pixivで勝負服の上着を羽織ってるエルを見て思いついた。
本音は書いて欲しいじゃなくて描いて欲しい。
「グラス―!!ちょっと見て下さい!!」
「どうしたんですか、またそんなにはしゃいで……」
トレーニングまで時間があり、やる事もないので自室で暇を潰していたら同室のエルが帰ってきた。いつも以上に騒がしいけど、どうしたのでしょう?
「さっきマンボと散歩してたら、こんなものを見つけました!」
そう言ってエルが見せてきたのは赤い箱、表面には金箔のようなもので龍の絵が描かれている。
「中々豪勢な箱ですね……。どこから持って来たんですか?勝手に他人の物を持ち出してはいけませんよ?」
「た、確かに勝手に持ってきましたけど、これはエルに向けた物に違いありません!ここにエルの名前がありますから!!」
確認すると、エルが指差した場所には確かに名前が書いてあった。
「おや、本当ですね。今日はエルの誕生日でもクリスマスでもないのに、こんなに高そうな箱を使って贈り物なんて変ですけど……」
「さあ、開けますよグラス!」
「いいんですか?送り主は直接渡したかったんじゃ?」
「ここに来る前に、出会う人全員に聞きましたけど皆知らないって言ってました!中身が気になるので早く開けたいデス!」
「もう……後で見つかったらちゃんとお礼を伝えるんですよ?」
「言われるまでもありません!それでは、御開帳~!!」
エルが箱を開けると一番最初に見えたのは黒い手袋とスーツ、そしてその下には赤い物が見える。早速エルが、スーツを手に取って広げた。
「普通の黒スーツ?いや、金色の龍の刺繍が付いてます!手袋の方も、左手の甲に金の龍!なんかカッコイイデス!」
「こっちの赤いのは……コートでしょうか?」
私が手に取ったのは赤いコート。スーツの刺繍と同じく金色の、細い三日月が集まったような模様がついている。
「衣装でしょうか……エルが使うとしたらこの派手さは……勝負服?」
「おお!じゃあ早速サイズの確認デス!」
「あ、ちょっと……」
私が止める暇もなく、エルが着替えていく。
「なんだか昂ってきました!ちょっと走ってきます!」
「ちょっとエル!?これからトレーニングもあるんですよ!?」
「問題ありまセーン!」
「……もう」
出て行ってしまった。いくら嬉しいからってはしゃぎすぎている。このまま放置するのも心配なので、仕方なくついて行くことにした。
部屋を出るのは遅れたけど、何とか見失わずにターフまでたどり着いた。
「ちょっとエル……少し落ち着きましょう?」
「見てくださいグラス!スーツなのに全然動きずらくありませんよ!……セイッ」
ボオオォォォ!!
「ケッ!?」
見た目よりも動きやすい事にはしゃいでいたエルがハイキックを放つ。その瞬間足が燃え上がり、炎を噴き出した。急な事で驚いたエルが尻餅をつく。
「大丈夫ですか!?火傷は……」
「だ、大丈夫デス……熱くはありませんでした……」
「…………」
「…………」
2人で呆然としていると、エルが覚悟を決めたような顔で立ち上がり、今度はパンチを放った。
「フッ!」
ボッ!
「わっ!とと……」
すると、今度は手から炎が噴き出す。
「な、何デスかこれ……」
「……火が出る原理は分かりませんけど、奇妙な勝負服が手に入るのは聞いたことがあります。確か……スズカ先輩とフクキタル先輩がそうでした。周りの音が消えるとか、手足が黒い結晶で覆われるとか……」
「エルの場合は火を出せるってことデスか?」
「見た限りは……本番で使うには審議が必要そうですね……」
「エエ~!こんなにカッコイイんデスよ!?本番でも使いたいデス!!」
「エ~ル~……?不用意に火を出して誰かに怪我させる訳にもいかないでしょう?安全のためにも話し合いましょうね?」
「む~……」
『リウ協会の制服』
ある日見つかった、スーツ、手袋、コートの一式(靴どうしよ……)。1課と2課、どっちのデザインかは悩みどころ。
多分エルはコートを羽織らずにしっかり着る。
発火能力がある。制御の仕方が分かっていないので、思い切り動くと勝手に発火してしまう。制服を着ている本人に火傷の心配はほぼ無い。例によって説明書など無いので制御までの難易度が高い。
エルのテンションが変に上がってたけど別に深い意味は無い。
スキル
『安不忘危』
掛かっている時、わずかに疲れづらくなる。
『安如泰山』
掛かっている時、わずかに持久力が回復する。
固有『感情の激動』
名前は思いつかない。
競り合っているウマ娘が多い程速度が上がる?
書いてて気付いたけど、思いの外この二人の事知らなかった。早急なウマ娘の履修が求められる。