アン/ペア ~I Want Your Love~   作:ENDLICHERI

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 無音で画面がコロコロ変わるニコ生なんか見て楽しい人はいるのだろうか?って書いてたらさっそく投稿ツイートに反応してる人いるし(笑)




第8節 気づいたんだ

 

 

 

 

 

 透子ちゃんとつくしちゃんと私の3人でななみちゃんを追いかけてると、色んなところへ寄り道しながらどこかへ向かっているようだった。

 

 

「あの2人って、ほんとうに付き合ってるのかな~?」

「うーん、あたしとしては付き合ってるようには見えないな~。」

「なんか、互いに遠慮している感じだよね?」

「タケルと初めて会った頃のシロみたいでな?」

「そ、それは言わないでよ・・・・・・!」

 

 

何か言えば必ずと言っていいほどに私がからかわれる。もう、お(うち)に帰りたい・・・。

 

 

「あ、あのカフェに入っていったよ。」

「あたしらも行こ!ついでにちょっと休憩しよ!」

「『休憩』が本音なんじゃ・・・?」

 

 

『ななみちゃんを見逃さない』という程で私たちも休憩することになった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 さっきからずっと気になってる、僕たちの後をずっとつけている3人組がいることを。意外と鋭い(と思う)七深は気付いてるのだろうか?

 

 

「すみませ~ん。これくださ~い。」

 

 

全く気にしてない感じで注文してるし・・・。もしかして、本当に気付いてないのか?

 

 

「お客様?」

「あ、はい。えっと・・・・・・じゃあ、これを。」

「かしこまりました。」

「海斗くんって、意外と甘党?」

「ううん、コーヒーも飲めるよ。でも、ここに来たら必ずというほどこれを頼むんだ。」

「そうなんだ・・・・・・。」

 

 

七深が頼んだのはアイスコーヒーで、僕が頼んだのは『チョコリスタ』というドリンク。これに『エスプレッソショット』を追加して飲むのが一番美味しい飲み方だと僕は思ってる。

 

 

「ところで~、もしかして気付いてる~?」

「えっ、何を?」

 

 

もしかしたら、ずっと後をつけている3人組のことを言っているのかと思った。でも、もしも違ったらという考えがあったから、あえて知らないふりをした。

 すると、七深は唐突にスマホを取り出して文字を打ち始めた。誰かにメールするのだろうかと思ったら、おもむろにスマホの画面を僕に見せてきた。

 

 

『私たちの後をつけてる3人のこと、気付いてないの?』

 

 

見せてきた画面にはメールアプリを起動してその言葉が書かれていた。僕もスマホを取り出して、メールアプリを起こして文字を打って七深に見せた。

 

 

『いつから気付いていたの?』

『合流した時ぐらいかな?』

 

 

この文を見て少しだけ驚いた。僕が気付いたのは2軒目の店を出た後ぐらいだった。でも、それより前に七深は気付いていた。天才ってそんなもんなのか?

 

 

『でも、気付いてないふりして。私の友達だから。』

 

 

文字を打とうとしたけど、打ち終わる前に七深が先に文字を打ち終えて見せてきた。これはこれで驚いたけど・・・・・・。まさかの七深の友達が僕たちの後をつけていたのか・・・。

 

 

『ちなみに、どういう友達なの?』

『バンド仲間って言うのかな?Morfonicaってバンド名で一緒にバンドやってるんだ。』

『七深、バンドやってるんだ。楽器は何やってるの?』

『私はベースだよ。』

『ベース?なんで?』

『面白そうだったから。それに、しろちゃんたちはもう担当決まってたし。』

 

 

バンドの担当ってそんな感じで決めるものなのか?バンドなんて全く関係ない世界だったから、全然知識がない・・・。

 

 

「お待たせしました。アイスコーヒーとチョコリスタでございます。」

「は~い。」

「ありがとうございます。」

「では、ごゆっくり。」

 

 

頼んだ物が届いて、僕たちは一口飲む。チョコの甘さの中に、エスプレッソショットの苦みが少し混ざっていて美味しい。ただ、これが夏限定っていうのがちょっと残念な部分だ・・・。

 

 

「そっちも美味しそうだな~。」

「飲んでみる?」

「えっ、いいの・・・?」

「うん、気に入るかどうか分からないけど、どうぞ。」

「ありがとう。・・・・・・あ。」

「うん?」

「ちょっと待って・・・・・・。」

 

 

飲もうとした時、突然七深が席を外した。すぐに帰ってきたけど、手には新しいストローがあった。

 

 

「うん?・・・・・・あ。ごめん・・・。」

「ううん、気にしないで・・・!いただきま~す。」

 

 

年頃の女の子に男が口をつけたストローから飲めっていうのは酷かったな・・・。場合によってはセクハラで訴えられるだろうし・・・。

 

 

「・・・・・・うん、甘い・・・。でも、美味しいかも・・・。」

「そう?それなら良かった。」

 

 

それから2人でのんびりくつろいだ後、店を後にした。出る時に他のお客さんのテーブルの上をちらっと見たけど、苦めのコーヒーを頼んでる人がたくさんいたことに一瞬疑問を覚えたけど、あまり気にしないことにした。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 甘すぎた・・・。普段あまり飲まないコーヒーが普通に飲めるぐらい甘かった・・・。

 

 

「今日は一段とコーヒーが美味い!」

「私も、しばらく甘いのはいらないかも・・・。」

「私も・・・。」

 

 

恋人でもないのにあれだけ甘い雰囲気を作れるって、ほんとうにあの2人はどういう関係なんだろう・・・?

 

 

「シロもタケルとあれぐらい甘々な雰囲気出してくれよ~?」

「だから、なんで私に言うの・・・・・・!?」

 

 

もう、ほんとに泣きそう。今だけは透子ちゃんから逃げたい・・・。

 

 

 

 

 




 
 
 モニカって、普段どんなの飲んでるんだろうね?知ったこっちゃねぇか!

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