ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:ウルトラマングレート

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第6話「酒場の一件」

酒場ーーー”ドリンカー・パブ”

 

バギー「盗まれた”偉大なる航路(グランドライン)”の海図が戻った” そして新しい船員も加わった!!おれ達の航海は実に快調だ!!」

 

バギー「さァ 存分に飲め!! ハデに騒いで次の戦いに活気をつけろ!!!」

 

部下達「「「うおおおおおーーーーーーーっ!!!」」」

 

バギー「ナミ!! 飲んでるか この野郎ォ!!」

 

ナミはジョッキを持つ。

 

ナミ「うっす!!いただいてます バギー船長っ!!」

 

ナミは部下の一人とお酒の飲み比べを始めた。

 

結果ナミの勝ち。

 

ナミ(ふふっ!私のお酒の強さは尋常じゃないのよ! このペースで みんな飲み続けてたら 予想外に 簡単にお宝を頂けそう!まったく海賊ってのは単純でやりやすいわ)

 

ルフィはオリの鉄格子にかじりついていた。

 

ルフィ「あー 楽しそうだなー やっぱこうだよなー 海賊って!!」

 

ルフィ「ん」

 

ナミがルフィの所まで来た。

 

ナミ「どう?調子は親分(・・)!」

 

ルフィ「うるせェ こっから出せ!! はらのも減ってる なんか食わせろ!」

 

ルフィはとりあえず肉は食べられた。

 

ルフィ「うまいっ お前いい奴だなー やっぱ仲間にしてやろうか」

 

ナミ「いらないわよっ!!」

 

ナミ「あんた今の自分の立場わかってんの? このままきっと どっかへ売り飛ばされちゃうのよ」

 

ナミ「でも ま 私の仕事(・・)が万事うまくいったら この檻の鍵くらい開けて逃がしてあげるわ 私 あんたに全く恨みないし」

 

ルフィ「じゃ 今開けろ」

 

しかしバギーがルフィの目の前に来て、

 

バギー「ぶわっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」

 

ナミ「!!」

 

バギー「大変な子分を持っちまったなァ!!コソ泥親分っ!!」

 

ルフィ「何言ってんだ そいつは子分なんかじゃねェ!」

 

バギー「あーあー そう 言いてェ気分だろうよ なんせ裏切られちまったもんなァ」

 

バギーはルフィに顔を近づけ、

 

バギー「返しては貰ったものこの 俺の宝に手をつけた罪は重い!!てめェの処分は決まってる」

 

ルフィ「逃がしてくれんのか?」

 

バギー「そうだ お前を逃がして 逃がすかっ!!!」

 

バギー「野郎共!!! ”特製バギー玉”準~~~~~~備っ!!!!!」

 

部下達「「「うおおおおおおっ」」」

 

部下「バギー玉セット完了しました!!」

 

砲弾は大砲にセットされ、

 

バギー「よし見せろ その威力っ!!!」

 

大砲はある民家に向けられた。

 

ナミとルフィはちょっと驚く。

 

砲弾は発射され、民家を貫き、一直線へと飛んでいく。

 

民家達は見事に崩壊した。

 

バギー「まさにど派手っ!!!下手な町なら一発で消し飛ばす代物だ!!! こいつとおれの悪魔の実の能力でおれは”偉大なる航路(グランドライン)”をも制してやるっ!!」

 

バギー「さァ 撃てナミ!! お前の元親分をこのバギー玉で消し飛ばし俺様への忠誠と 共に世界を制す大いなる野望をここに誓うのだ!! 元親分を派手に殺してみせろ!!!」

 

ナミは冷や汗を掻く。

 

ナミ「あいつを殺す・・・・・・!? 私が・・・!?」

 

ナミ「い・・・いえ!!バギー船長 私は結構です・・・!!」

 

ナミ「それより・・・そうだっ!お酒っ!酒を飲みましょう!! あんなのほっといて!!」

 

バギー「やれ」

 

ナミ「え・・・」

 

部下「やれやれーっ 景気よくブッ放せェ!!」

 

部下「撃ーてっ撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

ナミ「・・・・・・!!」

 

バギー「撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

ナミ(・・・まいった・・・こんな事になるなんて・・・ これを撃たなきゃ私は きっと・・・殺されるわ・・・!!)

 

ナミ(でも いくらこいつが海賊だからって・・・ むやみに人を殺せば 私も海賊と同類じゃない!!!)

 

ルフィ「・・・・・・」

 

バギー「ナミ!!!しらけさせんじゃねェ 早く点火しろ!!!」

 

ナミはバギーの怒声でびっくりし、手が震える。

 

ルフィ「手が震えてるぞ」

 

ナミ「!」

 

ルフィ「中途半端な覚悟で 海賊を相手にしようとするからそうなるんだ」

 

ナミ「・・・・・・!! 覚悟って何よ 人を簡単に殺してみせる事がそうなの? それが海賊の覚悟・・・?」

 

ルフィ「違う」

 

部下達「「グズグズすんじゃねーっ!!」」

 

ルフィ「自分の命(・・・・)を賭ける覚悟だ!!」

 

部下「撃ーてっ」

 

部下「撃ーてっ」

 

部下がマッチに火をつける。

 

部下「おい新顔じらすなよ 点火の仕方知らねェのか?」

 

ナミは腰の棒をつなぎ合わせ、

 

部下「火をこの 導火線にボッと・・・」

 

部下を叩きのめした。

 

部下達「「「な!!!?」」」

 

ルフィ「!!」

 

ナミは叩きのめした弾みで、我に返った。

 

ナミ(しまった・・・!!つい・・・!!)

 

バギー「ナミ てめェどういうつもりだァ!!! せっかくこの俺が部下に迎え入れてやろうってのに!!!あァ!!?」

 

ナミ「ご ごめんなさい!!」

 

ナミは思わずお辞儀で謝罪。

 

バギー「何ー!? 謝って済む事かーー!?」

 

ルフィ「何だお前 今さらおれを助けてくれたのか?」

 

ナミ「バカ言わないで!!」

 

ナミ「勢いでやっちゃったのよ!!・・・たとえ真似事でも 私は非道な海賊と同類にはなりたくなかったから!!」

 

ナミは部下達と敵対しようと向き合う。

 

ナミ「私の大切な人の命を奪った 大嫌いな海賊と同類には・・・!!」

 

ルフィ「・・・・・・ あー それで嫌いなのか 海賊が・・・」

 

しかし火が導火線に引火した。

 

ルフィ「あーーーっ 導火線に火がついてるーーーーっ!!!」

 

ルフィ「やべーーーー!!!死ぬーーーーっ!!!」

 

ルフィは鉄格子に食らいつく。

 

導火線の火はどんどん着火地点へ近づく。

 

バギー「人を おちょくるのもたいがいにしろ小娘!! ハデに殺せ!!!」

 

バギー「ハデに死ねェ!!」

 

部下たちはナイフを持ち出し、ナミに向かっていく。

 

ナミ「まだ火が・・・」

 

ルフィ「くそっ消し飛ぶっ!!!」

 

ナミはタクトで応戦するが、部下達は避ける。

 

ルフィ「死んでたまるかァっ!!!」

 

ナミはタクトを放りなげ、導火線を握りしめる。

 

ナミ「あつ・・・!!!」

 

ルフィ「・・・・・・!?お前・・・・・・・・・」

 

ルフィ「後ろっ!!」

 

ここでゾロが刀の鞘で数人を防ぎ、ゼロがTブレイカーを一人の顔面に命中させ共に防いだ。

 

ゾロ「お前ら 女一人に何人がかりだ」

 

ゼロ「いくらなんでも多勢に無勢だろ。」

 

ナミ「え・・・」

 

ルフィ「ゾロォ!!!それにゼロォ!!!」

 

部下「ゾロ!?ってあと一人の赤い鎧は誰だ!?」

 

バギー(ああ?何だ? あの赤い鎧の奴ァ?)

 

ゼロ「お前 怪我は無いのか?」

 

ナミ「え? ええ・・・・平気・・・」

 

ルフィ「やー よかった よくここがわかったなァ 二人とも早くこっから出してくれ」

 

ゾロ「お前なァ 何遊んでんだルフィ・・・! 鳥に連れてかれて見つけてみりゃ今度は檻の中か アホ」

 

ゼロ「拘束されている上にオリの中とは・・・」

 

部下「ってか あいつ・・・ゾロって言ったよな?」

 

部下「”海賊狩りのゾロ”か!? 何で泥棒と喋ってんだ・・・!?あの赤い鎧は何者だ!?」

 

ナミ「あいつの言ってた仲間って・・・ ”海賊狩りのゾロ”の事・・・!?どうなってんの・・・!? っていうかこの赤い鎧の奴は何者なの!?」

 

バギー「貴様 ロロノア・ゾロに間違いねェな 俺の首でもとりに来たか?」

 

ゾロ「いや・・・興味ねェな おれはやめたんだ 海賊狩りは・・・」

 

ゼロ内部の半超空間内の下着ララ(バギーのバラバラの実の能力、生で拝見するチャンスなのでゾロに一度相手してもらおうっと。)

 

バギー「おれは興味あるねェ てめを殺せば名が上がる」 

 

ゾロ「やめとけ死ぬぜ」

 

バギー「赤い鎧の奴も只者じゃねェみてえだしよ・・・」

 

部下「うおおおやっちまえェ船長!!ゾロも赤い鎧の奴も斬りキザめェ!!」

 

バギー「赤い鎧のてめェは後で相手するぜ。海賊狩りのゾロ 本気で来ねェと血ィ見るぞ!!!」

 

ゾロは刀を三刀流で構える。

 

ゾロ「・・・・・・! そっちがその気なら・・・・・・!!!」

 

ゾロはバギーの胴体と右足をぶった切った。

 

ルフィ「うわっ よえーなあいつっ!!」

 

ナミ「うそ・・・」

 

部下達「「へへ・・・」」

 

 


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