坂柳と楽しく暮らす俺の学園生活   作:ロイ/Ceder

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今回は短めです。


#5 坂柳有栖のお礼

呼び鈴を鳴らす。これから俺は坂柳の部屋に入るのか...ソワソワしてしょうがないが坂柳にそのことはバレたくないので平静を装う。

 

「いらっしゃい、白石くん。どうぞあがってください」

 

「ああ、ありがとう」

 

広さは俺の部屋とほとんど同じだ。部屋は俺よりは物は多いが全体的にスッキリとしている。まぁ坂柳の性格的にあんまり装飾品とかは買わなそうだもんな。

 

「今日は来ていただいてありがとうございます。この前のお礼として昼食は振る舞わせてもらいますね。」

 

「ああ、ありがとな、坂柳。」

 

「白石くん、昼食の前に1試合チェスをしませんか?」

 

「唐突だな...いいぞ、やろう。しかし道具は持っているのか?」

 

「はい、いつか白石くんとやる為に買っておきましたよ。」

 

「マジか、俺もいつかやりたいとと思っていた、ありがとな。俺とやる為に買ってくれたのならポイントは半分支払うぞ。いくらだ」

 

「払う必要は無いですよ。私が欲しくて買ったのですし。」

 

「本当にいいのか...?」

 

「構いませんよ。それに、Aクラスはポイントは割と入りますしね。チェス部で暴れた白石くんには及びませんけど。」

 

「暴れたって...まぁ、分かった。しかし生活に必要なポイントが仮に不足した場合は言えよ。あげるから」

 

「そうはならないようにしっかりと管理しますね。では、チェス代の代わりに私から1つお願いをしますね。白石くん、私とたまにチェスを打ってください。」

 

「そんなことでいいのか?全然構わないぞ」

 

「ありがとうございます。では、試合を始めましょう」

 

 

「はい、チェックメイトですよ。これで私の3連勝ですね」

 

結果は惨敗だった

 

「強すぎるだろお前...私は小さい頃に鍛えられましたからね。でも白石くんも十分お上手でしたよ」

 

「ボコボコにされてるけどな」

 

「チェス部では勝ちまくっていたようですけどね。」

 

「一旦チェスは辞めましょう。そろそろ準備しておいた料理ができるはずです。」

 

「おお、そうか。楽しみにしているぞ。」

 

「よいしょ」

 

坂柳は鍋を持ってきた。

 

「料理は...肉じゃがです。料理を振る舞うとは言いましたが白石くんの好みがわからなくて、王道を作ってみました。お口に合うといいですが。」

 

「肉じゃがは好きだぞ、ありがとな。それとすごく美味しそうだ」

 

「ふふっ、ありがとうございます。ではどうぞ、召し上がれ」

 

「「いただきます」」

 

まずは1口。...めちゃくちゃ美味いぞ。肉じゃがでこんなにも味に差が出るのだろうか。

 

「どうですか..?」

心配そうな目で感想を尋ねる坂柳。いかんいかん、美味すぎて無言になってたから心配させてしまったな。

 

「美味い。美味すぎて言葉が出なかっただけだ」

 

「お口にあったようでよかったです。おかわりもあるので沢山食べてくださいね」

そう言って坂柳は微笑む。

 

相変わらず可愛いな

 

「いや、坂柳はやっぱり可愛いなと思ってな」

 

「白石くん?!」

 

あ、やべ、思ったことをそのまま言ってしまった。

「あ、すまん、なんでもない。忘れてくれ」

 

「自分から言っておいて...でも嬉しいですよ。ありがとうございます」

 

少し照れたような顔の坂柳。やっぱり可愛いわ

 

「「ご馳走様でした」」

 

「ほんとにめちゃくちゃ美味しかったぞ。今日は本当にありがとな。」

 

「美味しそうに食べてもらってこちらも嬉しかったですよ。そんなに美味しそうに食べるとこちらも作りがいがありますね」

 

「ああ。めちゃくちゃ美味しかったからな」

 

「片付けは手伝うぞ」

 

「お客さんですから休んでもらって大丈夫ですよ」

 

「いや、あんなにうまいものを食わせてもらったんだし、手伝うぞ」

 

「そうですか。ではお言葉に甘えて、お願いします」

 

「そういえば坂柳。この学校の売りである進学、就職はAクラスでないと享受できないって話は聞いたよな?これを聞いてほかのクラスの奴らはやる気になっているようだが、Aクラスはどうだ?」

 

「そうですね。Aクラスから転落しないようにどうにかしよう、と言うところですね。私はそういう所には自信があるので、みなさんを纏める係としてクラスを引っ張るつもりです。運動は全く出来ないですからクラスのお荷物にならないように、ですね。」

 

「なるほど、確かに坂柳は頭が良いしいいかもな。しかし小耳に挟んだのだが、Aクラスはスキンヘッドのやつと坂柳の派閥のやつで分かれているみたいだが大丈夫なのか?」

 

「葛城くんですね。あの方は正直私に劣っていると思います。が、一定数支持している方がいるので様子を見て、という感じですかね。それと、白石くんはDクラスですがどうですか?」

 

「どうだろうな、クラスが団結なんてもってのほかだし、不良品生徒が多いからな。Aクラスに上がるのはこのままだと無理だろう」

 

坂柳は何故か不安そうな顔をしている、ああ、そうか。

 

「あと俺は学校の実績を見て入ったわけではないからAクラスに上がりたいとは微塵も思っていない。」

 

「大抵の生徒は実績を見て入ってくると思いますが変わっていますね。それと白石くんがDクラスに配属された理由も不思議です」

 

「中学で色々あってな、それが原因だろう。」

 

「そうですか...今は聞かないでおきますね」

 

「ああ、助かる」

 

まだ他人に話すのには重すぎる。それにこの話をして坂柳に嫌われたりでもしたら...最悪だ。

 

「それと、たまにチェスを打つという約束ですが、これでは毎回私が圧勝してしまいますね...」

 

急に煽ってきたな、こいつ。全くムカつかないが、負けたことに関しては悔しい。

 

「次までに強くなっとくからよ、楽しみにしとけ」

 

「はい、楽しみにしていますね」

そう言って坂柳は微笑む。

 

「今日はとても楽しかったです。ありがとうございました」

 

「こちらこと美味しい肉じゃがをありがとうな。それと、チェスは惨敗だったが、楽しかった。次までに強くなってやる」

 

「はい、ぜひ私を倒してくださいね」

 

「じゃあ、また明後日。」

 

「はい。さようなら」

 

坂柳の部屋から出る。と同時にDクラスの誰だったかな...軽井沢か。平田と付き合ってるらしいやつ、と目が合ってしまう。

 

「白石?なんで女子寮にいるのよ」

 

「ちょっと用事があってな」

 

「は?なんの用事?誰かに犯罪をしたりしてないでしょうね」

 

「するわけねぇだろ、あとお前には関係ない用事だ。」

 

「クラスで誰とも喋ってないアンタが女子寮に用事ってちょっと信じられないけど今回は見逃してあげる」

 

なんで上から目線なんだよ...

 

「ああそうか」

 

せっかく上機嫌だったのに面倒くさいやつとあってしまった。この事がクラスに知れ渡ったら色々質問されそうだ。面倒くさい...

 

そう思いながら自分の部屋へと帰るのだった。

 

 

 

 

ポイント

変動なし(877837)

1話の長さ(詳細?は3話の後書き)

  • このままでよい
  • 半分くらいの長さ
  • 短いのをたくさん
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