誰か書いて   作:嫌怠

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「シロツメクサ」っていうホラーゲームがあるんですよ。かなり前に配布が終わって、今はYouTubeとニコニコ合わせて動画が3つ見つかるくらいなんですけど、シンプルながら面白いキャラデザしてて好きなんです。
無印の補足な感じが強いですが、「シロ2メクサ」って言う続編も出てます。
このナンバリングのやり方頭良いですよね。「シロツメク3」、「4ロツメクサ」、5飛ばして「シ6ツメクサ」、7、8飛ばして「シロツメ9サ」、シロツメクサをクローバーと言い換えれば8までカバーできます。

2021/12/05
アルパカの「原作で動く個体がいる」回りの説明を修正


9.大樹のウロの近くにいるアルパカ

中央トレセン学園に転入してきたウマ娘、スペシャルウィーク。今日は生徒会長のシンボリルドルフから紹介されたウマ娘、トウカイテイオーから学園の案内を受けていた。

 

   「次は外をご案内しまーす!」

 

くっそー!また負けたぁ~!!何でだよ!!!ちくしょ~!!!!

 

「あれは?」

「負けたら悔しいでしょ?そんな気持ちはあそこで発散!」

「はぁ……?」

「あっ!それでその近くにいるのが謎生物のアルパカだよ!」

「えっ!?あれ生きてるんですか!?全然動かないから置物かと……」

 

そこにいたのは異様に首の長い真っ白な動物。小走りで見ていても微動だにせず、生物と言うより置物に見える。

 

「確かに動かないけど場所は移動するし返事もしてくれるよ?」

 

お~い!アルパカ~!

 

ミャ~オ

 

「ほら!」

「完全に猫の鳴き声だったんですけど!?って言うか鳴いても全然動いてない!」

 

動物は鳴き声を上げるとき、口を開くなどで少なからず体を動かす。しかし、この真っ白な動物にはそれすら無い。

 

「アルパカ!紹介するね。この子が転入生の   

「えっ、えっと、スペシャルウィークです!よろしくお願いします!」

 

ミャ~オ

 

「えっとこれは?」

「多分よろしくって事じゃないかな?」

「な、なるほど……ちなみにアルパカさんって触ったりとかは?」

「おっ!やっぱり気になる?いいよいいよ!触ってみて!」

「は、はい……」

 

急にテンションが上がったテイオーに違和感を覚えつつ、アルパカに手を伸ばす。そしてその手がアルパカに触れようとした瞬間   

 

「へ?」

 

   そこにアルパカはいなかった。

 

「どこに……え?」

 

辺りを見渡せばアルパカはすぐに見つかった。それは自分の真横にいる。唖然とするスペ。

 

「……」

 

もう一度手を伸ばす。

 

「……」

 

またも手が触れる前に姿が消える。今度は丁度元の位置に戻ったようだ。先程と同じく、移動前と全く体勢を変えずに。

 

「びっくりした?アルパカって誰かに触られそうになると別の場所に移動しちゃって触れないんだ」

 

スペの様子を見てテイオーは楽しそうに言う。

 

「いや……、移動の過程が見えなかったと言うか……」

「すごいよね!瞬間移動は本当にあったんだ!」

「……」

 

(都会って凄いんだなぁ~)

 

スペは考えるのを辞めた。

 


 

アルパカ(仮称)

 

大樹のウロの近くに佇んでいる謎の生物。

「シロツメクサ」と言うホラーゲームに登場する敵キャラ。

本編で名前は判明していないが、見た目と作中に登場する「アルパカ様」の存在から取ってアルパカ。

攻撃が当たると猫のような鳴き声を上げるので、猫かもしれないが、私はアルパカと呼び続ける。

トレセン学園と大樹のウロが出来た後、いつの間にかそこにいた。

身体は比喩抜きで全く動かない。本当に動かないのか、定点カメラでの撮影を試みたところ、本当に動いていなかった。

例外は毎日行われる体勢変更。ただ座っているような体勢から、謎の穴に頭が刺さっていたり、穴から顔が逆さになった頭を出したり、地面から巨大な個体の頭が生えたかと思えば小さくなることもある。

定点カメラでの撮影により、毎日午前5時に体勢変更が行われている事が分かった。体勢変更の過程は観測出来ておらず、どんなにスローで見ても漫画のコマが変わったかのように急に変わる。

また、体勢変更に際しあまりにも姿の変形が著しい場合があるので、実は別個体なのではないかと言う意見もあったが真相は謎。

体は動かないが、場所の移動はする。

触られそうになった時のみ、半径10m以内のどこかに瞬間移動する。

エフェクトなどが出る訳もなく、体勢変更と同じくコマが変わったかのように目の前から消えて、別の場所に現れる。

半径10m以内に移動できる場所がなければ、移動可能な範囲が拡張され、どうあがいても触ることは出来ない。

原作で普通に動いてる個体がいるが、瞬間移動をめっちゃ小刻みにやってる事にする。

生命力も常軌を逸しており、トレセン学園が出来てそう時間が経たない内に現れた(大樹のウロが出来たのがいつか分からないが、ウロに向かって叫ぶのが慣習化しているのを見るに、少なくとも数十年は経っているはず)にも関わらず、不調らしきものは一切確認されておらず、一年中屋根もなしに佇んでいるのに、気温や天気の影響を感じさせていない。

ちなみに食料を差し出すと食料が消滅する。食べているのか別の場所に送られたのか、確認する術は無い。

多分頻繁にウロで叫ぶウマ娘はこいつにも愚痴を聞いてもらってる。鳴き声しか返ってこない。




シロツメクサの絵とか、誰か描いてくれないかな……。(チラッ)
広めてくれたりしないかな……。(チラッチラッ)
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