ホロライブラバーズ 新√発掘実況プレイ 作:うろ底のトースター
タグ詐欺よタグ詐欺!!絶対に訴えてやるんだから!!
>何度血を吐いたか分からない。どれだけ闘い続けたかも分からない。剣を振るう腕の感覚はなくなり、まるで泥酔しているかのように足元も覚束ない。
死期が、近い。
・・・だが、分かるぞ。お前も死にそうなんだろ?
なぁ、マヌス?
>死に体で、幻を見る。記憶を写すそれは確かに走馬灯なのだろうが、我ながら、随分と暗すぎるな。こういうのは楽しかった頃の思い出を見せるものじゃないのか?
クソ、思い出すほど自分の無力さが嫌になる。結局俺はマヌスを殺せず、ヤツの吐く深淵に呑まれた。
神族たる俺が深淵に屈する、それ即ち人間への堕落を意味する。
人に堕ちた俺の成れ果てなど、死んでマヌスの操り人形──亡者となる他にないだろうな。
はぁ、必ず勝つって誓ったのになぁ。ごめんな、守れそうにないわ、約束。
>「その約束、まだ果たせるかもしれないわよ?」
>「・・・はは、俺、悪運強かったんだな。まさか助けが来るなんて思わなかった」
回復の魔法でも使われたのか、左腕を除いた全身に感覚が戻り始める。
>「お目覚めかしら?
いきなりムービーから始まる実況プレイはーじまーるよ!!??
いや、違うんすよ(?)ちゃんと動画撮るつもりだったんですよ。別のデータで。つまりこれ、試走なんですよね。撮る予定なかったデータなんですよね!
キャラクリで名前とトラウマが設定できなかったので、怪しいなと思って急いで撮影、したものがこちらになります。
まーた新しい隠しルートだよ。
>俺を起こしたのは、魔族の艶やかな女性だった。何故か白衣を纏っているが、不思議と、この女性によく似合っている。
誰だとか、どうしてここにいるのかとか、気になることは数知れず。
だが、そんなことよりも大きな疑問がある。
>「深淵はどうしたんだ?」
深く傷つき、深淵に蝕まれ、動かなくなったはずのこの身体が、今は、動く。
>「左腕に全て集めたわ。ホントなら完全に除去するつもりだったのだけど・・・」
>「操作できただけでも勲章もんだろ」
>「く、うぅっ」
全身をぐっと伸ばすと、節々からポキポキと子気味のいい音が鳴った。左腕は全く動かないが、まぁ、仕方のないことだな。
>「アンタ、名前は?」
>「癒月ちょこよ、学校の保険医をしてるわ」
>保険医、ねぇ。にしてはかなり高等な魔法を使えるもんだ。
>いや、今はそれよりここから逃げないとな。マヌスは瀕死で動けないが、この領域には亡者が蔓延っている。囲まれたら厄介だ。
>「とりあえず、奴らに見つかる前に逃げるぞ」
>「・・・残念、少し遅かったみたい」
>「・・・だな」
ちょこの視線の先で、大量の亡者が群れを成す。分かってはいたが、マヌスは俺たちを逃がす気はさらさらないらしい。
>「あ、私深淵を動かすのに魔力使い切ったので、1歩も動けないの。おぶってちょうだい♡」
>「はぁ!?」
訂正、結局俺の悪運は強くないらしい。
初☆手☆逃☆げ☆ゲ☆ー
はい逃げマース!逃げながら基礎スキルと装備を確認しましょう。
>『空中姿勢制御』『神族の矜恃』『大剣の心得』
ダメだ、『大剣の心得』しか分からない・・・。
『大剣の心得』は、大剣装備時の攻撃力、クリティカルダメージを強化するスキルですね。
他は、何?
『神族の矜恃』
死亡時、一度だけ最大HPの2割を回復して復活し、30秒間攻撃力強化。
『空中姿勢制御』
着地後の硬直無効。空中で敏捷、攻撃速度上昇。
あ、ふーん?なかなか使えそうやな。で、装備は?
『古びた栄華の大剣』
神々が英雄アルトリウスに与えた一振の大剣。今は深淵によって腐食され、かつての輝かしい栄光など、一縷も見えない。
『古びたアルトリウスの鎧』
神々が英雄アルトリウスに与えた大型の鎧。今は深淵によって腐食され、かつての輝かしい栄光など、一縷も見えない。
まま、えーわ、ん?
※装備の必要ステータスに達していません
ウッソだろお前!?
これってあれですかね?必要ステータスを満たしてないと装備の性能をフルで発揮しできないみたいな。
はー、つっかえ、やめたら?英雄。
>「おい!これ、どこまで逃げればいいんだ!?」
>「このまま真っ直ぐ行けば私が入ってきた空洞があるから、そこまで逃げて!」
>「距離は!?」
>「そんなにないと思うわ!」
あ、出口までの距離が出ましたね。300mかぁ、辛いかもなぁ。この、アルトリウス君?初期ステだと、スタミナ低めなんですよね。敏捷は高いんだけどなぁ。
てかここどこさ。暗すぎてこれもう(どこか)分かんねぇな。私も長くプレイしてますが、こんな場所見たことないですよ。
てか、マヌスって何よ。深淵って何よ。神族って何よ。分からんことが多すぎるんよなぁ。運営はどこまで変態なんだ。
あ、やっべ。
>「クソ!寝起きには少し辛すぎたか!」
>「追いつかれた、わね」
>「・・・後続か来る前に斃すしかないな」
背に担いだ大剣を握る。神造のコイツも、俺と同じように深淵に呑まれ、腐り、本来の姿を失ってしまった。
>「あと少しだけ、耐えてくれよ」
力を失い、左腕も動かず、得物は折れかけ。万全とは程遠いが、幸い相手は亡者数体。肩慣らしには丁度いいだろう。
はい、オーディション初戦闘です。対戦よろしくお願いします。
さて、初っ端から分からないことだらけですが、これでも私は百戦錬磨()のホロラバ民。この程度の戦闘は難なく熟さなくては話になりません。
このアルトリウス君、ステータスとスキル構成から察するに、急襲型の大剣使いと見て間違いないでしょう。左腕が使えないので大剣が必要以上の大振りなりそうですが、まぁ『空中姿勢制御』で無理矢理攻撃速度があげれるので問題ないです。
ほな行くどー!
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いつもより重く感じる大剣を、全身を使い飛ぶように、舞うように振り回す。
「シィッ!」
一閃。
飛び込んできた短剣使いの亡者の胴を、体を回しながら振った大剣で両断した。
まずは1体。視認できる亡者の数は残り9体。そして、そのかなり後方に亡者の大軍。あまり時間はかけられない。
急ぎつつ、冷静に、斃す亡者の優先順位を決める必要がある。
この場合は、
「後方、弓使いと魔術師だな」
大剣を背負い込むように深く振りかぶり、亡者に向かって突貫する。そして、最前で大盾を構える亡者のその大盾を《踏み台にして跳んだ》。
亡者の一団の頭上を往く。
「はぁ!」
着地と同時に弓使いを叩き斬り、そのままの勢いで横一文字に振るい薙ぎ、杖に魔力を込めていた亡者を斃す。
残り7体。
ここでようやっと亡者どもが後衛の崩壊に気づくが、こっちが攻め込む方が速い。
「フッ!」
振り向きかけた槍使いの1体を袈裟に斬り、こちらを見て振りかぶっている直剣使いを蹴り飛ばす。
残り6体。うち1体は一時的に行動不能。
「っらぁ!」
別の槍使いの亡者が突き出した槍を、大剣の腹で逸らしつつ足払い。地面を削りながら得物を振り上げつつ、槍使いの腹を斬る。そのまま振り下ろし、蹴り飛ばされて倒れている亡者を叩き斬る。
残り4体。
双曲剣の連撃を身を引くことで躱し、刺突で胸を貫く。そのまま亡者ごと大剣を振り回し、背後から近づく棍棒使いを殴りつけ、倒れたそいつの顔面を踏み潰す。
そして、遠心力の付いた亡者の骸は吹き飛んで別の亡者の腹に当たり、一瞬の隙を産む。
常人には短すぎる一瞬。俺には、それで十分だ。
「ふっ!」
前方に跳ねながらの斬り上げ。亡者の股から頭蓋まで切断する。
残り、1体。
身を返して、最後の大盾使いの亡者を睨みつける。
腰を低く据え、1歩引いた右足に力を込める。水平に大剣を構える。
これは、
【狼の剣技】
水平に、2回の回転斬り。亡者は、首と胴体を絶たれ崩れ落ちた。
残りは、なし。
「ふぅっ」
周囲の安全を確認し、一息ついた。しかし、妙に身体が重い。毒でももらったか?
「感覚のズレ、逃走時の疲労、使えない左腕、これだけのバッドステータスを背負っていながら、どうしてそんなに動けるの・・・?」
「あぁ、なるほど、これが疲労ね」
さすがは最貧弱種族人間、この程度で疲れるとはねぇ。
「あなた知らなかったの?」
「仕方ないだろ初めてなんだからさ」
驚く彼女を再度担ぎあげ、微かに見える明かりを目指す。
「そういやさ、俺が深淵に挑んでからどれくらい経ったんだ?」
「んー、そうね、ざっと3年くらいかしら」
「3年!?」
ヒロインまで決まってるけど失踪します