ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
船員『海賊船だァ~~~~~~っ!!!』
船員『あの船は・・・クック海賊団・・・・・・!!!』
船員『”赤足のゼフ”の船だ・・・!!』
船員『”
オービット号の船長を含む船員はゼフの船に上がり込み、互いに対峙した。
オービット号船長『・・・海賊”赤足のゼフ”船長かとお見受けします ご・・・ご用件は』
ゼフ『奪え』
ゼフ『金品を全て奪い尽くせ!!』
部下達は暴れ始めた。
女性は身に着けていた装飾品を奪われ、船内はほぼ地獄絵図化。
部下『船長急がねェと嵐に巻き込まれる!!』
ゼフ『わかってるよ』
少年サンジ(くそォ・・・!!あんな奴らに殺されてたまるかよ・・・!!)
食料袋も奪われそうだった。
ゼフ『オイちょっと待て! てめェ こりゃ何だ・・・!!』
部下『・・・え・・・』
部下『うわあっ!!ゴ・・・ゴメンなさい ゼフ船長・・・ちょっと小腹が・・・』
ゼフの強烈な蹴りが部下にさく裂し、ぶっ飛ばした。
そしてゼフは部下の頭を掴んで持ち上げる。
ゼフ『
部下『ボケナスが!!』
ゼフは部下の頭を離して落とした。
部下『うわあっ!!何だ このガキ』
少年サンジは両手に調理用の長包丁を持ち構えていた。
部下『・・・おいボウズ 危ねェからそんなモン振り回すんじゃねーよ』
部下『血が出たよ 重症だぜこりゃ』
少年サンジ『うるせえ!!お前らなんかに殺されてたまるか!!』
コック『サンジやめろ!!抵抗するな!!』
乗客『やめてくれキミ!! 彼らを挑発しないでくれ!!』
乗客『どうにかしろよ てめェんとこのコックだろ!!』
オービット号船長『サンジよせ!!』
ゼフ『そんな死にたがりのガキは とっとと殺しちまえ!!!』
少年サンジ『死にたいもんか!!どうせ お前らおれ達を みんな殺すつもりなんだろ だったら先におれが お前らを殺してやる!!』
ゼフは少年サンジを蹴り飛ばした。
コック『サンジ!!』
部下『かーーーーーっやるー船長』
部下『容赦ねェな!』
少年サンジはゼフの右足に噛みつく。
少年サンジ『お! おれはいづか・・・!!! オールブルーを見づけるんだ・・・・・・・・・!!!』
部下達は大笑い。
部下『ブッ・・・はっはっはっはっは!! オールブルーへ行くんだとよ大いなる志だな!!』
部下『船長言ってやってくださいよ そんなモンは”
コック『バカ・・・あの野郎』
コック『まだ あんなこと言ってやがったのか・・・・・・!!』
少年サンジは蹴り飛ばされた。
少年サンジ『くそ海賊なんかに こんなとこで殺されてたまるかよ!!』
部下『船長引き上げましょう!!この嵐 予想よりでかい!!』
ゼフ『よしてめェら 早ェとこ宝を船に積め!!』
その時、船が高波に襲われた。
少年サンジは波にさらわれる。
コック『サンジ!!』
少年サンジは勢いで船外へ放り出された。
ゼフは船を柱を蹴りに行った。
部下『あっ』
部下『船長っ!!?』
ゼフは船柱を蹴り折り、柱を掴み少年サンジの救出へ。
ゼフ『クソガキが』
部下『船長!!!』
部下『どうして そんなガキ一匹・・・!!!』
部下『船長ォ!!!』
ゼフは海へ飛び込んだ。
二つの船は大波に襲われ、大破。
そしてある孤島。
少年サンジは目を覚ました。
ゼフ『気が付いたかチビナス・・・ 運の強ェ野郎だ』
少年サンジはびっくりして起きた。
少年サンジ『か・・・かいぞ いて!!いでで!!』
ゼフ『動けるわけねェだろうが 誰の蹴りを食らったと思ってんだ』
少年サンジ『船は!』
ゼフ『さァな あの荒れようだ 全滅でもおかしくねェ』
ゼフ『ただ・・・ウチの船は間違いなく潰れた』
少年サンジ『!』
ゼフ『残骸を見りゃわかる 死体がねェのはせめてもの気休めだがな』
ゼフ『嵐があったのは二日前 要するにおれと貴様は この何の色気もねェ岩山に打ち上げられたわけだ 木の実もねェ動物もいねェ』
ゼフ『頼りの海には魚くらいいるだろうが 岩は波にえぐられて 一度降りたら帰って来れねェ様な”ねずみ返し”になってやがる』
ゼフ『食い物は一切手に入らねェ泣けてくるだろ』
少年サンジ『べつに』
少年サンジ『全部お前のせいだ!!ぶっ殺してやるからな!!』
ゼフ『吠えてろ 返り討ちにしててめェを食料にしてやるよ』
ゼフ『助けを待つしか道はねェ 運が良けりゃ明日にでも助かる 悪けりゃ いつかひからびた白骨になるだけだ』
少年サンジ『白骨 おれが・・・!?』
ゼフは少年サンジの傍にでかめの食料袋を置く。
ゼフ『お前の取り分だ』
ゼフ『一緒に打ち上げられた食糧 普通に食って五日分ってとこか せいぜい頭つかって食うんだな お互いコックでよかったな』
少年サンジ『待てよ!!お前の方が多いじゃねェかっ!!3倍はある!!』
ゼフ『当たり前だ おれは大人なんだ 胃袋のデカさが違う』
ゼフは少年サンジの頭に足を乗せた。
ゼフ『こんな状況なんだ 仲良く助け合っていこうじゃねェか』
少年サンジ『クソジジイ・・・』
ゼフ『分けてやるだけ寛大だと思え 妙な憐れみは期待するのよ』
ゼフ『おまえはこの海岸 おれは あの岩山の向こうで反対の海を見張る 船が見えたらすぐに おれに知らせろ』
ゼフ『それまで一切の接触はナシだ ムダなエネルギーだからな 幸運を祈る』
少年サンジ『・・・・・・』
ゼフは移動を始めた。
少年サンジは座って海を見ていた。
ゼフ《普通に食って五日分ってとこか せいぜい頭つかって食うんだな》
少年サンジの腹の音は鳴る。
少年サンジ『・・・・・・!!! 死にたくねェよ・・・!!!』
反対側のゼフは、
ゼフ『おれの”赤足”も・・・・・・ここまでか・・・・・・』
ゼフはデカイ岩で自分の足をまるで潰すように切断。
ゼフ《こんな状況なんだ》
ゼフ《仲よく助け合っていこうじゃなェか》
少年サンジ『あのクソジジイ・・・船見つけたって教えてやるもんか さっさとくたばっちまえ』
少年サンジ『おれは一人で生き延びてやる』
少年サンジ『海はあんなに遠くまで見渡せるんだ4・5日も待てば船の一隻や二隻必ず見つかる』
少年サンジ『それに客船が沈んだ形跡はないんだから みんなが助けにきてくれるかも知れねえ』
少年サンジは袋を開ける。
少年サンジ『よく考えたら 丸五日分も食糧はあるんだし』
少年サンジ『でも命にかかわる問題だ 万一のため20日分に分けよう 一日一食分以下になるけど 岩のくぼみに雨水がいっぱい溜まってるから何とかなるだろ』
少年サンジ『20日も生きてりゃ絶対船は通る 必ず助かるんだ 簡単だ』
それから日にちが経過していき、雨状態で少年サンジは船を発見するが、大声で叫んでも気づいてもらえなかった。
最後となったカビの生えたパンを誤って、海に落としてしまいさらに日にちが経過していく、少年サンジはくぼみの雨水を飲んだりして空腹を紛らす。
そして70日目
少年サンジ『・・・・・・あのクソジジイは もう死んだかな・・・・・・!!』
ゼフ《おれは大人だからな 胃袋のデカさが違う・・・》
少年サンジは這ってでもゼフの元へ行く。
少年サンジ『・・・あいつまだ生きてる それに食糧もまだ あんなに・・・・・・!!』
少年サンジ『あんなに!!食い物がある・・・・・・!!』
少年サンジは包丁を持ち出す。
少年サンジ『もともと あのクソジジイが悪いんだ 殺したって奪ってやる・・・ おれは生きたいんだ』
ゼフ『何しに来たチビナス・・・・・・!! 船が見えたのか・・・?』
少年サンジは包丁をゼフに向けた。
少年サンジ『お前の食糧を奪いに来たんだ 殺せるもんなら殺してみろよ・・・!!どうせ おれはこれ以上食えなきゃ死んじまうんだからっ』
ゼフ『・・・・・・』
少年サンジは袋を斬りつける。
少年サンジ『こんなにたくさんお前だけ・・・』
しかし袋を切り裂き出てきたのは、大量のお宝だった。
少年サンジ『・・・・・・!!』
ゼフ『船が見えるまで 接触はナシだと言ったハズだぜ』
少年サンジ『なんで・・・?全部 宝だ・・・・・・!!』
ゼフ『おい?袋いっぱい全部・・・宝だぞ』
少年サンジはゼフにしがみついた。
少年サンジ『食糧は!?お前 今日までどうやって生きてきたんだよ!!! おれより胃袋デカいんじゃなかったのかよ!!』
少年サンジが見たのは、右足を失ったゼフの姿だった。
少年サンジ『どうしたんだよ その足』
少年サンジは泣き出す。
少年サンジ『・・・お前・・・!!』
少年サンジ『自分の足・・・!!!食ったのか!!?』
ゼフ『そうだ』
少年サンジ『食糧は おれにくれたのが全部だったのか!!!』
ゼフ『そうだ』
少年サンジ『その足なかったら もうお前 海賊やれねえじゃねか!!!』
ゼフ『そうだな・・・』
少年サンジ『ぞんな・・・・・・』
少年サンジ『余計なことすんなよ おれはお前の事殺す気だったのに!! おれは お前なんかに優しくされるおぼえはねえぞ!!! 何でだよ!!! 何でだ!!!』
ゼフ『お前がおれと 同じ夢を持ってたからだ』
少年サンジ『!!・・・・・・オールブルー けど・・・そんなもんないってお前の仲間も・・・!!』
ゼフ『あるさ 時期が来たら”
ゼフ『1年の航海で発見することはできなかったが おれはあの場所にオールブルーの可能性をみた ・・・・・・もっとも俺はもう共に旅をする仲間を失ったから』
ゼフ『あいつら以外とはもう海賊を続けたいとは思わねェ オールブルーこそ信じねェが気のいいバカ共だ いい奴らだった・・・』
ゼフは倒れる。
少年サンジ『お・・・おい!!ジジイ死ぬな!!? 勝手な事して・・・・・・勝手に死ぬなよ!!!』
ゼフ『・・・海は広くて・・・!!残酷だなァ ・・・・・・この海の広さを 呪って死んでいった奴が・・・・・・ 一体どれくらいいるんだろうな・・・!!』
少年サンジ『!』
ゼフ『長い海賊人生でものが食えねェこういう危機には何度も遭ってきたが その度に思う』
ゼフ『海のど真ん中にレストランでもあったらなァってよ』
少年サンジ『レストラン・・・・・・!』
ゼフ『そうだ・・・この岩の島から生きて出られたら おれの最後の生きがいにそいつをぶっ建てようと思ってた』
ゼフ『今の海賊時代にそんな店やれるのはおれくらいのもんだ』
少年サンジ『・・・・・・よし!!おれも それ手伝うよ!!だから まだ死ぬなよ!!!』
ゼフ『ッハ・・・てめェみてェな
少年サンジ『強くだってなるさ!!』
そして85日目
二人は一隻の船によって発見され、救出された。
そして現在に戻る。
サンジ「・・・てめェの足をてめェで食っておれに食糧を残してくれたんだ・・・・・・ おれを生かしてくれた」
サンジは立ち上がろうとしていた。
ルフィ「サンジ!!」
アクセル「サンジ!?」
ゼフ「・・・・・・」
パール「おれの
サンジは立った。
部下「うわっ 立ち上がりやがった!!」
サンジ「レストランは渡さねェ!! クソジジイも殺させねェ・・・」
サンジ「たかがガキ一匹生かすためにでけェ代償払いやがったクソ野郎だ」
サンジ「おれだって死ぬことくらいことしねェと クソジジイに恩返しできねェんだよ!!!!」