ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第62話「ナミの過去(前編)」

ルフィ「おれはいい あいつの過去になんか興味ねェ!!」

 

ルフィは歩いて一行から離れてしまう。

 

雨野ララ「ルフィさん どこに行くんですか!?」

 

ルフィ「散歩だ!」

 

ウソップ「散歩ってお前っ!!話聞かねェのか!?」

 

ルフィ「うんいい」

 

ノジコ「・・・・・・ あいつは?」

 

ゾロ「気にすんな ああいう奴さ」

 

ゾロ「話ならおれ達が聞く 聞いて何が変わる訳でもねェと思うがね」

 

途端に即寝たゾロであった。

 

ノジコ「ーーーで寝てるし」

 

雨野ララ「ちょっとゾロさん!!」

 

ウソップ「言った傍から寝てんじゃねェよ!!」

 

ウソップ「・・・・・・おれは聞くぜ!!理解してェ」

 

サンジ「おれも」

 

雨野ララ「ナミさんがアーロン一味にいる理由知った方がいいと思いますね。」(ベルメールさん、あなたも苦労したんですもんね・・・)

 

ペケ(でしょうね・・・)

 

ノジコ「成程・・・ナミが手こずるわけだ・・・」

 

家ではナミが起きた。

 

ナミ「・・・・・・ 寝ちゃったか・・・・・・」

 

ナミ「・・・・・・ノジコ・・・? ・・・・・・どこ行ったんだろ・・・」

 

ナミはみかんのどっさり入った籠を見て、

 

ナミ(もう少しだよ ベルメールさん)

 

ナミは目の前の海図を手に取る。

 

ナミ(もう少しで何もかも帰ってくる ココヤシ村も・・・みかん畑も・・・)

 

ナミ(私の夢も)

 

ナミの小さかった時代にまで時は遡る。

 

???《離してよーーーーっ!! いいじゃない一冊くらい いっぱいあるんだから!!》

 

過去のゲンゾウ《バカたれ!!本屋に本があるのは当たり前だ!! 商品を盗っちゃいかん!!何度言わせるんだ!!》

 

小さいナミはゲンゾウに捕まれていた。

 

少女ナミ《だってウチはビンボーなんだもん 仕方ないじゃん ケチ!!》

 

ゲンゾウはある家へとやって来て、ドアを叩く。

 

ゲンゾウ《ベルメールベルメール!! 出て来なさい お前んトコの悪ネコが またやらかしたぞ!!》

 

一人の女性が家から出てきた。

 

ベルメール《なーに?うっさいわね》

 

ベルメール《あらナミお帰り》

 

少女ナミ《ただいまベルメールさん》

 

ゲンゾウ《やかましいっ!!》

 

ゲンゾウ《まったくいい加減にしてほしいよ これで一体何回目だ!!村でも もう評判だぞ!!》

 

ベルメール《いいじゃない まだ子供なんだから ゲンさんだって万引きくらいしたことあるでしょ?》

 

ベルメールはゲンの頬を触る。

 

ゲンゾウ《だいたいお前がその調子だから・・・!!》

 

ベルメール《わかったわかった ありがとね代金は払ってくれたんでしょ?》

 

ベルメール《今 お金が無いの 今度払うわ・・・ 体で》

 

ゲンゾウは赤くなり、ちょっと離れる。

 

ゲンゾウ《そういうことを言っとるんじゃない!!》

 

ベルメール《あれ赤くなっちゃって》

 

 

少女ナミ《ベルメールさんごめんなさい この本どうしてもほしかったの!》

 

ベルメール《欲しかったら どうして私に言わないの》

 

少女ノジコ《ドジねナミは! あたしだったらもっと うまく盗んで来るのに》

 

二人は頭を殴られる。

 

ベルメール《盗むなっつーの!!》

 

少女ナミ《痛いーーーっ!!》

 

少女ノジコ《冗談よあたしはー》

 

少女ナミ《だってベルメールさん 買ってくれないんだもん!!》

 

ベルメール《買ってあげるわよ本くらい 多少ヘソクリはあるんだから》

 

ベルメール《最近は気候が良すぎてね どこの畑もいっぱいみかんが獲れるから 値も上がらないしなかなか売れないの おわかり?》

 

少女ナミ《・・・・・・ わかった》

 

 

ベルメール《へーこの島の地図か!海図の次は地図の描き方も覚えたの!? すごいじゃない》

 

少女ナミ《うん 今 航海術の勉強中なんだっ》

 

少女ノジコ《ナミの夢だもんね》

 

少女ナミ《そうよ》

 

少女ナミ《私は 私の航海術で世界中の海を旅して 自分の目で見た”世界地図”を作るの!!》

 

ベルメール《世界地図か・・・楽しみね! じゃあ今日描いたこの島の地図は”夢の一歩”だ!!》

 

 

そしてベルメールは編み物をしていた。

 

少女ナミ《ねえベルメールさん 近頃ごはん食べてないよ?》

 

ベルメール《みかん食べてるじゃない 今ダイエット中なの》

 

少女ノジコ《じゃあ・・・・・・あたしもごはんいらない》

 

ベルメール《な~~~~に色気づいてんのよ 子供はしっかり食べなきゃだめっ!!》

 

少女ノジコ《うそばっかり!! ウチはお金が無いからベルメールさんの分がないんでしょ!?》

 

少女ナミ《ほんと!?ベルメールさん!!》

 

ベルメール《ダイエット!!あんた達みかんの美容パワーをナメちゃイカンわよ!!私が30にして この艶やかな肌を保ってんのはみかんのおかげ》

 

少女ナミ《でも手黄色いよ》

 

ベルメール《うっさい黙って食え!!》

 

編み物が完成した。

 

ベルメール《さ!ナミできたよ!! ベルメールブランドのオートクチュール!!》

 

少女ナミ《やだ またノジコのお下がり》

 

少女ノジコ《仕方ないじゃない ナミはあたしより2つも年下なんだから》

 

少女ナミ《私も新しい服着たい!!》

 

少女ノジコ《あたしのだって古着よ!! あんたは妹だからあたしのいくだけ》

 

ベルメール《さーてみかん畑でひと仕事》

 

少女ナミ《でも本当の姉妹じゃないじゃない!!私達 血がつながってないもん!!》

 

少女ノジコ《何ですって!?あたしだってあんたなんか・・・》

 

ベルメール《ナミ!!!》

 

ベルメールはナミを引っ叩いてしまった。

 

少女ノジコ《ベルメールさん・・・》

 

ベルメール《血がつながってないから何!!?》

 

ベルメール《そんなのどうだっていいじゃない!! そんなバカなこと二度と口にしないで!!》

 

少女ナミ《・・・・・・なによ!!ベルメールさんだって本当のお母さんじゃないじゃない 私達なんて本当はいない方がいいんでしょ!!?》

 

ベルメール《・・・・・・!!》

 

少女ナミ《そしたらちゃんとごはんも食べられるし!! 好きな服だって買えるし!!もっと自由になれるもんね!!》

 

少女ナミ《私・・・!! どうせ拾われるならもっと お金持ちの家がよかった!!》

 

ベルメール《・・・・・・!!》

 

ベルメール《・・・そう・・・ いいわよ勝手にしなさい!! もうあんたなんか知らない!! そんなに(ウチ)がイヤならどこへでも出ていくといいわ!!!》

 

少女ノジコ《やめてよ二人とも!!!》

 

少女ナミ《出てくわよ!!》

 

ナミは家を出てってしまった。

 

少女ノジコ《あっナミ!!》

 

ベルメール《・・・・・・ナミ・・・》

 

ベルメールは椅子に座る。

 

少女ノジコ《ベルメールさん ナミは本当はあんなこと思ってないよ!? つい口をついて・・・!!》

 

ベルメールは少女ノジコの頬を触る。

 

ベルメール《・・・・・・ノジコはしっかり者だね・・・ わかってる・・・私が大人げなかった・・・》

 

ベルメール《ナミを連れ戻してきてくれる? おいしい夕食作って待ってる》

 

少女ノジコ《うん!!》

 

 

ココヤシ村

 

ゲンゾウ《ーそれで私の所へ?》

 

少女ナミ《そう!家出してきたの》

 

ゲンゾウ《村の外れから村へ来るのが家出か!?手軽でいいな!》

 

少女ナミ《ベルメールさんは私達がいない方が幸せなのよ》

 

ゲンゾウ《・・・・・・なぜ そう思う?》

 

少女ナミ《だって私達がいると貧乏になっちゃうし・・・私のせいで村の人達に嫌われちゃう》

 

ゲンゾウ《わっはっは!!お前も遠慮を知る年になったか!!・・・・・・ 安心しろ!ベルメールもお前くらいの年の頃はこの村で有名な悪ガキだった》

 

少女ナミ《え・・・ベルメールさんが?》

 

ゲンゾウ《驚く程じゃない 村の連中から見りゃ まだ充分悪ガキだ》

 

ゲンゾウ《ーーーしかしそのベルメールが村を飛び出し 立派な海兵になって帰って来た時は さすがに村中驚いた》

 

少女ナミ《海兵!?》

 

ゲンゾウ《その時のことは忘れもせん その日はひどい嵐で・・・》

 

それはある嵐の夜

 

村人《おい やはりベルメールだ!!》

 

村人《子供を抱いてるぞ!!どこの子だ!!?》

 

ベルメール《ドクターを呼んで!!!ひどい熱なの!! 嵐にやられて衰弱しきってる!!》

 

ドクター《引き受けたがベルメール!!お前もそのひどい傷を・・・》

 

ベルメール《いいから早く!!お願いだからその子達を死なせないで!!》

 

ベルメール《その子達を助けて!!》

 

ゲンゾウ《それが・・・赤ん坊のお前とまだ3歳のノジコだ》

 

少女ナミ《・・・私!!橋の下に落っこってたって・・・》

 

ゲンゾウ《・・・そりゃベルメールのウソだ》

 

ゲンゾウ《聞けばその時戦場であいつは瀕死の目にあっていた》

 

ゲンゾウ《このまま目を閉じて死んでしまおうかと思っていたところに》

 

ゲンゾウ《現れたのがお前を抱いたノジコだった》

 

 

ベルメール《妹?》

 

幼女ノジコ《ううん》

 

ベルメール《笑ってる・・・・・・!! 人の気も知らないでさ・・・》

 

幼女ノジコ《えはは・・・!!》

 

ゲンゾウ《死ぬ気も失せたらしい》

 

少女ナミ《・・・・・・》

 

ゲンゾウ《お前達には 血よりも深い絆がある》

 

少女ノジコ《ナミ!! やっぱりここにいた!!》

 

ゲンゾウ《さァ帰れ お迎えだ》

 

 

そして事件は起き始める。

 

村人《海賊だぁーーーーーっ!!》

 

村人《アーロン一味だ・・・!!!》

 

村人《アーロン!!?》

 

村人《そんなバカな!!》

 

アーロン《シャーーーーッハッハッハッハッハ!!》

 

アーロンの船が島に上陸してきた。

 

村人《まさか・・・”偉大なる航路(グランドライン)”の魚人海賊団が分裂したって噂は・・・本当だったのか・・・!!!》

 

ゲンゾウ《ナミ!!ノジコ!!ここは危険だ 裏の林へ!!》

 

少女ナミ《でも(ウチ)にベルメールさんが・・・!!》

 

アーロン達が船から降り、島へと入って来た。

 

アーロン《ゴキゲン麗しゅう下らねェ人間どもよ!!! 今この瞬間から!! この村 いやこの島を おれ達の支配下とする!!!》

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