幽霊にセクハラしても罪にはならないですよね?   作:ボトルキャプテン

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今回の挿絵はリスナーさんに頂いたイラストを使わせていただきます。


第94話 カマ女

 ソーキそばを食べ終えた後、俺とメリーは若い男性スタッフの情報を元に〇〇公園にやって来た。時間も時間だったお陰で公園の雰囲気も不気味な雰囲気を出している。メリーは辺りを早く幽霊に会いたいのか落ち着かない様子だった。

 

「ねぇねぇ、その鎌を持ってるヤツってどこにいるのかしら?」

「スタッフさんの話では公園のトイレで怪奇現象が多発しているって話しだったからね。まずはそっちを調べて見ようか?」

「どんなヤツなのか楽しみね!」

 

なんかメリー、嬉しそうだな。

 

 ワクワクが止まらないメリーを抑えながら公園のトイレを探しながら歩いていると、懐中電灯の光の先にはレンガで囲われて色鮮やかなトイレが目の前に現れた。

 

「このトイレね」

「スタッフさんの話しだとうめき声が聞こえてきたり、ありえない電話番号で電話がかかってくるとか言ってたね」

 

 スタッフさんの情報を確認しているとメリーは呆れ顔で、

 

「ありきたりな話しね。心霊スポットではよくあるパターンじゃない」

「まぁね、とりあえず調べて見ようか」

 

 女子トイレに入ろうとしたその時。メリーに止められた。

 

「何してんの?」

「何が?」

「いや何が?じゃなくて、何堂々と女子トイレに入ろうとしてんの?」

「だってどっちに幽霊いるか分かんないじゃん」

 

 そう言って入ろうとするが、メリーに行く手を阻まれる。

 

「あたしいるんだから別に問題ないでしょ?場をわきまえなさいよ」

「この時間帯に誰もいる訳ないじゃん!大丈夫だって」

「分かんないでしょ?心霊スポット巡りしてんのあたしらだけとは限らないんだから!」

「それはそれで困るな。この会話聞かれてたら独り言になっちゃうからさ」

「いいからあんたは男子トイレ見て来なさいよ!」

 

 メリーにギャーギャー言われながら俺は渋々男子トイレを調べる事にした。小便器を懐中電灯で照らすが、特に何も変わった様子は無かった。そして、個室トイレをノックして開けるが誰もいなかった。

 

「なんだ、何もいねぇじゃねぇか!だが、ここでフラグを立てると知らない番号から電話がかかって来る筈!」

 

 そう言いながらスマホの画面を覗いてみると……何も表示されていなかった。

 

「おかしぃなぁ〜。変だなぁ〜」

「どう?そっちに居たぁ?」

 

 女子トイレの方からメリーの声が聞こえて来た。

 

「特に何もいないね。そっちはどう?」

「さっぱりね。もしかしてガセネタなんじゃないの?」

「そうかも知れないねぇ〜。トイレは諦めて公園の奥の方に行こうか?」

「そうしましょ」

 

 そう交わしながらお互いトイレから出て歩こうとしたその時。

 

「こんばんは」

 

 突然、甲高い声が聞こえた俺とメリーは思わず立ち止まってしまった。なぜならトイレからでは無く、トイレの反対側にある林道にしゃがみながらこちらを見ているショートカットで黒いパーカーを着た女の子がいた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「こ、こんばんは……」

 

 反射的に俺は挨拶してしまった。声の主は高確率で幽霊なのだろうが、どこかこの子は人間の様な雰囲気を醸し出している。メリーが様子を伺っていると、ショートカットの子が口を開いた。

 

「お兄ちゃんとお姉ちゃん。もしかして、ボクの事を探してるの?」

 

 クスクスと笑いながら言い放つ。メリーは警戒を強めながらボクっ娘に声を掛ける。

 

「あんたがこの〇〇公園に住んでる幽霊のカマ女?」

 

 メリーがそう言うと、

 

「そう、ボクがそのカマ女だよ。初めまして」

「やっと会えたなボクっ娘め!」

「え?急に何?、ってかボクっ娘ってなに?」

 

 メリーが俺を二度見しながら聞いて来た。

 

なんだ、知らないのか。

 

「いいか?ボクっ娘てのはな?一人称が僕の少女で 主にマンガやアニメ、ゲーム、YouTuberなどのキャラクターの類型として扱われるてるんだ。極稀に萌え属性として扱われるたりもするけど、令和の時代にもボクという一人称を常用する女の子いる。だけど、思春期になってもボクっ娘になっている女の子が痛い子扱いされることが多くなるから中高生以降は一気に激減する。故にこの子はめちゃくちゃ希少価値がある存在なんだよ」

 

 めちゃくちゃ早口で言った。

 

「そ、そうなの?よく分からないけど、とにかくこの子はレアなのね?」

「そう!めっちゃレア。幽霊のボクっ娘なんて見た事ある?」

「無いわね……」

「だろぉ?そうだろぉ?」

 

 熱弁する度にメリーの目から光が消えていく。ボクっ娘も俺の熱意に少し顔を引き攣らせていた。

 

「は、話を戻すけど……ボクに会いに来たんでしょ?」

「そうよ? あたしはメリーさんからの電話の怪異のメリーよ」

 

 メリーが自己紹介をするとボクっ娘が目をキラキラと輝かせる。

 

「ホント!?凄いっ!あなたがかの有名なメリーさん?うわぁ、会えて嬉しいなぁ!」

「そ、そう?なんか悪い気はしないわね」

 

 ボクっ娘は余程感激したのか、メリーの手をぎゅっと握って握手を始める。

 

「お兄ちゃんのお名前は?お兄ちゃんも幽霊なの?」

 

 メリーの手を握りながら俺を見る。

 

「俺は福島龍星。ただの人間だよ」

「人間?こんなに話したりしてるのに?」

「正真正銘の人間よ。霊感が化け物級なだけなのよ」

 

 メリーの言葉を聞いたボクっ娘は更に目を輝かせる。

 

「凄いホントに凄いよっ!ボクやお姉ちゃんに触れるんでしょ!?普通なら怖がって触れたりしないのに!」

「だから化け物なんだって能力も頭も」

 

頭は余計じゃないか?

 

 興味を示したボクっ娘は。

 

「じゃあ……ボクに触ってみる?」

「はぁ!?あんた何言ってんの!?」

 

 ボクっ娘の言葉を聞いたメリーは目をまん丸にして驚いた。

 

「柔らかいお尻してるんだね」

「うわっ、いつの間に!?」

「早い早い早いっ!もう触ってんのかよっ!」

 

 俺があっという間に抱きつくようにボクっ娘のお尻を撫で回す。メリーが慌てて俺を引き離そうとしたその時。

 

「お兄ちゃん、積極的なんだね……。ボク、積極的な人好きだよ」

 

 満更でもないのか、頬を赤らめながらボクっ娘が俺の耳元で呟いた。

 

その心意気やよし!

 

 興奮が止まらなくなり暴走した俺はしゃがみこんでボクっ娘のショートパンツに手をかけ、

 

「だったら、こうしてやるよぉぉっ!」

 

 一気にズリ下ろした。すると、ボクっ娘の股の間には大きな大きなハブが俺の目の前でめんそーれしていた。

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