空色ギターを奏でる彼女は僕の世界を変えていく   作:味なしコンフレーク

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良さげな没案があったので。
第1章「Spring Days」を、内容を一部修正して挿絵を追加しました。
よしなに。


IF Days:もしも深春と六花が前から知り合いだったら

 「わ、私!深春先輩のことが好きです!付き合ってください!!」

「・・・すまない。俺は六花とは付き合えない」

3月。別れの季節。上京する先輩に想いを告げた私の恋は終わった。

「で、ですよね。私、パッとしないっていうか、地味っていうか・・・」

分かっていたことだった。

どこか浮世離れした雰囲気の先輩は、学校中の女子の注目の的だった。

そんな先輩とギターの話で仲良くなって・・・もしかして?なんて、思い上がっていた、

「あはは・・・勘違いも甚だしいですよね。私こそ、す、すみません・・・っ」

やだ、泣きそう・・・フラれても泣かないって決めていたのに・・・っ。

「!?・・・ち、違うんだ!俺は、そんなつもりはなくて・・・」

「良いんです。私、分かっていますから。東京に行っても頑張ってください」

さようなら、先輩。さようなら、私の初恋。

「それじゃあ、私はこれd」

自戒(じか)ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイッ!!!!!!!!!!」

「ひぃいいいいいいいいいいいいいいッ!?」

突然 興奮する患者

もとい、奇声を上げて地面に頭をガンガンと打ちつけ始めた先輩に、失恋のショックで流れた私の涙は遥か銀河の彼方へとすっ飛んで行った。

「せ、先輩・・・あ、頭から血が・・・」

「ぐふっ・・・い、良いんだ。これは罰なんだ、六花・・・お前を泣かせたという許されない大罪を犯した俺への罰さ」

「ば、罰って・・・そんな大袈裟な・・・」

「大袈裟なわけあるかッ・・・時代が時代なら腹を切って詫びていたところだッ!」

「なんで!?」

「なんでって・・・六花を泣かすような奴は殺されても当然だろ?」

「・・・・えっとぉ〜・・・話が見えてこないんですが・・・?」

「・・・六花。大事な話があるんだ・・・俺は」

「(ドキ・・・ッ)え、ま、まさか、告白は俺からしたかったとかそういう!?だ、ダメッ!私、まだ心の準備が・・・ッ」

「俺はッ・・・・お前のことを信仰しているんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

「だからッ!俺はお前のことを信仰しているんだよ!お前はこの世界に舞い降りた天使いや!神!!俺みたいな下々の人間が汚していい存在じゃない・・・もちろん!お前の気持ちは嬉しい!お前と付き合えるなら俺は今日、死んだっていいくらい!でも、それはできない・・・っ!!」

「よ、よく分からないんですけど・・・先輩も私のことが好きってことですよね?だったらどうして付き合えないんですか!?」

「俺がお前とデートしているって想像したら・・・切腹しなきゃって思って」

「なんで!?(2回目)」

「だってそうだろう!?」

「いやいやいや!同意を求められても!!そ、そんなに好きなら付き合っt・・・なんで離れるんですか?」

「駄目顔近づけないで無理尊い、お前のご尊顔が尊すぎて蒸発する・・・ッ」

「今日まで普通に喋っていたじゃないですか!!」

「うん。俺頑張った。でも無理もう耐えられない。六花と同じ次元で同じ酸素吸って二酸化炭素吐き出していること自体が不敬な気がしてきた」

 

 

「今なら深春先輩の気持ち分かります・・・ポピパさんという神々は不可侵。並んでライブとか許されざる大罪なんです・・・!」

「分かってくれたか六花・・・今日も神々しいな」

「ありがとうございます」

「ロックがちょっと変わっているのはお前のせいk・・・って、ロック?なんで離れるんだ?」

「駄目です有咲先輩!その女神様のようなお顔を近づけないでください無理です尊い、ご尊顔がッ・・・ダメだ。ポピパさんとこの空間にいるのが万死に値する気がする・・・切腹しなきゃ」

「・・・おい。何かお前よりヤバくなってんじゃないか、深春?」

「は?俺の女神に文句か?死ぬか?」

「何でだよ・・・」

 

 




この世界の深春は千聖ではなく、六花と幼馴染です。
本編では、家族こそ愛情を注いでくれるものの、近衛本家からは疎まれて、数少ない友達だった千聖まで離れていき、『世界に認められるためには、誰かを助けるしかない」と考えて死に急ぎヒーローと化していた深春でしたが、この世界線では周りの噂に流されずに本編同様、手を差し伸べた六花に救われます。

そんなん、女神として崇めるしかないっしょ。
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