これを書いてる最中には九州産馬の星ヨカヨカの怪我引退のニュースを見てしまいました……これから期待の1頭だっただけに、悲しさと生きていてくれてよかった、そのふたつの思いが溢れています。
「秋華賞の興奮も冷めやらぬなか迎えました菊の大輪菊花賞。最も強いウマ娘を決めるこの一戦、京都芝3000は良バ場と発表されています。実況は私杉元、解説はおなじみ、武さんでお送り致します。武さん、本命不在の大混戦とも言われる今年の菊花賞ですが、注目のウマ娘はどのあたりでしょうか」
「そうですね、やはり今年のオークスを制し、フランス遠征でも成績を残したワルツコンパーニュ、トライアルレース1着のハネダエンペラーとヤマノメイカー、2つのトライアルレースで2着と上がり調子のマヤノトップガン、やや人気薄ではありますが長距離での適性が見受けられ、調子の方も良さそうなキンキパラリスといった面々でしょう。ただ、飛び抜けた実力のウマ娘も不在といった中ですから、誰が勝っても不思議ではないでしょうね」
「そうですね。注目バが分散する中で誰をマークしていくのか、その辺も勝負になりそうですね。そろそろ、菊花賞のファンファーレです……各ウマ娘、ゲート入を進めております。さすがクラシック最終戦、皆落ち着いてゲート入りを済ませていきます。この菊花賞を制するのはどのウマ娘なのか。その勝負の火蓋が今……スタートしました。出遅れはありません各ウマ娘ほとんど揃っております。まず、先行争いでありますが……うちからはエンジェルピロティ、そしてカブキタモイカグラ……更にはマンデーウェルが上がってまいりました。シングルライトも早めに上がっていきます更にはアルタブリッジ、ヤマノメイカーもこのグループに入ってまいりました、おっとマヤノトップガンがいきました!今4番手から5番手、今日はこの位置からのレースになりそうです。マニュアル、ワルツコンパーニュもその後に着けております。その後中団には、かたまっておりますキンキパラリス、ハネダエンペラーを中心にきっちりと追走しております。まず、1周目でありますが、それよりやや後方、タカダツヨミがおります。正面スタンド前に入ってまいりました。さあ後方2人もややばらけた形になりましたが、前の2人は内を突いて上がってゆきます僅かにシングルライトが先頭か。そしてマンデーウェル、この2人の先頭争いが続いております。アルタブリッジが3番手、そのあとは5バ身から6バ身くらいひらきましてヤマノメイカー、あるいはその中を突いてマヤノトップガンが今4番手に上がってまいります。そしてハネダエンペラー、内を突いてカブキタモイカグラが上がってまいります、マニュアルはその後に着けています。後方競馬が身の上ワルツコンパーニュ今日は早め中団に着けています。第1コーナーから第2コーナーに向かおうというところで、先頭変わりましてマンデーウェルリードは1バ身、次いでシングルライト2番手ですがおっとここでアルタブリッジが2番手を交わしてさらに先頭に立ちました、マンデーウェルを交わして先頭、先頭はアルタブリッジ、2番手にマンデーウェル、1バ身空いてシングルライトが3番手、4番手は3バ身差、マヤノトップガンであります。後方内を突いてカブキタモイカグラ、ハネダエンペラー、あるいは外を着いてマニュアル、その後にヤマノメイカーであります。かたまりました、そして中団、魅惑のワルツコンパーニュであります。さらにエンジェルピロティも加わって参ります、キンキパラリスは内を突いています。タカダツヨミもこのグループ、後方集団はやや遅れております。さあ各ウマ娘第3コーナーの上りに向かうところであります、さあ
第3コーナーを上り詰めて、下りへと入っていきます、勝負どころでありますが、アルタブリッジ、そしてマンデーウェル、マヤノトップガン、ハネダエンペラー、4人が固まります。そしてマニュアルも来ましたさらに外を突いてシングルライト、ワルツコンパーニュも外に持ち出して、ぐんぐんと上がってまいります、早くも4、5番手であります。先頭は……マヤノトップガンが先頭か、今マヤノトップガン先頭で最後の直線コースに向きました。ハネダエンペラーが迫る!その外を突いてワルツコンパーニュが来たぞ!ワルツコンパーニュぐんぐんと差を詰めてくる!さぁマヤノトップガン先頭!ワルツコンパーニュぐんぐんと差を詰めるが、そのうちを突いてまたカブキタモイカグラ辺りが伸びてくる、更にはキンキパラリス、キンキパラリスが2番手にあがってくる!まだマヤノトップガン先頭!マヤノトップガン先頭!リード1バ身!キンキパラリス2番手でゴールイン!
マヤノトップガン、ついにやった!右手を上げてガッツポーズ! マヤノトップガン、マヤノトップガンだ!神戸中山で2着を続けたマヤノトップガン! ついにこの菊の舞台で大輪を制しました!神戸は強い!今年は神戸だ!マヤノトップガン!」
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「トレーナーちゃん、マヤ、ちゃんと勝てたよ!」
マヤノトップガンは控え室から戻ると、満面の笑みで俺の前に駆けてきた。2度の苦杯を舐めながらもこの菊の大舞台で勝ちきった。絶対に勝てる、そうは思ってはいなかった。良いレースができる確証はあった。距離が伸びても、それなりに対応する力は間違いなくある。そうも思っていた。ただ、ここまで綺麗に勝つとまでは考えていなかった。
秋華賞でファインモーションが見せた好位抜け出し。それをこの菊の舞台で再現してみせたわけだ。本当に末恐ろしい。
「正直驚いた。本当に、おめでとう。」
「えへへ〜」
「ファインモーションのレースをよく見ていたんだな。あの勝ち方はお前にもあっていたのかもしれないな。」
「それもあるけど……マヤ、多分マヤが行きたいって思ったところで一気に行くのが1番だって感じたんだ〜。ここで行かないといけないっ!とかじゃなくて、ここで行けたら、バビューンっていけそうなところにマヤが行けばいいの!」
「……お前はすごいな。俺も知らない景色が見えているんだろう。」
「うーん、そうかなあ?マヤ、もっとトレーナーちゃんに喜んで欲しいから頑張れてるのかも!あっ、そういえばトレーナーちゃん!お土産買っていってもいい?マベちんとテイオーちゃんにお土産買ってくるって約束してたんだー!」
「っ!……土産か、構わないよ」
「?」
昔同じことを言われたことがある。あいつに言われた、忘れもしない、同じ言葉。マヤノトップガンの一言は、無邪気であるが故に俺に深く突き刺さった。
マヤノトップガンが走る後ろ姿に、俺は無意識に彼女を重ねてしまいそうになる。その幻影を振り払うように、俺は何度も頭を振った。
感想や評価をしてくださると作者は泣いて喜びます。投稿の方もしっかりと続けていきますので、これからもよろしくお願いします。トレーナーさんの言う、「彼女」が誰なのかを予想するのも、楽しいかもしれません。
UA10000を記念して、簡単なssを書きたいと思います。どの子の話がいいか選んで欲しいです。締切は10月10日までです
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マヤノトップガン
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ゴールドシチー
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ナリタタイシン
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トーセンジョーダン
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ファインモーション
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エイシンフラッシュ
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