坂柳と楽しく暮らす俺の学園生活   作:ロイ/Ceder

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前回に続き楽しんでください!


#2 一之瀬との出会い、そしてポイント

ピピピピ、ピピピピ

 

スマホのアラームがなって目覚める。朝の6時半だ。

 

入学式までには時間がある。今後の生活について考えるか。

まず、ポイントについてだ。最初に10万ポイント配られた。そして昨日、必要な日用品などを買って現在は92467ポイントだ。

 

問題は...食費にどのくらい使うか、だ。俺は中学の頃、親の帰りが遅く自分で夕食を作ることも少なかったので、幸い自炊はできる。自炊の方が圧倒的に安く済むので基本的に自炊するつもりだ。

 

それと、毎月振り込まれるポイント以外にも稼ぐ方法はないだろうか...

それも探す必要があるだろう。

 

昨日買った食材で簡単に朝食を作る。

「いただきます」

 

うん、まぁ美味く出来てるな。

ん...?なんだこれ。山菜はめっちゃまずいぞ。これはやはり至急ポイントを稼がなければならない。

朝食を食べ終わり学校に行く支度をする。ちゃんと学生証を忘れないようにしないとな。

 

「おや、白石くんではないですか。おはようございます。」

 

「おお、坂柳か。おはよう」

 

「今日は入学式ですね。今日も放課後一緒に敷地内を回りませんか?」

 

「俺としては構わないが、クラスの人とかと行かなくていいのか?」

 

「はい。白石くんと回りたいので」

そういって坂柳は微笑む。まじで可愛い。

 

「今日は入学式のあとホームルームがあるが終わったらどこで待ち合わせる?」

 

「私がDクラスに迎えに行きますよ」

 

「おい、それは頼むから辞めてくれ。」

(そんなことされたら俺の平穏な学園生活はなくなってしまう。)

 

「ふふっ。待っててくださいね。ではまた」

 

「あ、ちょ、おい!」

最悪だ...

 

 

 

高度育成高等学校ということでなんかお偉いさんが話すもんだと思っていたが、中学の入学式とほとんど差異はなかった。

 

「はーい、それでは本日は解散とする。明日からは授業が始まるから遅刻せずに来てしっかり受けるんだぞー」

 

先生はそういって教室を出る。俺も素早く出なければ。坂柳が俺を呼びに来てしまったら大変だ。

 

「おーい。廊下にめっちゃ可愛い子がいるぞ!」

 

「マジか!ほんとだ!あ!こっち見た!」

 

「Dクラスに用事かな?もしかして俺に声をかけに来てたり」

 

やばい。この騒ぎは恐らく坂柳だろう。みつからないようににげ「あ!白石くん!約束通り迎えに来ましたよ。」

 

「え、あいつを呼びに?あいつ昨日自己にいなかったやつじゃね?」

 

「たしか...白石くんだよね?どこで仲良くなったのかな?」

 

ほらみろ、注目を集めてしまう。

「坂柳、来るなと言ったのに...」

 

「白石くんが困ってて何よりです。」

そう言いながら満面の笑みを浮かべている。こいつ、意外といい性格しているな。

 

「まあいい、とりあえず行くぞ」

騒がしい教室を後に、俺たちは外へと出るのだった。

 

「お前なぁ...頼むからやめてくれよ。」

「いいではないですか」

「俺が困るんだよ」

「私は楽しいので問題ないです」

こいつ...まぁ、可愛いし許してしまう俺もどうかと思うがな。

 

「それよりも、今日は特に買い物をせずに見て回りましょう」

 

「そうだな。色々な施設を見てみよう。」

 

「ここは...映画館のようですね。」

 

「学校内にこの規模って...すげぇな。」

 

 

「今度はレストランのようですね。」

 

「それにしてもお洒落だな...」

(ポイントに余裕が出来たら坂柳と行ってみたいものだ。)

 

それから俺たちは様々な施設を回った。温泉、遊園地、大型ショッピングモール、ゲームセンター、そして最後に日本庭園(?)など。しかし改めて見ても恐ろしいな...どのくらいの広さなんだこの学園は。

 

「今日はありがとうございました。白石くんと回れてとても楽しかったです。」

 

「俺も楽しかったよ。じゃあな、また今度」

 

「はい。また今度お会いしましょうね」そう微笑んで坂柳は女子寮へと入っていく。

 

それにしてもなんで坂柳は俺にこんなにも絡んで来るのだろう。

 

まぁ可愛いし、俺としては役得だから問題ないが。...明日教室に行くのが憂鬱だ。

 

 

昨日と同じ朝を過ごし俺はクラスにやってきた。

「あ、白石が来た。お前どうやって坂柳と仲良くなったんだよ!」

...あぁ、最悪だ。

 

なんとか逃げ切った。静かに過ごそうと思ったのに...俺の平穏な学園生活は無理なのか...?

 

 

そして、3週間が経った。坂柳のことについて聞かれるのも大分収まってきた。

 

高校の授業はすごく難しいかと思ったが、そうでも無かった。しかし、私語などをしていても先生が全く注意しないのは不思議だ。

 

しかもそれをいいことに、遅刻、私語、居眠り、スマホを触るなど無法地帯となっている。さて、これがポイントに影響してくるかどうか、だな。

 

ちなみに坂柳とは仲良くできている。人と関わらないようにするつもりだったが、何故か坂柳とだけは関わりたくなってしまう。なぜだろうか。

 

そんなことを考えながら廊下を歩いている時。

 

「わっ!」

角で女子生徒とぶつかってしまった。

「にゃはは...」

 

「すまなかった。怪我はないか?」

 

「う、うん。大丈夫だよ!こちらこそごめんね。ところで、君の名前とクラスを教えて貰ってもいい?」

 

「俺は白石裕二、D組だ。」

 

「私は一之瀬穂波。Bクラスだよ。よろしくね!」

 

「坂柳さんと仲良いあいつ、こんどは一之瀬さんと話してるぞ。ほんとになんなんだあいつは...」

 

「そう言えば君、A組の坂柳さんと仲が良かったよね?今日の放課後少しお話しない?」

 

「ありがたい誘いだが、断る。お前といると注目されるしな。」

 

「え、私の誘い断る人初めて見た...(でもこれは面白そうな人だね)そんなこと言わずに!じゃあ、連絡先を交換しない?」

 

(周りの生徒からの目線も痛いし連絡先交換して逃げるか)

「それならいいよ。はい、これが俺のアドレスだ。」

 

「ありがとう!じゃあね〜白石くん!」

 

何か厄介事に巻き込まれなければいいが...

 

 

今日は4月29日。あと2日で5月だ。あれから坂柳とは仲良くできている。...それと一之瀬からは逃げられなかった。まぁ、一之瀬自体と関わることは苦痛でもないので仲良くさせてもらっている。

 

「お前ら〜今日は抜き打ちだが小テストをするぞ。これは成績に入らないから心配せず解いてくれ。では、配布する。」先生が教室に入るなりそんなことを言う。

 

「そんなん聞いてねえよ....」

「まぁ、成績入らないしいいんちゃう?」

 

ある程度解けるといいが...

 

「私語は禁止だ。では、始め。」

 

なんだこれ、小学生でも解けるぞ?学校は何をやらせたいんだ...?

 

ん?なんだこれ?明らかに高校1年生が解く問題じゃないだろこれ。

 

「そこまでだ。後ろから回して回収するように。」

 

しかしなんだあれは...最後の3問は難しすぎる...一応答えは書いたので合ってることを祈るばかりだ。まぁほかは簡単だったので80点は確実だろう。

 

「マジ全然わかんなかったわ」

「おれ50点ねぇかも」

 

...あのテストで50点?何言ってるんだあいつらは。

 

 

 

不思議な小テストだったと思いながら帰りの支度をする、とスマホがなる。

 

見ると坂柳からだった。

「今日のテストのことで話したいことがあるから時間をもらえますか?」と。

 

「わかった。場所はどこにする?」

 

そう送った時、一之瀬からもメールが。

 

「白石くん、少しテストについて話したいことがあって時間あるかな?」

 

2人からピンポイントにテストの話題が来た。

 

「Bクラスの一之瀬ってやつが同じ話題で話をしたいと言っているが一緒でも大丈夫か?」

 

「問題ないですよ。それと、場所は白石くんの部屋はどうですか?」

 

「俺の部屋?何故だ」

 

「なんとなくです。とりあえず15分後に男子寮の入口あたりに集合しましょう。その一之瀬さんも一緒にお話しましょう。」

 

一之瀬に返信するか。

 

「Aクラスの坂柳と一緒でいいか?それと俺の部屋らしい。」

 

「坂柳さんて、あの有名な?わかったよ..それと白石くんの部屋ね、了解。どこに集合すればいいかな。」

 

「15分後に男子寮の前だ。」

 

「わかった。」

おいおいまじかよ...幸い部屋は綺麗な方だから問題ないが...坂柳と一之瀬という学年でも人気な2人を招き入れるのか...

 

15分後。

「A組の坂柳有栖です。宜しくお願いします。」

 

「B組の一之瀬穂波です。よろしくね!」

 

「3人集まったし行くか。」

 

 

俺の部屋にやってきた。節約しているので物はほとんど無い。

 

「わぁ...物がすごく少ない...」

 

「ポイントシステムがよく分かってないからな。温存している。まぁ5月になったらポイントが増えるだろうから余裕が出来たらなんか買うつもりだ。」

 

「それで、今日のテストのことですけど、率直に質問します。最後の3問はどう感じましたか?」

 

「んーあれは高校1年生に解かせる問題じゃないよね。ほんとに優秀な人を見分けるためなのかな、とは思ったけど...入試でそれはやってると思うんだけどね...」

 

「それとその他の問題が異常に簡単なのも奇妙だ。」

 

「そうですよね。とりあえず結果が帰るのを待つしかないんですかね...」

 

「まぁあのテストなら85点は確実だろう。俺は最後の3問中2問合ってるといいなと思ってる」

 

「私もそれくらいかな...」

 

「私は一応全部解けましたけど...心配ですね。」

 

「まぁテストが帰ってきたらまた考察はしよう。」

 

「それにしても白石くんと坂柳さんって結構いつも一緒にいるよね。同じ中学だったのかな?」

 

「いえ、そういう訳ではなくて。入学の日のバスでお隣になって、そこから少しずつ関わっている、という感じです。」

 

「少しずつ...?私としては付き合ってるようにしか見えないけどね〜実際学年ですごく噂されてるよ?2人が付き合ってるって」

 

「全く知らなかったぞ...まぁでも言いたいことは言わせとけ。めんどくさい」

 

「それは気になりますね。明日クラスの人に聞いてみますね」

 

「私は2人を応援するけどね!!」

 

「一之瀬さん。いま付き合ってるのを否定したばかりですよね...」

 

「うん!でもお似合いだとおもうしね!」

 

「坂柳。まぁ噂は気にしなくていいだろう。あ、俺と噂が立つのは嫌か?」

 

「いえ、私としてもそこまで気にすることではありません」

 

それから少し雑談をして、夜ご飯の時間なのでみんな帰ることになった。

 

「今日はありがとね!白石くん、坂柳さん」

 

「ありがとうございました。」

 

「ああ、ありがとな」

 

「クラス違うけど仲良くしようね!じゃあね〜ばいばいっ」

 

「さようなら。また明日。白石くん」

 

女子2人は女子寮へと帰っていく。仲が良くなったようでなによりだ。

 

それにしても坂柳と付き合ってる...か。そうなれたら嬉しいな。

 

 

 

 

それから何事もなく5月がやってきた。4月当初の先生の説明によると、今日ポイントが振り込まれているらしい。確認してみるか。

 

白石裕二

88437ポイント

 

増えてない...何故だ。説明の解釈が誤っていたのか。それとも振り込まれてないのか。そう考えてるうちに、先生がやってきた。

 

「はーい、今日から5月だな。皆それぞれポイントが振り込まれている事だろう。が、なにか質問がある奴はいるか?」

 

「はい、先生。俺にはポイントが振り込まれてないです。」

「先生、俺もです」

「俺もです」

「学校のミスなんじゃないですか?」

 

「いや、ミスではない。ちゃんと3学年全員に配布されている。」

 

「でも現に俺たちにはポイントが振り込まれてませんよ。これじゃあ生活出来ねぇ」

 

「4月に振り込まれた10万ポイントの残りがあるだろう。それと、ポイントが増えてないならポイントが振り込まれていないのではなく、『0ポイント』振り込まれたのだな」

 

「は?どういうことだよ」

 

「ははっ仕組みがわかった。私立ちのクラスはポイントを引かれに引かれ、0になったという事だな」

高円寺が高笑いをしながらそう言う。

 

「高円寺のいうとおりだ。そして理由は単純にお前達の言動だ。遅刻欠席、合わせて98回。授業中の私語や携帯を触った回数391回。ひと月で随分とやらかしたもんだ。この学校ではクラスの成績がポイントに反映される。その結果お前たちは振り込まれるはずだった10万ポイント全て吐き出した。それだけのことだ。入学式の日に直接説明したはずだ。この学校は実力で生徒を測ると。そしてお前たちは今回、0という評価を受けた。それだけに過ぎない」

 

その言葉にクラスは黙りこけてしまう。

 

「先生...僕達はそんな説明を受けた記憶がありません。」

 

クラスのリーダーこと平田が意見する。

 

しかし「お前らはそんなことも説明されないと分からないのか。」

 

「当たり前です。説明されれば私語や遅刻はしなかったはずです。」

 

「それは不思議な話だな。平田。お前らは小中学校で遅刻や私語はしないと習ったはずだろう?」

 

「そ、それは……」

「確かに平田や白石、高円寺を含め少数だが真面目に授業を受けている生徒もいただろう。が、それは当たり前の事だ。全員が当たり前のことを当たり前にこなしていたら、少なくともポイントが0になることはなかった。全部お前らの自己責任だ」

 

先生の言葉に教室の空気が更に重くなる。

 

「それに高校1年に上がったばかりのお前らが、毎月10万も使わせてもらえると本気で思っていたのか?優秀な人材教育を目的とするこの学校で?ありえないだろ、常識で考えて。なぜ疑問を疑問のまま放置しておく」

 

「せめてポイントの増減の詳細を教えてください……」

「それはできない相談だ。詳細な査定の内容は、教えられないことになっている。しかし、そうだな……。一つだけいいことを教えてやろう」

 

そう言うと、先生はクラスを見渡した。

 

「遅刻や授業態度を改め、今月マイナスを0に抑えたとしても、ポイントは減らないが増えることもない。つまり来月も支給されるポイントは0ということだ。裏を返せば、どれだけ遅刻や欠席をしても関係ない、という話。どうだ、覚えておいて損はないぞ?」

 

「っ……」

 

平田は理解したようだ。そんな事を言ったら私語や遅刻を改善する意識は削がれる。

 

「どうやら無駄話が過ぎたようだ。本題に移るぞ」

 

先生はそう言って手にしていた筒から白い大きめの紙を取り出し、黒板に張り付けた。そこには、AからDクラスの名前とその横に、数字が書かれていた。

俺達Dクラスは0。わかってたけどこうして見せられるとため息が出てくる。

他のクラスはCクラスが490。Bクラスが650。Aクラスは940だった。

 

「お前たちはこの1か月、学校で好き勝手な生活をしてきた。学校側はそれを否定するつもりもない。ただ、それらが自分たちにツケが回って来るだけのこと。得たものをどう使おうがお前たちの自由だ。ポイントの使用に関してもそうだ。事実、その点に関しては制限をかけなかっただろう」

 

要するに自己責任ってヤツだ。それによって池や山内などの0ポイント組がわめいてるが自業自得だろう。

 

「なんで……ここまでクラスのポイントに差があるんですか」

 

平田があまりに綺麗にポイント差が開いてることに気が付いたようだ。

 

「段々理解してきたか? お前たちがなぜDクラスに選ばれたか」

「そんなの適当じゃないんですか?」

「クラス分けってそんなもんだよね?」

 

「違う。この学校では、優秀な生徒たちの順にクラス分けがされるようになっている。最も優秀な生徒はAクラスへ。駄目な生徒はDクラスへ。つまりお前たちは、最悪の不良品だということだ」

 

そう思う中、茶柱先生は拍手をする。

 

「そして1か月ですべてのポイントを吐き出したのはお前達が初めてだ。逆に感心した、立派立派」

「このポイントが0である限り、僕たちはずっと0ポイントのままということですね?」

「ああ。だが安心しろ、ポイントがなくてもこの学校では生活できるようになっている」

 

 

「俺たちはこれからずっと他のクラスの奴らに馬鹿にされるってことかよ!」

 

すると須藤が机の脚を蹴るが物に当たるのはやめろ。近いからびびっちまったよ。

 

「何だ、お前にも人の評価を気にする気があったんだな。なら、頑張って上のクラスに上がれるようするんだな」

「あ?」

「クラスのポイントは金と連動してるだけじゃない。このポイントの数値がそのままクラスのランクに反映されるということだ」

 

そうは言ってもCクラスとは490ポイントの差があるし、かなり厳しいだろう。

 

「さて、もう一つお前たちには残念な知らせがある」

 

黒板に一枚の紙が追加される。そこにはDクラスの生徒全員の名前と、名前の横に数字が記載されている。

 

「この数字が何か、不良品のお前達でもわかるだろう。これは先日やった小テストの結果だ。お前たちは一体中学で何を勉強してきたんだ?」

 

言われて見てみると一部の上位を除き、殆どの生徒は60点前後の点数だった。30点以下の生徒も見受けられる。

俺の横には88と書かれていて高円寺、堀北、幸村に次いでの4位であるが、ウチのクラスはそんなに頭が悪いのか。最後の三問は仕方ないにしても残りは簡単だったはずだ。

そして更に茶柱先生の言葉は続く。

 

「よかったな、これが本番だったら7人は退学になっていたぞ」

「た、退学?どういうことですか!?」

「なんだ、説明していなかったか?この学校では中間テストと期末テストで1科目でも赤点を取ったら即退学だ」

茶柱先生の言葉によって赤点組は騒ぎ出す。

 

「ふざけんなよ!退学とか冗談じゃねえよ!!」

「私に言われても困る。この学校のルールだからな」

 

「それからもう1つ付け加えておく。この学校は高い進学率と就職率を誇っている。恐らくお前達も、目標とする進学先や就職先を持っていることだろう」

 

俺は持ってないけど。単純に家族や中学の連中と距離を置きたくてこの学校に入学しただけなんだよな。

 

「だが世の中そんな上手い話はない。この学校の恩恵にあやかれるのは上位のクラスだけだ」

 

「つまりその恩恵を受けるにはCクラス以上に上がらないといけないということですか?」

 

「それは違うな平田。この学校に将来の望みを叶えて貰いたければ、Aクラスに上がるしかない」

 

「そ、そんな……聞いてないですよそんな話!無茶苦茶だ!」

 

すると平田に続いて幸村も騒ぐが先生は一切気にしない。

 

「浮かれていた気分が払拭されたようだな。中間テストまでは後3週間、頑張って退学を回避してくれ。お前らが赤点を取らずに乗り切れる方法はあると確信している」

 

先生は最後に意味深な言葉を口にして教室から出て行くが、クラスの空気はお通夜のように暗かった。

 

その後俺は、最近恒例になった坂柳と昼飯を食べている。また、今日は一之瀬もいる。

 

「白石くん、今日もお弁当美味しそうだね!毎日自分で作ってるの凄すぎるよ....」

 

「食費を少しでも節約したいしな。」

 

「それでお弁当を作れるってのがすごいですよね」

 

「まぁ中学の頃とか自分で作らないと夕飯が食えない時とかあったからな、一応自炊はできる。」

 

「それは置いといて、質問だが、坂柳と一之瀬は何ポイント位入った?俺のDクラスは0ポイントだったぞ」

 

 

「え!Dクラス0ポイントだったの?!私達Bクラスは65000ポイントだったよ!」

 

「0って....生活出来ないじゃないですか。Aクラスは94000ポイントでしたよ。」

 

「これでポイントの制度もだいぶ明らかになったな。しかし参ったな...流石にポイントが全く増えないのは想定していなかった。」

 

「もしも生活に困るようでしたら貸しますので言ってくださいね。」

 

「ああ、ありがとな。でも今後もポイントが増えないらしいし...これはポイントを増やす方法を考えないといけなそうだ。」

 

それから一之瀬と坂柳と雑談をして別れる。そしていつもよりも静かな授業を受けて自分の部屋へと帰る。

 

今日小耳に挟んだが、校内掲示板というのがネットにあるらしい。そこで情報収集してみるか。なにかいい情報が見つかればいいが。

 

 

 

 

 

ただいまの白石のポイント

88437

1話の長さ(詳細?は3話の後書き)

  • このままでよい
  • 半分くらいの長さ
  • 短いのをたくさん
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