ONE PIECE~イレギュラーハンター航海記~ 作:サトシゲッコウガ
メリー号は水路を進む。
ルフィ「しかしすげェ水路だな 腹にこんな風穴開けてよく生きてられんな これも遊び心か?」
クロッカス「
ルフィ「船医!?本当かよ!! じゃ うちの船医になってくれ」
クロッカス「バカいえ 私には もうお前らの様に無茶をやる気力はない」
クロッカスは出口を開くためのパルプへ。
ナミ「医者か・・・それでクジラの体の中に!」
クロッカス「そういうことだ これだけデカくなってしまうともう外からの治療は不可能なのだ 開けるぞ」
出口が開いた。
ルフィ「フーーーーーッ 出たァ!!!本物の空!!!」
ルフィ「こいつらどうしよう」
クロッカス「捨てておけ その辺に」
Mr.9とミス・ウェンズデーは海へ放り出された。
Mr.9「うばっぷ 何だ!!?」
ミス・ウェンズデー「い・・・胃酸の海!?」
Mr.9「違うっ!!本物の海だ!!ミス・ウェンズデー」
ミス・ウェンズデー「どうやら あの海賊達にノされたようねMr.9!!」
ルフィ「ーーーで?お前ら何だったんだ?」
ミス・ウェンズデー「うっさいわよ!!あんたには関係ないわ!!」
Mr.9「いや待てミス・ウェンズデー 関係ならあるぜ?こいつらが海賊である限りな!!」
ミス・ウェンズデー「それもそうねMr.9
Mr.9「それではまた会おうじゃないか いなか海賊ども!!」
ミス・ウェンズデー「そしてクロッカス!!このクジラはいつか我々が頂くわよ!!」
二人は泳いで去って行った。
ララ(ビビ・・・。)
ペケ(ララ様・・・)
サンジ「ミス・ウェンズデーか なんて謎めいた女なんだ」
ルフィはある物を拾った。
ルフィ「何だ こりゃ 落とし物か」
ナミ「いいの?放っといて またこの鯨狙われるわよ」
クロッカス「あいつらを捕えた所でまた別のゴロツキがやってくるだけだ」
ララは自分用秘密扉の向こうからタブレットを入れた高校のカバンを右肩に背負い、船をちょっと降りる。
そしてスマホでラブーンを数枚の写真を撮影し、ゾロ達が座る木製テーブルの椅子に座る。
タブレットの電源も入れて、地球のネット記事の確認や、動画を若干音ありで少し観る。
ルフィ「しかし 50年もこの岬でね まだその仲間の帰りを信じてんのか」
ララ「待たせますね その海賊達も・・・」
サンジ「ここは”
サンジ「死んでるんだよ いつまで待とうがもう帰って来やしねェ・・・!!」
ウソップ「てめェはそう夢のねェことを言うんだ!! まだ わからねェだろうが帰って来るかも知れねェ!!美しい話じゃねェかよ 仲間との約束を信じ続けるクジラなんて・・・」
クロッカス「だが事実は想像よりも残酷なものだ」
クロッカス「彼らは逃げ出したのだ この”
ウソップ「な・・・なにィィ・・・!!?」
ララ「逃げるって、それヒドいですよ・・・!!」
ララはタブレットの電源をスタンバイにした。
ナミ「・・・・・・このクジラを置いて・・・!?まさか ・・・でも逃げるには”
クロッカス「そうとも・・・故に 生死すら不明 だがたとえ生きていたとしても二度とここへは戻るまい 季節・天候 海流・風向き全てがデタラメに巡り」
クロッカス「一切の常識が通用しないのがこの海 ”
サンジ「ーーそして心の弱いそいつらは てめェの命惜しさに約束の落とし前もつけずに この海からとっととズラかったって訳だ」
ゾロ「・・・・・・」
ララ「ひどいってそれ・・・」
ウソップ「見捨てやがったのかこの鯨を!!そいつらを信じてこいつはここで 50年もずっと待ち続けてんのに・・・!! ヒドいぞそりゃあ!!!」
ナミ「それがわかってるんだったらどうして教えてやらないの? この鯨は人の言う事が理解できるんでしょ!?」
クロッカス「言ったさ 包み隠さず全部な だが聞かん」
ナミ「聞かない?」
クロッカス《ラブーン 話がある》
ラブーン《?》
クロッカス《お前を私に預けて旅立ったあの海賊達は ・・・・・・もう”
クロッカス《お前たちは確かに仲間で お前とした約束は紛れもなく本物だったはず しかし・・・彼らはもう二度とここへは》
ラブーンは吠える。
クロッカス《・・・ラブーン》
ラブーン《オオオオ》
クロッカス《ラブーン!!私の話を聞けっ!!》
クロッカス《彼らはもう》
ラブーン《ブオオオオオオ!!!!》
クロッカス《彼らは もう この場所に》
ラブーン《オオオオオオオオオ》
クロッカス《ラブーン!!!》
クロッカス《信じたくない気持ちはわかる!!!しかし受け入れなければ・・・・・・!!!》
ラブーンは海水をかける。
クロッカス《うわ!!》
クロッカス《ちゃんと話を聞いてくれ》
ラブーン《オ~~~~~ オ~~~~~》
クロッカス《ラブーン!!!》
クロッカス《・・・・・・ お前・・・》
クロッカス「・・・それ以来だ・・・」
クロッカス「ラブーンがリヴァース・マウンテンに向かって吠え始めたのも」
クロッカス「”
クロッカス「ーーーまるで今にも彼は
サンジ「何てクジラだよ・・・裏切られてなお待つか」
ウソップ「
ララ「でも ラブーン 健気だ~~~。」
ララはダーーと涙を流す。
ウソップ「ララ ラブーンに対して感動してんのか?」
ララ「そりゃそうですよ~~~。」
クロッカス「まあ・・・意味をなくすから 私の言葉を拒む
クロッカス「こいつの故郷”
サンジ「・・・でもよ 確かにこいつは可哀相な奴なんだが 言ってみりゃあんただって裏切られてんだぜ? ・・・もう放っといてもいいんじゃねェのか?」
クロッカス「・・・こいつの額のキズを見ろ・・・」
クロッカス「このまま加減なく頭をぶつけ続ければ 間違いなくこいつは死ぬ」
クロッカス「妙な付き合いだが50年近くもこいつとは一緒にいるんだ 今さら見殺しにできるか・・・・・・」
ルフィ「うおおおおお」
ナミ「は!?」
クロッカス「!」
ウソップ「何やってんだあのバカはまた」
ゾロ「ちょっと目を離したスキに・・・」
サンジ「山登りでも楽しんでのかね」
ララ「ルフィさん・・・」
ルフィ「よっしゃ頂上に着いたぞ!! 新しいキズはあそこだな!!?」
ルフィはラブーンの傷口に向かう。
ルフィ「ゴムゴムのォオオオオ」
ルフィ「”生け花”!!!」
ルフィはある物を傷口に突き刺した。
ゾロ「・・・・・・ありゃマストじゃねェか?」
サンジ「おれ達の船の・・・」
ウソップ「そうメインマストだ」
ララ「っという事は?」
ラブーンの傷口から血が噴き出す。
ラブーンはとても痛くなり、吠える。
ララ「ルフィさん!!」
ゾロ達「「「何やっとんじゃ お前~~~~っ!!!」
ウソップ「船壊すなァ!!」
ルフィはマストにしがみつくも振り回される。
ルフィ「うわあっ うわあっ」
ラブーンは目が本気で怒っていた。
サンジ「こっちへ来たァ!!!」
ウソップ「うああああっ!!!」
ナミ「ぶつかるーーーーーっ!!!」
ララ「いくら私でもこれは対処できそうに!!」
ラブーンは傷口に突き刺さったマストごとルフィも、塔付近の地面へ頭突きした。
クロッカス「な!!おい小僧!!!」
ナミ「危ないおじさん!!」
ナミがクロッカスの腕にしがみつき止める。
ナミ「大丈夫 あいつ潰れたって死なないの!!」
ラブーンはさらに奥まで突き刺さり、痛がる。
ルフィ「へへ ばーーか!!」
ルフィは突然ラブーンと喧嘩し始めた。
ラブーンの目にゴムゴムの”
ウソップ「何のつもりだよ・・・」
ルフィはまた吹っ飛ばされる。
ゾロ「ルフィ!!てめェ一体何がやりてェんだ!!!」
ここでララが動き、デバイスを起動しようとした。
ララ「こうなったら私がダメもとで、ラブーンを止める!!」
ルフィ「待てララ!!・・・引き分けだ!!!」
ルフィ「おれは強いだろうが!!!」
ラブーン「・・・・・・?」
ルフィ「おれとお前の勝負は まだついてないから 俺たちは まだ戦わなきゃならないんだ!!」
ルフィ「
ラブーン「・・・・・・」
ルフィ「おれ達が”
ルフィ「また お前に会いに来るから」
ラブーンは泣く。
ルフィ「そしたらまたケンカしよう!!!!」
ラブーン「ブオオオオオオーー・・・」
ラブーンは額に海賊旗の絵を描かれた。
ルフィ「んん!!!よいよ!!! これがおれとお前の”戦いの約束”だっ!!!」
ルフィ「おれ達が またここへ帰って来る時まで 頭ぶつけてそのマークを消したりすんじゃねェぞ!!」
ラブーン「ブオ」
クロッカス「・・・・・・」
ルフィ「よし!」
ナミ「さて航海の計画でも立てますか」
サンジは船内で調理開始。
サンジ「しかし料理のしがいがある魚だ エレファント・ホンマグロ」
ウソップはメインマストの取り付けをやっていた。
ウソップ「あの野郎 船をバキバキにしやがって おいてめえ手伝えよゾロ!! おれは船大工じゃねェんだぞ」
ララは近くにタブレットを入れたカバンを置き、
ララ「ウソップさん 私手伝いますから!!」
ウソップ「お おう!サンシューなララ。」
ナミ「あーーーーーっ!!!」
ルフィ「何だよ お前うるせーなーーーーっ」
サンジとウソップ、ララも登ってきた。
サンジ「何事っすかナミさん!!お食事の用意ならできました」
ウソップ「ララの手伝いで修理うまくいきそうだぜ。ちょっと休憩メシか?」
ララ「サンジさんの料理 いい!縄梯子の降りにスカートの中見えちゃうかも・・・」
ゾロはグースカ寝ていた。
ナミ「
ララも椅子に座る。
サンジ「ララちゃん 君にもスペシャルディナーだよ!!」
ララ「はい!」
クロッカス「・・・・・・」
クロッカス「お前達は・・・何も知らずに
ルフィ「めしか」
サンジ「エサだてめえは」
ナミ「?」
クロッカス「言ったはずだ この海では一切の常識が通用しない その
ナミ「・・・じゃあ まさか磁場が!?」
クロッカス「そう・・・”
クロッカス「さらにこの海の海流や風には恒常性がない お前も航海士ならばこの恐ろしさがわかるはずだ 何も知らずに海へ出れば確実に死ぬ」
ナミ「確かに・・・方角を確認する術がなきゃ絶望的だわ」
ナミ「し・・・知らなかった どんまいどんまい」
ララ「まあ どんまいと言えばどんまいです・・・」
ウソップ「おいマズイだろ そりゃ!!大丈夫か!!?」
サンジ「知らないナミさん 素敵だ!!」
ララ「サンジさん 知らないは素敵じゃないです・・・」
ララからのナイスな突っ込みだった。
ルフィ「なんかマズいのか?」
ナミ「ちょっとあんたら黙っててよ!!!」
ルフィは魚を少し食った。
ルフィ「鼻がうめェよエレファント・ホンマグロ!!ララも食ってみろよ。」
ララ「はい!」
ララはテーブルのホンマグロを少し食べてみた。
ララ「あっ おいしい!」
ルフィ「だろ!?」
クロッカス「”
ナミ「ログポーズ? 聞いた事ないわ」
クロッカス「
ルフィ「変な
クロッカス「まァ
ルフィはその指針を見せた。
ルフィ「こういうのか?」
クロッカス「そう それだ」
ララ「ルフィさん 持ってるし。」
クロッカス「あの『
ナミ「なりほど・・・でもちょっと待って」
ナミはルフィを一発殴る。
ナミ「何であんたがそれを持ってんのよ!!」
ルフィ「・・・これは お前さっきの変な二人組が 船に落として行ったんるふぃ
ナミ「あいつらが?」
ルフィ「何でおれを殴る」
ナミ「ノリよ」
ルフィ「ノリか」
ララ「ノリなんだ・・・」
ナミは左腕の指針を見せる。
ナミ「・・・これがログポーズ 何の地盤もない・・・」
クロッカス「”
クロッカス「まともに己の位置すらつかめないこの海では『
クロッカス「『ラフテル』 ”
ウソップ「じゃ・・・そこにあんのか!? ”
クロッカス「さァな」
ルフィ「・・・」
クロッカス「その説が最も有力だが誰もそこにたどり着けずにいる」
ルフィ「そんなもん 行ってみりゃわかるさ!!!」
ルフィ「さー行くかっ!!メシも食ったし」
テーブルの魚は骨も残されていなかった。
サンジ「お前一人で食ったのかっ!!」
ララ「サンジさん 私も少しでも食べられる分は食べましたよ。」
サンジ「そうなのかい!?ありがとうララちゃん!!」
ウソップ「っつうか 骨残ってねーぜ!!」
ナミ「『
サンジ「ララちゃんはまだ良いさ!食える分は食ったからな。おいクソゴム おれはナミさんにももっと」
サンジ「もっと食ってほしかったんだぞコラァ!!!」
サンジはルフィの後頭部に蹴りを食らわせ、吹っ飛ばしたがその衝撃でナミの
ナミ「え?」
ララ「あっ!!」
ルフィとサンジはナミに蹴り飛ばされた。
ナミ「お前ら二人とも頭冷やして来ォーーーい!!!」
そして海に落とされた。
ウソップ「おいっ!!そいつはすげェ大事なモンじゃねェのか!?」
ナミ「どうしようクロッカスさん!!大切な
クロッカス「あわてるな 私のをやろう ラブーンの件の礼もある」
例の二人がイカダの上からから観察していた。
ミス・ウェンズデー「どう?見える?Mr.9」
Mr.9「・・・今何が起こったのかはよくわからないが・・・どうやらまだ あの女が持っているようだ」
ミス・ウェンズデー「まったくドジね!大切な『
Mr.9「全くすまん ミス・ウェンズデー あれがないと我が町にすら帰れないからな」
ミス・ウェンズデー「クジラ捕獲任務完了推定時刻はとっくに過ぎている 早く帰って
Mr.9「武器はないが奪い返すしかないな隙を伺っている時間はもうない」
すると、二人の後ろの向こうから何やらやってきた。
Mr.9「ま・・・まさかあれは・・・・・・”アン・ラッキーズ”」
ミス・ウェンズデー「しまった 手遅れだった!!!」
Mr.9「Mr.13!!!」
ミス・ウェンズデー「ミス・フライデー!!!」
Mr.9「待ってくれ!!!これには理由があるんだ!!!海賊達の邪魔が入って・・・!!」
ミス・ウェンズデー「こ・・・これから
鳥に乗っていたラッコが貝のロープに着火し、荷物を落とした。
その荷物は二人の元へ落とされ、二人は海へ落下。
しかし海岸にはルフィ、サンジ、二人組が上がる。
4人「「「「ん!?」」」」
サンジはミス・ウェンズデーに手をさしのべる。
サンジ「お手を ミス・ウェンズデー」
ミス・ウェンズデー「まあありがとう」
サンジはミス・ウェンズデーと肩を並べて歩く。
Mr.9「おいっ!!!」
Mr.9「頼みがある」
二人はルフィと共に上の所まで来た。
ルフィ「ウイスキーピーク?何だそれ」
Mr.9「わ・・・我々の住む町の名だ・・・です」
ララ(バロックワークスの100人賞金稼ぎの巣・・・)
ナミ「それは少しムシが良すぎるんじゃないの? Mr.9 クジラ殺そうとしといてさ」
ウソップ「お前ら一体何者なんだ?」
Mr.9「王様です」
ナミ「うそつけ」
ナミに頬をつねられるMr.9。
Mr.9「いで!!」
二人は土下座する。
ミス・ウェンズデー「いえません!!!」
Mr.9「しかし!!町へ帰りたいんです!!受けた恩は必ず返します!!」
ララ(ビビ・・・)
ペケ(ララ様・・・ビビ殿も苦労してますね・・・)
ララ(うん。)
ペケ(ところでララ様 ビビ殿だけは呼び捨てですが?)
ララ(今の私の姿での年齢は16歳!ビビも同じ年齢だからね!)
ペケ(ほう 呼び捨ては互いに同じ年齢だから。)
ミス・ウェンズデー「私達だってこんなコソコソした仕事やりたくないんですが なにせ我が社は”謎”がモットー 何も喋るわけにはいかないのです あなた方のお人柄を見込んでお願い申しあげます」
クロッカス「・・・・・・やめておけ 何を言おうとロクなもんじゃないぞ そいつらは」
ララ(私はそんな人間じゃないつもりだけど・・・)
ナミ(ーーーところで私達『
Mr.9「な・・・なにィ!! 壊しやがっただと!!? そりゃ
ミス・ウェンズデー「こっちが下手に出りゃ調子にのりやがって あんたらも何処へも行けないじゃないんじゃないか!!!」
ナミ「あ! でもそういえばクロッカスさんにもらったやつがあったか」
二人は土下座する。
Mr.9「あなたがたのひとがらでここはひとつ・・・」(くそっ!!! カマかけやがった この女っ!!!)
ララ(ナミちゃん まるで悪魔のような女子だわ・・・)
ルフィ「いいぞ 乗っても」
クロッカス「・・・・・・そろそろよかろう ”
クロッカス「海図通りの場所を指したか?」
ナミは
ナミ「うん大丈夫!!ウイスキーピークを指してる」
クロッカス「いいのか? 小僧こんな奴らのために選んで 航路を選べるのは始めのこの場所だけなんだぞ」
ルフィ「気に入らねェ時はもう一周するからいいよ」
クロッカス「・・・・・・そうか」
Mr.9とミス・ウェンズデー((ブククク バカな海賊め・・・!!))
ルフィ「じゃあな 花のおっさん」
ナミ「
クロッカス「行って来い」
メリー号は出航した。
ルフィ「行って来るぞクジラァ!!!!」
ラブーン「ブオオオオオオオオ!!!」
クロッカス「あいつらは・・・我々の待ち望んだ海賊達だろうか・・・何とも不思議な空気を持つ男だ なァ・・・ロジャーよ」