坂柳と楽しく暮らす俺の学園生活   作:ロイ/Ceder

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原作が間違っていたとのご指摘ありがとうございます。修正が完了しました。
引き続き作品をお楽しみください!


#4 堀北鈴音の野望

俺は今職員室に向かっている。なぜか茶柱先生から呼び出されたからだ。なにか不味いことをしたのか....?

チェス...は顧問の先生がいる前でやったから大丈夫だろう。他に身に覚えがない。早く終わるといいが。

 

ん?あれは綾小路か?

 

「よう、綾小路。お前も茶柱先生に呼ばれたのか?」

 

「白石もか?」

 

「ああ、そうだ。」

 

そして茶柱先生がやってくる。

「ちゃんと来たな、お前たち。とりあえず進路室に来い。」

 

「あの、なぜ俺たちは呼ばれたのですか?」

 

「進路室に行けばわかる。」

 

答えてくれなさそうなので進路室へと着いていく。

 

そして進路室へ着くとなぜ進路室に設立されているかわからないが給油室に連れてかれた。

 

「お前たちはここに入っていろ。音を立てるなよ。立てたら退学だ。」

 

横暴だな...しかしいつまで待てばいいんだ?

 

そう考えていると綾小路がスマホの画面を見せてくる。

「なぜ呼ばれたか心当たりはあるか?」

なるほど、画面に文字を書けば音を立てずに会話出来る。

 

「全く。綾小路は?」

 

「当然ない。しかし急に閉じ込めるとは横暴だな...」

 

「とりあえず様子を見てみよう」

 

「まぁ入ってくれ。そして、用事とはなんだ?堀北」

 

茶柱先生の声だ。そして、堀北?今からなにか話すのか。なぜ俺たちは盗聴させられてるんだ...?

 

それにしても堀北か。俺と同じく初日の自己紹介から抜け出し、他人とはほぼ会話せず、唯一交流がある綾小路にいつも暴言を言っているイメージだ。正直、関わりたくない人だ。

 

しかし先生は恐らく盗聴させること意図して連れてきたのだろうし、とりあえずは聞こう。

 

「率直にお聞きしますが、なぜ私はDクラスに配属されたのですか?」

 

「本当に率直だな」

 

「先生は先日、優秀な生徒はAクラスに。不出来な生徒はDクラスに配属されるとおっしゃいました。」

 

「なんだ、不服か?お前は自分が優秀な生徒だと思っているのか?」

 

「はい。当然です。実際、入試も殆どの問題を解けたと思っています。」

 

堀北はクラス分けが学力のみだと思っているのか。この前のテストを見たらそうではないと言うのは一目瞭然なのに。

 

「殆どの問題を解けた、か。本来なら入試結果などは個人には見せないが、ちょうどここに偶然お前の解答用紙がある。見せてやろう。」

 

偶然解答用紙があるわけないから、茶柱先生は堀北がこう言ってくることを予想していたということか...

 

「随分と用意周到ですね。まるで、私が抗議に来るとわかっていたかのようです。」

 

「これでも教師だ。生徒の性格はある程度理解出来る。堀北鈴音。お前は入試結果……ペーパーテストでは同率三位の成績を収めている。一位、二位も僅差の点数。十分に優秀だ」

 

「では、面接が悪かったのだと?」

 

「いいや? 面接でも特別問題視されてはいない。むしろかなりの高評価だったと担当面接官から話は聞いている」

 

「ありがとうございます。では、何故?」

 

「その前に、どうしてお前はDクラスであることに不服なんだ?」

 

「正当に評価されていないことに喜ぶ人が居ると思いますか?」

 

まあ普通はそうだろう。しかし俺はDクラスで特に不満はない。

 

「はははっ、お前は随分と、自己評価が高いようだな」

 

それは今朝聞いた嗤い声だった。凡そ失笑と言ったところだろうか。

 

「正当に評価されていない、か。では聞くが堀北。その正当な評価とやらの基準は何だ?」

 

「え……!普通に考えたら学力では?」

 

やはり堀北は学力でクラス分けがされたと思っているんだな。

 

「いや、私……そして学校側はその基準値については一言も明言すらしていない。お前は学力で測ると推測したようだがな」

 

「……しかし茶柱先生。普通ならそれが常識なのでは?」

 

「その常識自体が間違っている。今の日本は勉強が出来る=偉いというその方程式が成り立っているが……バカバカしい。確かに学力がステータスになるのも認めよう……が、この学校は真の意味で優秀な人間を生み出す学校だ。それだけで配属されるなら大間違いだ。仮にお前の言う通り、学力だけでこの学校に入学できるのならば、須藤たちが入学出来るわけないだろう」

 

言ってることは間違ってないが教師がしていい発言とは思えない。普通だったら捕まってるんじゃないか?

 

しかしやはり成績だけでクラスを決めたわけではないようだ。前も思ったが実際成績順なら俺は少なくともDではないと思うし。

 

多分協調性とか運動能力を加味されているのだろう。でなきゃ茶柱先生が言うように須藤が入学出来るとは思えない。

 

同時に驚いたことがある。もしも運動能力もクラス分けに判断されるなら坂柳は運動能力最悪レベルでもAクラスに入った事になる。それはつまり他の要素が群を抜いている事になる。

 

 

「私が聞きたいのは、私がDクラスに配属されたのかが事実かどうか、学校側の判断基準に間違っていないだろうかです。再度確認をお願いします」

コイツ完全に自分の実力に疑いを持ってないよ……話を聞いていたのか?堀北に協調性は皆無だろ。...まぁ、俺もだが。

 

「残念ながらこちらに不手際はない。お前はDクラスになるべくしてなった」

 

「…………そうですか。なら改めて、学校側に聞いてみます」

 

どうやら諦めたわけではないだろう。茶柱先生では相手にならないと判断したに違いない。が、多分学校側も同じことを茶柱先生と同じ考えだろう。

 

「上に何度掛け合っても答えは同じだ。それにそう悲観するな。確かに今はDクラスだが、卒業する時はAクラスに昇っているかもしれんぞ?」

 

「簡単な道のりとは思えませんが。とりあえず今日のところはこれで失礼します。ですが私は納得していないことだけは覚えておいてください」

 

お前が納得していなくても学校側は関係ないだろ。

 

「まぁ、分かった。それとお前の話に関係があるクラスメイトを2人呼んでおいた。綾小路、白石。出てこい」

 

どうやらお呼び出しのようだ。...しかし面倒くさいことに絡まれそうだな。できれば出たくない...

 

「出てこないと退学にするぞ」

 

そんなポンポン退学を武器に脅すなよ。教師。

 

しかし退学は嫌なので仕方なく出る。

 

「いつまで待たせるんですか。」

 

「そういう割にはすぐ出てこなかったがな」

 

「まさかあなたたち、聞いていたの?」

 

「ああ、私の判断でな。」

 

「先生。なぜこのようなことを....」

 

「将来Aクラスを目指すのであれば重要な鍵になるからだな。」

 

「この2人が...?先生、続きをお願いします」

 

「先ずは綾小路、お前は面白い生徒だな」

 

「茶柱なんて奇特な苗字を持った先生ほどじゃないですよ」

 

「全国の茶柱さんに土下座するか?……まあそれは後回しだ。綾小路、入試の結果では国語50点、数学50点、理科50点、英語50点、社会50点。おまけに今回の小テストでも50点。これが意味することが分かるな」

 

言いながら綾小路の入試の答案が出てくるので見てみるとマジで全部50点だった。なんだこれは...いつもクラスではじっとしているがまさかすごく頭がいいのか。

 

対する綾小路は特に気にしていない。

 

「偶然って怖いっすね」

 

「ほう?あくまで偶然全ての結果が50点になったと?入試の数学の問5、正解率は3パーセントだったがお前は完璧に解いている。一方正解率7割超えの問題は不正解、これを偶然と?」

 

実力を隠したいなら簡単な問題を正解して難しい問題は間違えておけよ...

 

「偶然ですよ偶然」

 

対する綾小路は態度を変えない。これはさすがに無理があるだろう

 

一方の堀北は理解不能とばかりに綾小路を見る。

 

「あなたは……どうしてわけのわからないことをしたの?」

 

「だから偶然だっての。隠れた天才とかじゃないからな?」

 

いや、あからさまに隠れた天才だろ。

 

「どうだかなぁ。ひょっとしたら堀北よりも頭脳明晰かもしれないぞ」

 

茶柱先生は余計な事を言って堀北は不機嫌になり綾小路はため息を吐く。綾小路が呼ばれた理由についてはわかった。

 

しかし...なぜ俺まで呼ばれたのか。

「なぜ俺は呼ばれたのですか?俺はテストの点をイカサマしてないですよ」

 

「その話ではない。白石、堀北にお前が持っているポイントの量を見せ「お断りします。」退学にするぞ」

 

まじで横暴だな。めんどくさいがしょうがない。てかなんで先生が俺のポイントが多いって知ってるんだ。

 

「ほらよ」

 

「....っ!」

 

「ポイントシステムの理解こそそこまで早くなかったようだが、この対策の速さ。加えて白石は勉強もできる。堀北よりもより上のクラスにふさわしい人物かもな。まぁ、Dクラスだが」

 

俺の場合は中学の頃の生活が関係してそうだ。

 

「...それはおいておいて、白石くん。このポイントは...?」

 

「いち早く対策をとった白石の賜物だな。」

 

「ともあれ綾小路は底知れないし白石はスペックが高い。もし本気でえークラスを目指すならこいつらを上手く使えよ」

 

俺はAクラスを目指す気がないから協力はしないだろうがな。

 

「話は終わりですか?それなら俺はここで失礼します。」

 

「ああ、いまから職員会議だしここも閉める。堀北と綾小路も出ろ」

 

堀北を焚きつけるために俺たちを読んだのか、正直関わりたくないし逃げよう。

 

「待って」

 

呼び止められる。嫌な予感がする。

 

しかし俺は関わりたくないので無視をして早足でその場を去...ろうとしたが肩を掴まれた。面倒くさい。

 

「さっきの点数、本当に偶然なの?そして貴方のポイントはどうやって手に入れたの?」

 

すると堀北は俺達に並んで歩いてくる。どうやら逃がすつもりはないようだがやはりその話か。

 

しかし教えるつもりはない。教えて堀北もチェス部にやって来たら俺の取り分が減るからな。

 

「教える気は無いな。稼ぎ方を教えて真似をしたら俺が貰える分が減るだろう」

 

まあDクラスで真似を出来る奴は殆どいないだろう。無駄遣いし過ぎてポイントが無いし。そもそもチェスを出来るやつが少ないだろうし。

 

しかしこんなところで話して他クラスのやつに聞かれたくないのが本音だ。

 

「…随分と自己中心的な考えね」

 

「俺が見つけた稼ぎ方だ。公表して俺のメリットがない。」

 

自己中、か。他人の迷惑を考えないで授業中に騒ぎまくっていた。それを考えたらクラスメイトに迷惑をかけてない俺の方が遥かにマシだろう。

 

「話は終わりか。なら俺は行かせてもらうが、もしもAクラスに上がろうと考えているなら絶対に無理だから諦めたほうがいいぞ」

 

「断言するわね。まさか現時点のポイント差を見て諦めたのかしら?」

「違う。AクラスとDクラスを比べたとき、生徒の実力やモチベーションなどに差があり過ぎる」

 

Dクラスはこのままだと団結は不可能に近いだろう。平田や櫛田がまとめようとしているが池や山内、須藤が輪を乱す。

 

モチベーションにおいては現状を維持すれば将来が確約されているAクラスと、高校生活を楽しく暮らせるかも危ういDクラストだったら歴然の差だろう。

 

「あと、俺はクラスに協力するつもりはないしな。」

「俺もだ」

 

綾小路、居たのかよ。びっくりした...それと断るところだけ便乗してくるとは...

 

堀北はいらだちを隠さずに俺たちのことを睨むが、負けじと見返す。

 

「話が終わりなら行かせてもらう。進路室で話を聞いていた限りお前はどうしてもAクラスに上がりたいようだが俺からすればどうでもいいことだから巻き込まれても困る」

 

「貴方は不良品扱いされてDクラスのままでいいの?将来も約束されていないし」

 

「俺は構わないな。周りと離れたくてこの高校に来たし、進学は関係ない。じゃあ俺はこれで失礼する。俺を巻き込むなよ。」

 

「...話が通じないわね、綾小路くん。白石くんでは話にならないからあなたと...」

 

綾小路捕まったな。がんばれ。

 

とりあえず巻き込まれないことを祈るか。無理だろうが。

 

 

 

 

 

ただいまの白石ポイント

変動なし(877837)

 

1話の長さ(詳細?は3話の後書き)

  • このままでよい
  • 半分くらいの長さ
  • 短いのをたくさん
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