ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第77話「新たなる冒険の予感!謎の少女アピス」

とある嵐の夜、一隻の海軍船。一つの窓に少女の姿があった。

 

少女は室内をうろうろしていた。

 

海兵がやってくる。

 

海兵「おーーい!食事だぞ~~~」

 

しかし、室内には少女がいない。

 

海兵「ええ!!?」

 

海兵が勢いよく扉を開けて入った。

 

海兵「おい どこだー!?どこに隠れたー!?おい無駄だぞ!!外は嵐だ 出て来なさいってーの!」

 

海兵は室内の少女を探す。

 

しかし、開いたドアの後ろから出てきた少女は室外に出ようとしたが、コケた。

 

少女は起き上がる。

 

少女「あ~いだだだだ・・・」

 

海兵に掴まれる。

 

海兵「逃げられないと言ってるだろうが!じっとしてれば何もしないから・・・」

 

少女は暴れる。

 

少女「あああ!!離してよ~~~っ!!」

 

少女のカカトが海兵の股間に当たる。

 

海兵は固まり、少女は離され、離れた。

 

そして、船のベルが鳴らされる。

 

海兵隊が動き出した。

 

海兵「例の女の子が逃げ出した!!船内をくまなく探せ!!見つけ次第ただちに保護!!まだ子供だ!!手荒なマネはするなよ!!」

 

1つのドアが開き、少女が出てきたが、嵐のせいで出た途端に吹き飛ばされ、小舟に激突。

 

少女「あだだだだ・・・」

 

海兵「いたぞ!!捕まえろ!!」

 

少女は船体を走り、縄梯子を駆け登って行く。

 

観察台まで登り切った。

 

海兵達も縄梯子を登り始める。

 

海兵「危ないぞーっ!」

 

少女は縄梯子を切るが、マストが折れそうになり、小舟が船外の海へ落下。

 

少女は胸元の何かを握る。

 

少女(守って 竜じい・・・)

 

海兵「何をする気だァ!?」

 

海兵「危ないからよしなさい!!」

 

少女は小舟へと飛び移る。

 

 

ある海軍船

 

???「ぬう 愚か者が!!何でおじゃるか この報告は!?」とクシャクシャにした報告書を部下に投げつけた。

 

???「あの小娘は長年探し求めていた竜骨の手がかりになるやもしれんのだぞ!?それを何と心得てるでおじゃるか貴様!!」

 

???「ぬう~~エリックー!!」

 

エリック「先ほどから ここに。」

 

???「やっと見つけた不老不死の妙薬の手がかりを、ここで失うわけにはいかん。おぬし 艦隊と合流し何としても見つけてくるのじゃ。」

 

エリック「お言葉ですが、人探しは契約にはありませんでしたが・・・」

 

???「金などいくらでも払ってやるでおじゃる!!こういう時の為におぬしを雇っておるのじゃ。おぬしにとってもここで手がかりを失うのは痛手であろう・・・さァ行って参れ!!」

 

エリック「分かりました。ネルソンロイヤル提督閣下。」

 

 

メリー号。

 

ルフィ「ナミー!!偉大なる航路(グランドライン)はまだかな?」

 

ナミ「2日前ローグタウン出たばっかでしょ?あと何日かかかるわよ・・・もう少し待ってなさい。」

 

ルフィ「あーい。いひひひ」

 

ララはゾロ達とは反対側の手すりに寄りかかり、スマホでちょっと音ありでの動画を観ていた。

 

ララ「いい天気ですなァ・・・」

 

サンジ「確かにな あの嵐がウソみてェだ。」

 

ウソップはマストの観察台で望遠鏡を覗き込み、周りを監視していた。

 

そして謎の飛行生物の群れを発見。

 

ウソップ「ん?何だありゃ?」

 

ウソップ「おーーい!!ううげい方向に鳥の大群が見えるぞ!!」

 

ルフィ「鳥の大群?」

 

ウソップ「うーん。あと海面に少し大きな よく見えないな。何だろ?」

 

ルフィ「魚か?」

 

ウソップはゴーグルのピントを調節しながら目標を定める。

 

ウソップ「小舟か?大きな魚にも見えるけど・・・」

 

サンジ「海鳥の群れの下には魚がいるってのはよく聞くがな。」

 

ララ「そんな事あるんですか?」

 

サンジ「そういう話は聞くって事だよ。」

 

ルフィ「魚!!」

 

サンジ「ルフィ 昼飯にしようぜ。」

 

ルフィ「よし来た!!」

 

ルフィは立ち上がり、右腕を後ろに伸ばしてから、

 

ルフィ「ゴムゴムのーー”摑み取り”!!!」

 

右腕を前へ伸ばして目標まで。

 

ララ「行ったァああ!!」

 

ウソップ「おお!!伸びる伸びるーー!!」

 

サンジ「便利な奴だ。」

 

伸びたルフィの右腕は目標を捕獲した。

 

ルフィ「捕まえたっと。」

 

そして腕を戻していく。

 

ルフィ「結構でけェぞ!!」

 

ナミ「ナイスルフィ!!」

 

サンジ「ちょっと待てよ!?この後どうするつもりだよ!?」

 

しかし、ルフィの腕の軌道がずれて、サンジは避けて、ゾロに激突し、ゾロは船外へ吹っ飛んで、海へ落下。

 

ルフィは腕を戻す。

 

ルフィ「あっ 悪ィゾロ。」

 

サンジ「ドアホー!!」

 

ララ「戻す時ちゃんと考えて下さいよっ!!」

 

ゾロは引き上げられた。

 

ゾロ(あいつ いつか ぶった斬って・・やる・・・)

 

引き上げられたのは魚ではない。

 

サンジ「おい見ろよ!!こいつは魚じゃねェぞ!?」

 

ナミ「女の子じゃない・・・」

 

ルフィ「ありゃ?魚人か?水かきは?」

 

ウソップ「お前なァ・・・どこをどう見れば魚人に見えるんだよ?」

 

ララ「ですよねェ・・・」

 

ナミ「何でこんな女の子があんな小舟に?」

 

それから、少女は船内に運ばれ、寝かされた。

 

そして少女は目を覚まし、起き上がる、が、ウソップの顎に頭がぶつかってしまった。

 

ウソップは倒れる。

 

少女「痛~~~い!!」

 

ナミ「気がついた?」

 

ナミ「思ったより元気そうね?どっか痛いトコない?」

 

サンジ「腹減ってるだろ?今スープ作ってるからな」

 

少女「ラッキー・・・」

 

ナミ「難破でもしたの?危ない所だったわ。名前は?」

 

少女「人にものを聞く時は、自分から名乗る物よ・・・」

 

ナミ「フフッ そうね!!あたしの名前はナミよ。」

 

ナミ「台所でスープ作ってるのがサンジ」

 

サンジ「よっ!」

 

ナミ「怖い顔して腹巻してるのがゾロ。」

 

ゾロ「うるせェ・・・」

 

ナミ「そこで気を失っているのがウソップ。」

 

ナミ「壁に寄りかかって、スマホっていうのを弄ってるのが、アメノ・ララ。」

 

ララ「こんにちは。」

 

ララは女神クラスの笑顔で応対。

 

少女(何 この人 ピンク髪だけじゃなく、それにカワイイんじゃくて、容姿が凄い綺麗!!服や靴だって見た事無い・・・。胸が大きくて胸元の谷間が!でも胸元に十字架は縁起悪いでしょ!?ってかスマホって何?)

 

少女は一瞬だけだが、ララの美しさと豊満な胸による谷間で頬が赤くなる。

 

ナミ「・・・っと」

 

ルフィ「オレはルフィ。この海賊団の船長だ!」

 

少女は驚愕する。

 

少女「海賊ーーーー!?」

 

ルフィ「オレ達 偉大なる航路(グランドライン)を目指してるんだ。」

 

少女は大口を開けたまま、固まってる。

 

ララ「あら?」

 

ナミ「どうしたの?」

 

ルフィ「動かねェぞ?」

 

ゾロ「どうすんだ?この子供。」

 

ルフィ「あー、そうだな。どうすっかなァ 明日考えよう。」

 

夜になって、

 

少女(なーーーんで!?何で何で何で何でどーして!?せっかく怖い思いまでして海軍から逃げ出してきたのに!!よりによって何で海賊船に拾われちゃうのよーー!? 冗談じゃないわーー)

 

しかし、少女は空腹で音が鳴る。

 

少女(とりあえず食べてから考えよう・・・)

 

少女は冷蔵庫に近づくが、巨大なネズミ捕りが発動した。

 

少女は悲鳴を上げる。

 

ルフィ「痛ェエエエ・・・」

 

船内の明かりがついた。

 

サンジ「またお前か?ルフィ。」

 

ルフィは挟まれてる。

 

サンジ「何度言っても懲りねェんだな 少しは学習しろ。ん?」

 

サンジは少女を見た。

 

サンジ「何やってんだ?」

 

少女「アハハハハ・・・」

 

ルフィ「うめェエエ!!」

 

サンジ「言やあ作ってやんだからよ。勝手に食材に手ェ出すなって。」

 

ルフィ「だって腹減ってんだもーん。」

 

少女は腹が鳴る。

 

サンジ「どうした?食わねェのか?昼間も食わなかっただろ?何我慢してんだ?別に毒なんか入ってやしねェって。」

 

少女は首を何度も横に振る。

 

サンジ「ボサっとしてるとそいつが全部食っちまうぞ?」

 

ルフィ「食わねェんならもらおうっと。」

 

ルフィがさらに手を掛けるが、少女が手を出して、皿を奪う。

 

少女「ダメ!!」

 

少女はスープを飲む。

 

少女「おいしい!!」

 

ルフィ「あったりめェだ!!サンジはおれが選んだコックなんだぜ!!」

 

少女「こんなおいしいの初めて!!」

 

ナミ「やっと笑ったわね。」

 

ララ「ほんとですね!!」

 

サンジ「あっ ナミさんにララちゃん!!」

 

少女(ピンク髪のキレイな人!!)

 

少女はララの美しさについ頬が赤らめる。

 

少女(って、女の人なのに何でドキドキしてるの?)

 

ナミ「ルフィ また食べてるの!?」

 

ルフィ「昼間 あまり食わなかった・・・」

 

ウソップ「鍋を2つ空にしただろうが!!」

 

ルフィ「そうだっけ?」

 

ナミが少女に近づく。

 

ナミ「海賊って聞いてそれでビビったんでしょ?」

 

少女「そ、それは・・・」

 

ナミ「まァ この時代で海賊って聞いたら当然の反応よね。」

 

少女「売り飛ばしたりしない?」

 

ウソップ「するかよ!!」

 

ゾロ「お前ら 皆人相悪ィからな。」

 

ララ「日頃から人相悪いのはゾロさんだけですって!」

 

ウソップ「そうだよな。」と同時にソロの頬をつねる。

 

ウソップ「その顔で言うかな 君は・・・」

 

2人はケンカしてしまう。

 

ララ「あーあ・・・」

 

ナミ「あーもう やめなさいって。」

 

ルフィは大笑い。

 

少女「アハハハ・・・・」

 

サンジは少女に近づく。

 

サンジ「おかわりありますが、お嬢様?」

 

ナミ「少なくとも この船はアンタの考えてるような海賊船じゃないわよ。安心しなさい。」

 

ララ「大丈夫だから、ね?」

 

少女は安心した表情に変わる。

 

少女「おかわり!!」

 

サンジ「かしこまりました。」

 

ルフィ「俺も!!」

 

サンジ「てめェは自分でやれ!!」

 

ルフィ「ひっどい・・・」

 

それから翌朝、

 

ルフィ達は船の準備を始める。

 

ゾロは碇を引き上げて、引っ掛ける。

 

帆が張られる。

 

少女は包丁を持ち、爆発音が発生した。

 

ルフィ「ん?何だ?」

 

ナミ「何?」

 

ララ「爆発音!?」

 

少女が扉を開いて、出てきた。

 

サンジ「おい!!一体何やらかしたんだ!?」

 

少女「食事の用意してたの!」

 

サンジ「あん!?」

 

少女「みんな ご飯できたよ!!」

 

ルフィ「おお!!メシか!?」

 

ゾロ「どんなメシなんだよ!?」

 

ララ(あの子の作ったご飯って・・・)

 

ルフィ達は船内のテーブルの席につく。

 

ララはルフィの隣であった。

 

ナミ「へェ・・・こ、これ あなたが作ったの?」

 

少女「うん!!」

 

ウソップ「個性的な見栄えだねェ・・・」

 

ララ「黒い塊のようだけども・・・」

 

ルフィ「いっただっきまーす!!」

 

少女「助けてもらった上に食べさせてもらってるんだもの!これからはお手伝い何でもするわ!!」

 

ララ「そうなのね・・・」

 

ナミ「それは助かるわ ありがとう・・・」

 

ゾロ「ホントに食えんのか これ?」

 

ナミはゾロの足を踏んで、口を開けさせ、

 

ナミ「ぶつくさ言ってないで、食べなさい。」

 

ナミは黒い塊をゾロの口の中へ運んだ。

 

ウソップ「でも まじでこれ大丈夫なのか?」

 

ルフィ「そうか?うめェぞ?」

 

少女は嬉しそうだった。

 

サンジ「そうそう 見た目が悪いってだけの事もある。」

 

サンジとナミはフォークで一口食べる。

 

ウソップ「ホントか?」

 

ウソップとララもフォークで一口食べる。

 

ウソップ達はまずい表情になり、悲鳴を上げた。

 

そして、旨そうに食うルフィと我慢しているサンジを除外したララ達は水を飲む。

 

水を飲んだララは口を右手で覆う。

 

少女「そんなにまずかった?」

 

少女は一口食べてみると、表情がまずくなり、

 

少女「うわ 辛ーー!!? 何コレ!?あたし調味料入れ間違えてるーー!!」

 

サンジ「へへ まァよくある間違いだよ。次から注意すればいい事だ。」

 

少女はホッとした。

 

サンジ「おい せっかくこの子が作ってくれたんだ。残すなよ!!」

 

ゾロとウソップ「「いい!?」」

 

サンジ「うるせェ この子の気持ちを無駄に、この子の・・・そういえば名前何ってんだ?」

 

アピス「アピス アピスって言うの。」

 

サンジ「アピスちゃんの気持ちがこもってんだからな!それに食いモンを粗末にする者は俺が許さん!!」

 

ウソップ「ええ・・・!?」

 

サンジ「ナミさんやララちゃんには後で作って差し上げます。」

 

ナミ「ありがと・・・」

 

ララ「ありがとうございます。でも・・・」

 

サンジ「でも・・・?」

 

ララ「サンジさん 花瓶くらいの物に、水を満タン近くまで溜めて下さい。」

 

サンジ「ララちゃん?」

 

ララ「いいですから お願いします!!」

 

サンジ「ああ 分かった!!」

 

サンジは花瓶くらいの物に水を満タンちかくまで溜めて、ララに手渡す。

 

ララ「これくらいの量の黒い塊はこうすればいいの!!」

 

ララはフォークで、黒い塊を分割して、口に放り込んで、すぐに花瓶の満タンの水を飲み流し込んでいく。

 

これを繰り返した。

 

ウソップ「成程 そういう手があったか!?」

 

アピス「ララさん・・・」

 

サンジ「ララちゃん なんて子なんだよ・・・」

 

ララは完食した。

 

ララ「頑張って食べたからね。と言っても水で辛さを和らげただけだけど・・・」

 

ララは若干辛さによる汗もちょっと出ているが、笑顔で言う。

 

アピス「ララさん ありがとう・・・」

 

ナミ「ララ・・・あなたって子は。」

 

ララ「嫌いな食べ物は一気に口の中にぶち込むような事。小さい子でもやってる手段なんじゃ?」

 

ウソップ「いるにはいるだろうな・・・」

 

ララ「わずかですが、自分に厳しくしました。」

 

ナミ「わずかだけ、自分に厳しく?」

 

サンジ「わずかだけ・・・自分に厳しくした?」

 

ゾロ「自分に厳しくしたのか・・・わずかだが。」

 

ララ「サンジさん アピス 私は私でちゃんと食べましたから・・・。」

 

アピス「ララさん なんか凄い・・・。」

 

サンジ「おれもちょっと感動というか、感心しちまったというか・・・」

 

アピス「でも ごめんなさい 料理ってあんまり得意じゃなかったの。でも何か役に立ちたくて!」

 

ナミ「いいのよ 別に 気持ちは受け取っておくわ。」

 

サンジ「メシの事なら俺に任せな!他にも手伝ってもらいたい事は山ほどあるからさ。」

 

アピス「うん!!」

 

ルフィ「そうか?うめェぞこれ。」

 

ウソップ「オマエなァ・・・」

 

ララ「ルフィさんの味覚 絶対オカシイですから。」

 

ナミ「ララもそう思うでしょ?」

 

ララ「はい。」

 

 

食器は下げられ、サンジは洗う。

 

ナミ「それで、アピスは何で海の上を漂流してたの?」

 

アピス「海軍の船から逃げ出して来たの・・・」

 

ララ「あの嵐の中をあんな小舟で・・・」

 

ナミ「アンタも無茶するわね・・・」

 

ゾロ「そもそも何やらかしたんだお前?」

 

アピス「え?」

 

ゾロ「逃げ出さなきゃならなかったって事は、客として軍艦に乗ってた訳じゃねェんだろ?」

 

ゾロ「かと言って子供の悪人を海軍がいちいち相手にする訳もねェ・・・」

 

アピス「そ、それは・・・」

 

ルフィ「何だ?おまえ極悪人か?」

 

アピス「違うわよ!!悪い事なんかする訳ないじゃない!!してないけど、理由は・・・ちょっと言えない。」

 

ウソップ「何だよソレ!?」

 

サンジ「いいじゃねェか。事情があんだろ?言いたくねェってんだ。聞く事ァねェ」

 

ララ「ですよね。」

 

ナミ「でも どこから来たかくらいは教えてもらえない?」

 

アピス「え?あっ うん。私ね 軍艦島の人間なの!!」

 

ナミ「軍艦島?」

 

ウソップ「知ってるか?」

 

ナミ「ううん。調べてみるわ。」

 

ナミは海図を開く。

 

ルフィ「どうして軍艦島って言うんだ?」

 

アピス「島の形が軍艦そっくりだから、そう呼ばれてるの。」

 

ルフィ「へェ。面白ェ」

 

ララ「想像は難しくないですね・・・。」

 

ナミ「ああ!ここ!!」

 

ナミは海図の場所を指す。

 

ウソップ「ほう・・・偉大なる航路(グランドライン)の近くじゃねェか。」

 

ナミ「今いるのが、ここらへんだからそう遠くはないわね。」

 

ナミ「あなたはどうしたい?」

 

アピス「え?」

 

ナミ「軍艦島へ帰りたい?私達はこのままだと偉大なる航路(グランドライン)に入っちゃうけど・・・」

 

アピス「私ね・・・せっかく助けてもらって迷惑かけちゃうけど、私は島へ帰りたい!ごめんなさい。わがままよね。できれば途中で西の方へ向かう船にでも渡してくれれば自分で何とかするわ・・・」

 

ナミ「迷惑ねェ ほーんと。海賊船がそう簡単に他の船に近づける訳ないじゃない!」

 

アピス「ですよね・・・」

 

ナミ「でも まっ 進路から大きく外れる訳でもないし、急いでる旅な訳でもないし、しょうがないか。」

 

アピス「へ!?」

 

ナミ「私はどっちでもいいけど、どうする?船長。」

 

ルフィ「ああ いいんじゃないの?」

 

ウソップ「偉大なる航路(グランドライン)もすぐだしな!」

 

ルフィ「そっか・・・軍艦みたいな島かァ・・・」

 

ララ「凄そう。」

 

サンジ「だそうだ。」

 

アピス「ホントに軍艦島に寄ってくれるの!?」

 

ルフィ「ああ。」

 

アピス「やったぁ!!ありがとうルフィ!!やったァ!!やったァ!!嬉しい!!ホントにありがとう!!みなさんもホントにありがとう!!お礼にこれからいっぱいご飯作るね!」

 

ララ達「「「「いや・・・それはいい。」」」」

 

ルフィ「何で?」

 

ララはスマホを取り出す。

 

ララ「そうそう。アピス 一緒に写真撮ってもらってもいいかな?」

 

アピス「えっ!?う、うん。でも そのすまほって何なの?」

 

ララ「まあとにかく、そこら辺に立ってくれる?」

 

ララがその場所を指す。

 

アピス「うん・・・」

 

ララ「じゃあ ウソップさん スマホ渡すので一緒の写真撮ってくれますか?」

 

ウソップ「おう。」

 

ララ「撮り方はレクチャーします。」

 

ララは画面が暗くなった際での電源の入れ方などもレクチャーすると、

 

ウソップ「大体分かったぜ。」

 

ララ「じゃあ お願いします!」

 

ララはアピスの所まで行き、

 

ララ「私はアピスの目線まで座った方がいいかもね。」

 

ララは斜め後ろに座り込むと、アピスの両肩を掴む。

 

アピスはララの顔を傍で見た事で、改めてこう思ったのだ。

 

アピス(ララさん 容姿がホントに綺麗!!ピンク髪もだけど・・・)

 

アピスは頬が赤らめる。

 

ウソップは被写体であるアピスとララにカメラモードのスマホを向ける。

 

ナミ「アピス ちょっと頬が赤いんじゃない?」

 

アピス「だって ララさん 綺麗なんだもの!」

 

ナミ「綺麗?可愛いじゃなくて?」

 

アピス「うん。」

 

アピスは頷く。

 

アピス(それにララさん 女性なのにとても心地いい感じで良い匂いがするし・・・。)

 

ゾロ「それは俺も大体わかるぜ。確かにララは綺麗なピンク髪と容姿だからな!」

 

ウソップ「じゃ 撮るぞ!!」

 

ウソップはスマホのシャッターを切った。

 

ララ「上手く撮れてるか確認です。」

 

ララはウソップからスマホを受け取り、アルバムアプリをタップし、写真を表示した。

 

ララ「うん!大丈夫ですね!」

 

アピス「私も見たい!!」

 

ララはスマホの写真表示を見せる。

 

アピス「うわっ!綺麗に撮れてる!!色がそのまま写ったみたい!!」

 

ララ「手配書や新聞記事とかの写真みたいなのは、白黒だからね。色がついた写真ってのは出来てないんでしょう・・・」

 

サンジ「ララちゃん 今度は俺と一緒に撮ってくれてもいいかな?」

 

ララ「はい!!」

 

ララはウソップにもう一回お願いしますと言う。

 

サンジはララの左隣に立ち、ララの右肩に手を回し置く。

 

ウソップはサンジの女性相手での言動だと、目をちょっと細める。

 

ウソップ「そんじゃ撮るぞ!!」

 

ウソップはスマホのカメラモードのシャッターを切った。

 

ララ「ありがとうございます!!」

 

ララはスマホを受け取り、アルバムアプリから写真を表示をする。

 

ララ「はい!上手く撮れてますよ!!」

 

ララが写真を見せたら、サンジは目がハートマークに。

 

サンジ「うおーー!!ララちゃん なんて綺麗なんだーー!!」

 

ゾロ「うるせェっつうんだよ!!」

 

サンジ「何だとコラ!!」

 

ナミ「だから喧嘩は止めなさいっての!!」

 

 

とある海軍船。

 

海兵「報告!!前方13時の方向に船えい!!中型キャラベル一槽 メインマストにドクロマークが認められます!!」

 

???「海賊か・・・ネルソン提督の指揮する海域をうろつくとは 身の程知らずめ・・・どうせ小物だ!!放っておけ!」

 

エリック「いやあの旗印小物ではないぞ。確か麦わらのルフィに、そしてピンク髪のジョシコウセイとかいう学んで生きてる身のララとかいう小娘だな。麦わらが3000万に、小娘は2,20憶3000万という初頭から異常なとんでもない額だな・・・確かとある理由から本部がスカウトしたがってるという娘だそうだ。」

 

海兵「あれが最近噂の!?」

 

エリック「これだけの艦隊で探しても見つからないなら、誰かが小娘を手に入れてる可能性もある。ましてあれほどの海賊団なら尚更の事 放っておく事はまずいのではないかね少佐。あの船を捉えるのだ。」

 

ナミが扉を開けて、

 

ナミ(何かしら?この感じ・・・)

 

ウソップ「東方に船が見えるぞ!!」

 

ナミ「へ!?」

 

ウソップ「いい!?なんてこった!?ありゃ海軍の船だぜ!!」

 

ナミ「海軍!?」

 

ウソップ「それも1艘や2艘じゃねェ!!」

 

ナミは様子を伺う。

 

ナミ「ほんとだわ!!それにしても何であんな艦隊がこんな所に・・・」

 

ルフィ「何だ何だ?どうした?」

 

ララ「うわっ 数隻はありますね。」

 

アピスはビクっとした。

 

ルフィ「俺のクビを狙いに来たのか、それともララのスカウトか?」

 

ララ「う~~ん。」

 

ナミ「にしたってあの数は!!」

 

ルフィ「そんぐれェしなきゃ俺は仕留められねェって事で、ララはスカウトってトコか? すげェな!!俺とララってよォ」

 

ナミ「何を呑気なァ」

 

アピスは動揺する。

 

サンジ「どうした?」

 

アピス「あれは第8支部の船!!」

 

ルフィ「ん?」

 

アピス「あたしあの海軍から逃げ出して来たの!!どうしよう・・・」

 

海兵「ん?いました!!甲板にあの少女の姿が見えます!!」

 

少佐「何!?」

 

エリック「言った通りだったな 少佐殿。プライドを傷つけましたかな?だが あなたの失敗であの少女を不老不死の妙薬「竜骨」の手がかりを失くしたらネルソン提督はどんなにお怒りになる事やら・・・」

 

少佐「主砲用意!!あの海賊船を捉えるのだ!!」

 

海軍は砲弾を撃ってきた。

 

ウソップ「うへーーー!?撃って来やがった!?」

 

砲弾はメリー号の周囲の海に着弾した。

 

少佐「海賊船に次ぐ!!直ちに停船せよ!!今のは威嚇だ!!次は命中させる!!」

 

ウソップ「止まる訳ねェだろ!!」

 

ゾロ「どうするルフィ?」

 

ララ「やるんですか?」

 

ルフィ「おう やるか!!」

 

ウソップ「ちょちょちょ ちょっと待てよ!!ララもだけどよ!?てめェらどうしていつもそうなんだよ!!あの艦隊相手に」

 

サンジ「アピス 地下の船室に行ってな。」

 

アピス「う、うん」

 

ララ「大丈夫ですって!!」

 

ルフィ「何とかする!!」

 

ウソップ「ならねェ!!」

 

ゾロ「お前も来いなんて言わねェよ。」

 

ララ「私を入れた3人でも一網打尽に出来ちゃうと思うんで。」

 

ゾロ「それと大砲で援護頼むぜ。」

 

ウソップ「何!?おれこの船に残んのか!?よし任しとけ!それで全速力で逃げ切ってやる!」

 

サンジ「アピス どうした?」

 

アピス「風が来るって・・・強い風が。」

 

ナミ「!? ゾロ 帆を南へ傾けて。」

 

ゾロ「ん?」

 

ナミ「ウソップとサンジくんは面舵一杯で!!」

 

ウソップ「ん?」

 

ナミ「急いで!!」

 

ルフィ「どうしたんだ?」

 

ララ「何か?」

 

ナミ「突風が来るわ。それに乗って逃げるの!真正面からやり合ったら命がいくつあっても足りないもの・・・」

 

ルフィ「大丈夫だけどな ララはどう思う?」

 

ララ「私もイケそうな気がしますけどね・・・」

 

ナミはアピスを見る。

 

アピス「!!」

 

ナミ(この子・・・)

 

海兵「停船の気配は見えません。」

 

少佐「舐めおって・・・」

 

すると、突然の突風がやって来た。

 

ナミ(来た!!)

 

帆が突風を受けて、勢いよく進んだ。

 

海兵「ああ!?海賊船 速度を上げて進路を変更!!」

 

少佐「何ー!?」

 

海兵「南へ向かっています!!」

 

少佐「南だと!?バカな!?その先に何があるのか 奴らは知っておるのか!?」

 

エリック「何をしている少佐!!追え!!追わんか!!」

 

メリー号は進む。

 

ルフィ「へェーー!!早ェ!!早ェ!!いい風だァ」

 

ララ「すごーい!!」

 

ウソップ「見ろよルフィ!!ララ!!海軍の奴ら どんどん離されてくぜ!!」

 

ルフィ「おお!!」

 

ララ「わお!!」

 

海兵「ダメです!追いつけません。」

 

エリック「海軍艦隊があんな小船に、のろまめ・・・」

 

海兵「綿の方が機動性が高いのです。」

 

エリック「言い訳は聞きたくない。」

 

少佐「ぬぅ~~~~。」

 

海兵「少佐。もうそろそろ本艦の位置は・・・。少佐!!」

 

少佐「分かっておる!!」

 

少佐「全艦停船!!撤退準備!!」

 

エリック「待て少佐!何故船を止める?」

 

少佐「これより先は”凪の帯(カームベルト)”に突入してしまう!」

 

エリック「それが何だと言うのだ?追え!!」

 

少佐「ダメだ!!」

 

エリック「貴様・・・事の重大さが分かっていないようだな。今あの小娘を失う訳にはいかないのだぞ!!ネルソン提督に何と言うつもりだ!?」

 

少佐「むしょうは覚悟の上だ。だがみすみす部下と艦隊を海の藻屑にするわけにはいかないのだ!!貴様になんと言われようと追跡はここまでだ!!」

 

エリック「なんと愚かな事・・・」

 

ウソップ「なっはっはっはっは!海軍の奴らめ 追って来やがらねェ このキャプテン・ウソップ様に恐れをなしたか!!」

 

ルフィ「すげェ!すげェ!!さすが航海士!!」

 

ララ「ナミさん 凄いです!!」

 

サンジ「さすがナミさん。あんな風を事前に察知するなんて」

 

ナミ「まァ 勘みたいなものだけどね・・・」

 

サンジ「ああ 謙遜するナミさんも素敵だァ」

 

ルフィ「じゃあこのまま軍艦島に行っちゃおうか?」

 

アピス「ホント!?」

 

ルフィ「ほんとほんと!!」

 

ウソップ「よーし!!軍艦島に向かってェ」

 

ルフィ、アピス、ララ「「「ゴーー!!」」」

 

ナミ「どうしたのゾロ?さっきから難しい顔しちゃって。」

 

ゾロ「いや。気のせいならいいんだが。」

 

ナミ「何が?」

 

ゾロ「さっきからだがな。この船全然動いてねェ気がするんだが。」

 

ナミ「へ?」

 

帆は平べったい状態である。

 

ナミ「そういえば、帆が全然風を受けてないわね・・・」

 

ナミ「あああああ!!」

 

ルフィ「どうしたナミ?」

 

ララ「何か?」

 

サンジ「ナミ・・・さん?」

 

ナミ「しまった・・・”凪の帯(カームベルト)”に入っちゃった!!」

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