高校の卒業式の帰り道
謎の少女からのSOS、私は少女を助けようとして彼氏と一緒に死んでしまった
彼氏と別の世界に転生?を果たした私たちは別の世界で高校の入学式からやり直しをする事に…でも
「誰?お前」
彼氏の記憶喪失で最悪なことに
元の世界で私に助けを求めた少女って一体?
この世界の全てを知った私は涙を流した
元の世界で死んで、別の世界で入学式からのやり直し生活が始まります
事件は…そう、卒業式の朝、起こった
「キャアアアア〜遅刻する〜」
私は、目覚ましを掴んで言った
「なんで?なんで鳴らなかったの?確かに昨日の夜、セットしたはずなのに?」
私が目覚ましが鳴らない理由を考えているとお母さんがやって来て
「あんた、電池入れ忘れたんじゃないの?」
「え?電池?」
私は、目覚ましの電池蓋を開けると
「えっ、ない…なんでお母さん分かったの?」
私はお母さんを見て聞くと
「私、昨日、寝る前に言ったはずよ…忘れたの?」
私は昨日の記憶を遡る
…昨日、ニビングで
「咲!目覚ましの電池買っといたから忘れないようにしなさいよ」
「うん!」
お母さんはテーブルに電池を置いて寝室に向かった
そうだ!この時、私は携帯に夢中になっていて…そのまま忘れたんだ
私は床に膝をついた
「その様子だと完全に忘れていたようね…心配だわ、もうすぐ大学生だって言うのに」「返す言葉もありません」
お母さんはため息をついて言った
「早く着替えちゃいなさい、遅刻するわよ…最後くらいビシッとしないよ」
そうだ、今日はなんで言っても…卒業式なんだから
着替えを済まして一階に降りると妹の琴音(ことね)が朝食をとっていた
「おはよう咲さん」
私を見ると笑うように私に言った
「お姉ちゃんでしょ、琴音」
「だって、私のお姉ちゃんはお寝坊なんてしないし、スタイルも良くて美人で…咲さんみたいな人じゃないもん」
相変わらず可愛くないなコイツは
するとお母さんがやって来て
「咲!さっさと食べないと遅刻するわよ」
「はい!」
私は琴音の隣に座り朝食を食べた
「じゃ、行ってきます♪」
私は玄関に靴を履きお母さんに言った
「気をつけるのよ」
「うん」
「卒業式には私と琴音を連れていくからね」
お母さんは琴音を見ていうと
「咲さんの恥ずかしい姿だったら見てあげてもいいわよ」
「な、何ですって 」
私は握り拳を作ると「コラ、2人とも」お母さんに止められてしまった
家を出ると彼氏の靖弘(やすひろ)が待っていた
「おはよう、靖弘」
「ああ、おは…プッ」
私を見ると靖弘がいきなり笑い出した
「えっ、何?私、何か変?」
「お前、その髪、寝癖…アハハ、あーオカシイ」
私は髪を抑えて言った
「み、見ないでって、もう、笑わないでよ」
「いや!無理…プッ、アハハ!」
「でも、早いな、今日で高校生活終わりだもんな」
私達は並んで学校を目指した
「靖弘は叶えたい夢を見つけて、私は恋を見つけた…でも、将来の夢とかはまだ…」
「いいんじゃないか、大学で見つければ、自分が本気になれる職業って何なのか」
靖弘は腕時計を見て言った
「ちょっと急ぐぞ」
彼は、左手を私に向けた
「ほら、行くぞ」
私はその手を掴んだ
「うん」
私はこの時、全く気づかなかった、自分がいかに幸せを掴んでいるのか