乙女な姫様と変態騎士がワチャワチャします。

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騎士「姫様って、エロいですよね」 姫「●ね」

「は? えっ、今、なんて? 」

 

騎士「いえ、ですから姫様ってエロいですよね、と」

 

「今の発言、普通に姫への不敬罪なんですけど」

 

騎士「それに関しては、エロい姫様が悪いんですよ? 」

 

「はぁ? アンタね、私の儚くも可憐な容姿にみとれてしまうのは人間として仕方がないにしても、それを本人を前にしてそんな表現をするのはどうかと思うわよ」

 

騎士「あ、いえ。別に、姫様のことそんな風に思ったことはないですね。どちらかというと、自分は、おとなしくて包容力がある女性のほうが好きなので。いつも騒がしくて、包容力とか欠片も分かってなさそうな姫様はちょっと・・・」

 

「はぁ!? 私のどこがうるさいっていうのよ! 」

 

騎士「そういう所です。そーゆう」ハァ

 

「それに私なんて、ほーよーりょくの塊じゃない! そんな私をほーよーりょくがないとかアンタ、目が腐ってるんじゃないの? 」ハッ

 

騎士「姫様、ほんとに包容力がなにかわかってらっしゃいます? 」

 

「も、もちろん、それぐらい知ってるわよ」アセ

 

騎士「じゃあ、どんな意味か言ってみて下さいよ」

 

「えーと、確か、ほーよーりょくの意味は・・・」ンー

 

騎士「意味は? 」

 

「そう、強さのことよ! 何よ、私ったら、やっぱりほーよーりょくの塊じゃない」フフン

 

騎士「姫様、それ包容力じゃないです。姫様が言ってるのは戦闘力です。あのですね、いいですか? 姫様、包容力っていうのは、簡単に言っちゃえば、心の広さのことです。戦闘力とは全くの別物です。私はそれが姫様には足りないと常々思ってるんですよ」

 

「な、何よ。ちょっぴり、冗談を言っただけじゃない。私はもちろん、それぐらい知ってたわよ」

 

騎士「(本当かなぁ)」

 

「それにわたし、それだってちゃんと兼ね備えてるじゃない」フフン

 

騎士「この間、弟君にショートケーキのイチゴを取られたぐらいで凄くお怒りだったのを自分、記憶しているのですが」

 

「あ、あれはオクトのヤツが私が最後に食べようと楽しみにしていたイチゴを脇から取ったんだもの。怒って当然よ、食べ物の恨みは恐ろしいんだから! 」フン

 

騎士「仮にも姫様でしょうに・・・。意地汚いと言うかなんというか・・・」

 

「ほっときなさい! 」

 

「はぁ・・・。それで、結局最初の発言はどういう意味なワケ?」

 

騎士「はぁ、最初の発言とは? 」

 

「だ、だから、最初の発言よ、さ、い、しょ、の! 」

 

騎士「自分、何か言いましたっけー? 記憶にないんですが」

 

「あ、あの、あれよ、だから、その・・・、え、え、え、え、エロいとか言ってたじゃない・・・」///

 

騎士「え、なんて? 」

 

「うぅ・・・。だから・・・、その、え、えろ・・・って、アンタ、それ、私に言わせたくてやってるだけでしょ!? 」

 

騎士「あ、はい、そうです。恥ずかしがる姫様か可愛かったので、ちょっと悪戯しちゃいました」

 

「か、か、か、かわっ・・・! 」///

 

騎士「(さっき自分のこと可憐とか言ってた癖に、こういうこと言われるとすぐ照れちゃうんだよなあ。ほんとご馳走様です)」

 

騎士「で、エロいと言った理由でしたっけ? そんなの決まってるじゃないですか! 姫様がエロい、からです! 」キリッ

 

「それだと説明になってないし! その理由を説明して欲しいんだけど!? 」

 

騎士「えー、説明、ですかー。ほんとに聞きたいですか? 」

 

「な、なによ。いいから、はやく説明しなさいよ」

 

騎士「でも、言ったらたぶん姫様後悔しますよ? 」

 

「いいから! これは命令よ! 」フン

 

騎士「分かりましたよ。命令だから仕方なく言うんですからね? 言った後に攻撃とかしてくるの止めてくださいね? 」

 

「あぁ、もう、分かったから! つべこべ言わず、とっとと、言いなさい! 」

 

騎士「それでは、僭越ながら。姫様、ちょうど先週の深夜頃、ご自身のお部屋で何を為されていたか、覚えていらっしゃいますか? 」

 

「先週の深夜? 今からちょうど1週間前ってことよね、えーと・・・、って、え、は、え? ・・・ま、まさか、いや、その、え」

 

騎士「あぁ、思い出して頂けたようで何よりでございます。それが理由です」

 

「は、ちょ、ちょっと待って? 一つ、一つだけ聞いていい? 」

 

騎士「はっ! どうぞ、なんでもお聞きください」

 

「えーと、アンタ、その、・・・・・・・・・見たの? 」

 

騎士「見たのと、おっしゃられましても、私めではなんのことか検討がつかないのですが、一体何のことでしょうか? 」

 

「だ、だから、その、先週、私がシてるとこ、見たの? 」

 

騎士「シてる、とは? 」

 

「私が、先週の深夜シてたこと、だけど・・・」

 

騎士「あぁ、それなら、バッチリと見させて頂きました」

 

「・・・・・・」ボウゼン

 

騎士「姫様? 」

 

「・・・コロス」

 

騎士「へ? 」

 

「アンタを●して、私も●ぬぅぅううううう! 」

 

騎士「姫様!? お気を確かに! あぁ、もう、聖剣を取り出さないでください! そんなの姫様が全力で降ったらこの城ごとここあたり一帯が更地になってしまいます! 」

 

「うぅぅ! だって、だって、アンタが、アンタが、私の、アレを、見たってぇぇぇぇ! 」

 

騎士「あぁ、とっても可愛らしかったですよ、姫様。目を閉じて、あんなに必死に・・・」

 

「やっばり●すううう! 」

 

騎士「落ち着いてください! 」

 

「これが、落ち着けるかあぁぁぁぁ! 」

 

騎士「姫様、恥ずかしがることはありません! 姫様だって、思春期、これぐらい普通ですよ! 」

 

「それをアンタに見られたのが嫌なのよおお! 」

 

騎士「大丈夫! 私なら気にしてませんから。(時々、あの時のことを思い出しながら、オカズにさせていただいているだけですので)」

 

「私が気にするの! 」

 

「ハァ、ハァ・・・。もう、ヤダ。私、お嫁にいけない・・・・・・」ズーン

 

騎士「レイプ目の姫様も見てると興奮しますね(そんな、姫様はお美しいんですから、世の男性が放っておくわけないじゃないすか)」ニヤリ

 

「変態だぁぁー! 」

 

騎士「あれ? (あぁ、本音と建前が逆でしたか。うっかり、うっかり)」

 

「もう、ほんとヤダ・・・。こいつ雇ったの誰よ・・・、即刻クビに、いや、処刑したいんですケド」

 

騎士「お忘れですか、姫様? 私を近衛騎士として選んでくださったのは姫様ではないですか、あの時のことを今でも私は鮮明に覚えております」シミジミ

 

「そうよ、私が選んだのよ・・・。もし、過去に戻れるなら一番やり直したい瞬間よ」

 

騎士「そんな、私は姫様の近衛騎士になれてとても幸せですよ? 」アハハ

 

「私が不幸だわ! あぁ、もう、あの時顔が良いからってだけでこんなド変態を選ぶんじゃなかった・・・! 過去の私をぶん殴りたいわ」

 

騎士「はっはっは、安心してください。私は姫様の騎士ですので、そんな不埒な考えなどございません。(純粋に興奮してます)」

 

「さっきの発言を聞くと何も安心できないんだケド・・・。あぁ、もう本当にどうしてこんな奴に、わたしの、わたしの・・・! 」

 

騎士「大丈夫です、姫様。 私しか気づいてなかったと思いますので、姫様、そんなに声は出さないタイプですしね! 」

 

「●ねぇぇえええ! 」ブン

 

騎士「おぉっと、危ない。姫様、聖剣を振り回すのはおやめ下さい。私じゃなければ木っ端微塵になっているところですよ」ヒョイ

 

「大体、なんで、アンタはそんなに平然としていられるのよ! 私の恥ずかしいところを見て! 」

 

騎士「もちろん、平然となんかしていません! (興奮してます)」

 

「真顔で言うな! 」

 

騎士「まあ、姫様、これで分かって頂けたかと思いますが、これが私が姫様をエロいと言う理由です、納得していただけましたね? 」

 

「・・・・・・●ねばいいのに」

 

騎士「おっと、これはなかなかくるものがありますね? 」

 

「●ねばいいのに」

 

騎士「2回目はさすがの私も傷つきますよ? しかも食い気味でしたね。あのですね、姫様、初めに言ったように私は姫様みたいなのはタイプじゃないです。ですので、姫様のアレを見たところで何も感じませんよ」

 

「・・・さっき興奮するとか言ってなかった? 」

 

騎士「きっと聞き間違いか何かでしょう。そんなことより、姫様の疑問はこれで解消されたでしょう? 姫様、そろそろ休憩は終わりにして支度を致しましょう」

 

「全然休憩出来なかったどころか、どっと疲れたわ・・・。もう、本当に一生の恥ね」

 

騎士「一生・・・ですか。ご安心ください。このことは誰にも言いませんので。」

 

「アンタに知られてるのがほんと嫌なんだケドね、●ねばいいのに」

 

騎士「姫様、それ口癖になってませんか? 」

 

騎士「まあ、そうですね、姫様。もし、誰かにバラされたりするのが、不安ならずっと私を手元に置いておくのが一番いいんじゃないですかね? 」

 

「・・・フン。仕方がないから置いといてあげる。バラしたら消すから」

 

騎士「ご安心を、姫様。この命尽きる、その時まで姫様と共に居ることを誓います」

 

「精々、こき使ってあげるわよ」

 

騎士「・・・・・・あ、そういえば、なのですが、姫様」

 

「何よ」キョトン

 

騎士「姫様がアレを為されていた時、何かを呟かれながら行為をなされていたような気がしたのですが、よく聞き取れなかったのです、なんと言われていたのですか? 」

 

「っ〜〜! そのことはもう、忘れなさい! ほら、さっさと行くわよ! 」

 

騎士「あぁ、お待ちください、 姫様!」

 

 

 



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