ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第34話「ウソップ海賊団」

クロはぶっ倒れ、ルフィは伸ばした首を戻しつつ着地し、ゼロも拳を収める。

 

部下「・・・・・・や!! やりやがったC(キャプテン)・クロを・・・」

 

部下「海軍の一船でも敵わなかったあの”百計のクロ”を・・・!! 本当に・・・・・・!!」

 

部下「潰しやがった!!」

 

部下「てめェらは一体・・・何なんだ!!?」

 

 

マイマイン「私はこれにて失礼する。」

 

ゼロ「ああ またな。」

 

マイマインは消えた。

 

ルフィ「モンキー・D・ルフィ!!!」

 

ゼロ「俺は改めて ゼロという!」

 

ゼロは電磁波球体に包まれ、瞬時に制服着用のデバイス装着の雨野ララに戻った。

 

ルフィ「名前を捨てて海から逃げるような海賊に俺達が敗けるか!!」

 

ルフィ「海賊が名前を捨てる時は死ぬ時だけで十分だ!!」

 

部下「ル・・・ルフィ・・・!?」

 

部下「やっぱり聞かねェ名だ・・・」

 

部下「美しすぎるララって嬢ちゃんは最後まで正体が分からねェ・・・」

 

ルフィ「俺の名前とララの事を一生覚えてろ」

 

ルフィ「俺は 海賊王になる男だ!!!」

 

雨野ララ「私には今の所 夢が無いですけど!」

 

部下「こいつ・・・!!バカか!? って嬢ちゃんは今の所夢を持っていないのかよ!?」

 

ルフィはクロを担ぎ、

 

ルフィ「持って帰れ!!」

 

部下達の所へぶん投げた。

 

雨野ララ「二度とここへは来ないで!」

 

部下たちはクロを連れて、船へ戻っていった。

 

ルフィはふらつき倒れそうになるが、

 

雨野ララ「ルフィさん!?」

 

ナミが受け支えた。

 

ナミ「お疲れ様っ」

 

雨野ララ「ナミさん・・・」

 

ナミ「ララもお疲れ・・・」

 

ルフィはその場で寝た。

 

ナミ「さすがのあんたもそれだけ斬られたら倒れるのね ララは凄かったけど、ボディは刃物を弾くだけだったし」

 

雨野ララ「はい まあ・・・」

 

ナミ「さっき二人して怒ってたでしょ?」

 

ルフィ「おれはあいつら嫌いだ あいつら間違ってる・・・!!」

 

雨野ララ「私もあの人たち どうも好かないです。仲間というのはあんなものじゃないです。」

 

ナミ「何 言ってんの 当り前じゃない 海賊(・・)なんてあんたらが考えてるような綺麗なもんじゃないわ。クロの方がスタンダードなんじゃない?」

 

ルフィ「肉が食いてェ」

 

ナミ「コイツは・・・」

 

雨野ララ「アハハ・・・ この人は・・・」

 

 

ゾロは刀を収めて、バンダナを左腕に縛り付け、ルフィ達の元へ戻る。

 

 

ウソップ「今・・・ここで起こったことを全部 秘密にできるか?」

 

にんじん「え!? 秘密に!?どうして そんなことするんですか!?」

 

ピーマン「そうですよ!!おれ達村のために戦ったのに!」

 

たまねぎ「キャプテンだってみんなから見直されますよ!! 村の英雄になれるのにっ!!」

 

カヤ「ウソップさん みんなの誤解を解かなきゃ・・・」

 

ウソップ「誤解も何もおれは いつも通りホラ吹き小僧とか言われるだけさ もう終わった事をわざわざみんなに話して 恐怖を与えることはねェ」

 

ウソップ「今回みてェなことでもない限り こんな辺ぴな村を襲おうなんて海賊は今後現れねェだろう 村のみんなだって辺は安心して毎日を暮らしてる」

 

ウソップ「このまま何もなかったことにしよう」

 

ピーマン「・・・・・・・・・」

 

ウソップ「何も起きなかった・・・・・・ みんなウソだったんだ・・・」

 

カヤ「ウソップさん・・・・・・・・・」

 

ウソップ「強制はしねェが・・・」

 

にんじん「いえ!!できます!!それが一番村のためになるのなら」

 

ピーマン「おれだって!!」

 

たまねぎ「ぼくも!! 一生黙ってる!!」

 

カヤ「・・・・・・!」

 

ウソップ「カヤお前は・・・つらいか・・・?」

 

カヤ「・・・・・・いいえ」

 

ウソップ「それとな 一つ気になってることがあったんだ。」

 

ピーマン「気になってる事ですか?」

 

ウソップ「あのピンク髪の女の子なんだよ。あいつ一体なにもんだろ・・・」

 

カヤ「確かに鎧を纏った男と思ったら、光に包まれて現れたのが女の子って正直言って訳が分からなかったんです。私より一つ下の16歳、それにとても美しさのあるピンク髪と顔立ちでしたし、着ていた服も見た事がなかった・・・。」

 

にんじん「俺も思いましたよ。」

 

たまねぎ「僕もです。」

 

 

シロップ村

 

村人「おい!! もう7時じゃないか!!」

 

村人「あら 本当っ!寝坊しちゃった!! おかしいわね 今日はウソップ君走ってこないわ」

 

村人「今朝はどうしたのかしら ウソップ君」

 

村人「なんか調子狂うなァ・・・やる気が出ない」

 

村人「あなた仕事の時間ですよ」

 

村人「ん!?そうか?まだウソップが騒いどらんぞ!?」

 

少女「ママー 今日はウソの兄ちゃん来ないの?」

 

村人「ホラ吹きボーズめ今日はまだか!! ・・・昨日少し強く言い過ぎたかな・・・」

 

村人「明日になりゃまたこりずに来るわよ きっと」

 

ピーマン達もそれぞれ家に戻ってきたが、

 

ピーマン母「ピーマン!!朝っぱらから服汚して!!自分で洗濯しな!!」

 

ピーマン「わ!!わかりました母ちゃん!!」

 

にんじん母「にんじん!フライパン知らない?これじゃ目玉焼き作れないわ」

 

にんじん「あ・・・お・・・おれ 生卵でいいよ!!生卵好きだよ!!」

 

たまねぎ母「またメガネ壊したのかいたまねぎ!!?」

 

たまねぎ「ごめんなさい母さん!!」

 

 

戦場跡の坂道

 

ウソップ「ありがとう!!」

 

ウソップ「お前達のお陰だよ」

 

ウソップ「お前達がいなかったら 村は守り切れなかった」

 

ゾロ「何言ってやがんだ お前が何もしなきゃおれは動かなかったぜ」

 

ルフィ「おれも」

 

ナミ「どうでもいいじゃないそんな事 宝が手に入ったんだし」

 

雨野ララ「ウソップさんにとって、生まれ育ったあの村は宝のような存在なんでしょう?」

 

ウソップ「ああ まあな!」

 

雨野ララ「なら 守り切れただけでもいいじゃないですか。」

 

ウソップ「そうだな。それとおれはこの機会に一つ ハラに決めたことがある」

 

ルフィ「ん?」

 

カヤの屋敷内

 

メリーはカヤの治療を受けていた。

 

メリー「何と言われました?今・・・」

 

メリー「それだけの事態が起きていながら 何もなかったことにする!?」

 

カヤ「イヤ?」

 

メリー「・・・・・・なんとも・・・どこまでお人好しなのか あの若者は それが村人のためだと言うのですね? お嬢様はそれでよろしいんで?」

 

カヤ「私はウソップさんがいいと言うならそうする」

 

メリー「・・・・・・わかりました・・・!私も そう口を合わせましょう」

 

カヤ「それとねメリー もう一つ頼みがあるの」

 

 

ピーマン達はウソップの呼び出しを受けて、原っぱへ集合していた。

 

ピーマン「キャプテンウソップ!!何ですか話って!」

 

ウソップ「おう!!来たか・・・・・・!!」

 

ウソップ「お前ら よく戦ったな あのクロネコ海賊団を相手にだ ウソップ海賊団の名に恥じぬ勇敢なる戦いだった!! おれはキャプテンとして非常に鼻が高い!!」

 

ウソップ「5年前!!お前らが まだ4歳だった頃に結成した このウソップ海賊団 最大にして最高の戦いだった!!」

 

ウソップ「そこで唐突だがおれは 一人で海へ出ようと思う!! 本物の海賊になるんだ!!」

 

ピーマン「え?」

 

たまねぎ「キャプテン・・・・・・?」

 

ウソップ「あいつら(・・・・)見てたらよ やっと決心がついた!! おれは この村を出る!!」

 

ウソップ「理由は一つ!! 海賊旗がおれを読んでいるからだ!!!」

 

にんじん「キャプテン!!ウソでしょう!?それもウソなんでしょう!!?」

 

ピーマン「そんなの急すぎるし!!キャプテンこの村 大好きじゃないか!!」

 

たまねぎ「ウソップ海賊団はどうなるんですか!!」

 

ウソップは後ろを向いて、空を見上げる。

 

ウソップ「世話になったなお前ら 村のみんなには黙って行くつもりだ よろしく言っといてくれ」

 

ピーマン「いやだよっ・・・・・・」

 

たまねぎ「そんなのいやだよ!!」

 

ピーマン「いくなキャプテン」

 

ウソップ「この場所を覚えてるか? おれ達が初めて会った場所だ」

 

過去のピーマン『うそつきの兄ちゃん!!』

 

過去のウソップ『お前ら誰だよなれなれしいぞ』

 

過去のにんじん『だってウソつきで有名じゃん うん有名人だよ!!』

 

ピーマン「そんな思い出話聞きたくないよ!!!」

 

過去のウソップ『よし!! 今日からおれのことをキャプテン・ウソップと呼んでいいぞ!! お前らはウソップ海賊団だ』

 

過去のピーマン達『え~~~~』

 

過去のウソップ『えーじゃないっ!!』

 

ウソップ「いろいろあったな!!」

 

過去のウソップ『ケルベロスだ追い払えっ!!』

 

過去のウソップ『ドラゴンだ捕獲しろォーーーっ!!』

 

過去のウソップが的へ、パチンコを必中させた。

 

過去のピーマン『すげーっキャプテン百発百中だ!!』

 

過去のウソップ『あたり前よ おれは勇敢なる海の戦士だからな!!』

 

店主『このリンゴ泥棒ォ!!』

 

過去のウソップ『逃げろ八百屋星人だァ!!』

 

ウソップ「お前らの野望は何だ!!!」

 

にんじん「酒場を経営することです!!!」

 

ピーマン「大工の棟梁になることです!!」

 

たまねぎ「小説家になることです!!」

 

ウソップは泣き始める。

 

ウソップ「それぞれの野望の火をたやすことなく 己の道をつき進むことをここに誓え!!!」

 

ピーマン達も泣き出す。

 

ウソップ「今日限りを持って ウソップ海賊団を!! 解散する!!!」

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