ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第40話「嵐前」

ルフィ「よかったなーお前っ!! メシ食わして貰えてなーー!!」

 

ルフィ「死ぬとこだったなー はっはっはっは おいコック!!お前 仲間になってくれよ!! おれの海賊船のコックに!!」

 

サンジと男「「あァ!!?」」

 

サンジ「へェ・・・」

 

サンジ「お前海賊なのか・・・・・・! 何でまたこの店に砲弾撃ち込んだりしたんだ」

 

ルフィ「ああ あれはな事故なんだ 正当防衛の流れ弾だ」

 

サンジ「何だ そりゃ」

 

サンジ「何にしてもこの店に妙なマネしねェこった ここの店主(オーナー)は元々名のある海賊団のコックでね」

 

ルフィ「へえ あのおっさん海賊だったのか」

 

サンジ「そのクソジジイ・・・・・にとってこのレストランは”宝”みてェなもんなんだ」

 

サンジ「その上 あの男に憧れて集まったコックどもは全員 海賊ばりに血の気の多いやつばかり まァ 海賊も往来するこの場所にゃ うってつけのメンツなんだけどな」

 

ルフィ「ほんと 騒がしいもんなー この店」

 

サンジ「まーな これが日常だ 最近じゃ海賊とコックの乱闘を見にやってくる客もいる程だ」

 

サンジ「おかげでバイトのウェイター達はビビって 全員逃げ出したよ」

 

ルフィ「はーーーーん それでか おれに1年も働けっつってんのは まーいいや 仲間になってくれよ お前」

 

サンジ「それは断る おれはこの店で働かなきゃいけねェ理由(・・)があるんだ」

 

ルフィ「いやだ!!! 断る!!!」

 

サンジ「な・・・ ・・・・・・何がだ」

 

ルフィ「お前が断る事を俺は断る!! お前はいいコックだから一緒に海賊やろう!!」

 

サンジ「オイオイ おれの言い分を聞けよ・・・」

 

ルフィ「理由って何だ?」

 

サンジ「お前に言う必要はねェ」

 

男「・・・」

 

ルフィ「今 聞けって言っただろ!!」

 

サンジ「俺が言ってんのはおれの意見を聞き入れろってことだ!!三枚にオロすぞこのクソ麦わら野郎!!」

 

ルフィ「何だと麦わらをバカにするとぶっ飛ばすぞこの野郎!!」

 

男「話 割ってすまねェが・・・・・・」

 

ルフィとサンジ「「なんだ!!」」

 

ギン「おれはクリーク海賊団の「ギン」って者なんだが・・・ あんたも海賊なんだろ?目的はあんのかい?」

 

ルフィ「おれはワンピースを目指してる ”偉大なる航路(グランドライン)”へ入るんだ!!」

 

ギン「! ・・・・・・」

 

ギン「コックを探してるくらいだからあんまり人数揃っちゃいねェんだろ・・・?」

 

ルフィ「今こいつで6人目だ!」

 

サンジ「何で おれが入んだよ!!」

 

ギン「あんた悪い奴じゃなさそうだから忠告しとくが・・・」

 

ギン「”偉大なる航路(グランドライン)”だけは やめときな」

 

ギン「あんた まだ若いんだ 生き急ぐことはねェ ”偉大なる航路(グランドライン)”なんて世界の海のほんの一部にすぎねェんだし 海賊やりたきゃ海はいくらでも広がってる」

 

ルフィ「へーそうか・・・ なんか”偉大なる航路(グランドライン)”について知ってんのか?」

 

ギン「・・・・・・いや 何も知らねェ・・・・・・何もわからねェ だからこそ怖いんだ・・・・・・!!」

 

サンジ「あのクリークの手下ともあろう者がずいぶん弱気だな」

 

ルフィ「クリークって?」

 

厨房では、

 

シェフ「3番のオートブルおまちっ!!」

 

シェフ「てめェで持ってけよ ウェイターはいねェんだ」

 

シェフ「ーーーしかしいいのかいパティよォ」

 

パティ「何が」

 

シェフ「さっきお前が店でボコボコにした野郎はクリークの一味の者だったそうじゃねェか」

 

パティ「ああ そんなこと言ってたな」

 

パティはデカ魚を見事に切り身にする。

 

シェフ「”首領(ドン)・クリーク”といやァ この辺の海じゃ最強最悪の海賊の名だぜ」

 

シェフ「そうそう なんせ奴ァ 50隻の海賊船の船長達を総括する「海賊艦隊」の首領(ドン)なんだからな 怪物なんだよまさに!!」

 

調理しながら話を続ける。

 

パティ「それがどうした」

 

シェフ「あの並外れた兵力は5千人を越えると聞いた・・・例えばさっきの野郎が・・・」

 

シェフ「このレストランであんな目にあったと”首領(ドン)・クリーク”に伝えたとしたら 象の大群がアリでも踏み潰すかのように このレストランはミンチにされちまうからな」

 

パティ「ほォーーーーッ じゃあ あの男にゃおとなしく御馳走してやった方がよかったのかい それじゃあ他の「お客様」に失礼だろうが!!」

 

パティ「海上レストラン「バラティエ」名物 戦うコックさんの名が泣くぜ!!!」

 

パティ「おれ達が今まで一体どれだけの海賊どもを追い払ってきたと思ってんだ!!? そんなに怖きゃやめちまえ!!!」

 

シェフ「何だと!!? ああ その一言でウェイターは全員やめちまったんだよな バディ てめェのせいだ この忙しさも!!」

 

パティ「ケッ あんな意気地のねェ野郎どもは要らねェ長物だったんだよ!!!」

 

ゼフ「オイ バカども さっさと働け!!」

 

シェフ達「「「「はいオーナー」」」」

 

 

ギンは小舟に乗る。

 

ギン「じゃあな ただ忠告だけはしておきたかったんだ」

 

ルフィ「でも俺は行くぞ ”偉大なる航路(グランドライン)”!」

 

ギン「ハハ・・・ああ・・・後は好きにしな 他人の俺にあんたの意志を止める権利はない・・・」

 

ギン「それにサンジさん・・・・・・本当にありがとう あんたは命の恩人だよ・・・ あのメシは最高にうまかった」

 

ギン「また食いに来ていいか?」

 

サンジ「いつでも来いよ」

 

ゼフ「コラ雑用小僧!!そこにいたか!?」

 

ルフィ「げ!!おっさん!!」

 

ゼフ「・・・・・・・・・」

 

ゼフはスプーンの乗った皿を見た。

 

ギン「・・・・・・」

 

サンジ「行けよギン・・・」

 

ギン「ああ・・・悪ィな 怒られるんだろ・・・俺なんかにただメシ食わせたから」

 

サンジ「なーに・・・」

 

サンジは皿とスプーンを割り捨てた。

 

サンジ「怒られる理由と 証拠がねェ」

 

サンジ「もう捕まんじゃねェぞギン!!」

 

ゼフ「サンジ!!雑用!!てめェらとっとと働けェ!!!」

 

厨房

 

ルフィ「おれはルフィ!!今から おれが 雑用だっ!!! どうぞよろしく!!」

 

しかしルフィは椅子にもたれかかる。

 

シェフ「6番のデザートまだか!!」

 

シェフ「オウ誰だ注文受けたの!!」

 

シェフ「てめェじゃねェのかよ」

 

シェフ「おれは今 手が離せねェんだ」

 

シェフ「ボーッとしてるからだ」

 

シェフ「何だとやるか お前!!!」

 

シェフ達「「「「やることねェんなら皿でも洗ってろ雑用!!!」」」」

 

ルフィ「よしきた」

 

パティ「サンジの野郎は?」

 

シェフ「店内(ダイニング)で客口説いてるよ」(チラッと見たが、見た事が無い服でとても美しいピンク髪と容姿のスタイルの良すぎる少女が一人いたのだ・・・思わずだが見とれてしまった。)

 

パティ「またか・・・!!だいたいおれは あいつが”副料理長”やってる事だけでムナクソ悪ィんだ」

 

シェフ「しょうがねェよ あいつは店一番の古株なんだから」

 

シェフ「オーナーと仲の悪ィサンジがこの店に居続ける理由を知ってるか?」

 

シェフ「料理長の座を狙ってんだろ?見てりゃわかるぜ・・・」

 

ルフィ「・・・・・・」

 

ルフィは皿を洗う度に落として割ってしまう。

 

シェフ「・・・・・・?」

 

パティ「おい雑用っ!!てめェはさっきから一体 何枚皿割ってんだ!!」

 

ルフィ「あ わりい 数えんの忘れてた」

 

パティ「それを謝んのかっ!!」

 

シェフ「皿洗いは もういいから その辺掃除でもしてろ!!」

 

ルフィ「よし任せろ」

 

ルフィはつまみ食いをした。

 

シェフ「つまみ食いすんな!!」

 

シェフ「メインディッシュじゃねェかそりゃあ!!!」

 

ルフィ「うっめー」

 

ルフィ「よし この鍋をそうじするか」

 

しかしまだ鍋は熱かったため、ルフィは鍋の縁を触ってしまい、

 

ルフィ「熱ちい」

 

シェフ「厨房から出てってくれェ!!!」

 

パティはルフィを両頬をつまむように掴む。

 

パティ「いいな注文取ってくるんだ 「お客様」が何を食いてェかを聞いてこい!できるな?」

 

ルフィ「むい」

 

パティ「ちゃんと教えた通りに接客するんだぞ!!」

 

ルフィ「わかった」

 

ルフィ「疲れるなー雑用は コビーの奴も大変だったんだろうなー」

 

ルフィ「ん!!」

 

ルフィ「げっ!!お前ら!!」

 

雨野ララ達4人はテーブルで食事中であった。ララは16歳でお酒はダメなので水か、ソフトドリンクにしていて、料理も2万ベリー以内の物を注文。高校のカバンはそばに置いておく。

 

ナミ「よっ雑用」

 

雨野ララ「どうも ルフィさん!」

 

雨野ララは女神級の笑顔で言った。

 

ウソップ「1年も働くんだってなァ」

 

ゾロ「船の旗書き直していいか?」

 

ルフィ「お前ら おれをさしおいて こんなうまいモン食うとは ひでェじゃねェか!!」

 

店内の一部男性はララの宇宙一の美しさに見惚れていた。

 

サンジ「うるせーな ひょっとして あれが あいつの仲間らか? ん?」

 

サンジは女性の持つグラスにワインを注いでいた。ナミの可愛さにも気が付いたが、ララの作品内で名前を取った宇宙人の王女であるメインヒロインの王妃()譲りの宇宙一の美しさとチャームの最弱レベルにかかっていたのだ。

 

サンジ(オレンジ髪の方は可愛さもあるが、もう1人は何て美しいピンク髪と容姿、スタイルも抜群!見た事が無い服!!まるで美しさの女神様のようだ!!)

 

サンジは内心、ナミの可愛さに対してもだが、ララのピンク髪含む美しさの方に目が♡になり、すっごい見惚れてしまっていたのだ。そりゃもう雷に打たれたかのように。

 

サンジ「ちょっと持っててくれ・・・。」

 

グラスに注いだ中身の入ったワインは男性客に渡す。

 

ルフィ「くらえ」

 

ルフィは鼻くそをゾロの水の入ったコップに入れた。

 

雨野ララ(あっ)

 

ペケ(やってしまいましたね ルフィ殿。)

 

ゾロ「別におれ達の勝手だよな」

 

ウソップ「あ・・・ああ まあな」

 

ゾロ「まァ でも確かにここの料理はうめェよ お前にゃ悪ィと思ってるが」

 

ゾロはコップを口に近づけるが、

 

ゾロ「これはてめェが飲め!!!!」

 

ルフィに無理矢理の形で鼻くそ入り水を飲ました。

 

ルフィ「うぶっ!!!!」

 

ルフィは倒れ、悶える。

 

ルフィ「な・・・!!何てことするんだお前はァ」

 

ゾロ「てめェが何てことするんだ!!」

 

ララは大笑いではなく何とか堪えようと、静かに笑う。

 

ウソップとナミは大笑いだったが、その時。

 

サンジ「ああ海よ 今日という日の出逢いをありがとう ああ恋よ この苦しみに耐えきれぬ僕を笑うがいい」

 

サンジはナミとララに愛のアピールをし出した。

 

サンジ「僕はお二人となら海賊にでも悪魔にでも成り下がれる覚悟が今できた しかしなんという悲劇か!!僕らにはあまりに大きな障害が!!」

 

ルフィとゾロ「「?」」

 

ゼフ「障害ってのァおれのことだろうサンジ」

 

サンジ「うっクソジジイ!!」

 

ゼフ「いい機会だ 海賊になっちまえ お前はもうこの店には要らねェよ え!?」

 

 

???「なるほどね・・・そのコックに助けられて一命を取りとめ ここへ帰ってこれたとそういうわけかギン・・・」

 

ギン「は・・・・・・はい し・・・しかし まさか本船がこんな状態にあるなんて・・・」

 

ギン「”首領(ドン)・クリーク”」

 

クリーク「・・・・・・・・・なんだ」

 

ギン「案内します 会場レストラン「バラティエ」へ」

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