立香達は1431年のフランスにレイシフトしていた。
ちょうど百年戦争の休戦期間である。
マシュが立香に歴史を教えていると、セフィロスが上空を見上げて問いかけた。
「マスター、上空を見てくれ」
セフィロスに言われ空を見ると、光の輪が出来ていた。
「何らかの魔術式だろう。カルデアで解析してくれ」
「わかったよ。そちらは霊脈を探してくれ」
「承知した。行こうマスター。まずは町を探そう」
こうして立香達は移動を始めた。
「前方にフランス兵の斥候部隊です。どうしますか?」
マシュが立香に報告する。
「接触しよう」
「俺が接触しよう。フランス語は喋れるしな」
セフィロスがフランス兵に接触する。
「そこのフランス兵。すまないが道に迷ってしまった。
砦か町のある場所を教えてほしい」
「そいつは災難だな。砦まで案内するよ。この辺も今は危険だ」
「シャルル王は停戦したんじゃないのか?」
「あんた知らないのか?。シャルル王は殺されたよ。蘇ったジャンヌダルクにな」
「それは本物なのか?」
「ああ。俺は見たからな。本物だ」
「そうか・・・。すまないが砦まで案内を頼む」
「ああ。こっちだ」
「マスターこれは・・・」
マシュが呻き声をもらす。
「中はボロボロだな。外壁はそこそこ無事だが・・・、負傷兵だらけだ」
「!。骸骨兵が攻めてきました!」
「マスター指示を!」
「骸骨兵達を蹴散らして!」
「承知した!。やるぞマシュ!」
「はい!」
「せい!・・・これで最後か」
「敵性体の全滅を確認しました」
「お疲れ様、マシュ、セフィロス」
「強いなあんた達」
「慣れているからな。それよりジャンヌダルクのことだが・・・」
「彼女は蘇った。しかも、悪魔と取引して!」
「それは先程の骸骨兵のような?」
「それくらいなら俺達でも何とかなる。それよりも・・・」
「マスター!。ワイバーンだ!この時代にいるはずがないものだ!」
「兵士よ水をかぶりなさい。一瞬だけでも炎を防げるはずです!」
「サーヴァント反応!。しかし弱いな!」
ロマニが報告を上げる。
「マスター。遠距離で出来るだけ数を減らす!。『サンダガ』!」
強力な雷撃がワイバーン達を襲った。
「凄い。一気に数が減った。これが魔法か!」
ロマニが驚く。
「ふっ!」
セフィロスが刀を振るうたび斬撃が飛び、ワイバーンを空中で撃ち落とす。
「凄い・・・」
マシュと立香はその様子を呆然と見ていた。
これがアーサー王伝説最強の実力なのかと。
「これで終わりだ」
セフィロスが最後のワイバーンを斬り、戦闘は終わった。
その後、ルーラーのジャンヌダルクについて行くことになった。
「ここでなら落ち着いて話せるでしょう。
あなた方のお名前をお聞かせ願えますか?」
「藤丸立香です」
「マシュ・キリエライトです」
「セフィロスだ」
「セフィロス・・・アーサー王伝説の!?」
「ああ。情報のすり合わせを行おう。その方が良さそうだ」
「オルレアンを取り戻す・・・それがジャンヌの目的か?」
「はい。その通りです」
「マスターどうする?。一緒に行くか?」
「うん!」
「承知した。まずは斥候からだな」
「オルレアンにいきなり突撃は無謀ですからね」
「セフィロスにジャンヌ。二人共軍の戦いに慣れてるね。僕も同意だよ」
ロマニも同意する。
その後打ち合わせの後、立香は眠りについた。
「さて、お悩み相談といこうか」
セフィロスが話を切り出した。
「お悩み相談?」
マシュが尋ねる。
「ジャンヌ、隠し事はなしだ。悩みを話せ」
「・・・正直言って今の私は新人のサーヴァントです。
能力も落ちてます。ですから不安なんです」
「大丈夫ですジャンヌさん。私もデミ・サーヴァントなので全力を出せません。
それでも戦えます」
「俺も同じだ。亡くなってすぐに召喚されたが戦えた。自信を持て」
「マシュさん、セフィロスさん。・・・はい、ありがとうございます」