スカジのお師匠様   作:アイギス 

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多分3日後くらいに駄文を投稿したことが恥ずかしくて悶え死ぬ。
今回師匠は登場しません。

可愛いですよね、スカジ。いつか5凸したい。


エピローグ

 

 

「2週間ほど休暇を貰えないかしら?」

 

彼女から放たれた予想外の言葉に思わずアーミヤは「え?」と言葉をこぼしてしまった。

 

「2週間か…ちょっと期間が長いから確認してみるけど…、多分大丈夫だとは思うよ。」

 

幸い、しばらくは大きな戦闘もなさそうだしね、とロドスのドクターは答える。

 

「でも君がそんなことを言うなんて珍しいね?」

「ええ、少し用事を思い出したのよ。」

「用事…ですか?差し支えなければお聞きしても構いませんか?」

「そうだね、僕も少し気になるな。なにせ君はうちのエースだからね。」

 

オペレーター・スカジ。その美しい見た目から想像もつかない圧倒的な戦闘力は、ここロドス・アイランドの最強の一角と言っても過言ではない。

少々冷たい性格をしており、初めこそ他のオペレーターから敬遠されていた。しかし、言葉の端々には相手を気遣う優しさも含まれており、グラニとの会話で軽口を叩きあっている姿を見せたり、だいぶ内気な少女であるメランサと仲良く会話をしていたりなど、誤解はだんだんと無くなり、今では他のオペレーターとそれなりに良い関係を築けている。

 

「構わないけど…久しぶりに師匠に会おうと思ってね。」

 

その言葉に驚く2人。

 

「君に師匠がいるのか?正直、君に師事できるような人物がいるとは思えないんだが…。」

「実は私も彼女についてよく分からないのよ、ただ、実力は本物よ。」

「にわかには信じられませんね…。」

「そうだね。…っと、2週間の休暇。大丈夫みたいだよ、いつから?」

「そうね、それなら明後日に出発しようかしら」

「明後日からね…了解。ところで、師匠について詳しく聞いてもいい?君のことをもっと詳しく知る良い機会だからね。」

「いいけれど…その言い方は少し卑怯だわ、アーミヤが拗ねるわよ?」

「?」

「ちょっと!?スカジさん?」

「ふふ、冗談よ。」

「もう…。けど、私も気になります。ぜひ聞かせてください!」

「そうね、どこから話そうかしら…。少し考えるから、待っててもらえるかしら。」

 

そうスカジが答えてから3人の間には沈黙が訪れる。

そして数分後、考えがまとまったのか彼女は話し始めた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私が彼女に出会ったのは、まだ私が子供の頃だったわ。一族に認められてハンターとして活動し始めてから1年、厄災との戦闘にも慣れてきて油断していたのかしらね、その日私は初めて死にかけたの。仲間とも分断されて、こんなところで死ぬのかって思った時に、彼女は現れたの。

 

「あ、あの…大丈夫でしょうか…?」

 

それまで私を襲ってた厄災達が一瞬で消滅して。訳も分からないまま、緊張が切れて私の意識はそこで途絶えたの。

 

次に目が覚めたのは彼女の家のベッドだったわ。しばらく面倒を見てもらって、治ってからは一族の場所送ってくれたの。

彼女の家を出た瞬間、絶句したわ。あの時の衝撃は、今でも覚えてる。

災厄達が、誰も彼女に手を出さなかったの。災厄が本能で「手を出してはいけない」と感じるほど彼女は強いのだと、今彼女と別れたらもう二度と会うことは叶わないだろうと、そう理解してからの行動は早かったわ。

 

「私を鍛えてください!」

「………へ?」

 

頑なに断られ続けられたから、そのあと一ヶ月間帰らずにお願いし続けたわ。結局いくつかの約束を条件に彼女が折れて、私を弟子にしてくれたの。一族の場所に帰った初めは喜ばれたけど、この話をしたらこぴっどく怒られたわ…。

 

「1ヶ月以上どこにいたの!?」

「師匠に助けてもらったあと、弟子入り志願をしていたわ!」

「…は?」

「1ヶ月間ずっとお願いし続けて認めてもらったの!」

「…」

「?」

「まずは安否連絡をしなさい!」

 

 

そうして私と師匠の関係が始まったの。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「…その後は、ずっとハンターとして活動しながら修行を続けて、しばらくして免許皆伝になったから、こうして外にやってきて、貴方達に出会ったって訳。」

「…昔のスカジさん、随分と積極的でしたね。」

「その後分かったけど、彼女相手にはあれくらい行かないとだめだったのよ。あの時の行動を今でも褒めたいわ。」

「けど免許皆伝ってことは、教わることを全て教わったんでしょ?最後には師匠を超えたのかい?」

「…彼女の最後の修行内容はなんだったと思う?」

「なんでしょう?1対1で勝つ、とか?」

「一撃を入れる、よ」

「…え?」

「『私に一撃入れる』よ。10年以上修行して、初めて攻撃を当てられたのを最後に修行は終わったわ。」

「「…」」

「…きっと、ロドスの全勢力をもってしても彼女には勝てないでしょう。はっきり言って、彼女は規格外だわ。」

 

どこか遠い目をして話すスカジに絶句する2人。

 

その2日後、少しの荷物と共にスカジはロドスを出発していくのだった。

 

 

 




原作との差:師匠との出会いを経て、スカジは他者とそれなりにコミュニケーションを取れます。原作の孤高の狼感も好きですが、個人的にはもっとみんなと仲良くなってほしかった作者の願望。許して。

あとアークナイツの最強キャラは皆さんの推しです。僕の最推しはスカジです、6章までしかクリアしてないクソ雑魚ドクターですが、スカジはうちのエースです。作品内でスカジがロドス内最強格と言ってるのはそのためです。異論はあるかと思いますし認めますが、僕のロドスではスカジが最強です。ここだけは譲れません。
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