アン/ペア ~I Want Your Love~ 作:ENDLICHERI
恋愛パターンのネタ、思いつくのにも結構時間かかるのよ?『ザ・恋愛』って小説を9種類も書いてるんだから・・・。
で、ドリフェスなんだけど~、金にものを言わせてましろゲット!他にもちょいちょいゲットしたけど、面倒だからTwitter見て。
七深と連絡先を交換したその夜、いつものように海璃が部屋に侵入してきた。
「どぉ、進捗は?」
「まぁまぁかな。・・・・・・って、また勝手に・・・。」
「いい加減慣れてよ。それに、私が聞いたのは小説のことじゃなくて七深ちゃんとのことなんだけど?」
「だったら『進捗』なんて紛らわしい言い方するなよ。」
「それでどうなの、七深ちゃんとは?」
「そこまで気になる?」
「うん!」キラキラ
呆れてため息すら出なかった僕は、七深とのことを素直に話した。途中ニヤニヤしてた海璃だけど、意外と真剣に聞いていた。
「・・・・・・って感じ。」
「そう。良かった・・・。」
「うん?」
「う、ううん!なんでもない~!そうと決まれば、これからは七深ちゃんとたくさんお話しないとね~?」
「僕たちと七深の家の関係、忘れてないよね?下手に派手に動けば互いの親がどんなバカ喧嘩するか分かんないんだから・・・・・・。」
「なんのために連絡先を交換したのよ~?」
「・・・・・・あ、そういう事か。って、誘えってこと?」
「当ったり前よ~!」
「あぁ・・・。」
シフト的に大丈夫かな・・・?頭をよぎった心配事はそれだった。他にも考えることはあったのに、それが先に浮かんでしまった。それだけ、七深と会うことが楽しみだった・・・・・・のかな・・・?
翌日、バイトが入っていたから連絡しなかった。・・・・・・いや、ヘタレ過ぎて出来なかったのが一番の答えなのだろうが・・・・・・。
「しゃーせー。」
「いらっしゃいませ。・・・・・・青葉さん、いい加減真面目に挨拶されては?」
「いやいや~、これがモカちゃんの真面目な挨拶なんだよ~。」
その口調で言われて信じられる人間がいるのだろうか?いや、いないな。幼馴染がいるとは言っていたけど、その人たちは扱い慣れているんだろうな・・・・・・。
「あれ?七深ちんだ~。」
「えっ?」
「ど、どうも~。」
「ど、どうも・・・・・・。」
「・・・・・・あ、海斗くん良かったら休憩入る~?」
「えっ!?まだ休憩時間じゃないですよ!」
「その辺は気にしな~い。ごゆっくり~。」
「ちょっ!・・・・・・あ、あのさ・・・。」
「は、はい・・・・・・。」
「そ、外で話さない?」
この時の僕はとても分かりやすいほどに挙動不審だっただろう。急に七深が目の前に現れ、急に予想してなかった休憩に行かされて、どうしていいか分からなかった。分からなかったのにやった行動が『外で2人きりで話す』って、キザか!?
で、結局コンビニの外で2人共片手にジュースを持って会話するのであった。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
いや、『会話』はしてなかった。終始無言の時間が続いた。
「・・・・・・そういえば、七深は色々出来る天才なんでしょ?」
「っ!」
「えっ?・・・・・・あ、この話はマズかった?」
「・・・・・・したく、なかった。」
「あ・・・・・・ごめん。」
「だって、バレたらみんな離れてくから・・・・・・話したくなかった・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「っ・・・・・・。」
「僕は気にしないよ。」
「えっ・・・?」
「だって、有名アーティストの娘さんなんだから、何かずば抜けていることぐらい普通でしょ?それに比べて、僕は逃げてばっかだからそういう才能がないんだよね・・・・・・。」
「・・・・・・ねぇ。」
「うん?」
「もしも・・・・・・もしも私が、バイオリン用の曲をバンド用にアレンジしたら、変かな・・・?」
「ううん、変じゃないよ。普通だと思う。」
「すらすら触ったことない楽器を弾けるのは?」
「普通でしょ?」
「あえて絵を下手な感じで書くのも?」
「・・・・・・もしかして、全部七深が実際にやったの?」
「・・・・・・。」コクン
ここまで来ると『天才』とは何なのかを考えさせられるよね?
「・・・・・・じゃあ、普通っぽいことしてみる?」
「えっ・・・・・・普通っぽいことって?」
「その・・・・・・一緒に出掛ける、とか・・・・・・?」
この流れで誘えた僕は『天才』というより『めっちゃキザ』だと思う。今なんか絶対に誘えないもん・・・・・・。
書き始めてから書き終わるまでに3日かかった。・・・・・・あれ?案外早い?