ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~   作:サトシゲッコウガ

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第83話「大空を舞うもの!蘇る千年の伝説!」

竜じいは海に沈みかけている。

 

ルフィ「しっかりしろ!竜の巣に行くんじゃないのか?頑張って生きろ!!」

 

アピス「竜じい・・・」

 

アルティメットアーマー・エックス「竜じい!!」

 

ペケ(竜じい殿!!)

 

ナミ「竜じいが!!」

 

ウソップ「くそ~あいつら!!」

 

ゾロ「まずいな・・・」

 

サンジ「ああ。あいつは泳げなかったよな。」

 

アルテイメットアーマー・エックス「そうだよ、一緒に沈んでしまう。」

 

ネルソン提督「あ~~~びっくりした。あいついきなり余を狙うとは。」

 

海兵「提督!千年竜が沈んでいきます!」

 

ネルソン提督「慌てるな。まだ間に合うでおじゃる。銛を撃って引き上げるでおじゃる!」

 

海兵達は銛がセットされた砲台を準備し、

 

ネルソン提督「狙いは千年竜!!よ~~し撃つでおじゃる!」

 

海兵「はっ!!」

 

銛は放たれ、竜じいに命中しそうだったが、ルフィが銛を掴んだ。

 

ネルソン提督「何~~~!?」

 

ルフィ「何するんだ?」

 

ネルソン提督「グヘヘヘ。お前は今乗っている物の価値を知らんでおじゃる。グヘヘヘヘ 余が欲しいのは千年竜の骨だけでおじゃる!!竜骨が手に入れば余は不老不死の体を手に入れる事が出来るのじゃ。」

 

ルフィは怒り、銛を投げて来て、ネルソンの軍艦へ直撃。

 

ルフィ「竜じいは物じゃない!俺達の友達だ!一緒に航海を共にした大事な友達だ!!」

 

ネルソン提督「何をボケた事を!!それならその友達と一緒に海に沈むがよい!!よくもよくも余に銛をあのガキを撃つでおじゃる!!」

 

海兵「し、しかしその場合千年竜もコナゴナに・・・」

 

ネルソン提督「構わん!骨の欠片でも拾えればよいのだ。」

 

海兵「あっはい。副砲海上に!」

 

海兵「「はっ!!」」

 

竜じいは少し沈む。

 

ルフィ「もうここでいいって?何弱気な事言ってんだ?まだ目的を果たしてないだろ?竜の巣に行くんじゃないのか?もうここでいいなんて諦めんなよ・・・当たり前だろ?アピスの事は心配すんな!お前は今、自分の事だけ考えてろ。」

 

その時、大きな揺れが発生。

 

軍艦島の住民を騒ぎ出す。

 

アピス「このロープをほどいてよ~~。あたし竜じいのトコ行くの!竜じいを助けなきゃ!」

 

ウソップ「竜じいはルフィに任せとけ!」

 

アピス「いやよいやよいやよ!!行く行く行く!!」

 

ウソップ「奴なら何とかしてくれる!!」

 

ナミ「海全体が揺れてるわ!!何なのよ!?何が起ころうとしているの!?」

 

水位が下がって来た。

 

ルフィ「な、何だ!?何だ何だ!?」

 

ルフィ「竜じい・・・そうか?そうだったのか!?」

 

ネルソン提督「何でおじゃる?」

 

海兵「この海域には海底火山は無いはずです!」

 

ネルソン提督「構わん!!撃て撃て撃て!!」

 

海兵達は砲弾を発射していき、竜じいの周りに着弾。

 

竜じいは起き上がると、咆哮した。

 

ルフィ「そうか~~!?お前にも大事な仲間がいるんだな?」

 

アピス「竜じい!?」

 

ウソップ「何を鳴いてんだろ?」

 

アピス「呼んでる・・・。」

 

ナミ「呼んでる?」

 

アピス「世界中に散らばってた千年竜を「その時が来た」って・・・呼んでる。」

 

ナミ「その時が来たって・・・どういう事?」

 

ウソップ「ん?お、お、おい!!あれ何だ!?」

 

ナミ「え!?」

 

ウソップが指した方向から、大群が現れる。

 

千年竜の大群が現れた。

 

ウソップ「千年竜がこんなに!?」

 

ナミ「竜じいの仲間達ね?」

 

アピス「うん。」

 

ゾロ「これは!?」

 

サンジ「どこから来やがったんだ!?」

 

アルティメットアーマー・エックス「こんなに大群で!?」

 

ルフィ「ハハハ!!」

 

ネルソン「あ、あれは!?グヘヘヘ 竜骨じゃ!竜骨の山でおじゃる!ああ!?」

 

一匹がネルソン提督の座る椅子に激突し提督は倒れる。

 

ネルソン「ああ~~撃て撃ち落とすでおじゃる!!」

 

海兵「無理です!!あの高さでは砲弾が届きません!」

 

竜じいは咆哮したが、倒れてしまう。

 

ルフィ「竜じい!?」

 

竜じいは目でルフィに訴える。

 

ルフィ「ああ。分かってる。アピスに必ず伝える。」

 

竜じいは静かに目を閉じる。

 

千年竜達は鳴く。

 

ネルソン提督は不気味に笑う。

 

ルフィは上空に腕を伸ばし、千年竜の首に手を掛ける。そして上まで伸びていく。

 

ルフィ「首借りるぜ?」

 

そこからさらに右足を上へ伸ばす。

 

ルフィ「戦斧(オノ)ーー!!」

 

ルフィは千年竜から手を離し、伸ばした右足でネルソンの軍艦を真っ二つに叩き折った。

 

海兵達も落ちる。

 

ネルソン提督は海の中へ落下。

 

海兵達は唖然としていた。

 

海兵「うわぁ!!何だ今のは!?」

 

ルフィは破壊した軍艦に乗っていた。

 

海兵達は逃げ出す。

 

サンジ「軍隊なんて頭がやられちまうと弱いもんだな・・・。鎖を引きずって逃げる気か?」

 

ゾロ「俺達も引き上げるぞ。」

 

アルティメットアーマー・エックス「行くよ。サンジ」

 

サンジ「ああ。」

 

サンジは上空の千年竜達の回転による旋回を見た。

 

サンジ「旋回してる・・・何だ?」

 

ゾロ「おい行くぞ!」

 

アルティメットアーマー・エックス「サンジ!」

 

サンジ「おう!」

 

海兵「鎖が!?」

 

海軍船同士で激突。

 

ウソップ「うおーー!!なんかすげェーーな!!」

 

サンジ「ナミさんただいまぁ!!」

 

ゾロ「いいから早く登れ。エックスも後ろにいんだ・・・。」

 

ナミ「ルフィは!?」

 

ルフィ「ゴムゴムのーー!!ロケット!!」

 

ルフィは跳んで戻って来て、何とか着地。

 

ルフィ「いいいいい。よっ!!」

 

ナミ「よっ!!じゃない!!」

 

ナミ「もっと静かに帰って来い!!船が壊れるでしょうが!!」

 

船体でルフィの着地で倒れたエックスだったが、体勢を立て直し電磁波球体に包まれ、ララへ戻る。

 

アピス「竜じい・・・」

 

また大きな揺れが発生する。

 

サンジ「地震か?」

 

ナミ「また?」

 

アピス「竜じい・・・竜じいとの約束守れなかった・・・。」

 

ララ「アピス・・・。」

 

アピス「竜の巣に連れて行く事、出来なかった・・・」

 

ルフィ「竜じいの願いは叶ったさ。」

 

アピス「へっ?」

 

ルフィ「千年竜の声が聞こえないか?」

 

その時、とても大きな衝撃波が発生。

 

島ごと海が揺れる。

 

ボクネンも揺れで目覚めた。

 

村人「何だ!?さっきからこの地震は!?」

 

村人「今度のは大きいぞ!おい見ろ!!」

 

村人「何!?海があんな遠くに下がってる!?」

 

海岸の海水が引いてるのだ。

 

そして水柱が立ち昇る。

 

ナミ「そう言う事だったのね!?」

 

サンジ「どうしたナミさん!!」

 

ナミ「やっぱり竜の巣はここにあったのよ!!」

 

アピス「へっ!?」

 

ナミ「千年竜って名前は寿命から来たんじゃない!千年に一度この島に来るからだったんだわ!!」

 

千年竜達は飛びながら鳴く。

 

海軍船も海兵達もろとも数隻、岩に持ち上げられる。

 

ナミ「千年竜には渡りの習性があったのよ!そして今大群が来たのは偶然でもなんでもない!ロストアイランドとはよく言ったものだわ。千年に一度しか浮上して来ないんだから!前回の浮上を覚えてる人間なんているわけないもの!!そしてこの瞬間こそが竜の巣が現れる時だったんだわ!!」

 

そして周りには千年竜の化石姿が見られた。

 

ウソップ「あ、あ・・・」

 

ルフィ「ニヒ・・・」

 

アピス「ああ・・・」

 

ルフィ達の目の前には浮上したロストアイランドと千年竜達が。

 

アピス「ねェ・・・これがもしかして」

 

ルフィ「ああ。きっとこれが竜じいが帰りたがっていた竜の巣だ。」

 

ララ「これが竜じいの故郷の竜の巣・ロストアイランド・・・」

 

アピス「これが・・・」

 

奥には倒れている竜じいの姿が。

 

アピスは船を降りて、竜じいの元へ。

 

サンジ「お、おい!アピス!!」

 

ウソップ「アピス!!」

 

ララ「アピス!!」

 

ルフィ達も降りていた。

 

ウソップ「どうしたんだ?」

 

ルフィ「竜じいがいる。」

 

アピスは竜じいと叫ぶ。

 

ナミ「偶然だけど、竜じいが沈んだ所が、竜の巣のある所だったのね・・・。少しは浮かばれるのかな」

 

ルフィ「大丈夫。望みは叶ったって沈む時に言ってた。」

 

ウソップ「これが竜の巣か・・・。変わった岩が多いな。」

 

サンジ「多分これが竜骨だよ。」

 

ウソップ「ああ?」

 

サンジは1体の竜姿の岩に近づく。

 

サンジ「見ろよ この岩 竜にそっくりじゃねェか。」

 

ララ「ですね。」

 

ウソップ「そういや でもなんで岩が竜なんだよ?」

 

ナミ「千年もの間、海の底にあったからよ。体の成分が石化してしまったんだわ。」

 

ウソップ「なるほど。」

 

ララ「そうなんですね・・・」

 

ゾロ「分かってんのか お前?ララもだけどよ」

 

ウソップ「いやいや全然。」

 

ララ「私は分かりますよ。死んでから海の底に千年沈んでいたせいで、体の成分がどんどん石に変わっていったんでしょう・・・」

 

ゾロ「へェ。ララは理解できてんだなァ・・・」

 

ナミ「ララって私と同等くらいに頭いい方なのね・・・。ゾウはさ 死ぬ時にゾウの墓場に姿を隠すって言われてるじゃない?もしかしたらそれと同じでここは竜の墓場なのかも・・・」

 

ゾロ「竜の墓場。」

 

アピス「違う違う!!竜じいは竜の巣に戻れたら元気になれるって言ってたもん!!ここが墓場な訳ないじゃん!!」

 

ナミ「アピス・・・」

 

ルフィ「竜じいは迷い千年竜だったんだ・・・」

 

ナミ「ルフィ?」

 

ルフィ「千年の間一人ぼっちだった。でもアピスと友達になれた。今まで生きてきた千年の間でアピスと一緒だったこの1年間が一番幸せだったって」

 

ナミ「ルフィ アンタ竜の言葉分かるの?」

 

ルフィ「何となくだ!」

 

ウソップ「いい加減だなぁ・・・」

 

ララ「ルフィさんはたまに核心つく事あるんですよね・・・。普段大雑把ですけど・・・」

 

ウソップ「ララ・・・そうだよな?」

 

ルフィ「いや間違いない!!」

 

アピス「嘘つき・・・竜じいの嘘つき。ここが竜の巣なら、竜の巣に戻れたんならもう一度目を開けてよ!!話しかけてよ!元気になってよ!!」

 

アピスは泣く。

 

ルフィ「竜じいは嘘なんかついてない。千年竜は千年に一度竜の巣に戻り、また蘇るって言ってたんだ。」

 

アピス「竜じいが?」

 

ルフィ「あれだ!」

 

ルフィはある方向を指した。

 

一体の竜の岩の所に巨大な卵があった。しかもヒビが入り、孵化しそうであった。

 

そして生まれた。

 

アピス「ああ・・・。千年竜の赤ちゃん!」

 

赤ちゃん千年竜の元に2羽飛んできた。

 

赤ちゃん千年竜は鳴く。

 

アピスはルフィの元へ戻って行く。

 

ナミ「あのねアピス ここはただの千年竜の墓場じゃない。きっと新しい命へと繋がっていく場所なのよ。」

 

アピス「ありがとう皆。」

 

ナミ「えっ?」

 

アピス「竜じいを竜の巣に帰してくれて。私にも分かった。ここがどういう場所なのかも。どうしても帰りたかった竜じいの気持ちも。」

 

ナミ「アピス・・・」

 

アピス「すんごい場所よね・・・ご先祖様が神殿まで作った気持ちが分かるわ。ありがとうルフィ。さあ村に帰ろう!村の皆も心配してるしびっくりしてると思うわ!!」

 

ルフィ「ああ!!よっしゃぁ!!早いトコ船に戻って島から出るとするか!!」

 

ナミ達「「「おう!!」」」

 

ルフィ「あ~腹減ったぁ!サンジ メシ作ってくれよ!」

 

サンジ「おう。」

 

ルフィ「肉な!肉肉!!」

 

ウソップ「ああ俺 野菜炒め モヤシたっぷり!」

 

サンジ「どっかで聞いたな それ。」

 

ウソップ「へへェ。しっかしすげェ岩だよなぁ これ元は千年竜なのか?」

 

ナミ「そうみたいね・・・」

 

サンジ「竜骨って言ってもこんなんなっちまったら煎じる事は出来ねェ」

 

ウソップ「じゃあ不老不死の薬ってのも・・・」

 

ナミ「夢のまた夢。たとえサンゴまみれの化石を持ち帰った所で、薬になんかならないもの。」

 

ウソップ「そうだよなぁ」

 

ゾロ「海軍の奴らもとんだ無駄骨だったわけだ。」

 

ララ「でも皆さんも不老不死には夢のまた夢でもあまり期待しないほうがいいようですよ。」

 

ウソップ「ん?」

 

サンジ「どういう事だい?」

 

ララ「不老不死にも、デメリットがあるみたいで」

 

ゾロ「デメリットってどんなだ?」

 

ララ「体が老いていかず死なないって言いますけど、不老不死になったその瞬間から体の再生はせず、食べなくても何千年、何万年、何億年と経って行って最後自分以外の人間は滅び、独りぼっちになる、最終的には世界の終わりと共に「やっと死ねるんだ・・・。長かった・・・」って思うんです。」

 

ルフィ「いい・・・・!?」

 

ウソップ「おいおい・・・」

 

ナミ「それはちょっと怖いわね・・・」

 

ララ「だからこそなるべく健康体で寿命死までちょっと長く生きれればそれでいいんです。不老不死じゃなく、不老のまま年齢だけ老いて寿命死ならいいですけど。」

 

サンジ「ああ。ララちゃんの言う通りだぜ。外見上は老いてなくても年齢は老いていくララちゃんやナミさんなら美しくていいんだ!!」

 

ナミ「ふ~ん。」

 

ララ「サンジさん・・・。」

 

ララは密かにだが、赤くなっていた。

 

ゾロ「そうだ。夢のまた夢だろうが、ララの今の言葉を聞いて不老不死なんてゴメンだと思ったぜ。外見上は老いてなくても、寿命だけ老いて死ぬならまだマシだぜ。」

 

ナミ「私だって同じよ。ルフィもララの言葉聞いて少しは分かったでしょ?」

 

ルフィ「ああ。それだけは分かる。永遠の命なんて興味無いけど、不老不死って怖いって事は分かるぞ。」

 

ウソップ「おれも分かったぜ。」

 

アピス「私も分かったよ。本当は不老不死って恐怖なんだね・・・」

 

ララ「皆さんが分かってくれてよかった・・・。」

 

ネルソン提督は生きていた。

 

ネルソン「グヒヒヒヒ。愚か者め。このワシがそう簡単にくたばる訳がないでおじゃろうが。この礼はさせてもらうでおじゃる。が、今はその前だ。千年竜じゃ グヘヘヘへ。あれだけおればいくらでも竜骨が取れるでおじゃる。」

 

しかし、ネルソン提督の背後にエリックが。

 

エリック「どけ。」

 

ネルソン提督「見ろ!千年竜の群れでおじゃる!金は出す!もう一度取引をせんか?生きた千年竜から不老不死の薬を・・・」

 

エリック「邪魔だーー!!」

 

エリックはネルソン提督を斬り裂き殺した。

 

ルフィ「ん?」

 

ララ「!?」

 

ルフィ達が振り向くと、エリックが立っていた。

 

アピス「あああ・・・」

 

ルフィとララは睨みつける。

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