空色ギターを奏でる彼女は僕の世界を変えていく   作:味なしコンフレーク

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1.5章のちょっとあとくらいの話。


自己紹介② 弓手ミブロー

 「客席(ギンガ)に輝く一等星(ひとつぼし)!!オシはイエロー・・・ユミテ!!」

「却下よ」

「ひどい!何でも良いって言ったじゃないでござるか、千聖様!!」

ショッピング帰りに寄った羽沢珈琲店にて推しの千聖様とティータイムを楽しんでいると、『自己紹介をやりなさい』という無茶振り。

「やり直しよ、ミブローさん。私が納得するまでね?」

「っ・・・!!千聖様っていつもそうですね・・・!俺のことなんだと思ってるんですか!!」

「私からこういう扱い方されるの、好きでしょう?」

「大好き!!」

つぐみちゃんが若干引いているが気にしない・・・イヴちゃんは今日も可愛い。推せなくなっちゃったから心の声でしか可愛いって言えないけど!!」

「というか、何でいきなり自己紹介?」

「貴方にマネージャーをやってもらおうかと思って」

「なるほど俺がマネージャーに・・・え?Manager??(ネイティブ風味)」

「アルバイトだけどね。貴方、まだ学生だし」

「いやいやいや!待って!ちょっと待ってほしい!!俺が?パスパレのマネージャー??・・・ここは天国でござるか?」

「光栄でしょ?」

「それは勿論!いや、でも・・・今のファンっていう立ち位置だけでも眩しいのに、そんな、更に近い立ち位置なんて・・・死んじゃう。尊すぎて死んじゃう。あと過激派に刺される間違いなく!」

「問題はそこよ」

「やっぱりそうなの!?」

「私のファンは、その・・・ヤバい人たちが多いから。かといってせっかく手に入れたおもch–––じゃなくて、お友達のミブローさんとはこれからも仲良くしたいと思っているわ」

「今、おもちゃって言おうとしなかったでござるか?」

「だからアルバイトではあるけれど、マネージャーとしてなら、事務所が守ってあげられる。どう?名案でしょ?」

そう言ってウィンクする千聖様・・・おいおい、可愛さで俺を殺す気か。

「色々とツッコミどころ満載ではござるが・・・背に腹は変えられないでござるな。よし!千聖様の提案に乗った!」

「・・・ヤッタ!

「え?なんか言ったでござるか?」

「な、なんでもないわ!!///」

 

 

『弓手ミブローです。日野芽学園大学の文学部1年生で、心理学を専攻しています。パスパレの大ファンで、推しはベース担当の白鷺千聖さんです。アイドルという仕事に真剣に向き合う彼女の姿は、自分自身も見習うべきだと思っていますし、尊敬しています。

今回、アルバイトという形ではありますが、パスパレのマネージャーという、とても重要な仕事を任せていただける事、大変嬉しく思っています。皆さんの期待に応えられるように頑張ります!よろしくお願いします。』

 

 

「・・・てな感じなんでござるが、どう?」

「驚いたわ・・・あなた、まともに自己紹介できるのね」

「酷い言われようでござるなぁ・・・まぁ、こう見えて拙者、良いところのお坊ちゃんでござるからなぁ、言葉遣いとかは厳しく躾けられてきているんでござるよ」

「勿体ない。普段からそうしていれば、貴方を見る周りの目も良い方に変わっていくのに」

「そうされてきたからといって、それが好きかどうかは別だよ。少なくとも俺は、自分のやりたい事や、なりたい自分を抑えつけて生きていきたくはない。『拙者』も『俺』も、どっちも同じ。大事にしていきたい自分自身なんだよ」

「そう・・・貴方は、そういう風に生きてきたのね。誰かに与えられたレールの上を歩いてきた私とは大違い」

「なら、これからは自分でレールを敷けば良いんじゃないでござるか?」

「そうね・・・パスパレなら、いつかなりたいわたしが見つかるかもね」




千聖「そういえばミブローさん・・・イヴちゃんのどこが可愛いの?」
ミブロー「そりゃあもちろん全b・・・あれ?」
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