空色ギターを奏でる彼女は僕の世界を変えていく 作:味なしコンフレーク
「
「却下よ」
「ひどい!何でも良いって言ったじゃないでござるか、千聖様!!」
ショッピング帰りに寄った羽沢珈琲店にて推しの千聖様とティータイムを楽しんでいると、『自己紹介をやりなさい』という無茶振り。
「やり直しよ、ミブローさん。私が納得するまでね?」
「っ・・・!!千聖様っていつもそうですね・・・!俺のことなんだと思ってるんですか!!」
「私からこういう扱い方されるの、好きでしょう?」
「大好き!!」
つぐみちゃんが若干引いているが気にしない・・・イヴちゃんは今日も可愛い。推せなくなっちゃったから心の声でしか可愛いって言えないけど!!」
「というか、何でいきなり自己紹介?」
「貴方にマネージャーをやってもらおうかと思って」
「なるほど俺がマネージャーに・・・え?Manager??(ネイティブ風味)」
「アルバイトだけどね。貴方、まだ学生だし」
「いやいやいや!待って!ちょっと待ってほしい!!俺が?パスパレのマネージャー??・・・ここは天国でござるか?」
「光栄でしょ?」
「それは勿論!いや、でも・・・今のファンっていう立ち位置だけでも眩しいのに、そんな、更に近い立ち位置なんて・・・死んじゃう。尊すぎて死んじゃう。あと過激派に刺される間違いなく!」
「問題はそこよ」
「やっぱりそうなの!?」
「私のファンは、その・・・ヤバい人たちが多いから。かといってせっかく手に入れたおもch–––じゃなくて、お友達のミブローさんとはこれからも仲良くしたいと思っているわ」
「今、おもちゃって言おうとしなかったでござるか?」
「だからアルバイトではあるけれど、マネージャーとしてなら、事務所が守ってあげられる。どう?名案でしょ?」
そう言ってウィンクする千聖様・・・おいおい、可愛さで俺を殺す気か。
「色々とツッコミどころ満載ではござるが・・・背に腹は変えられないでござるな。よし!千聖様の提案に乗った!」
「・・・ヤッタ!」
「え?なんか言ったでござるか?」
「な、なんでもないわ!!///」
『弓手ミブローです。日野芽学園大学の文学部1年生で、心理学を専攻しています。パスパレの大ファンで、推しはベース担当の白鷺千聖さんです。アイドルという仕事に真剣に向き合う彼女の姿は、自分自身も見習うべきだと思っていますし、尊敬しています。
今回、アルバイトという形ではありますが、パスパレのマネージャーという、とても重要な仕事を任せていただける事、大変嬉しく思っています。皆さんの期待に応えられるように頑張ります!よろしくお願いします。』
「・・・てな感じなんでござるが、どう?」
「驚いたわ・・・あなた、まともに自己紹介できるのね」
「酷い言われようでござるなぁ・・・まぁ、こう見えて拙者、良いところのお坊ちゃんでござるからなぁ、言葉遣いとかは厳しく躾けられてきているんでござるよ」
「勿体ない。普段からそうしていれば、貴方を見る周りの目も良い方に変わっていくのに」
「そうされてきたからといって、それが好きかどうかは別だよ。少なくとも俺は、自分のやりたい事や、なりたい自分を抑えつけて生きていきたくはない。『拙者』も『俺』も、どっちも同じ。大事にしていきたい自分自身なんだよ」
「そう・・・貴方は、そういう風に生きてきたのね。誰かに与えられたレールの上を歩いてきた私とは大違い」
「なら、これからは自分でレールを敷けば良いんじゃないでござるか?」
「そうね・・・パスパレなら、いつかなりたいわたしが見つかるかもね」
千聖「そういえばミブローさん・・・イヴちゃんのどこが可愛いの?」
ミブロー「そりゃあもちろん全b・・・あれ?」