話は変わりますが、土曜の京王杯2Sの席が取れたので見に行ってきます。東京は初めてなので……やっぱり混み合うんですかね。入場も事前予約ですけど、どんな感じなんですかね
恐らくファインの話が原因だろう。トレーニング中もやや重苦しい雰囲気が出来上がっていた。ギスギスしている訳では無い。お互いがお互いに気を使いすぎて、全くトレーニングに集中出来ていない。ここまでいってしまうとケガの危険性もある上、何より生産性が無さすぎる。エリザベス女王杯、ジャパンカップ、有馬記念。このチームにとっても重要なレースが控えているが、この様子では今日は切り上げるべきとみた。
彼女たちが帰ったあとにもターフにはトレーニングをしているウマ娘の地鳴りのような足音が響いている。力強い青春の足音だ。
今になって、多感な時期の彼女たち……特にファインやシチーにとって、俺の言葉や拒絶は相当なショックだったに違いない。自惚れでなければだが、俺は彼女たちにとって最も信頼できるか大人のひとりだろう。その人間から拒絶されることの衝撃は想像を絶するものだっただろう。今更ながら自分がまだまだおとなに慣れていないのだと実感する。
受け止めて、1歩を踏み出そうと動いたファインの方が幾分も大人だろう。
今日は帰ろう。今更ながら後悔しても仕方がない。言ってしまったことは取り消せない。
気分転換にいつもとは違う道を歩いてみる。新しい景色が、少しくらいはこの気持ちをやわらげてくれるはずだ。
見知らぬ公園に出た。とてもこじんまりとした公園で、5時をまわったこの時間は灯りが着き始めた頃だ。
ふと前を見ると、どこか見覚えのある人影が見えた。電灯に照らされて明るく輝く栗毛、長い脚と女にしては高い背、そしてこちらを射抜くような鋭い目付き。その目が俺と会った瞬間、耳を絞り、瞳に怒りを湛えて踏み込んだ。
いつか見たそれよりも遥かに早い踏み込みと加速。人間には出せない速度。彼女たちにはそれが出来る。一般人なら為す術なく殴り飛ばされるところだが……
拳ではなく平手打ち。殺意はない。衝撃を緩和するには少し飛び下がらなくては…間に合うか?
結果的には間に合った。かなりの威力と速さを秘めた平手は確実に俺の頬をはじき飛ばしたが、関節、骨ともに無事。避けようとしなければタダでは済まなかった。
俺をはじき飛ばしたそいつは悔しそうにこちらを睨みつけている。
「相変わらずの速さだなアスコット。だが、俺をやるにはまだ心構えが足りてない」
「お前も大概化け物だな。次の一撃は容赦しない」
アスコットはもう一度踏み込む。こちらに飛び込んでくる直前、アイツの唇が悲しそうに歪んだ。
「私はお前をまだ、許せない」
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殴り飛ばされたように見えたトレーナーは無事だった。すぐに立ち上がったのを見て安心したのもつかの間。
そのウマ娘は第2撃を加えるべく大きく踏み込んだ。最初の一撃とは違う、明らかに力の入った踏み込み。そいつが普段からこういうことをしてるのは間違いなくて。いくらアイツが人間離れしているとは言っても、速さでウマ娘に勝てるわけなんかなくて。
止めに行く暇もなく、ソイツはアイツに飛びかかった。
その拳がアイツに届いてしまう……その直前だった。
ソイツと同じ栗毛の小さな身体といつもより大きく見えた鹿毛の娘がソイツを押しのけた。
「……!!」
吹っ飛ばされたソイツは驚いたように目を見開いたが、すぐに受身をとった。
しかし、もう2人はそうはいかなかった。なかなか立ち上がれないでいる。
「………………お前ら……どうして」
アイツも呆気に取られて動けないでいる。そんなアイツに、ソイツは追撃を加えようとはしなかった。
「チッ……私はお前を許してない。あの人のことも、私自身のことも。時間が解決してくれるなんて思わない事だ。」
踵を返して逃げさるそいつの言葉は、言葉の厳しさとは裏腹に今にも泣きそうな、寂しそうに聞こえた。
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マヤノトップガンとファインモーションの怪我はほぼなかった。恐らく衝撃で気を失っただけだろう。アイツの突進から俺を庇ったこいつらは、一体どんな気持ちだったのだろう。それを考えた時に、ほんの少しだが、頬に暖かなものが伝った。
今日もありがとうございます。感想評価ありましたら、よろしくお願いします
UA10000を記念して、簡単なssを書きたいと思います。どの子の話がいいか選んで欲しいです。締切は10月10日までです
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マヤノトップガン
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ゴールドシチー
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ナリタタイシン
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トーセンジョーダン
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ファインモーション
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エイシンフラッシュ
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その他