だから俺は○○じゃねえって!   作:ガウチョ

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バンバン強化しようねー


主人公だけに手を貸すわけじゃない

「さて、ヒーローの卵たちは集まったかな?」

 

 

トゥルーフォームのオールマイトが1−Aのクラスメイトの面々を見ていると、デクのコスチュームが目に入った。

 

(わかりやすいなぁ)

 

頭部のV字アンテナのような飾りはマッスルフォーム時の自分の髪型を意識してるのだと察したオールマイト。

 

 

「あ、デクくん……何か凄い迫力あるね!」

 

「あ、ありがとう麗日さ……うおお!!」

 

 

そこには明らかにボディラインが出てるピッチリしたデザインの、青少年には中々に目に毒なスーツをきたお茶子の姿があった。

 

 

「要望はちゃんと書けば良かったよ……パツパツスーツになっちゃった」

 

「ヒーロー科最高」

 

「え、ええ……」

 

 

驚くデクとスッと出てきてサムズアップをして去っていく峰田。

 

峰田としては同士を作ろうとしてデクを見て、やっぱ怖くてクールに去ったのだった。

 

それからオールマイトから説明された授業内容は原作通りの対人戦闘訓練。

 

対戦するメンバーは同じで、対戦成績もだいたい一緒だった。

 

ただ一組、順番と対戦模様が大きく違うのがいた。

 

デク・お茶子ペアと爆豪・飯田ペアである。

 

 

「さーて……今回の締めを()()()()あの二組にした理由はわかるかい?」

 

 

生徒はオールマイトの問に即答する。

 

 

「そりゃあのデク()()がいるからじゃねえの?」

 

 

未だに距離感が掴めてないのでデクをさん付けする切島。

 

 

(さん?)「いいや、それもあるが見てほしいのは緑谷少年と爆豪少年さ」

 

 

一同オールマイトの言葉に疑問符が浮く

 

 

「彼等は個性もそうだが個性の使い方や装備の使い方を見てほしい……個性という()()()()で場を凌ぐのではなく、個性を道具として意識し、持てる装備と合わせながら使うことを君達は覚えていかなければならない……それが次のヒーローの姿になるからね」

 

「次のヒーローの姿?」

 

 

轟の言葉と共に生徒はモニターに注目していく。

 

 

 

 

 

 

「ふう……相手はあのデクくんか……僕達が敵う相手なのだろうか」

 

 

飯田はデクの個性を使った身体能力を見て勝てるのか不安になっていると。

 

 

「おい……クソ眼鏡だったなお前? クソ筋肉は俺が抑える」

 

「クソ眼鏡とは僕の事か?……しかし君はやけにデクくんに突っかかるな……これは訓練だぞ?」

 

「んなこたわかってる……全神経を集中しとけ、クソ筋肉ならとんでもねえ何かを使ってきてもおかしくねえ……」

 

「何かとは?」

 

「さあてな……俺は守るには個性が向いてねえ、だから一番ヤバい奴を潰すのが俺の役目だ……」

 

 

バリーン!

 

 

「こうやってなあぁ!!」

 

 

爆豪は半回転してコスチュームについていた()()を開放する。

 

音のした方に体を向けるとコスチュームに肩や足に付いている()()()から吸い込んだ空気と個性で使うニトロをコスチューム内で合成し、背面に付いた()()()から吐き出した。

 

 

ボッ!

 

 

そして屋上の窓からお茶子を《お姫様抱っこ》したままダイナミックエントリーしたデクは超高速ドロップキックで飛んできた爆豪を見て。

 

 

「ムン!」

 

 

ガキンと左の盾で受け止めつつお茶子をおろした。

 

 

「麗日さんは飯田くんをお願い! 僕はかっちゃんを!」

 

「うん!」

 

「よそ見かデクぁ!」

 

 

ボッ!ボッ!ボッ!とコスチュームに付いた幾つかの噴射口から爆炎を吐きながら小刻みに高速移動する爆豪は左腕の()()()()()()()()()()()()()()爆弾みたいな小手をデクに向けた。

 

 

「ファイア!」

 

 

爆豪はリボルバー内部に入っていた圧縮したガスをニトロと混ぜ、コンクリート程度なら軽々壊せる()()()()()()する。

 

デクは冷静に射線に盾を合わせ、思った以上の衝撃に内心驚きながら盾で防いで爆豪を見すえるデク。

 

 

「やっぱりその装備……代表がデザインしたものだね?」

 

 

確信を持って爆豪に聞くデク、明らかに高性能なコスチューム、そして胸で輝くアーク・リアクターの光。

 

爆豪は若干悔しそうに答えた。

 

 

「……っはん、()()()()()()()にだとよ」

 

「えっ?」

 

「おめえがあいつに出会って変わったように、俺にも変わるチャンスをやらなきゃ不公平だろうと言ったんだあのクソ代表は」

 

 

デクは昔代表が自分に言っていた言葉を思い出した。

 

俺にはそれはもう悪党と呼んで差し支えない友人がいてね。

 

そいつとはもう会えないけど、一緒に色々やってたらその友人は遣り甲斐を見つけて皆から尊敬される人になったんだよ。

 

だからかなぁ……やり直せそうな奴を見ると手を貸したくなるんだ。

 

ひどく懐かしそうに、そして誇らしそうに語るあの代表の顔を思い出す。

 

 

「……代表らしいや」

 

 

デクは微笑み、爆豪はニイと凶暴そうに笑う。

 

 

「あいつに貰ったコレを使いこなせる程度には地獄を見てきた……俺は天才だとあいつはいってたが……少なくとも俺は自覚できる位にはあいつに鼻っ柱をへし折られたぜ?」

 

 

爆豪の纏う空気が代わり、デクはゴクリと唾を飲み込んだ。

 

ヒュココオオォォォ……というジェット戦闘機の様な音が響き、爆豪は脱力した姿勢で立っている気配から尋常ではない戦闘が始まると感じたデクは。

 

 

「麗日さん! 悪いけど援護できそうにない!」

 

「わかった! デクくん頑張って!」

 

「クソ眼鏡! 俺がデクを殺るまで死ぬ気で守れ! そんで巻き込まれんなよ!」

 

「殺るとはなんて口の悪さだ! だが、その言葉は受け取っておこう!」

 

 

デクは精神を集中し、フルカウルの%を装備込みで出来る20まで引き上げる。

 

身体機能が上がっても動体視力や反射神経にはそこまで強化が乗らないのでさっき見た爆豪の高速移動と併用した攻撃は苦手な相手と言える。

 

対して爆豪も高速移動と併用した攻撃が出来ても、デクの守りは固く、一撃をモロに食らえば増強系ではない自分だとそのまま倒される可能性がある。

 

凝縮される空気に周りのお茶子と飯田がのまれる中……ついに二人が激突した。




爆豪コスチューム改

見た目は体の各所に追加アーマーと小型のジェットエンジンみたいな噴射口がついた以外はあまり変わってないが、中身はゴリゴリに改造されたコスチューム

原作デザインの肩や足にあった穴の付いた防具で空気を吸引して酸素を圧縮貯蔵できるようになっており、暴発を懸念して耐爆性能を高めたインナースーツ内で発汗したニトロをそれと混ぜてジェットエンジンの様に背中や足、腰部分に増設された小型の噴射口部分から爆発的に噴射して原作よりも更に高速・高機動で移動できるようになった。

両手の手榴弾みたいな小手は圧縮した空気砲を連射できるようにリボルバーのような機構がつけられ、両方共にためて打つことも可能である。

機能はアーク・リアクターのエネルギー供給で賄っていて、更にスーツ内部には()()を生み出せるようにナノマシンが内蔵され、ナノマシンが自動で空気砲発射部分に金属を生み出して攻撃に転用できるG(ガチで)B(ブッ殺す)モードが搭載されている。

イメージはスパロボよりアルトアイゼン
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