ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第232話「牙をむくゾロ!立ちはだかった野獣!」

ルフィ達は森の奥へと向かって行く。

 

サンジ「この先にあのクソガキの本拠地があるのかい?」

 

ロビン「ええ。」

 

ルフィ「なァ それで誰が真犯人なんだよ?そろそろ教えてくれてもいいんじゃねェのか?」

 

ロビン「竜宮城に行けば、きっと分かるわ。」

 

ララ「それにしても深い森だよね。」

 

アイリス「はい。迷いそうです・・・」

 

ナミ(まさか・・・ジャングルの奥に連れてかれ、閉じ込められて、しかも黄金を奪われなんて・・・そんなァ・・・)

 

チョッパー「ホントにいるのかなァ・・・なんかのどかな感じだけどなァ」

 

ウソップ「油断すんなよ クソガキの本拠地だぞ。きっとすげェモンスターの部下とかいるんじゃねェのか?」

 

チョッパー「うう!?モ、モンスター?」

 

ウソップ「大体モンスターって奴は、物陰に隠れていきなりドワァァ!!って襲い掛かるもんなんだよ。そうさなァ 俺が大海原を駆け巡っていた頃も奴らに何度待ち伏せされたもんか。」

 

ウソップの後ろ近くに蛇が現れる。

 

チョッパー「お、お前!?後ろ!?」

 

ウソップ「ん?どうした?モンスターでもいたのかな?そんな脅しに。」

 

ウソップとチョッパーは叫ぶ。

 

蛇がウソップに巻きつき、二人は林に入って行ってしまった。

 

ララ達「「「「ん?」」」」

 

ルフィ「あいつら 何してんだ?」

 

ウソップとチョッパーは坂を転がり、やっと止まった。

 

チョッパー「うっ・・・と、止まった。」

 

ウソップは立ち上がると、蛇はいなくなっていた。

 

ウソップ「ハッハハハ!!キャプテン・ウソップ様に恐れをなして逃げやがった!!ハハハハ!!」

 

チョッパー「おい!!皆と逸れちまったぞ!!どうするんだこのヤロ!!」

 

ウソップ「え?マ、マズイ!!」

 

チョッパー「こんな所モンスターに襲われたらどうするんだ!?」

 

ウソップ「ああ 心配すんな!あれはお前を脅かそうと思ってちょっとジョークを言ったまでだ。」

 

チョッパー「はぁ・・・何だ。ジョークか・・・って俺をからかったのか!?」

 

すると、草陰から音がして。

 

ウソップ「モンスターだ!!」

 

チョッパー「冗談じゃなかったのか!?」

 

ウソップはチョッパーを差し出そうとした。

 

ウソップ「食うならコイツを食え!!タヌキ汁にしても美味いぞォ!!」

 

チョッパー「や、止めろ!!止めろ!!」

 

しかし、いたのはゾロであった。

 

ウソップ「ん?なんだお前か。ビックリさせやがって・・・」

 

ウソップ(ああヤダヤダ。また恐ろしい奴が戻って来やがったぜ・・・。しかしコイツ 船にいた時となんか雰囲気が・・・。)「ま、まあ お前が心を入れ替えて俺の所に来るって言うんならこのキャプテン・ウソップ様の部下にしてやってもいいんだぞ。」

 

ゾロは進む。

 

ウソップ「お、おい!!無視してんじゃないですよ!」

 

チョッパー「待ってくれ!!お前 皆がいるトコ分かるのか!?」

 

ウソップ「おい!!俺だけを置いてくなァァ!!」

 

少年「フフフ・・・」

 

ウソップ「おーーい!!待ってくれェェ!!」

 

ルフィ「ん?」

 

ウソップ「おーーい!!」

 

ルフィ「おお!!ゾロ!!」

 

サンジ「またあのクソ剣士か。」

 

しかし、ゾロの様子がおかしいのだ。

 

ララ「ゾロさん・・・」

 

サンジ「ん?あいつ・・・」

 

ルフィ「一緒に来る気になったのか?」

 

ゾロが接近し、

 

サンジ「危ない!!」

 

アイリス「ルフィ!!」

 

ロビン「船長さん!!」

 

ルフィ「何だ?」

 

ゾロは刀を抜き、ルフィの首を一閃した。

 

ナミ「うわぁァァ!?何ィィ!?」

 

しかしルフィは飛んだ帽子をキャッチする。

 

ルフィ「お前 いきなり何すんだ?」

 

ゾロはルフィを睨みつける。

 

ルフィ「ん?」

 

ゾロは刀を2本状態で抜く。

 

ララ「ゾロさん!!」

 

ロビン「止めなさい!!二人共!!」

 

サンジ「おっと止めた方がいい。あのクソ剣士 船に居た時と全然様雰囲気が違うぜ。」

 

ロビン「まさか・・・」

 

ゾロはルフィに走り向かって行く。

 

ウソップとチョッパーは逃げる。

 

ゾロは刀を振りかかり、ルフィは木の枝へ乗っかる。

 

ルフィ「危ねェな 止めろよ。」

 

ゾロは木を切断。

 

木は倒れ、ララ達はそれを避けた。

 

サンジ「麦わらのアイツは?」

 

ルフィは木から出て来た。

 

ルフィ「無茶な事するなァ どうやら止めろっつっても無駄みてェだな」

 

ウソップ「おい どうなってんだよォ あいつ!?」

 

チョッパー「恐らく催眠術の一種だ。きっとアイツのせいだ。」

 

サンジ「こうなりゃ面倒だ。皆であいつを黙らせちまおう。」

 

ルフィ「手を出すな。お前らさっさと行け。ここは俺が止める。」

 

ララ「分かりました ルフィさんに任せます。」

 

アイリス「ですね。」

 

ロビン「そうね 行きましょう。」

 

ウソップ「でもよォ 相手は海賊狩りのロロノア・ゾロだぜ?」

 

サンジ「止めても止まるような奴じゃないって事か・・・」

 

ロビン「そう。私達がまずやるべきは少年を捕まえる事。」

 

ララ「はい!!」

 

アイリス「皆さんの記憶を取り戻したいんですよ。」

 

ララ達はルフィとゾロを残して、先へ進む。

 

ゾロは斬りかかり、ルフィは跳び上がる。

 

ルフィ「ゴムゴムのォォ!!”(ピストル)”!!」

 

ルフィの右腕が木を直撃し、真っ二つになった。

 

サンジ「あれが仲間を止める方法かよ。」

 

ナミ「あんなパンチが当たったらただじゃ済まないわよ。」

 

ロビン「仲間だからこそ、相手の力を認めているからこそ、全力を出さなければ止められない事を知っているのよ。」

 

ララ「あれがルフィさんの仲間に対してのやり方なんですよ。」

 

アイリス「はい!」

 

ウソップ(そうなのか・・・ララとアイリスはともかくとして、とんでもねェ奴らと旅してたんだなァァ)

 

ロビン「さァ 急ぎましょう。」

 

ララ「はい 行きましょう。皆さんの記憶奪還へ!」

 

少年「フフっ こっちはお前に任せたよ。ゾロ」

 

少年は去って行く。

 

ゾロは口に1本咥える。

 

ルフィ「3刀流!?」

 

ゾロは3刀流で斬りかかるが、ルフィは避ける。

 

そして、互いに接近。

 

ルフィはガトリングを繰り出し、ゾロは避けつつ、斬るが。

 

避けたルフィの右頬に切り傷が。

 

ゾロは構える。

 

ゾロ「鬼・斬り!!」

 

ルフィは斬られる。

 

ララ達は坂を上がっていく。

 

ナミ(そうよ。ここにいるのはコックと船医、狙撃手、航海士のあたし。でもピンク髪の女の子と茶髪の女の子が分かんないけど・・・。船を航行させるのに支障はない。)「ねェ 皆!」

 

ウソップ「ん?」

 

ナミ「本当にその女と2人の女の子の言う事を聞いて、ついて行くつもり?」

 

サンジ「ん?」

 

ナミ「海賊なんて皆ずる賢くて卑怯な連中よ!あのルフィって海賊とその3人に騙されてるのよ!!そろそろ気づきなさい!!私について来ればっ皆が望む場所へ連れてってあげる!!」

 

ウソップ達3人は迷う。

 

ナミ「皆 自分の故郷に帰りたいと思わないの?ねェ 私は帰りたい。帰らなきゃならない所があるのよ」

 

ウソップ(あいつらにどこへ連れて行かれるか分からないしなァ、あんなバケモン達と一緒にいるよりコイツと一緒に行った方が。)

 

チョッパー「そりゃ俺にだって・・・」

 

ナミ「でしょでしょでしょ!?だったら何迷ってんのよ?一緒に帰りましょ?」

 

ララ「ナミさん 記憶が無いあなたが信じられないのも分かります。」

 

ロビン「でも 騙されたと思ってついて来て。」

 

ナミ「ほら聞いた!?あたし達を騙してるのよ この3人は!!」

 

アイリス「あの・・・私は人間ではなくロボットですから。人間の顔と髪があり、あなた方人間の心を持った機械です、1体ですよ・・・。2人と1体です。」

 

ナミ「何よ・・・。機械が人間の心を持つなんてあり得ないわ!!そんな事信じないから!!」

 

ララ「しょうがないですね・・・。」

 

ロビン「皆 この海で叶えたい夢があるのよ。」

 

ナミ「バカ言わないで!!人間 勝手きままに夢だけ追って生きて行ける訳ないじゃない!!冗談じゃないわ!!」

 

ララ「何をそんなに怒ってるんですか・・・。ナミさんだってずる賢いトコありそうですよ。」

 

アイリスはララに耳打ちする。

 

アイリス「早くあの男の子を見つけて、オトシゴから皆さんの記憶を返してもらわないと・・・」

 

ララ「うん。」

 

ナミ「さっきから2人して何をヒソヒソと内緒話みたいな事してんのよ!?」

 

ララ「い、いえ・・・。」

 

アイリス「何でも・・・。」

 

ロビン「でも 自分の夢より大事な物って何?」

 

ウソップ達「「「ん?」」」

 

ロビン「夢を追いかけようぜ。それが一番楽しいからって、きっと船長さんならこう言うわ。」

 

ララ「言いますね。」

 

アイリス「言いそうです。」

 

ウソップ「お、俺はナミにつく。なァ 帰ろうぜ!それぞれの故郷に。」

 

チョッパー「おれはルフィについて行く。」

 

ウソップ「何で!?」

 

チョッパー「ルフィは俺の事を仲間だって認めてくれたんだ。ドクターヒルルクとドクトリーヌみたいに。」

 

サンジ「それに帰るべき所に帰るより、夢を果たすより、何よりあのクソガキをとっ捕まえて、ぶっ飛ばさねェと気が済まねェ。」

 

ナミ「し、信じられない・・・。」

 

サンジ「と言う事で、俺達は行くぜ。さァ 行きましょうか。ロビンさんにララちゃん アイリスちゃん。」

 

ロビン、ララ、アイリス、サンジ、チョッパーは先に進む。

 

ウソップ「ちくしょォ このまま記憶を奪られたまま戻る訳にはいかねェだろ!!」

 

ウソップも後を追う。

 

ナミ「あ、あのちょっとォォ!!こうなったら私一人でも・・・あっ 黄金。」

 

ルフィとゾロのバトルは続いていた。

 

ゾロは木を切り倒してしまう。

 

また対峙し、ゾロは2本を前へ構える。

 

ゾロ「3刀流・奥義」

 

ルフィ「ゴムゴムのォォ!!」

 

ルフィは両腕を伸ばす。

 

ゾロは回転させると、風が巻き起こる。

 

ぞして二人は突進。

 

ルフィ「バスーカーァァあ!!」

 

ゾロ「三・千・世・界!!」

 

2人の技が激突。

 

ロビン「偉大なる航路(グランドライン)には時々、不思議な起こる。ある日突然、航海中の船乗り達が記憶を失くしたり、なんて事聞いた事があるでしょう?」

 

ララ「私とアイリスは聞いた事はありませんが・・・」

 

ロビン「そういえばそうね・・・」

 

サンジ「その現象がこの島で起きてる?」

 

ロビン「途中にあった石碑に書かれているわ。人の記憶を食べて生きる 怪物の話。今はこの島を根城にしているわ。伝説級の話だけど、そう考えるのが一番合ってる。記憶は毎日作られるから、島の人々の記憶を少しずつ食べていたのね。」

 

サンジ「なるほど、ブロイラーみてェなもんか・・・。」

 

ララ「サンジさん ブロイラーって何ですか?」

 

サンジ「ああ・・・食肉用の肉鶏って感じかな。」

 

ララ「そうなんですか。」

 

アイリス「インプットしました。」

 

サンジ「それに、にわかに信じがたい話だが、ララちゃん以外の俺達の記憶が欠けているというのも事実だしな。」

 

ウソップとナミがやって来るが、少年の邪魔が入る。

 

ウソップ達は悲鳴を上げる。

 

少年「ホント 海賊ってしぶといね。フフ お前達もあの剣士と同じように操って、仲間同士で潰し合いをさせてやるよ。でもさ 何でピンク髪のお姉ちゃんは記憶を奪えないんだよ!?あと茶髪の姉ちゃんもだけど!」

 

ララ「だから言えないよ!」

 

少年「しょうがないなァ」

 

少年はオトシゴを向けて、目を光らせる。

 

ロビンは能力により、ウソップとナミのこめかみから生やした手で二人の目を隠すが、二人は騒ぐ。

 

サンジは少年の元へ走る。

 

ララ「サンジさん!!」

 

少年「お前の方が先か。」

 

サンジ「ガキを蹴るのは趣味じゃねェが。」

 

ロビン「違う!少年じゃないわ!」

 

サンジは跳び上がる。

 

オトシゴは目を光らせるが、サンジはすぐに目をつぶってオトシゴを蹴る。

 

オトシゴの口から記憶の煙が出て来て、石の壁に激突し、落下。

 

光らせた目から逃れる為にすぐに目を閉じていたララ達だが、機械であるアイリスは閉じる必要がなかった。

 

アイリス「ララ様 大丈夫ですか?」

 

ララ「うん。」

 

少年は目を覚ますと、起き上がる。

 

少年「僕は一体・・・」

 

少年は正気に戻った表情だった。

 

サンジが少年に近づく。

 

サンジ「記憶を奪ったのは、お前か・・・?」

 

サンジの睨みつけるような視線に少年はびっくりして逃げてしまう。

 

ロビン「コックさん 少年は操られていただけ。真犯人は。」

 

ロビンはオトシゴに視線を移す。

 

ララとアイリスの視線もオトシゴへ。

 

オトシゴは冷や汗状態に。

 

サンジ「ん?」

 

オトシゴは突然立ち上がり、跳ねながら進み出す。ウソップとナミはビビって腰抜け状態に。

 

ララ「ちょっと待ちなさい!!」

 

しかし、サンジがオトシゴの行く手を阻む。

 

サンジ「返すモンを返して貰わねェと、ここから先は通すわけには行かねェな。」

 

オトシゴは何か言ってる。

 

チョッパー「何故かあのピンク髪の少女は仕方ないが、あの子と茶髪少女、黒髪女性以外のせっかく手に入れたこんなおいしい記憶返すもんか バカァァ」

 

サンジ「何ィィ!?」

 

チョッパーは隠れる。

 

アイリス「サンジ!!チョッパーは動物の言葉の通訳が出来るんです!!」

 

サンジ「寝ぼけた事言ってんじゃねェぞ このタコ!!」

 

オトシゴも文句を言ってる。

 

チョッパー「「失礼な!おれはタコじゃない。タツノオトシゴだ!」って言ってるぞ。」

 

サンジ「そういう意味じゃねェんだよ!」と蹴り上げる。

 

そして、記憶のガスはナミとウソップに戻り、2人は元に戻る。

 

ララ「2人共 戻った!」

 

アイリス「よかった・・・」

 

オトシゴは逃げようと這う。

 

サンジ「さっさと俺達の記憶を吐き出しやがれ!!」

 

サンジはオトシゴを蹴り上げ、オトシゴは向こう側に落ちた。

 

チョッパーに記憶のガスが戻り、チョッパーは元に戻った。

 

チョッパー「あれ?」

 

サンジ「まだ終わっちゃ、いねェぞ!!」

 

また蹴り飛ばされ、記憶ガスはサンジへと戻った。サンジも元に戻る。

 

ナミ「サンジくん!!」

 

ララ「サンジさん!!」

 

アイリス「サンジ!!」

 

ウソップ「皆 戻ったぜ!!」

 

チョッパー「皆 記憶が戻ったんだ!!」

 

ロビン「コックさん あなたは?」

 

サンジ「もちろん戻りましたよォ!!ロビンちゃん ナミさ~ん ララちゃん アイリスちゃ~~ん!記憶が戻っても3人と1体とも素敵だァァ!!」

 

ララ「皆さん 記憶が戻ってよかったです!!」

 

サンジ「だが、あのマリモ野郎の記憶が戻ったかどうか。」

 

ウソップ「記憶が戻んなきゃゾロは一体・・・」

 

枝を踏みつける音が。

 

ゾロが接近してくる。

 

ナミ「ゾロ!?」

 

チョッパー「ルフィは!?」

 

ウソップ「ルフィの奴、ゾロに斬られちまったのかよ?」

 

ナミ「まさま、そんな事・・・」

 

ララ「いえ、ルフィさんの事ですし、死んでいないんじゃ。」

 

アイリス「私は主であるララ様の言う事を信じます!!」

 

ナミ「でも!!」

 

サンジが前に出て来て、

 

サンジ「クソ剣士。レディ達に手を出すってんなら、俺が相手になるぜ。」

 

ゾロとサンジが対峙する。

 

ララ「サンジさん・・・。」

 

アイリスは耳打ちする。

 

アイリス「ララ様はサンジのあの女性に対する騎士道精神の優しさが好きなんですよね?」

 

ララ「うん・・・。」

 

ララは少々頬が赤くなって頷くが、すぐに元に戻す。

 

水面からオトシゴが出て来て何か言っていた。

 

チョッパー「「まだ奥の手が残ってる!」っだって!!」

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