これから秋華賞、菊花賞、天皇賞と大舞台が続きますが、皆さんが夢を託せる1頭は見つかりましたでしょうか。
「トレーナーさん、朝早いんだね。」
「俺はそんなことは聞いていない、ファインモーション。何が目的で机を漁っているのかと聞いている。」
トレーナーさんはいつにもない鋭い視線を向けてきている。誤魔化しは効かない、本能的にそう悟ってしまうほどの眼光。
「正直に言うならそこまで叱りはしない。ただ、誤魔化したり沈黙を貫こうとするなら、こちらにも考えが
「トレーナーさん、トレーナーさんはここに来る前、何をしてたの?」
「……ここに来る前っていうのは、今日のことではなく、この学園に来る前、そういう理解で間違いないか」
「うん。合ってる。」
「……お前といい、ゴールドシチーといい、どうして最近になってそんなに俺の事を知ろうとする?これまではそんなことを知らなくともまっすぐ走ってこれたはずだ。」
「うん。トレーナーさんにはたくさんトレーニングつけてもらって、みんなが勝てるようになって、これからもきっと色んなレースに出て、色んな楽しいことを見つけていくんだろうなって……でも、私気づいたんた。」
「どんなにチームのみんなが仲良くなって、雰囲気が良くなっても、そこにトレーナーさんはいないんだって。トレーナーさんはいっつも1歩後ろに下がっちゃうから、私たちから捕まえにいかないとって。」
「……だが、それが俺の机を漁ることとは関係がないのではないか?理由にはなっていない。」
「そうかもしれない。でも、私たちはトレーナーさんのこと、もっと知らないといけないと思う。トレーナーさんはきっと、聞いても自分からは話してくれないから。」
トレーナーさんは噛み締めるように目を伏せた。まるで何かを考え込んでいるみたいに、しばらく顔をあげなかった。長い時間が経って、あげたトレーナーさんの瞳には光るものがあった。
「もう、そういう時期なのかもしれないな。確かに、隠し続けることも不誠実なのかもしれない。だがわかってくれファイン。お前が知りたいことがあるのと同じように、俺にも知られたくないことがある。お前とシチーが知ろうとしていることは、俺がお前たちには知って欲しくないことなんだ。
まずはチームのみんなと話せ。本当に全員が望んで俺の事を知りたい、そういうなら考える。ただし、1人でもそれに反対すると言うなら、俺は話さない。」
そう言って窓の外を見るトレーナーさんは、辛そうな、どこか突き放したような言葉とは裏腹に穏やか表情を浮かべていた。本当は窓の外を見つめているんじゃなくて、昔のことと、これからのこと、両方を思い浮かべているような、そんな横顔だった。
今回は短編ですが……次回はこの続きと、アンケートで1番だったウマ娘のSSとなります。ご期待ください
UA10000を記念して、簡単なssを書きたいと思います。どの子の話がいいか選んで欲しいです。締切は10月10日までです
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マヤノトップガン
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ゴールドシチー
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ナリタタイシン
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トーセンジョーダン
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ファインモーション
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エイシンフラッシュ
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その他