

ナミ(タダで泊まれた事は得したけど、一体どうなってんだか。これって!?)

 

ナミ《あなた 誰?》

 

ロビン《あなた達も記憶を失ってるの?》

 

ナミ(昨日のアタシと・・・同じじゃない!!)

 

村人「昨日の事?」

 

ウソップ「ああ!!この村に来たと思うんだが、マリモ頭の剣士と変な乗り物に乗った女だよ。見なかったか?」

 

村人「昨日、俺 何してたんだ?」

 

ウソップ「お前かよ!?たくもーどうなってんだよ!?この島の連中はどいつもこいつも昨日の事すら覚えてないなんて!!」

 

ルフィ「ハッハッハ!!呑気な奴らだ!!」

 

サンジ「呑気って事で済む問題か?」

 

ララ「全然呑気じゃないですよ。」

 

チョッパー「偉そうな事言えないよ。俺達だって・・・」

 

ロビン「原因は同じかもしれないわね。」

 

アイリス「何とかして2人を探さないと。」

 

サンジ「どうする?こんな状況で。2人を見つけるにはちと厄介だぜ。」

 

ウソップ「よし。船に戻ろう!こんな薄気味の悪い島にいたってロクな事にならないぜ。なぁそうしようぜ?」

 

すると、ウェイバーに乗ったナミが現れた。

 

ララ「あっ ナミさん!!」

 

ルフィ「ナミィ!!」

 

ナミ「ヤバイ!!」

 

ナミは引き返すが、ルフィの伸ばした腕に止められた。

 

ナミ「最悪・・・。」

 

ルフィ「何で逃げるんだよナミィ・・・」

 

ナミ「これは絶対に渡さないから。例え殺されたって渡さない!!」

 

サンジ「そんなァ!!あなたのような素敵なレディに危害を加えるなんてとんでもない!!指一本触れません!ホントは触れたいけど。」

 

ララ「ナミさん 別に殺すとかそう言うんじゃないですよ!あとサンジさん 私はいつでも触れてもいいですから。」

 

ララの笑顔に負けそうなサンジ。

 

サンジ「ララちゃん、そ、そうなの!?」

 

ララは少々頬が赤くなって耳打ちする。

 

ララ「乱暴に扱わなければいいだけです、私のボディを触るくらいはね?でもアイリスを除く皆さんがいない時とかですよ。」

 

サンジ「!?」

 

ララ「サンジさんの女性への優しさを知ってるからこそ言える事です。」

 

サンジ「なんと・・・。」

 

ララ「でも約束して欲しい事が。」

 

サンジ「ん?」

 

ララ「時と場所は一応考えてください。あなたを信じて言うんですよ。」

 

サンジ「分かってるさ・・・。信じてくれよ。」

 

ウソップ「・・・つうか何の病気だよコイツ~~何とかしろよ船医~~」

 

チョッパー「重傷なのも確かだけど、治せないのも確かだ。」

 

ナミ「じゃ取引しましょ!」

 

ルフィ「取引?」

 

ナミ「このお宝の1割あげる。だから私をあの船でココヤシ村まで連れてって!!」

 

ルフィ「ダメだ!!」

 

ナミ「じゃあ2割でどう?」

 

ルフィ「ダメだ!」

 

ナミ「じゃあ3割。」

 

ルフィ「ダメだ!!」

 

ナミ「死んだつもりで5割!!」

 

ルフィ「ダメだ!!」

 

ナミは立ち上がる。

 

ナミ「一体どれだけ持ってくれば気が済むって言うの!?」

 

ルフィ「ナミはお宝大好きだからな!!分け前を渡す気なんてさらさらからある訳ねェ!!」

 

ナミ「何でアンタあたしの考えてる事分かんのよ?」

 

ナミは思わず口を手で抑える。

 

ララ「ナミさん お宝好きは病気レベルと言っても過言じゃないかと・・・」

 

アイリスは耳打ちする。

 

アイリス「でもララ様だってそこまでお金使ってないでしょ?ナミの事言えます?」

 

ララ「っう・・・返す言葉が無い・・・」

 

ナミ「アンタ達と仲間だなんて冗談じゃないわ。そんな訳ないでしょ」

 

ナミはウェイバーに乗る。

 

ナミ「交渉決裂ね じゃ」

 

ルフィが目の前に来て妨害する。

 

ナミ「どいてちょうだい。」

 

ルフィ「どかねェ ナミ!お前も俺達と一緒に行くんだ!!」

 

ナミ「冗談じゃないわよ!!何であなた達なんかと、どいて頂戴!!」

 

ルフィ「どかねェ。」

 

ララ「ナミさん あなたもこの島に来て住民達の様子がおかしいと思いませんでした?」

 

ナミは思い返していた。住民達の様子がおかしい事と1人の笛を抱いた男の子の事を。

 

ナミ「変な笛を抱いた子供・・・」

 

ルフィ「俺がそいつをぶっ飛ばしてやったんだ。そしたら笛から煙が出て来て俺の体の中に入ったと思ったら!!」

 

ロビン「船長さんの記憶が戻ったって訳。」

 

ナミ「そんなバカな それこそ夢でも見たんじゃないの?」

 

チョッパー「本当だ。俺もハッキリこの目で見たからな。」

 

アイリス「私の電子頭脳内の記憶チップにもしっかり記録されてます。昨日の夜にここにいる船にいたララ様を含むメンバーが証人になります。」

 

アイリスは自身の電子頭脳を指す。

 

ナミ「記憶チップ・・・?」

 

サンジ「あのガキ 一昨日の夜にも見た気がするんだがな。」

 

ウソップ「何で2度も来たんだ?」

 

ロビン「ピンクちゃんとアイリスを除いてだけど、あなた達の記憶を全て奪い切れなかったからじゃないかしら。私が知ってるだけでもあなた達ってとんでもない冒険の数々を経験してるし」

 

チョッパー「一回じゃ食い切れないから、また腹すかしてきたのか?」

 

ロビン「そういう事になるわね」

 

ルフィ「へェ 記憶ってウメェのかな。」

 

アイリス「ルフィ 記憶は食べ物じゃありませんよ。」

 

ナミ「じゃあ あの子が?」

 

ルフィ「よっしゃ!!あのチビスケをもう一回ぶっ飛ばして、皆の記憶を取り戻そうぜ!!そうすりゃゾロも戻んだろ!!」

 

サンジ「そんなにうまく行くかどうか疑問だが、とにかくあのクソガキに借りは返さねェとな。」

 

ウソップ「ゾロの事はもういいじゃねェか。万一記憶を取り戻したとしても、海賊狩りと同じ船に乗るってのはどうも落ち着かねェっていうかァ」

 

ルフィ「ゾロは剣士、ナミは航海士。二人共必要な仲間なんだ!」

 

ナミ「そんな事言われても困るわよ。あたしがアンタ達の仲間だなんて・・・」

 

ルフィ「お前がいなきゃ俺の方がもっと困る。航海士がいなけりゃ船が進まねェだろうが!!」

 

ナミは困惑。

 

ルフィ「ロビン あのチビスケの居場所は分かるか?」

 

ロビン「そうね。ちょっと調べてみたい場所があるんだけど。」

 

ルフィ「よし!!行くぞ!!」

 

ルフィはナミの腕を引っ張って行く。

 

ナミ「ちょ、ちょっと黄金が!?」

 

サンジ「レディに荷物は持たせません。ナミさんやララちゃんとご一緒出来るのならこんな物お安い御用ですよ!!」

 

サンジは袋を担ぐ。

 

ウソップ「ああ やな予感がする。」

 

ウソップも向かう。

 

ララ「アイリス 行こう。」

 

アイリス「はい。」

 

ララとアイリスも後に続く。

 

チョッパー(ララとアイリスは当然として、何だかんだ言って皆ルフィについて行くんだよな。俺に仲間ができたってのも本当なのかな・・・)

 

ルフィ「何やってんだ!?早く来いチョッパー!」

 

チョッパー「おう!!」

 

チョッパーも後を追う。

 

ゾロは川の巨大魚を捕獲し、焚火で焼く。

 

すると、笛を抱く男の子が現れる。

 

ゾロ「食いたきゃ勝手に食え。」

 

少年「一応お腹は減ってるんだけど、僕 こういうのは食べないんだ。」

 

ゾロ「そうかい・・・」

 

少年「どうして僕が誰だか聞かないの。ああ この島の人間は自分の名前すら覚えちゃいないもの。聞いても無駄だって思ったんだね。お兄ちゃんは世界最強になる為に旅に出たんでしょ?だったらお兄ちゃんにとってモンキー・D・ルフィは絶好の相手なのに。」

 

ルフィ《おれはルフィ!!よろしく!》

 

ゾロ《あの・・・麦わら野郎か?》

 

少年「ロロノア・ゾロがあいつの強さを見抜けなかったなんて意外だったな。」

 

ゾロ「俺が見抜けなかった?」

 

少年「そうさ。東の海(イーストブルー)では凶悪な魚人海賊団 アーロン一味を滅ぼし、この偉大なる航路(グランドライン)で七武海の一角クロコダイルをやっつけたしね。」

 

ゾロ「七武海?」

 

少年「それだけじゃないよ。空島じゃエネルって神様だってぶっ飛ばしちゃった!!そうそう海軍基地でも大暴れ。ルフィにかかれば海軍だってお手上げさ!!アッハハ!こんな海賊見た事ないよ!!」

 

ゾロ「ふざけるな!!そんなホラ話に付き合ってる暇はねェんだ 俺は。」

 

少年「ねェ ルフィと戦ってみたくなったでしょ?」

 

抱いたオトシゴが光り出す。

 

ゾロは刀を掴もうとしたが、身動きが出来ない。

 

少年は笑いだす。

 

ゾロ「てめェ 一体!?」

 

オトシゴは目が光り出す。

 

ロビン達は島の奥までやって来た。

 

ルフィ「ん?何だここは?」

 

ララ「少し奥まで来たって感じですかね・・・」

 

アイリス「多分 あの子がいるかも・・・」

 

ウソップ「ここにあの変なガキがいるのか?薄気味悪いっていうか・・・」

 

チョッパー「俺 風邪でもひいたのかな。体がゾクゾクして」(こんな時医者がいればいいのにな・・・)「俺だ!!」

 

ナミ(この人達 きっと人気のない所へ私を連れてきて黄金を奪うつもりなんだわ。そうはいかないから。)

 

ナミは黄金の入った袋を背負うサンジに疑惑の視線を送る。

 

サンジ(さっきからナミさん ずっと俺に熱い視線を送りまくりだぜ。こりゃ間違いねェ 俺に惚れたんだ。)「グッフフ」

 

サンジは振り向く。

 

ナミ(何ィィ!?黄金を奪おうっていう合図!?不気味な男ね!!)

 

ロビン「成程ね・・・」

 

ルフィ「ん?なんか分かったのか? ロビン」

 

ロビン「ピンクちゃんとアイリスを除いたあなた達の記憶を奪った犯人、いえ真犯人が分かったわ。」

 

ウソップ「え?」

 

サンジ「犯人はあの、クソガキじゃねェのか?」

 

ロビン「さァ 竜宮城へ向かいましょうか。」

 

サンジ達「「「「竜宮城?」」」」

 

ルフィ「何だ そりゃ?」

 

ララ「行けば分かりますよ きっと」

 

アイリス「行きましょ。」

 

ルフィ「う~~~ん」

 

ロビン「あはっ 仮にね。」




本来存在してないララの記憶が奪えていない為、少年の言う事がルフィが一人でアーロンやクロコダイルなどを倒した事になってるのです。
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