ホロライブラバーズ 新√発掘実況プレイ 作:うろ底のトースター
何とか外に飛び出せた実況、始まってるんだよなぁ?前回は、なんか暗い場所をちょこ先生と抜け出して終わりましたね。
今は【ベースキャンプ】と呼ばれる場所に案内されている途中ですね。
>「それじゃあ改めて、ホロライブ学園保険医の癒月ちょこよ。見ての通りの魔族で、深淵にある程度抵抗を持ち合わせてるから、あなたの捜索に派遣されたの」
>「保険医まで派遣されるって、そんなに切羽詰まってるのか?」
>「そうでもないわ。ただ、こんなしがない保険医にも要請が届くくらいには、あなたの存在が重要なのよ」
>「そんなにか?」
>「そも、マヌスに手傷を負わせられる人が、あなたを含めて片手で数える程しかいないの。貴重な戦力、失うわけにはいかないわ」
>「・・・今の俺で戦えるかどうか」
>「まだ身体には慣れてないみたいね」
>「まぁ、な」
>「その点は安心して。今のマヌスは瀕死状態。しばらくは回復に時間を費やすでしょうから、その間に慣らしていけばいいわ」
>「そうか・・・お、着いたな」
>「ええ、ようこそ【ベースキャンプ】へ、歓迎するわ、おぶられてる状態で格好はつかないけど」
おー、広っ!まるで1つの都市ですねクォレワ。さすがは深淵探索の拠点、鍛錬施設から保養施設まで揃ってます。
なになに、中央都市行き特急って交通の便まで整備されてるのな。非戦闘員がすぐに避難できるようにですかねぇ。
なかなかええやん。
>「さて、観光は程々にして、そろそろ迎えの来る頃ね」
>「迎え?」
>「ほら」
>「あ、いたいた!おーい!」
>声のするほうを見ると、いかにも女騎士、って感じの銀髪の少女がいた。
>「って、お前もしかしてノエルか!?」
>「あり?アルトリウスさん、団長の事知ってるの?」
>白銀騎士団。聖騎士たちで構成される自警団であり、団員一人ひとりが人間離れした身体能力と高度な光魔法を扱えることで有名だ。
>「一回だけ前の団長、お前の親父さんと共闘したことがあってな、そのときに会ったんだ。いやしかし、あんなに小さかったのにこんなに大きく育つとは、人の時が経つのは早いな」
>「む〜、はい!この話はおしまい!これからここ3年のこと教えなきゃだから、行こ?」
>「うおっ!?」
>顔を赤くして手を引くノエル。さすがに子供の頃の話は恥ずかしかったのだろうか。というか、力が強い!さすがはあの人の娘と言ったところか。
>「私は少し休んでから行くわ」
アルトリウスくん、神族なのに人間と交流があるのか(困惑)
ま、まぁ、好感度的にマイナスではないようですし、いっか!
それじゃあシーンカットなので黙ります。
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「まず、深淵の進行速度ですが、アルトリウス様のご健闘により、著しく低下しています。一部地域では深淵の除去が始まっており、3年で失われた土地の約20%程を既に取り返して───」
壁一面に貼られた世界地図を指しながら、博士姿の魔族が言う。
なんでも、俺が深淵に突入して数ヶ月後、世界中で対深淵を謳う組織が奮起し、団結しだしたらしい。それまであった種族間の軋轢も忘れ、全種族一丸となって深淵に対抗しよう、というわけだ。
結果、深淵の進行を抑える防衛側、深淵内の探索や亡者との戦闘を行う攻撃側の双方の人員は潤沢。今俺のいる【ベースキャンプ】を含めたいくつかの拠点で、設備を整えることもできた。
だが、それでもまだ足りない、と。
「───となります。私からは以上です。何か不明な点はありますか?」
「いや、俺は大丈夫だ。それよりも、」
隣で話を聞いていたノエルに目を向ける。
「こいつ、ちゃんと現状が理解できてるんだろうな?」
知恵熱でも出したのか、ふつふつと頭から湯気が立っているし、よく見たら目の中がぐるぐると回っている。その余りにコミカルな有様に、苦笑いを浮かべるしかなかった。
魔族の博士もどうやら同じらしい。困ったように汗を垂らしている。
「・・・そっとしておきましょう」
「そうだな」
俺たちは、この件を一旦忘れることにした。
「それで、マヌスのことだが、どのくらいで復活する?」
「・・・残り1年と考えられています」
「短いな」
たった1年でどこまで伸ばせるか・・・。
「確かに短い。だから我々も早期に後続育成、戦力強化に乗り出しました」
博士が目を伏せた。その様は、まるで罪を懺悔する信者のようであった。
「ホロライブ学園は知っていますか?」
「ああ」
癒月が勤めてる高校で、確か、種族差別をなくすために設立された、各種族の優秀な生徒が集まる画一的な高等学校、だったか。
開校からまだ15年とか、そこら辺のまだ若い学校だ。
「それと何の関係がある?」
「・・・ホロライブ学園には優秀な生徒たちが揃っています。───それは、戦闘面においても同様です」
「子供を戦場に連れ出すってのか!?」
怒りのままに、拳をテーブルに叩きつけた。
「いくらなんでも超えちゃいけないラインだろ!」
根本にあるのは人員不足。成程、子供を鍛えて送り出すというのは、まぁ、妥当なところだ。倫理と良心の一切を排すれば。
「生徒たちは了承済みであり、学校側も、既に訓練用施設の建設や模擬実戦形式の行事などを施行しています」
それでも奴は表情を変えない。苦虫を噛み潰したような顔をして、淡々と告げていく。
だがその手は、血が滲む程の力で握られていた。
「・・・悪い」
「・・・話を戻します。この取り組みは2年前から行われており、今年で3年目。来年の春には、卒業生が戦力として加わることになります」
「強いか?」
「十二分に。ただ、マヌスと戦える程の人材はいませんでした」
ふぅ、と博士が一息吐いた。話を変える、という意味なのだろう。
「さて、現在のアルトリウス様の身分になりますが」
「俺の身分?」
「ええ、さすがに【神族の英雄】で通すわけにはいきません」
「第一、誰も信じないだろうしな」
自分で言うのもなんだが、アルトリウスは神族というイメージは、全世界で固まっている。人に堕ちた俺がアルトリウスなどと名乗ったところで、痛い奴扱いされるのが関の山だ。
「なので、神として扱うことはできません。そして、人間として扱うにも身分がないのです」
「そいつは、大問題だな」
つまり、俺は今、社会的に存在していない人間ということになる。
「そこで、アルトリウス様には
「───は?」
「身分上はノエル様の親戚として入学していただき」
「ちょちょ、ストップ!なんで入学することになってるんだよ!」
上擦った声が出た。
「それは、学園のほうが訓練設備が整っちょるからだよ」
答えたのは、知恵熱から復活したノエルだった。
「団長も今年から学園に通うから、よろしくね?」
「うわ、複雑!」
「なんでよ!」
誰が好きで戦友の娘と同じ学校に通うだろうか。しかも同学年である。
「残念ですが、もう既に入学の手続きは済んでいますし、白銀家の許可も貰っています。日中は学校で、夜は白銀騎士団の訓練場でそれぞれ鍛えていただきます」
「ちくしょう理にかなった外堀の埋め方しやがる!」
時間の確保は十分ってか。
「ほら!制服の採寸とかいろいろあるから速く行こ!」
「だっからお前引く力が強えんだよ腕引っこ抜けるだろうが!」
時折ズッコケながらノエルの後を着いていく。
こうして、俺の前途多難なリベンジが始まった。
問、最初のプレイシーン要る?
解、要らない