誰か書いて   作:嫌怠

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バンドリ×リンバス
前回の後書き書いたときに思いついた奴。
SAIKAIはやってるけど描写はされないです。
一応言っとくと、舞台がバンドリである必要は全く無い。音楽系ならいいかなくらい。


33.RiNGのアラヤ

「次アラヤさんだ!」

 

RiNGでのライブ。自分たちの出番が終わったので、観客席で他の人の演奏を聞いていた。

次に出るのはアラヤさん。数ヶ月前からRiNGに来るようになった人。

 

「今回も一人でやるんだね。メンバーとか集めないのかな?」

「一応、ヘルプで他のバンドに参加してるのは何回か見たけど、メインの活動は一人でやりたいのかもね」

 

そよりんの疑問にりっきーが答える。

アラヤさんはソロで活動してるギタリストだ。作曲に音源作りにと全部一人でやっている。

少しくらい人数を増やしてもいいんじゃと思うけど、そんな気配はない。一人が好きだからって感じでもなさそうだけど……。

そう考えていると演奏が始まった。何曲か弾いて、時間的に次が最後。

 

『じゃあ、最後。【地獄巡りシリーズ】から   

 

地獄巡りシリーズ。アラヤさんが明確にシリーズ物としている楽曲群。

アラヤさんのオリジナル曲はほとんどがオフボーカル。カバー曲の時に歌うくらい。

このシリーズはそんなほとんどから外れた曲。全編英語で歌詞が書かれた異色の作品。最近一瞬だけ日本語が出てきたり、中国語で喋っていたりして更に驚いた。まさかトリリンガル……?

何で英語歌詞なのか、何で地獄巡りという名が付いたのかは分からない。本人は「秘密!」とだけ言っている。

 

「あれ……?」

 

そんな地獄巡りシリーズの演奏を聴いている途中で、一人の観客が目に入る。

斜め前方に立つ、スーツを着た人。今は演奏中だから、観客は大体リズムに乗ったり聞き入ったりしてるのに、あの人から感じるのは演奏を見定めるような雰囲気。少なくとも純粋に楽しんでいる様に見えない。

でも、それ以上に気になるのが   

 

(アラヤさんに似てる……?)

 

青いメッシュが交じる黒髪、腰まで届く長髪のアラヤさんと違い、肩辺りで切り揃えられているけど、その後ろ姿に何か似たものを感じるような……。

 

(流石に髪で似てるはないか~)

『ありがとうございました』

「あ」

「何かあった?」

「いや、何でもない!」

 

スーツの人について考えていたら演奏が終わっちゃった。

あの人が居た場所に視線を戻すも既に居なくなっている。

もう帰ったんだ、と思って出口に向かう人たちの方を見たら、あの人が居た。

 

(あれ?やっぱり……)

 

今度は顔が見える。アラヤさんそっくりな顔。特徴的な真っ赤な目もお揃い。まさしく歳を重ねたアラヤさんと言った感じ。

家族の人かな?なんて内心盛り上がっていたら、目が合った。

瞬間、威圧感が私を襲う。体が動かない、こちらを見つめる赤い目を嫌でも直視してしまう。ライブ前の緊張みたいなのとは別、命を狙われてるようなプレッシャー。

 

「うわぁ!」

「ちょっと!危ない!」

 

多分、目線が合ったのは本当に一瞬だけ。それなのに、意識だけはそれ以上の時間に感じた。

意識が現実に戻ってきて、思わずのけ反る体をそよりんが支えてくれる。

そして、責めるように訊いてきた。

 

「なにやってんの?」

「あはは……。ちょっと命の危機を感じて……」

「はあ?」


 

「失礼しまーす」

「お、愛音ちゃん、お疲れ」

「アラヤさんも、お疲れさまです」

「ありがと。それで、何か用?」

「さっきのライブなんですけど、アラヤさんの家族の人が来てたりしませんでした?スーツを着てる……」

「……あ~、来てたね」

「やっぱり!気になって見てたら威圧されちゃって……。殺気ってあんな感じなんだなあ~って」

「武術家やってるからね。ずっと見られてると気になっちゃうんだよ」


 

アラヤ(ギタリスト)

 

RiNGにいるギタリスト。大学生あたりの歳?

カバー曲やったりリンバスのBGM演奏したりしてる。

BGMが実際に流れてるわけないから、アラヤがリンバスのBGM作れるのはインスピレーションでも異世界の電波受信でもどっちでも。

他アラヤも来てるけど、メインはギタリストの部分なのでそっちはいなくていい。

 

 

アラヤ(スーツ)

「観客の目線も欲しいからって見に来たら誰かに見られてる。お前か」

 

アラヤ(制服)

「あ、(スーツ)が千早さんに認知された」

 

アラヤ(塩見)

「分かるぞ。ジッと見られるのは好かん」

 

アラヤ

「も~。友達脅かしちゃダメじゃん」




音楽詳しくないから用語わかんないし、演奏について言及した感想とか書けなかったし、ライブでオフボーカル曲の演奏って大丈夫なのかとか永遠に不安だった。
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