総ての力を纏う時の王者のヒーローアカデミア(凍結)   作:ルオン

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お待たせいたしました!
今回は、総一の転生後と個性について説明回になります。

それでは本編をどうぞ!!


転生後の総一

個性

 

それは()()、個人特有の特徴を示す言葉だった。

でもそれは、特徴の意味を示すと同時に()()()()へと変わった。

 

始まりは中国の軽慶市、発光する赤ん坊が生まれたという報道からだった。

その赤ん坊の誕生以降、世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至り、社会は超人社会となった。

そしてそれを機に、夢であったヒーローは職業の1つとなったと同時に、個性を利用して悪事を働く(ヴィラン)も現れた。

 

その世界へと転生した、最高最善の魔王にして戦士である時磐 総一はというと

 

「Zzz········」

 

自身の部屋で寝ていた。

すると、総一の部屋の扉が開き、小さな蝙蝠のような存在と、1人の男が入ってきた。

 

「やーっぱ、まだ寝てたか~」

 

「まったく。これで時の王者だというのだから驚きだ。知らない奴が聞いたら、信じられんだろうな」

 

「まぁ仕方ないんじゃないか?昨日結構頑張ってたし、今日ぐらい」

 

「駄目に決まってるだろ」

 

蝙蝠のような存在にそう言うと、男は総一の元まであゆみより、総一の顔を見る。

ヨダレを滴しながら眠る総一の顔を、無言で見つめていた男は、スッと拳を振り上げる。

そして

 

「さっさと起きんか!!この馬鹿者ォオオ!!」

―ドガッ―

 

「ゴフゥ!?」

 

男は総一の腹に向けて、おもいっきり拳を振り下ろした。

それにより総一は、痛みと同時に一気に目が覚めた。

 

「いったたたた········な、何すんだよ、グラファイト~」

 

「何すんだよじゃない。今何時だと思ってるんだ?」

 

「何時って········まだ6時30分じゃん」

 

部屋に置いてある時計を見て、文句を言いながら目を擦る総一。

 

「馬鹿者。日課のトレーニングを1日休んで良いとは言ったが、遅くまで寝ていいとは言ってないぞ。分かったら、顔洗ってリビングに来い」

 

「ふぁ~·······分かったよ」

 

総一は欠伸をしながら、ふらついた足どりで洗面所へと向かう。

心配した蝙蝠のような存在こと【キバットバット三世】は、総一の後を追っていく。そして総一の枕元にいた恐竜のような機械【ファングメモリ】、虫型の機械【ゼクター】達も起き上がり、総一の後を追っていく。

転生して約15年、彼には5つの個性が宿っている。

 

1つ目は、彼が前世から使っていた力、【クロスジオウ】である。

この個性は、仮面ライダージオウに変身するだけでなく、時空や時間に干渉し、時間を停止させたりする能力が追加されており、変身せずにジオウの武器を召還し、使用する事が可能となった。

他にも、彼がジオウになる際に使用していた【ライドウォッチ】を生み出す能力を持ち、今まで彼が入手してきた平成仮面ライダーのライドウォッチを始め、昭和ライダー、令和ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーロー、ウルトラ戦士、魔弾戦士、魔戒騎士、スーパーロボット、デジタルモンスター、一部の怪人のライドウォッチを使い、そのライドウォッチの戦士達の武器や能力の使用、召還が可能である。

また、昭和ライダー、平成ライダー、令和ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーロー、魔弾戦士、スーパーロボット、デジタルモンスター、一部の怪人に変身が可能である。

ただし、女性ライダー、女性のメタルヒーロー、ウルトラ戦士、魔戒騎士、一部のデジタルモンスターとスーパーロボットには変身ができない。

他にも、金と銀、マゼンタカラーの混ざったエネルギーを生み出し、エネルギー弾や武器にして攻撃が可能と同時に、ライドウォッチ同士を融合させたりする事ができる。

 

総一はこの個性を使いこなす為に、約15年間修行してきた。本来なら、朝の5時には起きてトレーニングを行うのだが、前日の夜にある人物達の依頼を受け、終わったのが1時をまわっていたので、今日の分は休みとなったのだが、起きる時間までは許可していないと、部屋に入ってきた男【グラファイト】による一撃で目を覚まされたのである。

 

顔を洗い終えた総一は部屋へと戻り、自身の通う中学校の制服へと着替えて、リビングへと行く。

リビングへ入ると、グラファイト以外に4人の男女がいた。

 

「おはよう、滅、亡、ポッピー、メディック」

 

「おはよう、総一」

 

「おはようございます、総一」

 

「総一おはよう♪」

 

「おはようございます、総一さん♪」

 

総一と挨拶を交わせたのは、上から【ヒューマギア】と呼ばれる人形アンドロイドにして仮面ライダーの1人、【仮面ライダー滅】こと【滅】と、同じくヒューマギアにして仮面ライダーである【仮面ライダー亡】こと【亡】、進化したコンピューターウィルスにして仮面ライダーであり、グラファイトの同士である【仮面ライダーポッピー】こと【ポッピー・ピポパポ】に、機械生命体【ロイミュード】の1人である【メディック】である。

グラファイトやファングメモリ達を含め、彼等は総一の個性であるライドウォッチによって召還されている。

ライドウォッチには意志が宿っており、中には自由に現れる事ができる者達がいる。

召還された彼等は、彼を鍛えたり、身の回りの世話をやいてくれている。

特に滅は、父親型ヒューマギアだった為か、総一の身の回りの世話を率先してやるようになり、炊事洗濯はもちろん、勉学を教える等、完璧にこなしている。

挨拶をした総一が椅子に座ると、メディックが料理を乗せた皿を総一の前に置く。

 

「ありがとう、メディック」

 

「お気になさらず♪」

 

メディックにお礼を言った総一は、滅達が作ってくれた料理を食べ始める。

それから数分後、滅達が作ってくれた料理を食べ終えた総一は、歯をみがいてから部屋へと戻り、学校の鞄を持って玄関へと向かう。

すると、リビングから滅が出てきた。

 

「総一、先程総太郎と魔李から連絡があった。あと3日で日本に戻れるようだ」

 

「分かった。ありがとう滅」

 

滅から報告を聞き、礼を言う総一。

先程、滅の口から出た総太郎と魔李というのは、総一の両親である。現在、総一の両親は海外へと行っている為、日本にはいないのだ。

報告を受けた総一は靴を履き、扉を開ける。

すると、扉の前に総一が通う中学校の制服を着た、4人の男女がいた。

 

「おはよう、朱李、麗花、怪士、不九朗」

 

「おはようございます、総一さん♪」

 

「おはよう総一♪」

 

「総一、おはよう」

 

「総一君、おはよう」

 

扉の前にいたのは、総一の幼馴染みである、姫川(ひめかわ) 朱李(あかり)紅月(こうづき) 麗花(れいか)獄堂(ごくどう) 怪士(かいじ)に友人の南田(なんだ) 不九朗(ふくろう)であった。

挨拶を交わした5人は、そのまま自分達の通う中学校へと向かう。

そしてこの日、5人が運命の瞬間を目の当たりにする事を、まだ誰も知るよしもなかった。




今回はここまでです!!
次回は総一達があの事件に遭遇します。

次回も是非読んでください!!
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