ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第262話「サンジ突入!嵐の中の海列車バトル!」

海列車は出航してしまった。

 

ナミは佇む。

 

パウリー「間に合わなかったか・・・・・・・!!」

 

駅員「いたたた・・・・・・!!あの男どういうつもりだ・・・・・・」

 

駅員「どういうつもりでもあの列車は政府貸し切りだ・・・捕まって終わりさ」

 

二人の目の先にいるパウリーとナミ。

 

駅員「おや あれはガレーラのパウリ」

 

しかし、共にいた駅員に止められた。

 

駅員「邪魔するんじゃない どうも訳アリなご様子だ」

 

駅員「駅といえば、出会いと別れ。それを静香に見守るのが我々駅員たるものの務め。」

 

駅員「そうだった・・・。」

 

駅員二人は柱へ移動。

 

駅員「静かに・・・。」

 

駅員「静かに・・・。」

 

パウリー「ずいぶん早く出航したんだな」

 

駅員「ええ 乗船者は全員揃っていましたし」

 

駅員「ーーーそれに予想以上に海が荒れてまいりまして この分だと もう すぐにでも”アグア・ラグナ”が来るのではと・・・出航を繰り上げたんです。」

 

駅員「ーーーここも危険ですよ 早く造船島へ避難された方が」

 

駅員「そちらのお嬢さんも。」

 

パウリー「・・・・・・そうだな・・・おいお前・・・・・・出ちまった列車は止められねェ 言いにくいが・・・エニエスロビーって場所は・・・」

 

ナミは若干震えてる。

 

パウリー「泣いてんのか・・・まァ・・・その気持ちは分かるが。」

 

ナミ「追うわよーーーーっ!!!」

 

パウリー「怒ってたーーーーー!!!」

 

ナミ「もう許さない!!政府のバカ共っ!!」

 

ナミはパウリーに問う。

 

ナミ「ねェ船貸して!!」

 

パウリー「何だてめェ急にっ!!」

 

ナミ「でっかくて強い船っ!!!」

 

パウリー「この海に船を出す気か!!!てめェ アクア・ラグナの恐ろしさも知らねェでバカ言ってんじゃねェ!!」

 

ナミ「超えてみせるわよっ!!!」

 

パウリー「お前の考えてる高潮とは規模が違うんだ!!これから海は恐ろしく荒れる!!!もう海へは出られねェ そんなもん死にに行くのと同じだ!!!」

 

ナミ「だけど!!ロビンだって私達の為に命を投げ出して・・・」

 

パウリーがナミと駅員二人を抱えて流れ込んでくる高潮の波から逃げた。

 

パウリー「・・・・・・危ねェ・・・・・・」

 

ナミ「あ・・・ありがと」

 

駅員「パ・・・・・・!!パウリーさん!!ありがとうございます」

 

駅員「海に引きずり込まれるところだった」

 

パウリー「・・・・・・見ろよ あのでけェ建て付けの時刻案内板が波にもぎ取られた・・・・・・今までこんな事はなかった・・・・・・何だ この引きの強さ・・・!!!まだ”接近中”でこれかよ・・・今回の”アクア・ラグナ”は波の速度が・・・・・・異常だぞ・・・・・・!!」

 

ナミ「ねェ ロビンの乗った”海列車”は大丈夫なの!?」

 

パウリー「ーーーーー”海列車”はギリギリ高潮が来る前に嵐の海域を抜けるだろう・・・!!直撃しなきゃ たいていの大波でも越えていく」

 

すると、一人の男性が階段を降りて来た。

 

大工「おい・・・!!ナミってのはお前の事か・・・・・・!?」

 

ナミ「えっ!?」

 

大工「駅前広場にポツンと置き手紙が・・・!!おめーの仲間だろ あともう二人の名があったが」

 

ナミ「手紙って誰から・・・・・・!?そんな小さいのよく見つかったわね!!」

 

大工はその場所へナミやパウリーを連れていく。

 

大工「ここにポツンとあったんだ!!」

 

上には壁にペンキで「んナミさーん ララちゅわーん アイリスちゃーん これよんで 2人と一体以外はよまんでよし。アホだから」と表記。

 

ナミ(アホめ・・・・・・!!!)

 

ナミは手紙を開く。

 

パウリー「・・・・・・何て書いてあるんだ」

 

ナミ「待って!前半だいぶムダなラブレターだから これは後でララにでも渡せばいっか。あの子の反応の確認してみたいから。本題は・・・ここね」

 

駅員「ラブレターだって。第3の男出現だぞ。」

 

駅員「だが、「前半だいぶムダなラブレター」とか言うし、後でララって嬢ちゃんに渡して反応の確認してみたいって言ってたし。彼女自身はその男を仲間とは見てるが、異性としてのその気は無いんじゃないか・・・?」

 

駅員「そうなのかな・・・。」

 

サンジの手紙〈追伸ーーー11時発の”海列車”にロビンちゃんを確認したので おれも乗り込むことにする〉

 

ナミ「え・・・・・・サンジ君がさっきの列車に!?それにウソップ!!?あと・・・・・・”リーゼントのでっかいチンピラ”って」

 

パウリー「フランキーしかいねェよ」

 

大工「ああいねェ」

 

駅員「第4の男・・・。第5の男はあのフランキーとは」

 

駅員「だが、さっきも言ったが あの子は別にその気が無いって事だと思うが、ララって嬢ちゃんはその金髪兄ちゃんに気があるって事になるよな・・・。」

 

駅員「う~ん。」

 

パウリー「さっきから何だってんだよ てめェら!!」

 

大工「あ それからな この手紙と一緒にこれが。」

 

大工の右手の平には電伝虫が置かれていた。

 

サンジの手紙「”海列車”に一匹くらい電伝虫があるハズだから早めに連絡する 町で手に入れたその「子電伝虫」でな。」

 

ナミ「そっか!これに連絡をくれるのね!!」

 

パウリー「じゃそいつはニコ・ロビンの行く手を先読みしてたってわけか!!すげーな」

 

ナミ「うん!!ひとまずロビンにはサンジ君がついてる!!!私達も!!!・・・必ず”エニエス・ロビー”へ!!!」

 

そして、海列車は海の線路を進行中。

 

最後尾にはサンジが乗っていた。

 

サンジ「まったく・・・ここじゃ一服も出来やしねェ・・・!!!」

 

チョッパー「そうなのか!?サンジはあの後 駅に行ってたのか!!」

 

ナミ「うん!!」

 

チョッパー(ウソップも同じ列車にいるんだ よかった・・・。)

 

ナミ「だからとにかく!!どうやって海列車を追いかけるにしても ルフィとゾロ、ララも探しださなきゃ始まらないのよ!!」

 

チョッパー「よし わかった!!でもララなら探索中に先に見つかるかもしれないよな。普段の姿から変身中の姿を俺達見て来たんだし。」

 

ナミ「それもそうね。飛んでった方角に見誤りはないから そこをとにかく探して!!みんなもお願い!!」

 

チョッパー「野郎共ーーー!!よろしくーーーっ!!!」

 

大工達は「うおおおお!!」と歓声を上げた。

 

サンジ「・・・・・・さて どうやってこっそり中へ潜入しようか・・・」

 

すると、扉が開き役人が登場。

 

役人「いやァ 外はすごい嵐・・・」

 

互いに気が付き、

 

サンジ「”首肉(コリエ)シュート”ォ!!!」

 

サンジは咄嗟に役人を車内へ蹴り飛ばした。

 

役人達は銃を構える。

 

役人「誰だァ!!!」

 

サンジ「ぎゃ~~~~~っ!!」

 

サンジは少し歩き、

 

役人「止まれ。」

 

サンジは停止。

 

役人「どこにくつろいでいた貴様。」

 

役人「さっきの蹴りを見たぞ!!コイツはただの民間人じゃねぇ!」

 

サンジはタバコを持って、咥える。

 

サンジ「そんな事正面きって言われても てれる」

 

役人「ホメてねぇよ!!」

 

役人「ナメやがって・・・・・・」

 

役人「おい すぐにルッチさんに報告しろ!!不審者が潜入してると!!」

 

役人「待ちナイ!!」

 

サンジ「!!」

 

役人「わざわざ”CP9”の耳に入れる様な事じゃないジャナイ・・・・・・どんな乱暴な不審者だろうとも恐るるに足らナイ!!なぜならこの車両には・・・・・・おれがいるジャナイ うっぷけむれェ・・・・・・!!」

 

天井で屈むくらいのでかさの役人が一人サンジの後ろにいた。

 

役人「ジェリーさんっ!!」

 

サンジ「・・・・・・」

 

ジェリー「ハッハッハッハッ ゲホ!!おれは”南の海(サウスブルー)”の空手のさかんなある島の”王者”なんだぜ?・・・・・・そう おれはボクシングチャンピオン!!」

 

サンジ「カラテやれよ」

 

役人「おい!!そんな殺生な!!」

 

ジェリー「”ジェリ~~~”・・・・・・!!オーロラフリッカージャブ”!!」

 

ジェリーの両手の乱打で役人達が巻き添え食らう。

 

サンジは避ける。

 

ジェリー「ん!?逃げたか・・・小僧 おれが長身だからってこの狭い車両で不利だなんて思ったらだめジャナイ」

 

サンジ「股の間からなんか注意されたの初めてだ」

 

ジェリー「おれのボクシングは狭い場所ではむしろ有利!!!」

 

サンジ「・・・・・・」

 

ジェリー「ヨガ・スタイルだ!!!」

 

ジェリーはヨガスタイルになった。

 

ジェリー「ヨガ (ワン)(ツー)!!(ワン)(ツー)!!!」

 

サンジ「リーチ短くなったぞ!!!」

 

ジェリー「そう 見せかけて”スクリューーードロップキック”!!」

 

ジェリーはサンジめがけて回転ドリルキックを繰り出す。

 

サンジ「もうボクシング無視かお前っ!!!・・・・・・時間の無駄だな・・・・・・」

 

サンジはジェリーの顔の真上辺りに跳び上がり、

 

サンジ「”串焼き(ブロシェット)”!!!」

 

サンジの蹴りがジェリーの顔面直撃。

 

役人達は唖然。

 

役人「ーーー各車両の代表者達ですが・・・ーーーまず最後尾第7車両 政府の役人をまとめますのは”サイファーポールNo.6”よりボクサー”ジェリー”順に強さを増して・・・第5車両の海兵40名をまとめますのは海軍本部大佐元王国騎士”Tボーン” 次に第4車両には この航海の給仕長も務めます ”サイファーポールNo.7”の格闘家”ワンゼ”ーーーそして第3車両には”CP9”の新入り”ネロ”氏が待機しています とにかく護送とはいえ襲撃などの恐れは全くありませんが一応の戦力は揃えてありますので」

 

大工「麦わらー!!」

 

大工「ロロノア~~~~~!!」

 

大工「ララの嬢ちゃ~ん!!」

 

大工「俺達は味方だー!!」

 

大工「出て来ーーーい!!!」

 

大工「職長・・・!!!動くのも辛いんでしょ・・・すこし休まれたら・・・」

 

パウリー「バカ大丈夫だ 早く二人を探せ!!!」

 

大工「はいっ」

 

パウリー「アイスバーグさんに状況は知らせたか?」

 

大工「2人報告に行きました」

 

大工「麦わらーー!!」

 

大工「ロロノアーー!!」

 

大工「ララの嬢ちゃーーん!!聞こえたら返事しろーー!!」

 

ナミ「ルフィ~~~!!」

 

チョッパー「ゾロ~~~!!ララ~~~!!どこにいんだよ~~~~!!」

 

駅員《食料ですか?》

 

ナミ《そうよ 肉で良いわ!!食料をありったけ集めてきて欲しいの!!急いで!!》

 

駅員「しかしなんで我々までコキ使われるんだよ!!」

 

駅員「いや あの娘の為じゃない。フラれてもなお彼女に尽くすパウリーさんの為 頑張ろうじゃないか!」

 

駅員「そうだな!!」

 

駅員「それにしてもよほど腹が減ってるんだな・・・・・・あの娘」

 

駅員「育ち盛りなんだきっと・・・!!」

 

駅員二人は店に着いたが、閉店していた。

 

駅員「ここもか・・・。やっぱり今開いてる店なんて無いぞ。」

 

駅員「そうだ。調理場はどうだ・・・」

 

駅員「裏町は無理だろ。もう水に浸かってるって。」

 

駅員「この辺で探すしかないだろ。」

 

水路の水位が下がっていき、雨も降り出してきた。

 

チョッパー「あ 雨・・・困ったな ただでさえ強風で鼻が効かないのに・・・!!」

 

変身を解いていたララはチョッパーや大工達と合流した。

 

チョッパー「ララ!!無事だったのか!?」

 

ララ「うん まァね!」

 

大工「ララの嬢ちゃん!!探したぞ!!」

 

ララ「皆さん 敵対してたのに探してたんですか?というか変身してないのに分かるんですか?」

 

大工「昼間のパウリーさん達の闘いを観てたからな。誤解から攻撃して悪かったな。」

 

大工「一人目は見つけたぜ!!後はルフィとゾロだ!!」

 

チョッパー「ララ 行くぞ!!」

 

ララ「うん!!」

 

大工「なぁこれだけみんなで呼んでーーー返事の一つもねェってのは・・・やっぱり・・・」

 

大工「バカ言ってねぇでやるだけやるんだ!!!」

 

ナミ(どこにいるのよ ルフィ ゾロ ララ・・・。あんな豹人間なんかにやられるあんた達じゃないでしょ?ロビンがどうしてあたし達から離れていったのか やっと分かったのよ!!)

 

パウリー「どこだ麦わら~~~!!」

 

チョッパー「返事してくれよ~~!!」

 

ララ「2人共返事してくださ~~~い!!」

 

ナミ(待っててロビン。ルフィ達と一緒に必ずあんたを迎えに行くから!!)

 

パウリー「おい どうした!!」

 

大工「あ!パウリーさん!!見て下さい!!」

 

ココロ「・・・引いた水が多ければ多いほど 直帰って来る 波もデカくなる 潮の引き方を見りゃあ・・・高潮の規模が知れる・・・」

 

チムニー「とぶ~~!!」

 

ゴンベ「ニャ~~~!!」

 

ココロ「さて 今年はどれ程水位が下がるかと思えば・・・見なァ チムニー」

 

チムニーは海を見た。

 

チムニー「うわぁ!!凄~~い!!」

 

ゴンベ「ニャ~~ニャ~~!!」

 

ココロ「海が・・・まるせ干上がったちまったようら・・・過去うん十年・・・あたしでもこんな光景見た事ないよ」

 

パウリー「ここまで潮が引くもんなのか・・・・・・!!?」

 

大工「こんなの初めて見た・・・・・・!!!」

 

パウリー「どれだけでけェ波が来るってんだよ・・・!!!裏町は完全にのまれるな・・・・・・!!」

 

大工「裏町には誰もいねェだろうな!!?いたら即死だぞ!!!」

 

チムニー「あれれれれれ~~~!?」

 

ゴンベ「ニャーーニャーーニャーー!?」

 

チムニー「ばーちゃん 見て見てなんかいるー!!」

 

ココロ「んがが・・・。そうかい。」

 

チムニー「家と家の間になんかいる~~~!!」

 

ナミ「ハァ・・・ハァ」

 

チムニー「みてみてみてよ~~~!!」

 

ナミ「ココロさん!!」

 

ココロ「おや おめェは・・・海賊娘」

 

チムニー「わー!!海賊のねーちゃん!!ねェ!!あそこ見て!!なんかいるー!!」

 

ナミ「なんか・・・?」

 

ココロ「さっきから何らい?チムニー・・・・・・」

 

ナミは海を見たが、

 

ナミ「ちょっと・・・何!? この干上がった海・・・」

 

ナミはビル群を目をこらして見てみると、間に挟まっていた人影を発見した。

 

ナミ「ルフィ!!!」

 

ココロ「ん?? あの麦わらは・・・・・・おめーんとこの海賊王じゃねーのかい」

 

チムニー「ね」

 

ナミ(・・・・・・あの バカッ・・・!!)

 

ナミはルフィの元へ走り出す。

 

ココロ「おい!! おめェどこへ行くんらい!!? 裏町へ下りちゃいけねェよ!!?」

 

大工「裏町だと!?」

 

大工「おい 誰かその女止めろ!!!」

 

ココロ「命がいらねェのかい!!?もう”アクア・ラグナ”が来とるんだよ!!戻りなァ!!!」

 

ナミは裏町の屋上を飛び越え進む。

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