ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第264話「もう一つの海列車? ロケットマン出撃」

ルフィ「おい!ロープの奴 船貸してくれよ!!いや 船より”海列車”はもう出ねェのか!?」

 

パウリー「・・・・・・”海列車”ってのはこの世にはパッフィング・トム一台きりだ かつていた伝説の船大工のチームが力を合わせてこそ完成したあれは奇跡の船なんだ」

 

ルフィ「じゃ船貸してくれ この町で一番強くて速ェ船!!」

 

パウリー「いい加減にしろてめェら!!!たった今海で何を見た!!?」

 

大工「そうだぞ 今海に出られるわけねェだろ!!」

 

大工「バカか!!?」

 

パウリー「例年来るアクア・ラグナでさえ それを越えた船はいねェんだ 崩壊する裏町を見たろう 今までのアクア・ラグナじゃビクともしなかった頑丈な町だ 今 船を出せば最大のガレオンで挑んでも1発で粉々にされるだろうな 死ぬとわかって船を出されるわけにはいかねェ!!朝まで待て 嵐が過ぎたら船くらい貸してやる おい お前らも避難所にでも行ってろ もう人探しは終わったんだ」

 

ナミ「ーーーもし朝まで待ったとして私達の目的は果たされるの!?」

 

パウリー「!」

 

ナミ「エニエス・ロビーって 私・・・知ってるわ 政府の島だと聞いて思い出したの」

 

ココロ「・・・・・・」

 

ナミ「そこは”正義の門”がある場所じゃないの!?」

 

パウリー「・・・・・・」

 

ルフィ「?」

 

ゾロ「何だそりゃァ」

 

ナミ「政府所有の”司法の島”エニエス・ロビー そこにあるのは名ばかりの裁判所・・・!!!エニエス・ロビーへ連行される事そのものが罪人が証とされ 罪人はただその誰もいない裁判所を素通りして やがて冷たく巨大な鋼鉄の扉に辿り着く それは「正義の門」と呼ばれ 罪ある者がくぐればもう二度と日の光を見る事はできない絶望の扉 なぜならその先にある港から海へ出て到達できる場所は二つしかないから 一つは世界中の”正義の戦力”の最高峰「海軍本部」 もう一つは拷問室と死刑台が立ち並び 世界中で暴れ回っていた凶悪な囚人達が幽閉される深海の大監獄「インペルダウン」 エニエス・ロビーは罪人に何の慈悲も与えず ただそこへ送り込むだけの 形だけの裁判機関!!そうでしょう!!?賞金首のロビンにとってはどこへ運ばれようと その先は地獄よ!!!こうしてる今もロビンは刻々と”正義の門”へ近づいて行ってるのに!!朝までなんて待てるわけじゃないっ!!」

 

パウリー「ーーーそこまでわかってんなら一つ教えとくが・・・例えば 海が今平穏でお前らが船を出させたとしても そこへ行くべきじゃねェ お前ら自身海賊だって事を忘れるな エニエス・ロビーは「世界政府」の中枢につながる玄関だ 当然 それに相当する戦線が敷いてあるーーーどんな海賊もあの島へ連行された仲間を取り返そうなんて考えねェ・・・どうなるかわかるからだ・・・・・・お前ら「世界政府」の中枢にケンカでも売る気か!!」

 

大工「そうだぞお前ら!!もうやめとけ!!」

 

大工「アクア・ラグナで朝まで船が出せねェ」

 

大工「追いかけても殺されちまう!!お前らこそ助かる可能性0だぞ!!」

 

ナミ「ルフィ」

 

ララ「ルフィさん・・・。」

 

ルフィ「じゃあ船は 奪っていく!!!」

 

この時、波がドパァン!!!と来た。

 

ルフィ「俺達は今 海へ出る!!!」

 

大工「な・・・・・・」

 

大工「や・・・・・・やる気かあんにゃろ!!」

 

大工「あーーーびっくりした・・・」

 

チムニー「波まで怒った」

 

ルフィ「仲間が待ってんだ!!邪魔すんなァ!!」

 

パウリー「良いぜ相手になってやる」

 

大工「パウリーさんっ!!!」

 

ララを含むゾロ達は構える。

 

ココロ「待ちなおめェらァ!!!」

 

ララ「えっ?」

 

ナミ「ココロさん」

 

ココロ「悪いのはおめェら麦わらァ パウリーの言う通りら バカたれ・・・」

 

ルフィ「うるせェな ばーさんには・・・」

 

ココロ「「関係ねェ」なあァ・・・まァ聞きな・・・まったくおめェら放っときゃ死ぬ気らね いいかい あのアクア・ラグナを乗り越える船がこの世に存在するとしたら 伝説の男が造った”海列車”だけら・・・」

 

ルフィ「だけどそれは今ここにねェから俺達は船で・・・」

 

ココロ「死ぬ覚悟があるんならあるんなら・・・ついてきな 出してやるよ”海列車”」

 

サンジは列車内を進む。

 

先の車内も役人だらけであった。が、サンジは進むだけである。

 

役人「誰だ?」

 

役人「さあ。」

 

役人「バカやろ!!何してやがる!?ここにいる奴は罪人以外 みんな制服だ!!」

 

サンジは今叫んだ役人を蹴り飛ばす。

 

役人達はサンジにかかっていく。

 

サンジ「やっぱりそうなっちゃちまうのか・・・。」

 

だが、サンジは華麗に役人達を蹴り飛ばしていく。

 

サンジ「いい作戦だと思ったがな。バックレ素通り大作戦。」

 

そして、ぐるぐる巻きにされていた二人組。

 

ウソップ「えっ!?サ、サンジィ!?」

 

役人二人「「待ちな!!」」

 

役人二人は刀を抜く。

 

役人「「ここから先へは行かせねェ!」」

 

サンジ「双子か?」

 

2人は刀を振ってかかって来るが、サンジは蹴り飛ばしていく。

 

ウソップ「サンジ!!お前が何で”海列車”にいるんだ!!?」

 

サンジ「そりゃあ こっちが聞きてェよ そこの・・・あー名前など存じませんが そこのキミ」

 

ウソップ「わっざとらしいな てめーコノ」

 

サンジは電伝虫を発見。

 

サンジ「おお!!あったあった電伝虫 あァよかった 何だ ここには何匹もあるじゃねェか 通信室も兼ねてんのかな?さっきの車両の役人達ときたら 仮面やら仮装服やらくっだらねェもんばっか持ってやがって やっとこれでナミさんと連絡を とりあえずはな」

 

フランキー「お前ら・・・つまり海賊仲間か・・・」

 

サンジとウソップ「「元な」」

 

サンジ「誰だてめェは」

 

フランキー「おれァウォーターセブンの裏の顔!!”解体屋”フランキーだ」

 

サンジはフランキーの顔面に蹴りを一発入れた。

 

サンジ「てめェがフランキーか!!!クソ野郎!!よくもあん時ゃウチの長っ鼻をえらい目に!!!何枚にオロされてェんだコラァ!!!」

 

ウソップ「いやいやサンジちょっと待て!!あれから色々あったんだ!!」

 

フランキー「いぇんめェ~~~~!!!この縄解けたら覚えてろォ!!?」

 

ウソップ「またおめェはそういう事言う・・・。こいつは一時メリー号を助けてくれたんだ・・・・・・!!そうだ・・・メリー号は・・・・・・!!!」

 

フランキー「おい待てよ しんみりしてる場合か とにかくお兄ちゃん 頼む 縄を解いてくれ」

 

サンジ「誰がてめェの縄を解くか 一生捕まってろタコ てんめェ人が下手に出てりゃいい気になりやがって」

 

ウソップ「やめろってんだおい!!グズグズしてたら見つかっちまうだろうがァ!!」

 

マント付きの海兵が立ち上がる。

 

海兵「あ!Tボーン大佐!!」

 

”水の都”ウオーターセブン ゴミ処理場裏レンガ倉庫

 

チムニー「へー地下!」

 

ココロ「この倉庫も8年以上放置されている 海列車に至っちゃ12年以上手づかずずら」

 

ルフィ「行くぞチョッパー!!ララ!!」

 

チョッパー「うん!!」

 

ララ「はい!!」

 

ココロ「もう動かねェかも知んねえがな」

 

ルフィ「おいそれじゃ困るぞ!!!」

 

ルフィ達は走る。

 

ココロ「おいおい待ちな。そんなに急いだって鍵がなきゃ通れねェよ ん?何ら 開いてるねェ」

 

ルフィが扉を開ける。

 

ルフィ「うおー!!!・・・・・・!!あった!!かっこいいぞーーー!!」

 

チョッパー「スッゲェェーーー!!」

 

ララ「デザインもかっこいい!!」

 

ココロ「言っとくがまともなモンじゃねェよ!こいつの名は「ロケットマン」 とても客など乗せられねェ代物さ」

 

ルフィ「ロケットマン!!」

 

チョッパー「速そ~~~~~~!!」

 

ララ「速そ~~~~~!!」

 

ゾロ「っつうかララも共感してんのか?」

 

ココロ「サメのヘッドは洒落でつけてあんらがね」

 

車内からアイスバーグが降りて来た。

 

アイスバーグ「麦わら・・・よく無事だったな・・・・・・海賊娘の言った通りだ・・・・・・ココロさんが連れてきたのか」

 

ココロ「命はあったようらねアイスバーグ おめーここれ何してんらい・・・?」

 

アイスバーグ「・・・・・・ここにいるって事は・・・あんたと同じ事を考えたのさーーーバカは放っとけねェもんだ」

 

ココロ「んががが」

 

アイスバーグ「使え 整備は済んだ・・・水も石炭も積んで今蒸気をためてる」

 

ルフィ「おっさん 準備しててくれたのかー」

 

アイスバーグ「喜ぶのは生きてられてからにしろ この「ロケットマン」は「パッフィング・トム」完成以前の”失敗作”だ どう調整しても蒸気機関がスピードを抑えられず 暴走するんだ 命の保障などできねェ」

 

ルフィ「ああ!!ありがとう!!アイスのおっさん!!よーーーし!!行くぞお前ら乗れー!!ばーさん ナミが来たらすぐに出してくれ!!!」

 

ララ「では、行きますか。」

 

ルフィは車内に乗り込もうとし、

 

ルフィ「・・・・・・ん・・・おっと」

 

ララ「ルフィさん。」

 

チョッパー「ルフィ大丈夫か!?さっきから足フラフラしてるぞ」

 

ゾロ「血を流しすぎたんだろ」

 

ルフィ「あァちょっとうまく力が出ねェ・・・・・・肉でもあれば・・・・・・」

 

ナミ「急いでこっち!!」

 

駅員「この辺で食べればいいじゃないか」

 

ナミ「私がそんなに食べるか!!!ごめん 遅くなった!!」

 

ララ「ナミさん!!」

 

ルフィ「ナミ!! おい何やってんだお前!!早く乗れバカヤロー!!」

 

ナミ「わっ すごい これも”海列車”!!?」

 

駅員「・・・・・・いやあこんな所にもう一隻あったとは」

 

駅員「おどろいた」

 

ルフィ「どこ行ってたんだ!!時間ねェつったの誰だよ!! その荷物何だ!?」

 

ナミ「肉とお酒」

 

ルフィ「文句言ってごめんなさい!!!」

 

ララ「凄い量・・・。」

 

アイスバーグ「水路から海へ飛び出して 線路さえつかめれば一旦は成功だが・・・」

 

ココロ「大丈夫ら 操縦ならアタシの方がベテランらよ おめェはここれゆっくり体休めてな」

 

アイスバーグ「面目ねェ・・・・・・」

 

ココロ「チムニー達がその辺で遊んでるハズらから世話頼んどくよ」

 

ザンバイ「麦わらァ~~!!」

 

ルフィ「あいつら・・・」

 

ララ「あなた達は!?」

 

ナミ「フランキー一家!」

 

ゾロ「この忙しい時に・・・」

 

ザンバイ「頼む!!!俺達も連れてってくれェ!!エニエス・ロビーへ行くってガレーラの奴らに聞いた!!!アニキが政府に連行されちまったんだ!!!追いかけてェけど・・・アクア・ラグナを越えられねェ!!!」

 

ココロ「相手は世界政府らよ」

 

ザンバイ「誰だろうと構うかァ!!」

 

一家「アニキを取り返すんだ!!」

 

「あたしら アニキの為なら命だって惜しくないわいな!!」

 

「お願いだよ」

 

ルフィ「!」

 

アイスバーグ(・・・・・・・・・)

 

ナミ「冗談じゃないわ!!あんた達が今まで私達に何をしたか分かってんの!!?」

 

ザンバイ「恥をしのんで頼んでる!!アニキを助けてェんだ!!!」

 

ルフィ「乗れ!!急げ!!」

 

ザンバイ「・・・・・・!!麦わらァ・・・・・・!!」

 

ナミ「ちょっとルフィ!!!」

 

ルフィ「ま いいよ」

 

ザンバイ「すまねェっ!!!恩にきる!!!でも その車両じゃなくていいんだ!!俺達ァおめェらに合わせて「キングブル」で海へ飛び出すからよ!!車両の後ろにつかまらせてくれればいいんだ!!よろしく頼む!!じゃ後で!!!」

 

ココロ「んがががが ほいじゃ行こうか」

 

ザンバイ「やったー!!アニキ救出に行けるぞー!!」

 

ロケットマンの貨物車両内にはパウリーが紛れ込む。

 

まもなくロケットマン出発。

 

ココロ「さァ 海賊共 ふり落とされんじゃらいよ!!!ウォーターセブン発エニエス・ロビー行き ”暴走海列車”「ロケットマン」!!」

 

ルフィ「よし!!出航!!!行くぞォ!!!全部奪い返しに!!」

 

”暴走海列車”「ロケットマン」は進む。

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